chromasia

タイトルだけみて気が付いた方は相当の写真好きだと思う.今回は,海外の素敵な写真サイト”chromasia”を紹介したい.

c h r o m a s i a . c o m

イングランドの北西部に,奥様と5人の子供を持つとても素敵なパパさん.下手くそな私は毎朝彼の写真を見ることから一日が始まる.そして,素晴らしい写真とはこういうものかと毎日考えさせられる.彼はこれほどすばらしい写真をとりながら,写真家ではなく,ボルトン大学で心理学を教えている.才能にただただ羨ましい限り.
いわゆる綺麗な写真ではないかもしれない.だが全ての写真に極めて強いメッセージを感じる.綺麗な写真というより,強さ,汚さ,深さ,などを感じる写真である.

興味があればご覧ください.素晴らしい写真が待っています.

真空管オーディオシステムのススメ

今回のエントリーでは、とてもコストパフォーマンスの高い真空管オーディオシステムを紹介したい。上を見ればキリがないオーディオの世界に没頭するのは、金銭的に得策ではない。一方で、自分の部屋に素晴らしいサウンドを提供してくれるオーディオシステムは誰もが欲しいと考えると思う。ここで紹介するのは、安くて(宮下的に)十分満足が得られるサウンドを提供してくれるオーディオシステムである。

Jazzの生ライヴを部屋で再現することを考える。媒体は音楽CD。

1)ライブ音をアナログ信号に変換する:マイクなど
2)アナログ信号をディジタル信号に変換する:A/D変換機(Analog / Digital変換機)
3)ディジタルデータをCDにプレスする→店頭に並ぶ→買ってくる
4)CDに記録されているディジタルデータをアナログ信号に変換する:CDプレーヤー内部のD/A変換機(Digital / Analog変換機)
5)アナログ信号を耳で聞こえるようにアンプ増幅する:アンプ
6)増幅した音声がスピーカーを通して部屋に再現される:スピーカー

以上が、生ライブの音を部屋で再現されるまでの過程で、”:”で区切ったものが、その過程を実現する機器である。

現代の録音技術、システムは極めて発達しており、ライブ音をCD化するための機器は最高級のものを利用するであろうから、1)、2)の過程はほぼ最高の水準で行われる。全く当たり前のことだが、我々が追求するところは、4)CDに記録されているデータを精度良くアナログ信号に変換して、5)アナログ信号を極めて豊かに増幅して、6)その音を素晴らしく空間に広げるかである。

つまり

4:CDプレーヤー(高精度D/A変換機)
5:アンプ
6:スピーカー

この3つを如何に素敵に構成するかがオーディオマニアが目指す道である。このエントリーでは最上の構成を目指すのではなく、”安く””満足”できる音を実現できる構成を紹介する。

■CDプレーヤー

 約20年近い歴史を持つCDプレーヤーは、D/A変換の精度を上げることを中心に改良が重ねられてきた。あくまで主観ではあるが、このD/A変換は十分に技術的にこなれており、それほど高価なものを買わなくても十分な変換精度が得られると思っている。パソコンのCDで再生する場合は、パソコンのマザーボードのようにあらゆるノイズが載っているため論外ではあるが、いわゆるCDプレーヤーという専用機能である限り、2万円前後のものでかなり精度よくD/A変換が行える(と思う)

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DENON DCD-755AE
kakaku.com DENON DCD-755AE : 32,707円

おそらく、今回紹介する構成の中でCDプレーヤーはDENON, ONKYO, SONY, MARANTZ, PIONEERなど有名メーカーであればどれでも良いのかなと思っている。私としては、DENONがオススメ。もし選ぶのに迷ったら、外部から光信号で入力できるインターフェイスを持ったものがよいと思う。理由は、数あるD/A変換機の中で、上述のようにCDプレーヤー用のD/Aは一番歴史があり安定している。そのため、パソコンやMD、iPodなどのディジタル機器からアナログ信号に変換するのであれば、CDプレーヤーに搭載されているD/A変換機を使うのが最も安くて最も精度が高い。パソコンで多くの音楽データを所有している人は、パソコンのノイジーな変換機能などに任せず、ディジタル信号のままCDプレーヤーに入力して、CDプレーヤーのD/A変換を掛けるのが最も良い選択だと思う。(今調べてみたら光入力が付いている安い機種はないようですね・・・)
SACD(Super Audio CD)を安く聞くなら、SONYのSCD-XE600になるようである。しかしSACDは一枚も持っていないので評価できず・・・。

