新しい領域を確立したデジタルカメラ・ビデオ(CASIO EXILIM EX-F1)

ディジタルカメラ、ディジタルハイヴィジョンカメラなど、各社多種多様なカメラ・ビデオカメラが発売されているが、その中でも異質で性能が頭一つ飛び出した素晴らしいカメラ(CASIO EXILIM EX-F1)を紹介したい。

私は、CanonのEOS-1D系列を使っているため、ほぼ最強の性能のディジタル一眼レフを有している。EX-F1は、ディジタル一眼レフの最高級のCanonのEOS-1D系列、NikonのD3を超えるようなカメラではなく、全く違った新しい領域の”ディジタル”な”カメラ”を作った、エポックメーキングなカメラと言える。

つまり、ディジタルなカメラは今まで
領域1)ディジタル一眼レフカメラ : Canon EOS-1D, Nikon D3など
領域2)ディジタル・レンジファインダーカメラ : Leica M8, Epson R-D1s
領域3)ディジタルコンパクトカメラ :Canon IXY Digital シリーズ、Nikon Coolpixシリーズ, Fijifilm Finepixシリーズなど
領域4)ディジタルハイヴィジョンビデオカメラ: Sony SR21, Canon IVIS HV20など

今回紹介のカメラEX-F1は、領域としては、領域3)と領域4)の中間に位置し、一部の機能は領域1)の高性能ディジタル一眼レフカメラの機能を備えた、新しいディジタルのカメラと言える。

まず、下の映像を見て頂きたい。

見ておわかりのとおり、このカメラは、毎秒300コマ(フレーム)、600コマ、1200コマのハイスピード撮影ができるカメラである。この機能により、上のような液体の動きはもちろん、ゴルフ・野球・テニスのスイング解析など、ハイスピード撮影を簡単に行うことができる(フォーマットはQuicktime形式H.264)。さらに、1920 x 1080のフルハイヴィジョンの動画撮影も行う事ができ、600万画素相当の普通の写真も撮影できる(RAW(DNG)記録もできる)

つまり、
機能1: 領域1の高性能の一眼レフなどが高精度な機械的なシャッターで実現していたハイスピード撮影(せいぜい毎秒10コマ)を、CMOSイメージャーの電子的なシャッターにより毎秒1200コマのハイスピード撮影ができる。

機能2: 領域3のコンパクトディジカメにあるようなSDレベルの動画機能ではなく、フル・ハイヴィジョンの動画撮影ができ、HDMI経由でハイビジョンテレビに表示、パソコンへ記録ができる。

機能3: 領域4のハイヴィジョンカメラがおまけでついているようなスティル画像(静止画)写真撮影ではなく、RAW保存もできる(ある程度ちゃんとした)ディジタルカメラとして撮影できる。

つまり、ほとんどの機能は、これ一台で事が済んでしまう。むしろハイスピード撮影はこの機種くらいしかできないのであるから、他を引き離しているカメラと言える。逆にこのカメラで事足りない機能は
1)超高画質な静止画写真:高性能一眼レフで実現可能
2)超高画質で超時間ハイヴィジョン動画:高性能ハイヴィジョンカメラで実現可能

この2点を目指さない限り、このEX-F1で十分であると思う。特に2)のハイヴィジョンに関しては、最近ソニーなどが何十時間も録画できる機種があるが、普段の利用でそんなに超時間の動画を撮影することがあるだろうか?ほとんどは1分以内の場面が多いと思うし、仮に運動会やピアノ発表会でも10分もあれば十分ではないだろうか?もちろんEX-F1は、SDカードに記録できるので、1Gあたり9分のフルハイヴィジョンが撮影できるので、4Gあたり買ってくれば30~40分動画撮影でき十分ではないだろうか?そう考えると、本当に何十時間も撮影できるハイヴィジョンカメラの用途が一般の人にあるのか疑問に思えてくる。1)の高画質な静止画に関しては、一眼レフを愛している宮下としては、やはり譲れない領域である。やはり画質やレンズを変えて表現を楽しむなどの領域は、このEX-F1では置き換えが効かない。つまり”良い”一眼レフと、このEX-F1があれば、ほとんどの”カメラ”の機能は実現可能だと思う。

EX-F1も別に静止画がそれほど悪いわけではないので、以下にEX-F1で撮影した写真を少し公開する。あいかわらずセンスの無い写真ではあるが、この程度の画像・画質で満足であるなら、このカメラ一機種で事が足りると思う。

