民主党大勝について考える。

今回の衆議院総選挙で、民主党が圧倒的大差で大勝しました。選挙前から勝敗は明らかでしたが、300議席を実際に超えたのを見ると、ここまで大勝するとは私も思っていなかった気がします。今回のブログでは、政治に素人の私が今回の選挙について思うことをつらつら述べたいと思います。ちなみに私も民主党に投票致しました。理由は自民党じゃない与党を一度見てみたいという程度の考えで、小選挙区で投票した方の政策、人格などは全く知りません。

1)選挙前のマスコミ報道=ほとんどプロパガンダ
 昨日の選挙一週間前あたりから、新聞社が事前に行った事前調査で、民主党が大勝するという報道が一斉にされました。おそらく大方のテレビ局で報道していたと思います。あの報道の仕方は、最後一週間で更に民主を伸ばす方向に働いたと思います。個人的に候補者を知っていれば、その人の人格、政策で判断するかと思いますが、地方から東京に出てきている私なぞ、東京の候補者なんて会ったこともないですし、該当演説も聞いたことがありません。そうなれば、今回の選挙前の各社報道番組、新聞記事は完全に民主党側に国民意識を傾けたと思いますので、ほとんどプロパガンダだと思います。
 報道番組に出ていた政治評論家は、選挙前のこのような事前調査は信用できず、”よりもどし”現象(つまり事前調査で少ない政党により戻して、逆に票が入る)があるみたいなことを言っていましたが、あれだけの報道をしておいてそれはないでしょう。民主が大勝することは分かっていましたが、ラストの報道期間の姿勢は、改めて検証する必要があると思います。テレビ、インターネットがほぼ100%普及し、近所付き合いが希薄となった現代日本において、国民全体の意志は以前よりも簡単に報道で傾けられます。もちろん一部の優秀な人たちはその裏を読んでいると思いますが、国民全体で見たときにどう傾くかという点では多いに影響力があると、今回の選挙・報道で感じました。

2)候補者は選挙活動、政治家としての活動をどう表現すべきか?
 1)にも関係しますが、これだけ大きな波に体勢が飲み込まれる選挙状態なので、1候補者としての行動の仕方が難しいと思います。もちろん選挙コンサルさんみたいな方がマニフェストの政策から、選挙活動の戦略まで考えているとは思いますが、そういったノウハウも効かない大きな波が今回あった気がします。地元で数秒間握手をしたところでその人の人格が分かるわけではないですし、選挙前しかそういった活動をしないわけですから、逆に”こんな時だけ地元に来て握手”というのが不快に思うこともあると思います。
 インターネット全盛の時代ですから、候補者は全員、”毎日”ブログを書くのはどうでしょうか。
・”毎日”日記を書くことは労力が要ります。さらに、その日どこ行って、何食ったなんていうブログではなく、政策、政治に関してどのような考えをもっているのか述べるわけですからかなり労力が要ると思います。我々は、候補者が、過去からちゃんと政策を述べられているかなどを判断できますし、毎日とはいわなくても、1年単位のアーカイブのあるブログはすぐにはでっち上げられないものですから、良い判断基準になります。人間関係が希薄になりマスコミ・ネットからしか候補者の情報を得ることのできない時代にとても良いのではと思います。また候補者・政治家も毎日政策を言葉に落とし込むことで、自分の考えに新たな発見があると思います。
・ブログも使えないような時代に乗り遅れている人を排除できる。

3)国民は馬鹿ではない。重鎮議員は引退を。
 1)でマスコミのあり方を述べましたが、一方でマスコミ・インターネットの影響で国民は随分政治(裏側)を見ることができるようになりました。はっきり言ってしまえば、政治家が50年以上やってきた”こういった方法をとれば、馬鹿な国民はこうなる”みたいな上から目線の政策は全く通じない国民になったという事です。これだけ天下り、年金問題、無駄遣い問題の報道がされていれば、政治家、官僚達がどんなことを考え、建前と本音も両方国民ははっきり分かっています。未だに昔の方法で大御所政治家が得意げに振る舞うのは止めて頂きたい。今回の選挙で元首相なども落選したので、だいぶ浄化が進むと思いますが、重鎮とか言われている方達は、引退して頂きたいです。今まで日本を支えてきてくれたのかもしれませんが、もう通用しませんので、若手に早くバトンを渡して上げて欲しいです。
 2)でブログも使えないような人と書きましたが、ブログが特別素晴らしいツールとは思っていませんが、これだけ簡単になったブログ自体(日記が電子化しただけ)をできない、もしくはやろうとしない方は、国をドライブすることはできないと思います。
 大変失礼な書き方をすれば、ご自身の財産で十分に余生を過ごせる方は政治をやるべきではないと思います。将来の政治不安に関してリアル感が無いと思いますし、自分の政策で、自分の将来の不安が解消されるという緊張感がないのは良くないと思います。そういう意味で財産が多く、しかも政治団体に迂回させて相続税をスルーして財産を受け継ぐ世襲議員も禁止すべきでしょうね。生涯賃金を稼いでしまった裕福な方は、短い人生ですから世界遺産巡りでもしてゆっくりしてください。貧乏で必死な人たちが政治をすべきです。
 政治家の給料は国民の前年の平均所得+αにすれば良いと思います。そのような劣悪職業になったら、本当に政治をやりたい人しかならないでしょう。

4)民主党は与党としてやっていけるのか?財源は?
 上記の質問は繰り返し自民党が選挙前に民主を叩く上で使っていました。民主党を応援というよりも、自民党を引きづり落とすという投票をした人も多いでしょうから、民主党が政権与党の場合どうなるのか楽しみなところです。私としては、自民党が与党として、”やってこれていない”ので、十分に民主党でもチャンスはあると思います。がんばって欲しいものです。とはいえ新人議員さんは官僚さん、省庁官庁で議員のいろはを教わるわけですから、構図は変わらないのでしょうね。子供手当に数兆円規模の予算が必要な様ですが、補正予算が15兆あったんですから、どこかにあるでしょう。あるというよりは、既設の予算組があがってくるでしょうから、そこを”出さない”という決断が、民主党ができるかですね。

5)宇宙開発は?
 私にも関係のある宇宙開発は、今回の選挙後どうなるのでしょうか?長妻議員の様な方が宇宙業界に切り込んだり、国民生活一番主義で進めば、宇宙開発予算は削られるでしょうね。宇宙開発は、夢は与えるかもしれませんが、生活は豊かにならないですし(自ら首を絞める発言ですが)。とはいえ、この国は今後上がる要素がほとんどないので、切り詰める必要があるならそれはやはり受け入れないといけないと思います。新与党が宇宙開発をぶった切るのか、やはり国防などと絡めて宇宙開発は継続すべきと判断するのか、楽しみなところです。

あまりの大勝で議員秘書などが不足しているなど、しばらくはまともに与党として機能しないかもしれませんが、ルーキー精神でがんばってもらいたいです。どうみても先細りの日本経済を食い止められるか期待してみてみようと思います。
 

映画”96時間”(Taken)を見た。

リュックベッソンさんが脚本を手がけたフランス映画“Taken” (邦題 96時間)を見てきました。
まず、96時間という邦題を付けた方のセンスに驚かされます。Takenの掴みが悪いと判断したのかもしれませんが、”96時間”というのはさすがにないと思いました。96時間という数字はこの映画において全く重要ではありません。24(Twenty Four)のまねなんでしょうが・・・。