■アンプ

 下手なことを書くと徹底的にオーディオマニアに叩かれるアンプであるが、今回の構成で紹介するのは真空管のアンプである。世の中のあらゆる電子機器は半導体(トランジスタ)に置き換わっている。今更電気も多量に消費し、タマが切れたら交換しないといけない真空管なぞ時代遅れも良いところだが、オーディオマニアの世界では、いつかは”真空管アンプ”という憧れがある。とにかく電気回路において、”増幅する”というものはとても重要な機能で、半導体がなかった時代に、その”増幅”などを担っていたのが真空管である。今でこそ半導体(トランジスタなど)によって”増幅”するのが一般的ではあるが、たんぱく質を使った増幅なども研究されており、実現すればスプーン一杯のたんぱく質で世界の最高のスパコンの何千倍ものパフォーマンスが出るらしく、未来も半導体を用いているかはわからない。話は逸れたが今回紹介するアンプは、その歴史的に古い真空管を使ったものである。

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TU-870 真空管アンプキット 若松通商 20475円

 今回紹介する真空管アンプは、自分で半田付けをして完成させる電気回路キットのアンプである。アキバにある有名な電気パーツ屋である若松通商が企画した真空管アンプキットであり、私は、人工衛星を作るのと同じように”宇宙用半田付け”で開発した。何せ全てパーツもそろっており回路図ももちろん含まれているから作るのはとても簡単である。

さて、アンプについての本題である”トランジスタアンプに対して真空管アンプはいい音なのか?”という点について述べなければならない。はっきりいって、アンプの特性などを計測した場合、ほとんどのケースでトランジスタアンプの方が数値的に良い結果である。とういうことで、宮下的には数値で表れていない柔らかい音がする(気がする)としか言いようがない。しかし、上のキットは2万円である。2万円のトランジスタアンプを買っても、この音は出ないことだけは付け加えておく。つまりコストパフォーマンスが最高のアンプなのだ。

■スピーカー

 アンプでかなり素敵な音まで引っ張り上げてくれているので、空間に響かせるという意味でスピーカーの役目はきわめて重要である。母方のおじさん、雑誌の特集、各種記事などの客観的な評価もふまえた上で、次のスピーカーを紹介する。

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Ortofon Concorde 105

通販などでは、TRISTAR JAPAN (Ortofon Concorde 105)などで購入できる。31800円

レコード針で有名なオルトフォンがなんとスピーカーを作った。しかも140x218x207mm(WxHxD)という超小型スピーカーであり、価格もお得である。スピーカーは一般的に大型であれば良いと言われている。しかしこのスピーカーはこの値段、この大きさからは信じられないすばらしい音がする。残念ながら発見できなかったのだが、スピーカーケーブルに何十万も掛ける有名なJazzオーディオ評論家が、”こんな小さなスピーカーなんて聞く気も起きなかったが、聞いたら腰が抜けた”みたいな記事が昔掲載されていた。評論家の言葉を鵜呑みにはできないが、私もこのスピーカーはサイズ、値段を考えるとかなりすごいと思う。

というわけで、
・CDプレーヤー:2万
・真空管アンプ:2万
・スピーカー:3万

以上の7万円という確かに安くはないけど,値段の割にはすばらしい音が家庭の部屋で再現できる。これ以上の音を求めると何十万も簡単に飛んでいくため、一般人のオーディオシステムとしてはほぼ最強のコストパフォーマンスを実現しているシステムだと思っている。

100読は1聴にしかずということで、興味があるかたは宮下家に足を運んでいただければ、その素晴らしい音を聞くことが可能である。過去に聞いた人はほとんどの方がビックリしていた。ただ、アンプ、スピーカーの特性から、Jazz、Classical向きで、JPopなど元々音域が少ない音楽にはそれほど差が出ないかもしれない。

P.S. iPod + 上記の真空管で遊んでいる本が発売されていた。iPodで楽しむ組み立て真空管アンプ

TNG Non HD Note PC (Sony VAIO type U)

ソニーが,VAIOの新製品を発表した.