EX-F1

EX-F1

EX-F1

以上、ベタ褒めなカメラであるが、少し気になる点(しょうがない点)を紹介したい。

・やはり一眼レフではないので静止画の使い勝手はEOS-1Dには到底及ばない。(ズームが遅い、AFが遅い、レンズが変更できない)
・毎秒300フレームなどのハイスピード撮影は、(当たり前であるが)1/300秒のシャッター速度であるので、1/300秒のシャッター速度で適正露出を得られる外光がないと、とても暗い映像になってしまう。夜にゴルフの打ちっ放しに行って、スイングチェックに使ったところ、夜の暗さで、1/300秒の高速連射では適正露出が得られずとても暗い動画になっていまった。これは原理的にしょうがないが、今後高感度特性が改善すれば少しは改善の余地があるので、次機種には期待したい。
・マクロがワイド側(広角側)のみであり、テレ側(望遠側)にマクロがない。テレマクロがないと小物撮影などには不利である。

私がまさかカシオのカメラを買うなんて過去には思っていなかったが、こういった素晴らしいカメラがでてくると、カメラもディジタル機器だなぁと思う一方、老舗カメラメーカーであるCanon, Nikonなどは是非がんばって欲しいものである。

薔薇の写真

20080417_Rose

20080417_Rose

今日もAND ONEにてお花を買ってきました。ものすごく綺麗な薔薇とガーベラを買ってきました。
最近、知人のセンスある写真やウェブに上がっている上手な写真を見ると写真をさくっと辞めたくなるのですが、
センスがなくても機械的に撮れる写真はあるだろうと、もうちょっとがんばってみようと思っています。
ただ、花はやはり写真ではなく、部屋に飾るのが一番です。本当に綺麗で気分が晴れ晴れしてきます。
AND ONEさんにお願いしてあるのですが、今年は薔薇の苗?(鉢?)とでもいうのでしょうか、部屋で薔薇に挑戦する予定です。 

ドイツ・ブレーメンを観る。

海外に限らず町中を歩いている時は、いつもその街を良く観るようにしています。そんな些細なことはブログに書くこともないのですが、せっかくドイツ・ブレーメンに来たのですから、私が今回観た物をざっくばらんに紹介します。

1) 自転車事情を観た。
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・日本と同じく、自転車の止めるところには困っている。

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・街の木にチャリンコをくくりつけている確率50%
・チャリンコのカゴが後ろに着いている確率80%

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・歩道と車道とチャリンコ道がちゃんと分けられている確率100%
(赤色の部分がチャリンコ道)
 自動車による交通事故死者数が10000を割り久しいですが、チャリンコ絡みの死者数は増大しています。日本は歩道がない、路上駐車で狭い、その状態でチャリンコが抜けていくので、この問題は急務です。今更難しいですが、このくらい広いチャリンコ道があればその数も減っていくのではないでしょうか。

2)ブレーメン人を観た
・男性の身長の平均は178cm *宮下目測
・女性の身長の平均は168cm *宮下目測
・学生っぽい人々のジーンズ率95%
・ブレーメン人のジーンズ率75%
・日本と違って、電車を待っている人が携帯をいじっている確率3%  (3%は通話。メールは皆無)
・逆に、電車を待っている人が何か食っている確率65%
・歩きたばこをしている若い女性50%
・男性が短髪95%
・トラム、車が居なくても信号を守る確率95%

3) 人々のモラルを観た
 ドイツは各都市を回りましたが、各町中にはトラムと呼ばれる路面電車が張り巡らされています。驚くのは、その電車はチケットを見せる機会が皆無に等しいことです。つまり、キセルをしても全くわからない状態です。日本人のように完璧に運賃を管理しているのに慣れている卑しい国民性からは、みんなキセルするのでは?と思いますが、その疑問を持っていることすら恥ずかしいと思うくらい、皆さん、ちゃんと切符を買って誰に見せることもなくトラムを利用しています。上にも書いたとおり、彼らは車が居なくても信号を守っています。信号に関しては私もどんなに細い道でも信号を守っているため、日本人の無視っぷりに常に腹立たしく思っていますが、ドイツに来ると、この誰もチェックしないチケットのシステムと、信号を守る国民性に大変感心しています。この国民性を見ると、刑罰を重くしてモラルコントロールする日本の法制度はやっぱり間違っているのではないかと思います。政治家、経営者、法律家も法の目をくぐることばかりに目を向けるようになってしまっていますよね。本来、モラルがあり”基本は守ってくれる”という前提が無ければ法律なんて成立しないわけで、どんなに複雑にしても抜け道を考えるような状態である今、まずモラルを教えないと駄目だと思っています。一方でたばこやゴミのポイ捨てはとても多く、その辺が残念です。