さて、ディアドクター劍岳の感想ブログで、洋画のアクションは見ないと言っておきながら、Takenを見てきてしまいました。スピード感もあって、主人公が超強く、普通に楽しめました。

さて、Takenの感想はその辺にして、この映画では興味深い発見がありました。
六本木ヒルズの東宝シネマで見ていたのですが、隣に帰国子女だか、ハーフだかの女性が靴を脱いで足を横の席に投げ出して座っていました。投げ出していた席は私が予約した席だったのですが、空き空きだったので、仕方が無く更に隣の席に座ることにしました。

さて、この女性は、もう漫画に出てくる様なコテコテの外国人で、映画の場面場面で、Oh my god, Oh shit!, Oh my gosh, Wowなど連発しまくりでした。映画はテンポ良く人を殺してゆきますから、その度にoh, oh, ohですからうるさくて仕方がありません。脚本がベタなので、どう見てもこのキャラは途中で殺されると見え見えで、やはり殺されると、今日一(今日一番)のOh my god!が出ました(笑) その人物が映画で割と重要なキャラだったのですが、そのキャラの殺害にその女性は泣いておりました。

ディアドクターのブログで、私は邦画が好きであると述べました。それは母国語であり、更に行間を読むことが多い日本語ならではの、考えさせられる映画が好きという理由でした。しかし、隣の女性のリアクションっぷり、およびあの場面で感情移入して泣いてしまう(感動の映画じゃなく、アクションでキャラが殺されたという場面で)のを見ると、やはり英語がネイティブの方は、私が字幕で見ている洋画とは感覚が違うのではないか?という疑問が生まれました。私が仮に英語がネイティブで会ったときに、私が邦画で感じる感覚が、映画”スピード”見ても感じられるのではないかと。まぁ、そればかりは、私がもっと外国語を学ばないと結論が見えませんが、今回は、ああいう外国人もいるんだという驚きと、彼女が特別だったのか?アメリカの映画館ではみんながそうなのか?よくわかりませんが、とても興味深い体験でした。デーブ・スペクターがなぜあんなにつまらないベタなダジャレを連発するのかも分かった気がします。

そういえば、アマルフィも見てきました。アマルフィという土地は映画に全く関係がありませんでしたが、やはりイタリアの風景は素敵ですね。邦画ではアクションをやってはいけないことを証明してしまったくらいお金も掛けていて一生懸命作ったという感じでした。あれだけ豪華キャストでイタリアでやったのですから、アクションは洋画に任せておけば良いというのが分かる豪華な内容でした。ドラマの24などは1話数億掛けているのですものね。アクションは脚本・演出を含めかないませんね。

そういえば、20世紀少年の最終章も見てきました。漫画の忠実再現度は素晴らしかったです。研ナオコの役どころが最高でした。淡々と見ることができました。この映画はディジタル上映だったのですが、今後ディジタル配給が増えていくるのでしょうね。映画の始まる前にDolby-Digital, THXの宣伝がありませんでした。Blu-rayで配給されているのかはわかりませんが、ヒルズの東宝シネマズよりももっと最新の映画館では、Dolby True HD対応などが始まっているのかもしれませんね。

予告でやっていたのですが、山崎さんの沈まぬ太陽が映画化されるのですね。これは楽しみです。

夏休み宿題代行業に関して考える。

本題に入る前に、今日カップの自動販売機でココアを買いました。60円の普通のココア、80円のホイップココア(ホイップ=ホイップクリームの意)があり、ここは奮発して80円のホイップココアを選択しました。いつも使っている自販機だからでしょうか、注ぎ終わったサインのLEDがつくのを確認せずにフライングで取り出してしまった様です。取った直後にホイップが出て、全て下の流しに落ちてしまい、結局普通のココアになってしまいました。と話がずれました。

近年この時期になると話題にあがりますが、夏休みの宿題(読書感想文、自由研究、ドリル、プリント、習字など)を、代行して行うビジネスが横行しています。数年前から取りだたされていますが、未だに検索すると多くの業者が存在することから、需要があるのでしょうね。小学校・中学生は、基本的にお金を持っていないでしょうから、親が頼むわけです。夏休みがあと1週間で終わってしまうので、今がまさに書き入れ時でしょうか。

ある業者さんのケースを紹介します。直接引用するとその業者さんに迷惑かけそうなので、概要だけ。

・夏休みの宿題を業者に送信
・業者は、約2日程度で代行する
・宿題の返却と支払い

扱っている内容:
・ドリル1冊 3万円
・プリント1枚 2000円
・読書感想文 400字詰め原稿用紙毎に5000円
・観察記録 30000円
・図工・工作・自由研究など 20000~50000円
・習字 筆記レベル選択、毛筆・硬筆選択可能 1枚3000円

 私の夏休みの思い出と言えば、ラジオ体操とプールにいってスタンプを集めたりした思い出が大きいですが、やはり夏休みの宿題を、夏休みが終わる直前にまとめてやっていた記憶があります(笑) 概して計画的には進まないとは思いますが、こういった代行業をお願いする親たちは、どういった心持ちなのでしょうか。

・子供が勉強をしない。言ってもやらない
・とはいえ白紙のまま学校に持って行かせるのはまずい?恥ずかしい?
・自分でやるのは面倒くさい。むしろできない。
・代行業で済ませよう

といった流れになるのでしょうか。私が期待するのは、学校の先生が普段の生徒の実力(筆跡、文章作成能力、研究能力、習字のレベル、文字の癖など)から、明らかに本人がやっていないことを判定できていることです。普通に考えれば、分かりそうなものですが、これはお子様がやったものじゃないですね?とは、現在の学校教育の現場では親には追求できないのでしょうね。0点でも付けようものなら、PTAに訴えられるのでしょうか?

私としては、受動的な体制でしか教えない日本の教育制度に大変な不安を感じています(私が習ってきた教育です)。まもなく破綻する日本経済で生きていくためには、正しくなくても、妄想であっても、自分で課題を見つけ、研究し、考察が甘くても何とか自分の言葉で結論まで持って行くという一連のプロセスを身につけないと、とても苦労するのではないかと思います。日本の教育制度において、このプロセスをやるのは唯一夏休みの自由研究だと思っています。朝顔の観察なり、もう何万人も過去に行い結果が分かっていても、とにかく自分で自然の現象を見て、何か課題を見つけ、調べ、間違っていても自分の考えを紙にまとめ、そして発表する訓練をして欲しいと思っています。

その一連のプロセスが癖付いたあとで、勉強というのは、

・課題・問題点を設定する精度を上げる:多くの知識を学びどのような点が本質的に問題となっているかを正確に見極める。また研究であれば他の人がやっていない点に着目する。
・研究・実験する精度を上げる:多くの数学・多くの実験手法・多くの機器などの方法を学び、より深く現象を追求・観測・観察できる術を身につける。
・結論の精度を上げる:求められた研究結果から課題・問題点が解決できる結論を導き出す。多くの文献などを読み結論を推論する力を身につけ、人に説得させる文章作成能力、および発表(プレゼン)能力を身につける。