プレスリリース2006/05/16 VAIO お客様へのお知らせ

注目すべきは,VAIO type Uという機種.このVAIOはHDD (Hard Disk Drive)が搭載されておらず,かわりに不揮発のフラッシュメモリーを搭載している.つまりUSBフラッシュメモリーみたいなものが,HDD代わりになってOSなり動作するという.別に技術的には大したことではないが,これはまさにTNG(The Next Genration) Note PCである.HDDはご存じのとおり,モーターなど稼働部がありパソコンの故障の原因となっていた.その故障により貴重なデータを失うことも多かったからHDDは多々問題があった.今回容量は小さいながらもNon HDDにしたことで,稼働部がなくなり,パソコンの故障確率は大幅に減り,また消費電力も低減することが予想される.将来的にはデータはネットワーク上に配置され,最低限のデータだけローカルに保存する形式になるだろうから,フラッシュメモリーの容量問題もそちらの面から解決されるであろう.

たぶんこのtype Uでは大したことはできないだろうが,まぁ次の世代のNote PCとして注目したい.しかし私はSony製品が苦手なので買うことはないであろう.

チョコレートは甘いだけではない!

とてもスマートな友達のShumaくんが,ブログの中で”チョコレート・レボリューション”という名の記事を書いている.相対性理論の発見に匹敵するほどチョコレートの発明は偉大であるというShumaくんの面白い内容で始まるが,主旨はもっと深刻なこと.先進国がチョコをとても安い値段で膨大に消費するため,原産国のアフリカなどでは,そのコストに見合った生産を行うため多くの子供たちを奴隷として使役することが横行しているという.

詳しくはShumaくんの記事を参照してほしいが,一方でチョコ・レボと呼ばれる消費者サイドからチョコレートを作っている企業にこの問題を何とかならないのか(高くすればいいのかなぁ・・・)という活動をおこなっているそうである.

このような消費と生産の間に存在する格差はチョコだけではなく,いろいろなモノで起こっているようです.来年のバレンタインでは,フェアトレード(Fair Trade: 格差の無い正当の取引で行われているもの)のチョコなどが店頭で並ぶかもしれません.もし見かけたらこのチョコ・レボ活動を思い出してあげてください.さて,来年こそはチョコレートをもらえるのかな?

Salon des Cent : Shuma’s Blog : チョコレート・レボリューション

2006/05/16追記:チョコレート・レボリューションの大本サイト:CHOCOLATE REVOLUTION !!
フェアトレードチョコというのはもう既に販売されているようですね.今度買ってみようかな?

火星の大地

地球で開発されたロボットのうち,最も遠くで今も動いているロボットは火星にいる.しかも2台も.NASA JPLによって開発された2台の火星探査ローバー,SpirtとOpportunityである.今回のエントリーでは,この2台の火星ローバーの紹介と火星の今の大地を紹介したい.

まず,この2台が送ってきた最新の火星の映像をご覧頂こう.

2006年5月5日にプレスリリースされた火星の大地
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Image Courtesy from NASA JPL : http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/press/spirit/20060505a.html

 たった1週間前の他の星の大地である.火星は肉眼でも”点”だけど見ることはできる.もしかしたら恐竜さえ,暗くなると空には星が見えると感じていたかもしれない.ガリレオ・ガリレイは,天体望遠鏡で実際に肉眼よりも火星をよく見ているし,ダ・ヴィンチは天才的なセンスから,他の星に比べ動きが大きい火星の存在に気が付いていたかもしれない.そんな地球の長い歴史の中で,ついに地球の生物は星の大地を走り,写真を撮るロボットを火星に送り込んだ.いくら望遠鏡が発達しても,現地で撮った写真には叶わない.現地で写真を撮り,それをディジタルデータに変換する技術を覚え,そして他の星へロボットは運ぶロケット,宇宙機を開発し,地球全体へ一瞬で配信する技術を人類は手にしている.フィルム・アナログカメラ好きではあるが,残念ながらアナログ技術では,フィルムをもう一度地球に持ってこなければならない.今回のロボットも地球に帰ってくる術はない.空間を越えて現地の写真を撮るというアナログ感覚でいえば物質転送とも言える技術の結晶だと思っている.
 私の居た大学の研究室でもサンプルリターンという他の星から土などを拾ってくる研究をしている後輩がいる.地球外の物質を隕石ではなく人工的に持ってくるというのだからそれは面白い研究だと思う.しかし感覚が結構アナログだ.このディジタル写真のように現地で土の成分なり完全に調査できディジタルデータ化すれば何も持って帰ってくる必要はない.物質成分のスキャニング技術が発達すれば,惑星科学系の研究は飛躍的に向上するであろう.