4) 車・トラムの動きのなめらかさを観た。
 ドイツに来て思うのは、タクシーにのっても、トラムにのっても、極めて加速・減速がスムーズでほとんど揺れないことです。今回、この理由を結構考えてみました。

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トラム

・石畳は、人が何百年も歩いているのでつるつるであり、道路自体が非常に平らで滑らか。
・アスファルトも日本のアスファルトとは少し違い、細かい石が散りばめられているのか、足をズリズリしても、スルっと滑るようなつるつるである。

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わかり辛いですが、正面が平らでつるつるのアスファルトです。

 欧州にいくと石畳が大変綺麗な町並みが多いのですが、その石畳のほとんどは何百年も人が歩いているからか、本当につるつるです。また石畳に比べて柔らかいアスファルトも同じようにつるつるであり、この上を走る車は大変滑らかに加速します。日本の車がどんなに優秀で衝撃を吸収しても、まずこの道路から違う気がしました。どの国とは言いませんが、3月になると問題のない道路を、わざと破壊し、再度作っている現状では、アスファルトも新調されてつるつるにならないのかなと思いました。確かにタクシーの90%はメルセデスですので、その車の性能で滑らかなのかもしれませんが、恐らく大因はこの滑らかな石畳、アスファルトでしょう。

・トラム、電車のレールのつなぎ目がない

 トラムも同様に非常になめらかな加速・減速をします。今度は道路のつるつるとは関係ないため、なぜか?と思いましたら、なんとレールにつなぎ目がありませんでした。ご存じの通り、日本の電車の”ガタン・ゴトン”は、レールのつなぎ目を車輪が通るときに鳴る音です。このつなぎ目に隙間が空いているのは夏の炎天下でレールが延びるのを逃がすためなのですが、なぜかトラム、またDB(ドイツ鉄道)のレールにも隙間がありませんでした。

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・レールが完全に溶接されてくっついている

 もちろんブレーメンにも夏・冬の寒暖差はあるので同じように伸びる問題はあると思うのですが、隙間は空いていません。特殊な金属、または寒暖差が少ないのでしょうか。このため、トラムは非常に静かで滑らかに走っています。

 以上の様に、ブレーメンを初めドイツでは、大変乗り物の乗り心地が良い気がします。道のつるつるさを触ったり、電車の継ぎ目を写真に撮るなど、どう見ても怪しい行動ですが、こういう理由であの滑らかさが実現していることがわかったのは大きな収穫でした。またトラムというシステムは良いものです。日本の電車はストップの場所が厳密に決められているため、少しでもオーバーすると戻ったり大変な時間のロスが多いシステムです。トラムでは、トラムストップの場所がトラムの長さの2倍くらいあるので、止まる場所なんてテキトーです。そのテキトーっぷりが、出発・停止の効率を格段に上げていて、どんどん流れているという感じです。日本の真面目さが逆にスループットを低下している現実を見ました。鉄道業界、新幹線で良い気になっていないで、もっと考えることは多いようです。

・トラムの運転手が足を組んで余裕っぷりで運転している確率60%:逆にその余裕でも大丈夫なロバスト設計になっている。

5)ブレーメンの町並みを観た

 昨日の記事でも紹介しましたが、町並みをもうちょっと紹介。
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ドイツ・ブレーメンに出張

仕事でドイツのブレーメンに来ております。ブレーメンは今回で2回目ですが、やはり落ち着いた良い街だなぁと思いました。移動や会議の合間に写真をパシャパシャとっております。CMOSイメージセンサーにゴミが付着しており、それが写真に写りこんでいますが、削除する処理が面倒なのでそのままアップしています(完全に手抜き)。

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とってもかわいい子育て写真ブログ”はる、るるる。”の紹介

今年の7月で30歳になるわけですが、さすがにこの世代になると友達・知人まわりが結婚・出産ラッシュでございます。

はる、るるる。
↑クリックすると”はる、るるる。”に飛びます。

今日は、その中の1人の友達の子育て写真ブログ”はる、るるる。”を紹介したいと思います。1歳の女の子”はるか”ちゃんが主人公でして、とってもかわいく、透明感のあるセンスの良い写真と写真のコメントがとても素晴らしいブログになっています。あと奥様が書いている”はる、るるる。”の舞台裏を綴った”しず、ずずず。”も面白くておすすめです。