ことだと思います。小学生の頃は、課題設定もイマイチで、研究手法も曖昧で、結論も中途半端だった物を、多くの勉強を学ぶ事で、将来の研究、ビジネスなど社会に通用するレベルに上がっていく(精度を上げ・粒度を細かくする)のが教育の一側面だと思っています。そういう意味で、今持っている知識と能力の範囲で良いので、この課題検討・研究・実験・結論・発表という過程の癖付けを訓練してほしいなぁと思っています。このような思いから、今の教育制度で唯一このプロセスを学べる夏休みの自由研究を、代行させちゃうのは余りに悲しいですし、その子の将来が心配です(上から目線ですみませんが)

この点に関連した問題点として、日本の大学の就職活動があります。一時よりは緩和されましたが、普通は大学3年生の冬期から就活が始まって、大学4年の夏には内定が決まります。その後遊んでいる学生が多い様です。これは明らかにおかしな状態です。世界基準で見れば日本の大学生は全くといっても良いほど勉強をしていません。そのため、(学部の場合)大学で身につける勉強・研究に対して企業はほとんど期待していません(大学側にももちろん問題があります)。大学の勉強内容に期待していないわけですから、企業側も面接の際に、大学時代に苦労したバイトなり、留学先の思い出なりで、どのように考え、どのように対処して行動したのかなどでその学生が企業が求める人格に近いかで判断しているわけです。

私が提案したいのは、大学生には全員卒論を書かせて、その卒論のプレゼンを企業の就職面接で行うべきだと思います。会社としては、卒論の内容が会社の業務に関係ないものでも、その卒論のテーマをどのように決めて、どのように実験・研究・調査をし、どのように結論を導きだしたのか。またその内容を1冊の卒論という書類にまとめ、ちゃんと時間内でプレゼンをする。上記の夏休みの自由研究と同じプロセスで、小中高大と学んできた粒度の細かい、内容の深いプロセスを発表すれば、その人となりが良くわかると思います。その一連のプロセスがまだまだ社会に通用しないものでも、自分で考え、書類にまとめ、プレゼンをするというのは社会で、会社でかならず必要な物ですから、学生達にとっても良い練習になりますし、企業側も研修の手間を省けますし、口だけ達者でロジックの弱い学生を面接で振り落とすことができます。私は大学4年の12月までに卒論を書き上げ、1~3月の3ヶ月で就活をするという形で良いのではないかと思います。

子供も居ない私が随分上から目線で述べておりますが、この国の将来を考えると、教育制度改革は真剣に取り組まなければなりません。その第一歩としては、お子様をお持ちの方は、新学期にお子様に配られる教科書を一度目を通して、質問に完璧に答えられるように準備をするべきかなと思います。一番身近な大人(親)が答えられないものを、学校に押しつけている姿勢では、まずお子様は学ぼうとは思いません。私に仮に子供がいて、自由研究とかしはじめたら、私が全部やってしまいそうです(文部科学大臣賞を目指して)

WeatherNewsのSOLiVE24がとても面白い。

民間の気象情報会社である株式会社ウェザーニューズが、24時間リアルタイムで”空”をライブ中継するインターネット番組”SOLiVE24“を配信しています。WeatherNewsは、気象という情報に対してあらゆる角度から情報を集め、分析し、配信している会社で、最近ではゲリラ雷雨防衛隊などでテレビなどで良く特集されていますよね。

WeatherNewsの24時間、空をライブする番組 – ウェザーニュース

さて、SOLiVE24の特徴です。

・お天気の番組を24時間リアルタイムでライブ中継しています。とても個性的で元気なお天気キャスター(11人)が交代で担当し、天気予報はもちろん、気象に関する内容や、WeatherNewsサポーターからの気象情報・写真などを紹介しています。

・インターネットで配信しています。媒体は、Adobe AIRを使ったリッチインターネットアプリ(Win, Mac対応)で、AIRを使ってこれだけの配信システムは世界でも珍しいのではないでしょうか?AIRは、ウェブでは一般的になったFlashがウェブブラウザーを飛び出てデスクトップアプリになった形ですね。すぐにバージョンアップもできますし、ネットとの融和生も良く、素敵なプラットフォームだと思います。またSOLiVE24のアプリ・システムを作っている方はかなりの技術力だと思います。感心しています。

・昨年度からP波とS波の伝搬速度の差を利用した緊急地震速報がはじまりました。先日の静岡での大地震の際に、私は初めてテレビで地震速報をみました。東京では速報から5秒後くらいに地震が来ましたが、確かにあれば有用ですね。さて、緊急地震速報に続いて、地震の状態がリアルタイムで分かるシステムをご存じでしょうか?私は、2ちゃんねるの地震速報だと思っています(笑) あれこそ人類(日本人)の人海戦術センサーであり、非常に高速・強力です。地震が起こっている最中に、”地震キター@地域”が連発するので、あの解析を進めれば相当正確な地震判定ができそうです(笑)。さて、SOLiVE24は24時間リアルタイムなので、その地震速報に迫る高速メディアだと思っています。地震が起こると、お天気キャスターさん+ウェザーニューズの専門家さんが一気に地震速報番組に切り替えるので、NHKよりも速いと思います。ちょうどSOLiVE24を見ているときに地震が起こったことは何度かありますが、優秀なメディアだなぁと感心しました。

・SOLiVE24は、AIRのリッチっぷり(IT用語です)を利用することで、いわゆるライブ番組を一方的にダラダラ見ているのではなく双方向・参加型のシステムを実現しています。最近、テレビ番組で視聴者投票などが多いですが、ベースがインターネットですのでSOLiVE24の番組参加システムは強烈です。番組を見ている人々とチャットができ、またお天気キャスターさんに向けてのコメント(チャット)もできます。もちろん変なコメントは却下されますが、ちゃんとしたコメントでしたら、リアルタイムでキャスターさんに伝わるので、番組参加”感”は高いと思います。明らかにキャスターさんのファンが集まってきていて、常連さんはいるようですが・・(笑)。
 また、4択のアンケートもできます。これもテレビ番組でも最近見かけますが、それはあらかじめテーマを決めた内容でガチガチのものだと思います。SOLiVE24では、キャスターさんがその場でアンケートを考え集計できるので面白いです。
 更に、ブラウザ+任意のURLを起動できるので、キャスターさんがあるサイトを紹介するときに、簡単にそのサイトへブラウザで表示ができます。テレビですと”続きはウェブで”なり、”~~で検索”みたいな感じですが、ウェブサイトとその場で連携できるのは強力です。
 ここで紹介している機能は、インターネット全盛の時代からすれば、誰もがそれはできるだろうって思うかもしれません。しかしそれを実際にシステム化して実際に運用していることが凄いです。おそらく世界でもトップを走っているメディアシステムかと思いますので、今後同じ仕組みが増えていくかもしれませんね。この成功とおもしろさは、”テレビはリアルタイムだけど一方通行”、”インターネットは双方向だけど非リアルタイム(時間軸がない)”という2のメディアを融合させて、”リアルタイムで双方向”を技術的に実現し、実際にコンテンツも気象・地震など刻一刻と変わる内容をキャスターさんたちが配信している点にあるかと思います。テレビのニュース番組も生放送が基本ですが、それでもある程度台本は存在すると思います。一方でSOLiVE24は24時間生放送なので、キャスターも画面には見えてこないスタッフもその場で放送内容を作り上げ、トラブルも笑顔で解決しながら進めてゆきます。そんな”生”感も臨場感があって面白いです。