 話は逸れたが,去年の宇宙系ロボットの学会でこの火星ローバーのプロジェクトマネージャーにお会いした.私が聞きたかったのは,なぜ3年も壊れずに動いていられるのか?という質問.宇宙工学では,ロケットにしろ人工衛星にしろローバーにしろTMR(Triple Modular Redundancy)または,nMR(N-Modular Redundancy)という3重冗長(or n重冗長)構成という作り方をするのが一般的である.宇宙工学は一発勝負であり一度宇宙に行ってしまったら修理はできない工学である.その為,同じものを3重に用意してその結果を多数決をとって2個以上のものを採用するという構成である.たとえばパソコンのCPUに値するマイクロプロセッサーも宇宙機には3つ搭載されていて常に同時に計算をさせる.その結果がCPU A = 10, CPU B = 10, CPU C = 3とかだったら,2つのCPU A, Bが10であるなら正しい答えは10であるという判断をする.修理ができないから一つのCPUが壊れてもミッションを継続できるようにこのような冗長系を組む.nMRは4以上の冗長でスペースシャトルは4重冗長らしい.一つが故障したらその時からシステムが不安定になる可能性があるので,壊れたときにすぐその一つと入れ替えるように4重らしい.
 この火星ローバーのプロジェクトマネージャーに,火星ローバーにもTMRなどを採用しているか聞いてみたところ,答えは”No”であった.3重冗長することは,同じものを全て3個ずつ搭載するわけで,故障さえしなければ無駄であり,何よりも問題なのはシステムが複雑化するということ.火星ローバーは基本的には過度な冗長構成はせず,システム自体を二つにする(SpiritとOpportunity)ことが冗長と言っていた.こんなことは当たり前なのだが,本当に実行するのは予算などの面で難しい.少なくとも日本では無理な気がする.NASA JPLは2003年6月にSpirit , Opportunityを2つのロケット,2つの火星輸送船,2つのローバーという別個の2システム冗長系でこのミッションに望み,両方とも成功した.JPLは,パイオニアボイジャーなど宇宙探査の最高に経験を持っているからであろう成功である.
 宇宙相手の物作りをしている私にとって,やはり他の星を探査する,他の星に行くという事は何よりもワクワクして楽しい.ある時,私の知り合いが”宮下,俺はついにのぼるよ”とおっしゃった.その方の”のぼる”は,六本木ヒルズのいわゆるヒルズ族を目指すという意味で使っていた.もちろん”のぼる”のは人によって行き先が違うと思うが,やはり私の”のぼる”のは宇宙に”いろいろな意味で”出ていくことだ.

では,火星のパノラマ写真を紹介(クリックすると拡大)

Sol758A_P2366_L257T-A758R1_br.jpg
Image Courtesy from NASA JPL : http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/panoramas/spirit/

参考
NASA JPL Mars Exploration Rover Mission : http://marsrovers.jpl.nasa.gov

3つの銀河

NASA(National Aeronautics and Space Administration)は,我々研究者だけではなく,多くの人が魅力を感じる機関であろう.私もNASAには強い憧れがあり,いつかは働きたいと思うことがあったが,今手元で人工衛星などを一生懸命作っていると,場所はどこでもいいのかなと思うようになった.そして今あまり状況が良くない日本で宇宙開発をやることに逆にやる気が出てきてしまっている.私の親しくそしてとてもスマートな同級生がNASA JPL(Jet Propulsion Laboratory)を目指しているので,彼には是非人類の英知として最先端のことをやって欲しい.