一眼レフの基本的な使い方を教えたのは私なのですが、センスの欠片もない私の写真とは雲泥の差で、構図、はるちゃんの決定的な瞬間を捉えている、またそれを面白おかしく伝えるコメントなど、見ていて飽きない写真ブログとなっています。

はる、るるる。をごらんになって、良いなぁと思ったら是非コメントでも残してあげてください。そして、ご自身も一眼レフに挑戦しようと思いましたら、ご連絡くださいな。写真のセンス以外の技術部なら教えられます(笑)。はるちゃんとは、ご夫妻含め週末に会うことが多いのですが、毎週毎週成長していって本当にかわいいです。その一瞬は1回しかありませんから、是非良いカメラを買って残してあげましょう!!

2008年、年初め花写真(薔薇・ガーベラ・カーネーション・チューリップ)

あけましておめでとうございます。

昨年は祖母が亡くなったため、宮下家は喪中であり年末年始は行動を控えておりました(気持ち的に)

2008年がはじまりました。今年最初のエントリーは、花の写真を掲載することにしました。

いつもお世話になっている近くの花屋さん(AND ONE)に今年初めて行って来まして、薔薇やガーベラなどを買ってきました。AND ONEは、いつも素敵な店員さんたちが笑顔で迎えてくれ、完全に無知の私に丁寧な説明をしてくださいます。友達が家に来るときに限らず、普段からなるべく花を部屋に飾るようにしているのですが、その花は、いつもAND ONEさんの花を飾っています。一昨年から何度もお世話になっているため、ほんの少しずつですが花の名前がわかるようになってきました。母親がとても花好きで、小さいころから”何々の花が庭に咲いたよー”と言われ育ったのですが、当時興味のなかった私は覚えようとせずそのまま大人になってしまいました。そのおかげで、どの季節になんと言う名前の花が咲くのかというこの星に住む者にとって基本的な知識がないことに危機感を覚え、部屋にその季節の花を飾るようにしたのでした。宇宙の研究をやっているため、星や地球などに興味があると口ではいっておきながら、地球の公転のリズムに合わせて咲く季節の花の名前も知らないことに羞恥心を覚えたわけです。今となっては、実家に帰っては母親に咲いている花の名前を聞くようになりましたが、過去の自分にこの感覚を伝えられればいいなと思ったりもします。

今年もこの花達のように地球のリズムを感じて、楽しく、高く広い視点で生活できればと思っております。何か絡みのある皆様、今年もよろしくおねがいします。

今回の写真は、見る人の”重さ”をまったく無視し、高解像度で多量に掲載しています。表示が遅いなどありましたらごめんなさい。また画像をクリックすると非縮小、高画質JPEG圧縮の元データにリンクするようになっています。レンズは、Canon EF100mm F2.8 Macro USMと、Carl Zeiss Makro-Planar T* 60mm C f2.8 MM(J) (Y/Cマウント)の2本を使っています。久しぶりにカール・ツァイスのレンズを使いましたがやはりいいレンズです。ピントリングのヘリコイドの滑らかさは使っていてとても気持ちの良いものでした。やはり良い製品は良いですね。撮影は黒バックに、ディフューザを介して前から1灯、上から弱く2灯を焚いて撮影しています。RAW撮影でホワイトバランスのみCanon DPPで調整して現像しています。

2008年 年初め花達
チューリップ・バレリーナ
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TBS 世界遺産 “ベスト・オブ・世界遺産” Blu-ray版

毎週欠かさず見ているTBS世界遺産ですが、この度、初めてBlu-rayによるハイヴィジョン映像のソフトが発売されました。

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ベスト・オブ「世界遺産」10周年スペシャル (Blu-ray版) @ amazon.co.jp

既に同じ内容でDVD版が発売されていましたが、今回晴れてBlu-ray版で発売されました。映像は、1080i (おそらく1440x1080i)で、音声は、リニアPCMで入っています。音声は相変わらずの”世界遺産”サウンドで心地よく、映像は普段のTVで放映されているクオリティで収録されています。一方で放映時には、地デジ・BS-iの18Mbps程度のビットレートの為、ブロックノイズが発生する可能性がありますが、Blu-rayによる再生はそのあたりの心配がなく安心して見ていられます。