・24時間ライブ中継なので、時間はたくさんあります。天気予報だけではなく、天気図の見方、このような気圧配置の場合はどういう天気になりやすいとか、勉強になることが多いです。また、天気予報がはずれた場合のフィードバックもユーザーから行い、なぜ予報が外れたかなども解析して今後の精度良い予報のつなげています。

・お天気以外にもいろいろ番組企画があって、ソライブ女学園(金曜日夜)などでは、毎週いろいろな分野の専門家を呼んでキャスターさんたちとその分野について学ぶコーナーなどもあります。私もウェザーニューズの衛星に関して、開発者という立場で先日出演させて頂きました。他の週の専門家さんたちは、本当に素敵な方達で、私の会だけヘボく無かったか心配です(笑)

”お盆”という行事について調べ感銘を受けた。

お盆を、長野の実家で過ごしてきました。そういえば31回もチャンスがあったくせに、お盆の事をよく知らずに生きてきたことに気がつきました。
そこで、せっかくですのでお盆の事をについてウィキペディアで少し調べて見ることにしました。そんなこともしらねーのかと突っ込まれるかもしれませんが、31回目にして、もやっと知っていたお盆に対して、少し理解が進みました。

何せ知識源が、ウィキペディア+Googleの検索1ページ目以内ですので(笑)、大したものではありません。そこで、箇条書きでまとめることにより、このエントリー(記事)だけで概要が分かるように目指してみました。もちろん本当の起源に関しては諸説あるようで、私の誤解もある可能性を考えると内容を鵜呑みにするのはやや危険です。所々、リンクを張ってありますので、詳しくはリンク先を参照頂ければと思います。

サンスクリット語のullamvana[ウランバナ](=逆さ吊りの意)から、音写語として、”盂蘭盆会”(うらぼんえ)となった仏教的な行事が、日本に伝わって”お盆”になったものである。

・盂蘭盆会とは、お釈迦様の弟子にあたる、目連という人の”母親”が、餓鬼道(六道の1つ)に落ちた伝説”目連伝説”がベースとなったと言われ、インドの行事ではなく、中国に伝わった時にできたものらしい。ちなみに六道は、仏教において迷いのあるものが輪廻するという6つの世界の事。餓鬼道の他に、天道、人間道、修羅道、畜生道、地獄道がある。つまり餓鬼は地獄ではない。

・餓鬼道に落ちて喉が渇いて飢えた母親を、お釈迦様の教えに従って、安居(あんご)の時期に食料のお供えをすると母親に食事・水が届いたという伝説らしい。または、供養することで母親を救ったという話もあるらしい。

安吾(あんご)とは、僧が集まって一斉に修行する事、またはその時期を示すらしく、安吾の最終日は旧暦7月15日になるらしい。つまり、盂蘭盆会とは、”目連伝説”を受けて、父母や先祖の逆さ吊り(母親が餓鬼道に落ちた事から)など苦しみを、7月15日にお供えして、苦を救うという行事の様である。

・盂蘭盆会は、中国では、538年に行われたような記録があるらしい。日本では少し遅れて、606年に推古天皇が、657年に斎明天皇が行った記録が、日本書紀に残っているらしい。つまり大化の改新の頃には既にあった行事の様である。

・日本に伝わった時には、仏教の行事であった盂蘭盆会から、日本古来の信仰である古神道などと融合して、変化していったものらしい。

・日本では、古来より、旧暦の初春と初秋の満月に祖先の霊が子孫を訪れて交流するという行事があったらしい。初春の行事が正月になり、初秋の行事が、盂蘭盆会と融合してお盆になったという説があるらしい。ちなみに初秋の満月とは旧暦7月15日(旧盆)にあたる。つまり安吾(あんご)の最終日と一致する。

・七夕(たなばた):元々は、棚幡(たなばた)と書き、7月7日に故人を迎えるために、精霊”棚”(しょうりょうだな)を用意し、その棚に”幡”(はた)を備える行事で、旧暦7月”七”日の”夕”方に備えたことから、七夕(たなばた)というようになったらしい。おひりめ・ひこぼしの話の前に、お盆に関連する1つの行事だったらしい。今は8月15日の月遅れ盆が主流なので分離してしまった。ちなみに宮下家は、お盆の時に、精霊棚を用意します。

・旧暦7月10日は、釜蓋朔日(かまぶたついたち)といい、地獄の釜の蓋が開く日と言われていて、一般的にお盆の始まりの日とされているらしい。(一方で仏教的には旧暦7月1日~24日がお盆らしい)。釜蓋朔日は宮下家では行わないが、これは盂蘭盆会の影響なのだろうか?祖先が地獄から来ることが前提となっているのだろうか??盂蘭盆会は地獄ではなく、餓鬼道であり、この辺が日本に伝わって、いろいろ変化している様子が分かる。

・また祖先は、お墓に居ると一般的に考えられているが、一方で、”山”や”川”に居るという考え方があり、お盆前に山や川から里に通じる道の草刈りをして、故人が歩きやすくするという地方もあるらしい。(宮下家はおこなっていない。祖先も墓から来ると教えられている)

・旧暦7月13日に”迎え火”(むかえび)を行う。これは宮下家も墓参りをして、ワラを炊いて、”盆さん、盆さん、この灯りでおいでなすってよぉ~”と歌いながら祖先・先祖さんたちを呼びます。基本的にこの行事は多くの地方でやっているのではないでしょうか?この行事も良く調べてみると諸説あるようで、火を炊くのは、お墓ではなくて家で炊き、祖先が山・川から来るための目印とする。墓参りは、”お盆の時期は、祖先が家に居るので、墓を留守にしている。その留守の間にお墓を掃除してあげよう”という考え方もあるらしい。

・旧暦7月16日に”送り火”(おくりび)を行う。祖先が山・川へ帰ると考えられている地方は、五山送り(京都)や、灯籠流しなどで送ることもあるらしい。宮下家では、家の前で火を炊き、お墓で火を炊き、”盆さん、盆さん、この灯りでお帰りなすってよぉ~”と歌いながら送る。

・旧暦7月十五夜 または十六夜(いざよい)には、盆踊りを踊る。その名の通りの盆踊りなのであるが、これは地獄や餓鬼で苦しんでいる受苦を逃れた者達が、喜んで踊る姿を表していると言われる。もともとお盆は旧暦(天保歴など)をベースとしている。日本の現在の暦は、太陽暦をベースとしたグレゴリオ歴であり、1872年に日本で採用された。太陽暦は、その名の通り、太陽を地球が1年掛けて公転するのをベースとした暦である。一方でその前の旧暦は、太陰暦をベースとしていて、”月”を満ち欠けを基準とした暦である。つまり、7月15日 or 16日は必ず満月になり、盆踊りは、月明かりで夜通し踊れたらしい。この辺は大変おもしろい。(ちなみに天保歴は太陽の公転を考慮した太陰太陽暦である)