さて,NASAには,全米にいくつかの宇宙センターや研究所を持っている.フロリダのケネディ宇宙センターヒューストンのジョンソン宇宙センターカリフォルニアのJPL(ジェット推進研究所)というように.その中で私が最も興味があり,自分の研究内容にも割と関係するセンターが,ワシントンD.C.にあるゴダード宇宙飛行センター(NASA Goddard Space Flight Center: GSFC)である.

ロケットの父Robert Goddardの名まえにちなんで作られた宇宙センターで,そのホームページは魅力的なコンテンツで満たされている.そのコンテンツの一つに,”Astronomy Picture of the Day”というホームページがある.APOD(Astronomy Picture of the Day)は,その名の通り,毎日宇宙に関する画像一枚と解説を公開しているとても素敵なサイトで,最新の宇宙の研究成果などが気軽に見える素晴らしい内容となっている.APODは日本語に翻訳されたページもあるので,私も含め英語が苦手な方はそちらをご覧になってほしい.

NASA GSFC Astoronomy Picture of the Day : http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/

APOD-日本語訳:http://home.u05.itscom.net/apodjpn/apodj/apodj0.htm

今回は2006年5月6日に公開されていた,Three Galaxies in Draco ”りゅう座の3銀河”を紹介.

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Three Galaxies in Draco

Image Courtesy from NASA GSFC Astronomy Picture of the Day, 6th May 2006.

英語ページ:http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap060506.html
日本語ページ:http://home.u05.itscom.net/apodjpn/apodj/2006/200605/fb060506.htm

北極星の近くにみえるりゅう座にある3つの銀河は,りゅう座銀河群(Draco Group)と呼ばれるそうです.一番左の渦状銀河(NGC5985)は,まさに”銀河のイメージ”に近い形をしていますね.この銀河群は地球から1億光年離れているので,実際に行くのは若干大変です.光で1億年かかるので,徒歩では(80m / 分) = 2京(けい)2500兆(ちょう)年掛かってしまいます.宇宙の歴史がまだ150億年しかないので,ちょっと2京年は厳しいですね.つまりこの宇宙において人間の徒歩など宇宙の旅の手段としては使えないってことですね(あたりまえ・・).他の銀河に行くのはやはり大変なことです.
このりゅう座銀河群から,逆に我々の銀河を見ている人がいるかもしれません.今の地球最高のロケットをつかってもかなり厳しいかもしれませんが,どこかの星に必ずいる他の生物と何とかして会ってみたいものです.

ショパンバラード

ピアノを弾いたことがある人なら誰もが一度は憧れるショパン(フレデリック・フランソワ・ショパン (Frédéric François Chopin)).ショパンの詳しい解説はいつも通りWikipediaに譲ろう(フレデリック・ショパン – Wikipedia).今日はショパンの名曲として知られているバラード(Ballade)のお話.

私も例外ではなく多くのショパン好きは,大好きな曲としてバラードを挙げることが多い.バラードとは,元々中世(14~15世紀)フランスにある詩の形式であった.日本でいう俳句・和歌みたいなものだろうか.そのバラードを器楽曲に転用してしまったのが,ピアノの詩人ショパンである.ショパンは,バラード曲を4曲書いており,そのどれもが胸キュンもの(最低な表現だが・・)の素晴らしい作品である.その後バラードは,怪獣のバラードやら,日本のJPOPアーチストが”今回の曲はバラードを書きました”みたいな最低な使われ方をしているが,バラードの音楽といったらやはりショパンである.

