抹茶:上林 綾の森
主御菓子:干菓子 青楓
茶碗:日田焼 丹丘作
薄茶器:平棗 扇面 天の橋立
茶杓:常使い
蓋置:七種蓋置き:蟹
水差:越前漆器 春慶塗 釣瓶水差
建水:春慶塗 曲建水
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋
点前:平手前。薄茶。二服。拝見あり。
東京も梅雨入り致しました。梅雨入りを決めるのは気象庁の職員が何人か集まって梅雨っぽいと思ったら梅雨入り宣言をするらしいです。
梅雨といえばアジサイ。本当に色が多彩で綺麗です。
Wikipediaよると、一般的に使われる`紫陽花`という漢字は若干勘違いから来ている様です。諸説あるようですが、最も有力とされているのは「藍色が集まったもの=あづさい(集真藍)」がなまったとのこと。確かに藍色綺麗ですものね。他にも花の色がよく変わることから「七変化」「八仙花」と呼ばれることも。確かに自然の花でもここまで色豊かな花も少ないかもしれませんね。
梅雨時期は気が滅入りますが、集真藍でも見て過ごしますかね。
今日は茶の湯の稽古。稽古を始めた頃は洋服(+帯だけ巻いて)で稽古に通っていたのも最近は着流しで通うようになり、電車等移動もだいぶ慣れてきました。しかし今日は夏陽気だったので、袷の着物は実に暑く。
来月で茶会デビュー(亭主と板東+雑用)ですが、今日の稽古はその最終確認。お友達が亭主の時に板東をやったり、その逆をやったりととっても楽しく。そして奥深く。毎度の事なら勉強になります。しかし板東をやっていると友達の綺麗なお点前が見えないのが少し残念だったかな。今回の茶会での道具の組合せを先生に見せて頂きましたが、香合などとっても素敵なもので、遊び心もあり興味津々でした。6月らしく、涼しげな道具の組合せになりそうです。
来月の茶会で使う袴のお仕立てが上がってきたので取りに行ってきました。馬乗りです。とっても良い感じ。やっぱり出来合の物が多い時代にこうやって仕立てて貰うというのは愛着がわきますね。大切にしようと。さすがに正式な(最高格)の仙台平は高すぎて手がでませんでしたが、まずはこの袴で。これだと知人の結婚式にも出られますし。
昨日優秀な後輩の結婚式でしたが、残念ながら黒スーツでの参加でした。スーツでの結婚式参加は昨日をもって最後にしたいものです。せっかくの日本に生まれておきながら着物で冠婚葬祭に参加するのはやはりもったいないなと。それにしても年下のお二人の結婚式でしたが、素晴らしすぎておっさん(私)はウルウル来そうでした(笑)とてもしっかりしていて、同じ歳の頃の自分と比べると雲泥の差。こんなに将来が心配”する必要がない”カップルもないですな。末永くお幸せに。
7月になりますと盛夏の着物になるわけで、麻の反物をちょうど探していました。袴をいつもの閉店セールのお店に取りに行ったところ、いままで無かった麻の反物(男性用キングサイズ)が入っていました。閉店じゃないの?という疑問を抱きつつ5本新しく入ったとのこと。というわけで、麻の反物を買ってきました。お仕立ては茶の湯の先生のお知り合いに特別お安く仕立てて頂けるのでとっても安心です。もちろん良い反物は上天井であるのでしょうが、まずはこんなところから。
盛夏の着物も楽しみです。さて、暑い中どれだけ着物で出かけられるか。洋服よりも涼しいのかなど楽しみもあり。
先週後半の家での茶の湯の稽古は、神田神保町の御菓子処”さゝま”さんの主菓子でとっても素敵でした。よって紹介。
抹茶:上林 綾の森
主御菓子:御菓子処 さゝま `玉川(錦玉羹)`
「小豆の漉し餡と白餡と黒胡麻の入った白餡を錦玉羹で固めた物です。美しい流れの玉川を表現しています。」とのこと。田舎で川遊びをしたのを思い出します。いかにも涼しげ。
抹茶:上林 綾の森
主御菓子:御菓子処 さゝま 紫陽花(錦玉)
紫陽花。素敵ですよね。梅雨の時期は憂鬱ですがこういう御菓子を見ると少し気持ちが晴れますね。
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日本政府観光局がとっても素敵な外国人向け`日本`紹介動画を作成しています。もう数年前作成の物ですが、内容的に全く色褪せるものではなく。その為FullHDではなく画質が悪いですが、実に素晴らしかったので紹介。音楽も素晴らしく。
本当にこの国に生まれて良かったと思います。茶の湯を始めて、指先に気を遣うようになり、茶人・日舞の方達の手の動きの美しさにはっとさせられます。自分が同じようにできないから美しいと感じる。これも茶の湯を始めて良かったことの一つです。
第十五回目稽古2013/05/26