・宮下家では、お盆に精霊棚を作り、”茄子”と”きゅうり”に爪楊枝を4本指すことで足にして、トウモロコシの髭を尻尾に見立て、馬と牛のオブジェを作る。これは、正式名で”精霊馬”というものらしく、私は意味も知らずに備えていた。これもどうやら意味があり、”きゅうり”は、”馬”と見立てて、あの世から速く帰ってくる気持ちを込められており、”茄子”は”牛”と見たてて、少しでも長くこちらの世界にいるようにゆっくりと歩き、更にたくさんのお供えものを持って行けるようにという気持ちが込められているらしい。とても素晴らしい。

■最後に・・・・

今回、お盆を調べたことで、いろいろ目から鱗でした。旧暦の日付コントロールが本当に美しかったのに感動しましたし、31回意味も知らずにやっていたお盆の行動が、1つ1つちゃんと意味が込められている事に深い感銘を受けました。祖先を大切に敬うというのが、盂蘭盆会から始まるお盆の考え方ですが、私としては、この忙しい時代にお盆だけは、実家に帰り、両親に顔を見せ、親戚同士で1年の健康を確認するという意味でもお盆という行事は本当に素晴らしいものだと思っています。大切に伝えて行きたいものです。

Windows 7 (製品版)を使ってみた。特にXPモードが素敵。

* 2009年10月21日追記: 一番下に補足を追記。

2009年8月6日から開発者向けにWindows 7の製品版の配布(ダウンロード)が開始されました。
一般販売は、2009年10月22日(日本語版)との事です。

Win7は、Beta版は過去に1時間ほど試して、Vistaと同様の印象しか持たず速攻で消しておりましたが、製品版ということで再度インストールして一通り試してみることにしました。

329,000件。この数字は何の数字を表しているか想像つきますでしょうか?
答えは、Googleで、”Vista + 糞”で検索した場合の検索結果数です(笑)
この数からも表しているように、Vistaは大失敗のOSでした。
使いやすくもなかったですが、とりあえず皆さんが使い慣れていたXP以前のインターフェイスを、
全てリセットするように一新(笑)し、遅い、重いで突っ込まれまくりのOSでした。
ついには、誤解があったもののマイクロソフト社(副社長)が、Vistaを飛ばしてWin7に移行するようになどの報道もありました
(実際には現在Vistaに移行して検査をするならWin7に移行すべきという内容だったようです)

とりあえず、家に余っていた古い2台のPCにインストールしました。
現在、メモリ価格が暴落しております。メモリ4Gを搭載することは、ハードウェアの制限が無ければ容易な事です。
私もCADなり重いソフトを多用するため、4G以上しっかり使うためにも今回は64bit版を採用しました。
マイクロソフトもWin7でしっかりと64bit化をソフトウェアベンダーに促すべきだと思います。MacOS XもLinuxもとっくに64bit化していますし。

インストールしたOS : Windows Vista 7 Ultimate (English + Japanese Language Pack) X64 (64bit版)

テスト環境1) 自作PC (Asus P5B-E, Intel E8400, Mem 2G Bytes, NVIDIA Geforce 9600GS, SATA 320GB x2 (RAID0 via ICH8R)

オンボードのRAID( ICH8R )でRAID0を構成しました。Win7のDVD-BOOTインストールでドライバーなども必要なく普通にインストール完了。

見た目はVistaライクですので、私的には使いにくいです。一方でXPは良かったといつまでも言い続けていても仕方ありません。女子高生はあらゆるウェブを携帯で見るそうです。PCに慣れた私から見れば、携帯の画面でウェブを見る感覚と、携帯のボタンで文字を打つ感覚が遅すぎて理解できませんが、その理解ができないと”おっさん”らしいです(笑)。古い物は良かった・・・というのも分かりますが、新しいものにも慣れないといけません。

さて、Vistaにもあったパフォーマンステストです。
20090812_win7_006
クリックすると拡大

Win7から最高7.9点になったようです。Dual CoreのE8400 (3GHz, 2コア)で6.5を出した他には、あまり大したスコアが出ませんでした。(部屋の型落ちPCを使ったからなんですけど)
RAID0を組んでハードディスクが5.9なので、もうSSDのRAID0などは必須になってくるかもしれませんね。パフォーマンスに関してですが、CPUもメモリも安いこの時代、ストレージが明らかなボトルネックとなっております。
それにしても、Vistaが最高5.9点、Win7が最高7.9点と、最高点の決め方がマイクロソフト的で素敵です。

20090812_win7_005
(クリックすると拡大)

Win7 64bit OSに関して色々ソフトをインストールしてみました。
この図でも出ていますように、
・Google Chrome
・Firefox
・Google Earth
・iTunes
・iSafari4
NOD32 V4 (宮下が使っている軽いアンチ・ウイルスソフト)
などは全く問題ありませんでした。ほとんどがWOWで動いている様ですが、問題ないでしょう。

私が注目していたのは以下に示しますXPモードと呼ばれるものです。
開発をしていると、Visual Studio 6系(Visual C++ 6.0)を使わなければいけないケースが多々あります。
Visual C++ 6.0はVistaではインストールできず、Microsoft的にも公式で非サポートを表明し、困っておりました。
マイクロソフトは、このようなXPソフトがVISTAで動かなかった事を懸念し、Windows 7の上位EditionにXPモードというものを搭載しています。
感覚的には、Win7上に仮想PCを構築し、WinXPを起動するというものですが、Intel Virtualization Technology (以下Intel VT)を通すことで、
仮想PC上からも直接CPUの命令セットを実行できるため、大変高速です。
今までもマイクロソフトは無償でVirtual PC 2007という仮想PC環境を提供していましたが、XPのOS自体は自分で用意しなければならなかったなど、いろいろ不便でした。

今回Win7に搭載されたXPモードは、” http://www.microsoft.com/windows/virtual-pc“よりダウンロードできます。
2008.08.12現在、XPモードおよびVirtual PC環境は、RC(製品候補リリース)であるため、10/22頃の一般販売までにXPモードも製品化になるのかと思われます。
さて、XPモードは、XPのOSのライセンス(仮想ハードディスクファイルみたいなものを配布している)も含まれているため簡単にインストールできます。

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図は、Win 7 64bit UltimateにXPモードで、WinXPを起動している状態です。
さらにWinXPには目的のVisual C++ 6.0 SP6をインストールしてMFCダイアログベースのソフトウェアをビルドし、実行した状態です。
全く問題ありませんでした。動作も機敏で、かなり良い感じです。この時点でWin 7のXPモードは使える!と思いました。
何よりもWin 7 64bit上でうまく動くか心配でしたので安心しました。ちなみにXPモードの内部は、32bit版のXPが入っているようです。
ちなみにXPモード内部のメモリに関しては、XPモードを起動する時に設定できます。割り当ては大きくすることはできますが、メインメモリから割り当てられるので、メインメモリを超えることはできません。今は4Gくらい積んでいるでしょうから、XPモード側に1Gくらい割り当てても余裕かもしれないですね。