その最高に素晴らしいショパンのバラードであるが,youtubeをうろうろしていたら,なんとHorowitzのカーネギーホールの映像が見つかった.ピアノを弾く・聴く人なら当たり前の事だが,同じ楽譜であってもピアニストによって全く違う.私がバラード1番において最も素晴らしいと思っている演奏は,このブログでも過去に扱っている(Horowitz “The Legendary 1968 TV Concert”)の演奏だと思っている.今回見つけた映像は,その3年前,1965年5月9日にN.Y.カーネギーホールで行った伝説の復活コンサートのバラード1番である.この演奏も大変素晴らしい!このコンサートはHorowitz好きの中ではかなり有名で私もHMVのCD(ホロヴィッツ・ライヴ&未編集!(2CD+特典DVD) 受注393セット )を持っており演奏は聴いたことがあったが映像は今回始めてである.世界中のピアニスト・ピアノ好きを魅了してやまないショパンのバラード1番を,貴重なHorowitzの映像で是非聴いて欲しい.

↓クリックすると再生(from youtube)

HOROWITZ plays Chopin Ballade Nr.1 Op.23 @ Carnegie Hall, 9th May, 1965.

URL : http://www.youtube.com/watch?v=XhnRIuGZ_dc

大人買い+宮下的多事争論

先日,大人買いをしてしまった.

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丸川製菓株式会社 オレンジ・いちごマーブルガム6粒入り

小さい頃,近くの駄菓子やで4個入り10円のこのガムを良く食べていた.最近コンビニで久しぶりに見かけ,大人買い衝動に駆られ楽天で36個入りの箱買いをしてしまった.

【楽天市場】いちごガム:ゆっくんのお菓子倉庫:いちごマーブルガム36個入り
【楽天市場】いちごガム:ゆっくんのお菓子倉庫:オレンジマーブルガム36個入り

3個位食べたところで既に飽き始めて来るが,次の日になるとまた食べたくなるからやはりベストセラーである.2割くらいの確率でアタリが出ているが,何せプロバイダーが自分なので当たってもあまり嬉しくない.以前,ペヤングソース焼きそば(ペアなヤング=ペヤング)を箱で大人買いした.あの時はしばらくペヤングは必要ないかなと思ったが,今回のマーブルガムは懐かしさもあってか割とやってしまった感が少ない.

さて,くだらない日記であるので,宮下的多事争論(箇条書き形式)

日本語版Internet Explorer 7 beta2が公開.自己責任で使って欲しいが,宮下はデフォルトブラウザとして使っている.複数タブのサムネイル表示などいい感じ.

・宣伝でも有名なNAVITIME最近よく使っているがPCと連動(アカウント連動ができる)すると便利である.具体的にはMy地点をPCのキーボードでいろいろ入力しておくと,携帯で便利(携帯の入力下手というだけか・・・).ちなみにNavitime PCサイトにバグを見つけて突っ込んでおいた.

・日本のフォトログサイト(fotologue.jp)が誰でも参加できるようになっていた.

おサイフケータイは,携帯の裏にSuicaをノリで貼り付けるのが最も良い.理由:(おサイフケータイFAQ転載)おサイフケータイの電池が切れた直後でもマークを読み取り機にかざしてICカード機能をご利用いただくことができる場合もありますが、 おサイフケータイ対応iアプリを起動することはできません。ただし、電池パックを長時間利用されなかったり、電池アラームが鳴った後充電せずに放置された場合はご利用いただけなくなる場合があります。

A9.comGoogleがいつ手を組みか楽しみだ.

・アフィリエート,Google AdSenseが進みすぎて,googleの検索精度が悪くなった.この点にGoogleが気が付いているか楽しみ

・良いものは残らなければならないと思う.ということで,ATOKを使っていない人は一度使いましょう.MSIMEも頑張ってはいますが,まだまだ相手になりません.

プレイステーション3が60000円オーバーらしく,クリスマス商戦ご両親は大変そうだ.(2006/11/11発売)

・そろそろ低価格ママチャリをライセンス制にして,置き捨てチャリンコを共有化すべきだ.あと車も.

・Google, SNS, Blog, XMLなど情報が集まり,扱いやすく,公開されやすくなった気がするが,昔htmlを大変ながらも書いていたころに比べ,人類として,知識として大した事ない記事・コンテンツが多すぎる気がする(私のサイトも含め).日記は日記であり,知識にはならん.最近のTV番組をみても,知的な新しいコンテンツが生まれていないのがとても心配.