空から見る世界遺産ということで、万里の長城、アメリカ、イタリアなどが収録されていますが、とにかくイタリアの回が素晴らしく、素晴らしいです。とにかくどのように撮ったのか?と思われるほど素晴らしい空撮技術を使って撮影されており、普通では見られない角度から様々な世界遺産を見ることができます。

もちろん肉眼で見る世界遺産は最高のものですが、時間とお金の制限は存在します。人生で全ての世界遺産を回ることは不可能なので、この番組で良い世界遺産を選択するという意味と、実際に足を運んだ事がある世界遺産でも見たことない角度(空からなど)から見るという意味で、とても興味深い番組だと思っています。

とにかく素晴らしいのでご興味のある方は、是非ご覧ください。またウチに遊びに来ていただければバッチリお見せします!

フェルメール展と東京Midtown X’mas Illumination

国立新美術館で開催中のフェルメール展(正式には、フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展: 2007年9月26日~12月17日)に行ってきました。

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ヨハネス・フェルメール《牛乳を注ぐ女》
1658-59年頃 油彩、カンヴァス 45.5×41 cm
©Rijksmuseum Amsterdam

*公式サイトより引用

9月下旬から行こうと思っておりましたが、今回やっと行くことができました。大変混雑しておりますが、”牛乳を注ぐ女”は必見だと思いました。上の小さな画像でもわかるように、この絵には女性のエプロンとでもいうのでしょうか青い布の部分、またテーブルクロスの部分に青色が使われています。その青色が実際に見ると輝くほど美しく、液晶ディスプレイではなかなか再現できない鮮烈さと立体感がありました。アムステルダム国立美術館が現在(?)回収中らしく、その機にこの絵は日本初上陸ということです。フェルメールは30数点しか作品が残っていないようですから、日本で見るのはおそらく最後になるかもしれませんね。この絵を可視光以外の波長で科学的な分析もおこなっており、絵の右下の部分に洗濯籠を描こうとした痕があるようです。解説によるとそこに仮に籠があった場合絵全体の印象が変わってしまい、ここまで有名になったかわからないとまで解説してありました。写真でも構図というのはとても重要で、この”ない方が良い”という感覚は、柿右衛門の余白の美に通じるものがあるかもしれないですね。

今回フェルメール展となっておりますが、コンセプトとしてオランダの当時の風俗画を中心に構成されています。システィーナ礼拝堂で見たような宗教画ももちろんすばらしいと思いますが、人類の進化・歴史が好きであるため、風俗画というのはとくに興味を持っています。たとえば、賭博、女性を口説いている老人、男女の恋愛、家族団欒の光景など当時のオランダの生活が伝わってきました。はっきり言って今と変わっていないですね。

国立新美術館は場所が良く企画展を全部行っている気がします。昔は美術館といえば上野というイメージがありましたが、最近は六本木といった印象です。世界の名画を(各国は迷惑だと思いますが)こうやって気楽に見られるのは良い時代だと思いました。

さて、フェルメール展が混んでいたため一回りに2時間くらいかかってしまいました。すっかり周りも暗くなっていたので、ニュースで報道されていた東京ミッドタウンのクリスマスイリュミネーションを見に行ってみることにしました。昔は表参道の木々のイリュミネーションが黄色で綺麗だと思いましたが、六本木ヒルズに代表されるように最近は青・白系が多いですね。東京ミッドタウンでも例外ではなく、むしろやり過ぎ感たっぷりで目が痛くなりました。

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芝生の一面に青いLEDが置かれています。青い絨毯のようなイメージなのかもしれませんが、私にはこのセンスはあまり響きませんでした。とにかく派手にしておこう位の意図しかくみ取ることができず、私のようなセンスのない人間には良い写真の構図が浮かびませんでした(ので、とりあえず適当に撮ったものを掲載)

建物側には、塔のようなオブジェクトがあり人がたくさん集まっていました。

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中はこんな感じです。

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色も定期的に音とシンクロして変わっていました。教会の鐘の音も鳴っており(もちろん録音のもの)、いったいどこの国なんだろうかと、思いました。

木々にLEDを巻き付けるのはまだフラクタル的な要素があるので良いかと思いますが、とりあえず青いLEDをいっぱい光らせておけといった印象が残念でした。とはいえ、これはイベントですので、カップル、家族で綺麗だねと単純に楽しめば良いものだと思います。むしろでかいカメラで男一人で写真を撮り素直に綺麗だと思わない私の頭の方が心配です(笑)