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CPU-Zとタスクマネージャーを起動しているところです。
E8400ですので2コアのCPUですが、XPモード側では、1CPUとして認識しています。
クロック周波数は、Intel VTの恩恵(?)でしょうか?、E8400の標準動作クロック(3GHz)を常に示しています。
E8400は、Intel Speedstep Technology(でしたっけ?)でCPUが暇な時は、FSBが落ちて2GHz程度に抑えます。
今回の図で面白いのは、Win7側は、2GHzで休んでいるのに対して、XPモード側は3GHzで常にテンパっています。
後のQ6600のQuadCoreの時にも述べますが、どうやら、XPモードではCPUの1コのコアをそのまま渡して、しかも最高クロック周波数で動作するようです。

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オーバークロッカーではないので、現在の素敵なベンチマークソフトを知りません(笑)
よって、昔からあったHD Benchというのを思い出してWin7とXPモードのそれぞれで比較してみました。
CPU, Memoryなどはほぼ1/2で、DualCoreの1つのコアをそのまま渡して動作しているような感じですね。よって、XPモードはとても快適です。
HDDもあまり速度も落ちず良い感じでした。

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今回のXPモードの面白いのは、単に仮想OSを立ち上げる機能だけではありません。
図のスタートメニューにも分かるように、XPモード内でインストールしたVisual C++ 6.0をスタートメニューから直接呼び出せます。
プロセスは、仮想OS上で起動するので、タスクマネージャーの”vmal.exe” (Windows Virtual PC Application Laucher)と vpc.exe (Virtual PC ホストプロセス)という形で立ち上がっていることが分かります。
普通でしたらmsdev.exe (microsoft visual c++のプロセス名)になりますので、仮想的に上がっているのがわかりますね。
これだと、全く普通のアプリとして旧XP環境アプリを起動できるので非常に便利です。ちょっと感動しました(笑)

テスト環境2) HP ML110 G4 (Intel Q6600 E0, Mem 4G Bytes, NVIDIA NVS295, SATA AHCI 80GB x1)
+ BIOSにてIntel Virtualization TechnologyをEnableにした。

HPの格安サーバーHP Proliant ML110 G4にQ6600 (2.4GHz : Quad Core)のCPUを載せたPCにインストールしてみました。
ML110 G4はオンボードでRAIDを搭載しているのでRAID0インストールを目指しましたがRAIDドライバーがWin7標準では搭載されていないため、インストールできませんでした。
そこで、SATA AHCIで普通にインストールしました。Intel VTはBiosデフォルトですとDisableになっていたので、これを機にEnableに変更しました。(インストール後の変更でも構いません)

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ビデオカードがPCI-E x1の貧弱バス+カードなので遅いです。
CPUは、Q6600がQuad Core(2.4GHz)の恩恵でしょうか?、E8400(Dual Core 3.0GHz)よりクロックが遅いにも関わらず7.1がでました。

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同じくHD Benchでの比較です。CPU/Memに関しては、Win7のちょうど1/4程度がXPモードとなっていますので、4コアの内、1コアをそのままXPモードに渡している様な動作ですね。

総括

・Win XPの軽さは、今となってはとても魅力ですし、シンプルで素敵なOSだと思います。一方で現実問題として、XPのメインストリームサポートは終了しましたし、新しいOSに移行せざるを得ません。Google Chrome OSは魅力ではありますが、私の様に開発系、CAD系、学術系のソフトを多用する環境ですとしばらくはマイクロソフトOSに頼らざるをえません。そういった現状を考えるとWin7はXPモードもあり割と良いのではないか?と思っています(思うようにしています)

・XPモードの完成度は高く、最新のCPUの1コア分のパワーをそのまま投入できるので、動作も軽く良くできていると思います。実際に私のニーズであったVisual C++ 6.0も快適に使えましたのでこの辺は素晴らしいと思います。ただマイクロソフトはVistaの移行が進まなかったのはソフトウェア互換が問題だったという風に思っている様なのでそこは考え直してもらいたいです。駄目なのは無駄に派手で重いインターフェイスです。

・今回のXPモードの搭載も含め64bit化は行けるのではないでしょうか?むしろ32bit版を廃止するくらいの政策で良い気がします。メモリがこれだけ安いですし、Win7 Ultimate 64bit新規インストール完了時に既に800MBytes程度メモリを使うことから考えても、4Gの壁なんぞ(むしろ3.xGBytes程度しか認識できない問題)早く取っ払わなければなりません。

・CPUのクロックアップが、Intelも厳しくなりマルチコア化に向かっています。今回のXPモード(使う人はマイナーだとは思いますが)なども考えてQuad Coreはいろいろ有用かもしれませんね。クロック周波数が高いDureCore E8XXX系を好んで使っていましたが、これからはQuad Coreを使っていこうかなと思うようになりました。

・一般発売まで2ヶ月ありますので、これから問題点なども出てくるかとおもいますが、XPで止まっている方は、そろそろ腰を上げないといけないかもしれませんね。

2009年10月21日追記:

検索からくる方が多い内容について少し補足します。

・Windows 7 64bitをインストールしても、XPモード(Virtual PC自体)は32bitです。決して64bitのXPが入っているわけではありません。
・XPモードは全Windows 7に搭載されている訳ではありません。Professional Edition以上です。Ultimateとか、Enterpriseとか。一般のPCにバンドルされているWin7では対応していない可能性があるのでお間違えなきよう。
・XPモードのメモリは、メインメモリから任意のサイズを割り当て可能です。(もちろんメインメモリ以内)
・個人的には64bitがオススメだと思いますし、私も64bitを使っていますが、とにかくプリンタドライバまわりやや心配です。普通のアプリであれば、ほとんどがWOWで動くのですが、デバイスドライバは64bit用専用で作らなければならず、たとえば大手のCanonのプリンターでもwin7 64bitドライバーは”現時点”で公開されていません。2009年2月現在では、大手プリンターのドライバーはほとんどWin7, 64bit対応になっています(もちろん非対応もあるので事前にご確認を)。この問題はマイクロソフトが積極的に64bitドライバを用意するように何らかのキャンペーンを張らないと進まない気がします。win7では32bit版を使わずに何とか乗り越えたいものです。

映画「ディア・ドクター」を見てきました。

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映画「ディア・ドクター」を見てきました。映画監督「西川美和」さんの映画は、前作の「ゆれる」を見て大変感動し、この映画も是非みたいと思っておりました。

見る映画と言えば邦画が多く、洋画はヨーロッパ映画か、ミニシアターでのマニアックな作品程度です。少なくともハリウッドのアクションは特別な理由が無い限り退屈なので見ることはありません。VFXが毎年発達していて凄い技術だと思いますが、逆に凄すぎて非リアル感たっぷりで萎えてしまいます。昨日見てきた「劔岳」(もちろんCGは使っているとは思いますが)の自然の猛威を見ると、逆にVFXの精度が上がれば上がるほど、チープに見えるなぁと思いました。

さて、邦画を好きな理由は英語が苦手なのもありますが、日本語らしい”行間を読む”的な、台詞と台詞の間にある奥ゆかしい感覚があるからだと思っています。つまり、台詞で全て言ってしまうチープな映画に比べ、その台詞に込められたもっと深い意味であったり、出演者の立場に自分が仮になった場合にどう思うだろうか?など、映画を通してその世界に入っていけるような感覚がとても好きで、つい邦画ばかり見てしまっています。もちろん洋画にも良い映画はたくさんあり、私も好きな映画はありますが、きっと字幕を通しているからなのでしょうね、淡々と見てしまうことが多い気がします。

西川監督の映画は、前回のゆれるでも相当に考えさせられましたし、本作「ディア・ドクター」でも随分考えさせられました。笑福亭鶴瓶さんが過疎村の唯一のドクターとして登場するわけですが、いわゆる日本の現在の僻地医療の実態をベースとしたお話というものであれば、普通の映画だったと思います。この映画はその実態の紹介なんぞほんの序の口で、その後に人間ドラマ、医療とは?医者とは?人を救うとは?先生とは?など色々考えさせられる映画でした。

学校の教師も、医者も、弁護士も、代議士も”先生”と呼ばれます。goo辞書で先生を調べて見る

(1)学問・技芸などを教える人。また、自分が教えを受けている人。師。師匠。また、特に、学校の教員。
(2)学芸に長じた人。
(3)師匠・教師・医師・弁護士・国会議員などを敬って呼ぶ語。代名詞的にも用いる。また、人名のあとに付けて敬称としても用いる。
(4)親しみやからかいの気持ちを込めて、他人をさす語。「大将」「やっこさん」に似た意で用いる。
(5)自分より先に生まれた人。年長者。
goo辞書”先生”より引用

(5)の様な”先に生きる”=先生という文字通りの言葉から、人に教える人という様な意味までたくさんありますね。
これだけInternetなどで情報が共有され、医療の分野に限らずあらゆる分野で国際学会が開かれ最先端の技術が研究・議論されている現代、最新の(医療)技術はある意味統一化されています。とはいえ医療技術の統一化は最近の事であり、少し前までは、”この葉っぱを煎じて飲ませると頭痛が治る”とか、そういう先人達の知恵みたいなものが各地方・村などにあり、それを一番よく知っている長寿のおじいさんみたいな人が尊敬され、まさに”先生”だったのかなって思います。資格社会の今、医師免許を持っているのが先生なのか、親が医者だから医学部に行った人が先生なのか、ブラックジャックみたいな技術だけ一流の人が医者なのか、この映画の笑福亭鶴瓶さんが演じているような人が先生なのか、いろいろ考えさせられました(ちょっとネタバレですが・・)

西川監督は、”ゆれる”も含め、オススメの映画監督だと思います。

映画『劔岳 点の記』を見てきました。

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映画『劔岳 点の記 -ツルギダケ テンノキ-』

ずっと見たかった映画「劔岳」を見てきました。
明治時代後半(日露戦争後)に、日本陸軍は最後の三角点を劔岳頂上に置くために向かいます。その実話をベースとした話でした。
GPS全盛の時代、三角点を用いた測位は本当に大変だと思いましたが、明治時代ですよね。凄い仕事だと思いました。

本当に素晴らしい映画でした。実話がベースというのもそうですが、ドキュメンタリータッチで感動というような場面はありませんが、淡々と描かれる事実が逆にリアル感を持って見ることができました。まずあの吹雪が凄いですし、その吹雪の中撮影した監督がすごいと思います。

もしご覧になる方がいたら、この実話を”調べずに”行った方が良いと思います。結果は知らないで見た様がよりリアル感を持って見ることができます。

浅野忠信さん、香川照之さんはじめ演技も素晴らしく、本当にのめり込んで見ることができました。
この映画の中で、浅野忠信さんの奥様役で宮崎あおいさんが出演されていますが、もうその素晴らしい大和撫子的奥様っぷりが本当に素敵でした。柄にもなく、ああいう奥様は、本当に素晴らしいなぁと思いました(笑) 

もう1週間くらいで公開も終わってしまいますが、もしご興味があれば。

オリンパスE-P1の対抗馬Panasonic DMC-GF1の噂。

2009.09.18: 追記: 購入しました。https://www.spacewalker.jp/archives/1404

2009.09.01: 追記: おそらく2009.09.02に発表されます。明日ですね。楽しみです。
2009.09.02: 追記: でました! DMC-GF1

多くのサイトで孫コピーされていますが、Panasonicの新しいコンパクトデジカメの情報がリークされました。

マイクロフォーサーズ規格のマイクロ一眼 (*注意:光学ファインダーは外付けのため”マイクロ一眼レフ”ではない)
Panasonic DMC-GF1という機種の情報が中国サイトからリークされました。

宮崎あおいさんのかっこいいCMでも話題になっていますが、オリンパスのマイクロ一眼 E-P1が絶好調の様です。
今までのコンパクトデジカメと比べると、イメージセンサーも大きくレンズも交換できますから、画質も良いですし、幅広い写真表現が可能ですよね。
今回のPanaのGF1は、E-P1に真っ向から戦うことになるカメラです。
Canonも来週あたり、EOS-60D (7D?)やPowerShot G11あたりの発表がありそうですが、高級コンパクトデジカメという分類ですと、このE-P1とGF1は頭が一つ飛び出た高性能なカメラです。

E-P1はお店で触りましたが、とても良くできている良いカメラだと思いました。
しかし今回のリーク情報を見ると、宮下的にはE-P1よりも更に魅力的なカメラっぽいです。

・E-P1よりも更に一回り小さい
・E-P1が見送ったスピードライト(フラッシュ)を搭載:宮下は使わないけど。
・ハイヴィジョン動画(720p)がH.264形式で満足(本当は1080pをがんばってほしかった)。OlyのE-P1はMotion JPEGなので圧縮方式が今更NGです。
・どうせ値段が1.5倍くらい高いだろうけど、LeicaのOEMモデルが発表されるだろうと予想されます。ここまで高性能なコンパクトデジカメならD-LUX4ではLX3に比べて高いという印象でしたが、十分に使えるカメラという意味で多少高くても、アリだと思えるカメラになる気がします。デザインも含め大変楽しみです。
・これはE-P1でも共通ですが、マイクロフォーサーズ+ライカMマウントアダプターを付けて往年のMマウントレンズを楽しめますね。とはいえ、35mm換算で2倍程度になってしまうので、かなり使うのは大変そうですね・・。Summilux-M f1.4/21mm ASPH.あたりでしょうか・・。高いレンズでちょっと手が出ませんね・・。ものすごく素敵なのですが・・。

(2009.08.09追記:あくまで噂ですが((FT3) The additional Panasonic GF1 specs ?)、1080pのFullHDに対応かも?ということです。それは大変素晴らしいです。DMC-GH1がFull HD対応ですから可能性は十分にありますね。とはいえ、全面右下にAVCHD Liteの刻印がありますので、720pが濃厚ですかね・・。エコポイントも含めテレビが絶好調の様で、多くの家庭がFullHD化していますから、1080pになってほしいですね。

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20mmのパンケーキレンズ(ライカ製)も出るようですよ。35mm換算(2倍)で40mm相当ですね。これ一本付けておけば普段は大丈夫ですね。

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このボディでLeicaのOEM版はかなり楽しみにしています。

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11番のダイヤルがどれだけ使いやすいかですね。A(絞り優先)モードの際の絞り変更がどれだけ一眼レフなみに高速に変換できるかが、宮下的に注目の点です。

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スピードライト(フラッシュ)の外付けもできますが、これは外付け光学ファインダーを付ける人は多いでしょうね。私も付けるかもしれません。

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上記のE-P1よりも一回り小さいですね。とはいえ、ほとんどかわらんですね。

一眼レフは、Canon, Nikonがトップを走っています。さすがは老舗カメラメーカーです。私も画質面で言えば、EOS-5D MarkIIなど頂点を走っているカメラだと思っています。
一方でこのマイクロフォーサーズを用いた、高級コンパクト一眼(マイクロ一眼)というジャンルは、逆にエレキメーカー(パナソニックなど)ががんばれる領域ですね。パナはレンズをライカに頼んでいますし、十分に勝機があります。おそらくCanonの新高級コンパクトG11ではかなわないと思います(1080pのH.264動画を乗せてきたら凄いですが)

相変わらずカメラのメカの話ばかりでまともな写真が全然アップされませんが、写真もがんばります。

DS全盛の時代に、”はないちもんめ”などの古い遊び・童謡はどうなのか?