科学未来館”地下展”とレインボーブリッジの夕焼け写真

お台場の日本科学未来館でやっている

企画展 『地下展 UNDERGROUND-空想と科学がもたらす闇の冒険

に行ってきた。日の出桟橋までチャリンコで出かけ、そこからチャリンコごと水上バスに乗り、船の科学館まで乗船。その後科学未来館で”地下展”を見て、今度は海浜公園から水上バスに乗り日の出桟橋に戻ってきたコースである。ちなみに水上バスは、荷物券という260円(たぶん)の券を払えばチャリンコを乗船できる。

今日は気候がとても良く、風も気持ちよくて絶好の水上バス日和である。何度も水上バスを利用している私であっても、今日の往復の水上バスは気持ちよかった。

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私は既に見慣れているが、真下の写真は珍しいかなと思い撮ってみた。

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レインボーブリッジを正面に見るためには、日の出桟橋からお台場行きではなく、船の科学館行きに乗ると良い(が、その後お台場の移動は大変である)

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未来科学館と覚えている人が多いが、科学未来館である。極めてどうでもよい。
午後5時閉館なので、CoConutsBoysバリにロマンチックにいく場合は注意が必要である。

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とにかく宇宙、空、海ではなく、地下に関わる特別展。妙に行ってみたかった。

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”我々はどのくらい地下をしっているだろうか?”という問いかけからはじまる。

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全部写真で見せては意味がないので、何個か紹介。
ノアの方舟というプロジェクト。永久凍土の下に、多くの種を残しておこうというもの。

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その種たち。

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地下といえば原油。原油もたくさんあるらしい。昔から変わらない”30年後に枯渇”するがいつまでたっても30年後である謎について紹介している(たいしたことではないけどね)

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写真の下に書いてあるとおり。

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誰も見たことのない湖。人工衛星の観測で、南極の地下3700mに地底湖が存在しているらしい。
地底湖というだけでバンホーさんを思い出してしまうのだが、なかなか魅力的な話である。
今は地上150m(だったかな?)で切削を止めているらしい。

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地球100億年を表す時計。これはかなりおもしろかった。
天井、側面の壁にプロジェクターで100億年を刻める時計が映し出されている。
今46億年目。この天井の下にはその時計のインターフェイスがあり、それをいじると、
上のスクリーンが変化し、また音も変わる。かなりおもしろい演出だった。必見。

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他の場面。

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さて、地下展を見終わったあと、お台場を散歩(チャリンコだけど)。だんだん焼けてきた。

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ちょうど焼けることを見計らって水上バスに乗る。
写真は、追っかけることよりも、焼けるまで待つなどシャッターチャンスを待つ方がおもしろいし。優雅である。

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そういえば、東京タワーの照明が変わった。
是非興味があれば、”メガスターII“のプラネタリウムと地下展へ。

東京タワーからの夜景写真

さて、空気がわりと綺麗だったので東京タワーに上ることにした。東京タワーブームなのか、平日にもかかわらず混んでいた。日本人はカップル、それ以外は外国人という客が多かった気がする。重たい写真機材を汗をかきながら持ち込んでいる人は少なかった。写真を撮っていると実によく話しかけられた。やはり地方から来た人が多かった。東京に住んでいて東京タワーに一度も行ったことがないひとも多いらしい。話しかけられる理由は簡単で、写真を撮る際に内部の光反射を防ぐため黒布でカメラを覆って撮っているからである。詳しくは、過去のエントリー”夜景写真の撮り方“で紹介している。しかし今回、あまりに人が多く、黒布を張って撮影するのは明らかに邪魔で気まずかった(笑)。そのプレッシャーに押され完全に遮蔽できていない写真が多く、少し変な光が入ってしまったのがある。またレンズと汚いガラス窓に距離ができてしまい解像度があまり良くなく、眠い写真が多くなってしまった。まだまだ修行が足りない。

ちなみに東京タワーは工事中で、網などが張ってありその網に照明が反射して少し幻想的な感じだった。

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六本木ヒルズ&ミッドタウン。少し遠くに新宿副都心。

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三田の方向。道がヒトデに見える。

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お台場方面。画面反射が酷い・・。

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銀座方面。

解像度が出ていない写真であるがクリックすると縮小前の画像が見られる。