今年の正月に実家に帰省した歳に、由紀さおり、安田祥子姉妹による日本の有名な童謡の数々を歌うという番組が放送されていました。
”夕焼け小焼け”、”赤い靴”など、いわゆる日本の古い童謡と呼ばれる曲が数々ながれていたわけですが、聞いていて凄く懐かしくもあり違和感を覚えました。
由紀さおりさんたちも含め、祖父・親父の世代は小さい頃に、まさにこの曲の歌詞にあるような情景で遊んでいたのだと思います。その情景を体感しているので、懐かしいと思うわけですが、現代のNINTENDO DSをはじめとしたゲームが全盛の子供達にこの歌は理解できるのでしょうか?

花一匁(”はないちもんめ”)の歌詞と遊びを考えて見ます。

「勝って嬉しいはないちもんめ」
「負けて悔しいはないちもんめ」

花一匁のwikipediaに詳しいですが、もともと花屋と花を買いに来た人の、”花の値段の値切り”に関する歌が表向きの意味となっています。
もんめ(匁)は、江戸時代の尺貫法における質量の単位であり、1文銭の重さに由来したもの(現在の5円玉の重さ(3.75g)も同じ)らしく、花を買う単位でもあったらしいです。花を1匁という安い値段で値切られて悔しい、逆に値切ることができて嬉しいという意味の様です。一方で、裏の意味として、貧しい農家の家庭が、人身売買で、子供をたった1匁の値段で売るという時代背景を込めた歌とも言われているようです。この裏の意味がないと、歌詞後半の”誰々が欲しい”の部分が成立しません。この非常に暗い時代背景を含めた歌・遊びを、今後も子供達に使っていくのはいかがなものでしょうか?歴史的な事を教えるのには良いのかもしれませんが、理解が難しい気がします。また、DS全盛の時代に、歌ってじゃんけんをするという行為に子供達が楽しいと思えるのか甚だ疑問です。最近は、砂場などがある公園に子供達が集まってきて、DSをやっています(もちろん全ての子供がそういうわけではありません)

同じように、”赤い靴”に関しても考えてみます。

「赤い靴」
野口雨情作詞 本居長世作曲

赤い靴(くつ) はいてた 女の子
異人(いじん)さんに つれられて 行っちゃった
横浜の 埠頭(はとば)から 船に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう
赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢(あ)うたび 考える

全てwikipediaを参照すると危険なのですが(笑)、とりあえず赤い靴のwikipediaを参照しますと、

モデルの女の子がいて、アメリカ人宣教師に女の子が連れて行かれてしまう(実際には連れて行かれずに東京麻布の孤児院に預けられていた)というお話を読んだ歌らしいです。
この歌の歌詞もかなり強烈で、モデルの女の子おが居たわけですから、そういう歴史背景・時代背景を考える上では良いのですが、とにかく暗いお話です。
今、この歌を子供達が幼稚園なり小学校なりで歌うのかわかりませんが、Internet全盛時代で、世界中を人々が行き来する時代にエイリアン扱い(異人)で連れて行かれちゃう感の歌は、そぐわないかもしれません。

2つの古い歌を取り扱いましたが、今後このような童謡が残っていくのでしょうか?貧しくて、物がない大変な時代背景などを後世に残すという点では意味があると思いますが、現代の子供にとって、環境が違いすぎてなかなか理解できないのかな?という点と、我々が高齢者世代になったときに、”夕焼け小焼け”を懐かしいと思うのか、それともドリカムなり、ミスチルなりを懐かしいと思うのか?という点に関して、先述の番組を見ていて違和感を感じました。

Engadgetに面白い記事がありました(iPod世代の13歳にウォークマンを使わせてみた)。iPodに慣れた子供は、カセットテープの”裏返しの概念”、”巻き戻し、早送り”、”ノーマル・ハイ・メタルのポジション”の理解をするのに苦労した様です。特にハイやメタルは、イコライザーの設定だと思ったことがとても面白いです。

我々の世代はゲームウォッチ、ファミコン、パソコンが子供の頃にできたわけですから、アナログの木登りなどを体験しつつデジタルゲームに入っていきました。一方で、最初からInternet、携帯電話、DSがある世代に何も考えずに上記の様な古い歌を与えるのが良いか考えなければ行けないと思っています。その時代時代に合わせたものを作っていく必要があるのではないかと思います。Blu-rayなり大容量NASであったり、大量のデーターをアーカイブできるようになった最初の世代が我々の世代です。つまりデータとして、いくらでも残せるようになりました。その中で、過去を象徴するものとして何を残すのか、また我々の世代を象徴するものとして何を作り、何が残るのか考えていくべきではないでしょうか。過去の象徴はそれこそ先に挙げたような歌を歴史背景と供に残せば良いかと思いますが、我々の世代は何かあるのでしょうか?過去のブログ(アンパンマンは教育的アニメなのでしょうか?)でも述べましたが、この30年ちかく子供達のアイドル・ヒーローが変わっていないの点を危惧しています。子供達の喜ぶものは普遍的に変わっていないとも読み取れますが、普遍的に喜ぶものを考え、新しいキャラクターをやなせ氏よりも若いクリエイターが打ち出さなければいけないと思っています。これに関連して、我々の世代、現在子供達が高齢者になったときに、懐かしいと思う物を作り、その次の世代が過去はこうだったと伝えていけるコンテンツを作らなければいけないのかなと思っています。

イマイチうまくまとめられていませんが、父親、祖父世代(およびその前の世代)の古いコンテンツは大切に、我々の若い世代が、ちゃんと未来に残していくクリエイティブ精神をもっと高めていく必要があると思います。はっきりいって子供達の興味を未だにアンパンマンに取られていてはなさけないです(内容も先のブログに書いたように微妙ですし)。我々の世代も100年もすれば歴史の教科書に数ページでさらっと述べられるだけの世代になってしまいます。しかも戦争も最近はおこらなかったので、高度経済成長に続いて、インターネットが流行し、パソコン、携帯電話がはじまった時代みたいな1段落程度で終わってしまいそうな世代でもあります。何をすれば良いのか分かりませんが、私としては、我々の世代として、何かを遺せるものをエンジニアとして作っていけるようにがんばっていきたいものです。週末しか開発ができていないので遅れていますが、夏~秋までに新しいシステムをここで発表できると思います。それが未来に遺るのかはわかりません(笑)

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赤い靴の少女@麻布十番 with iPhone 3GS 底辺カメラ