・nodairaさん(Daira’s Blog)のお知り合いの方がやっている恋愛相談(結婚準備室)はシュールで面白い

youtubeは,そろそろ規制が掛かるので,お好きなアーチストのPV(たぶんほとんどPVは見られる)がある人は今の内にダウンロードしておいた方がよい.youtubeは動画を自分のところに保存できる(らしい・・(笑))

レクサスLSハイブリットには個人的に期待したい.

weathernewsを見ていると,民間事業の可能性を感じる.宇宙開発もがんばりたい.

・気象庁の意味不明システムに比べ,livedoorお天気Webサービス仕様はとても良い.livedoorのこういうポータルに対する姿勢は評価したい.

・宇宙的な占いシステムでも作ってみようかなと思っている.占いの知識なぞないが,計算的に正確なもの.

・spacewalker dietを密かに始めている.最近やばい.

・やはり高橋名人はすごい.

黄金戦士ゴールドライタンが復刻するらしい.とても懐かしい!

*注意:SNSから見ている人は上の多事争論のリンクが全て消されている可能性がある.その場合は,ブログの本エントリーページを参照してもらいたい.https://www.spacewalker.jp/archives/001464.html

おすすめデジカメ(2006/05/09現在)

下手なりにも写真をやっている関係で,おすすめのディジカメありますか?と良く質問される.もちろんディジタル一眼レフをおすすめしたいが,大きさ,値段,重さなど含めて多少勇気がいる.そこでおすすめのコンパクトディジカメを紹介.

以前このサイトでも紹介した富士フイルムのF10の後継機が今月末に発売されます.

富士フイルム デジタルカメラ FinePix F30
f30.jpg

ちなみにイメージキャラクターは,モデルのエビちゃんを起用(富士フイルム デジタルカメラ 「FinePix」新イメージキャラクターに
蛯原友里さんを起用!!
)する気合いの入れよう.性能は素晴らしく,ブランディングも(コテコテだけど)気合い入っているので売れるのではないでしょうか.

現時点で頭1つか2つ性能が抜きに出ているコンパクトディジタルカメラです.写真を芸術として,またはプロとして扱うのであれば,一眼レフが良いでしょう.一方でコンパクトディジタルカメラは,旅行先,友達との飲み会,遊んでいるとき,家族の団らん写真など,”大切な記念”をしっかりと残すことがミッションだと考えます.ブレた写真はせっかくの記念が台無しです.私のようなカメラ好きなら撮影技術を学び失敗しない撮影法を拾得すれば良いのですが,全員がというわけにはいきません.このF30は,きっと多くの場面で失敗の少ない写真を残してくれると思います.メーカーにこだわりがない,機種が多くてよく分からないとか,悩んでいるなら迷わずF30を購入するのをお勧めします.

特徴
・室内,夜,ディズニーランドでもフラッシュなく写真がとれる(額がテカらない,お店の雰囲気をフラッシュで損なわない,赤目にならない,手前の人物と遠くにいるミッキーを一緒に写せる・・など)
・手ぶれ補正は付いていないが,そもそもF30では多くの場面で手ぶれしても問題はない(シャッター速度が速いので多少のブレなぞ写真に影響しない)
・シャッター速度が速いので,被写体のブレも影響しない.手ぶれするように,相手も動いてしまうのが人間です.手ぶればかり宣伝文句にしているカメラは要注意です

少し欠点:メモリーカードがマイナーなxDピクチャーカードというものです.世の中SDカード全盛のため,今までSDカードを持っていた人などは流用できず新規購入しなければなりません.またマイナーなので若干値段がSDカードなどに比べて高いです.xDピクチャーカードだけは何とかしてほしいものです・・.

 手ぶれ,被写体ブレ,夜は暗いなど,どうしようもないことを,F30はその頭一つ飛び出している技術で極力カバーしてくれます.ディジカメ買いに迷っているなら是非選択肢の一つに加えてみてくださいな.それでもFujifilmは嫌だという人は,Canon IXY Digital 800 ISあたりもおすすめです.高画質を目指すならやはりCanonの性能はとても高く安定しています.頭1つ飛び出しているというFinepixの技術も,後1年もすればCanonに追いつかれるでしょう(具体的な事をいうと高感度でのノイズ特性の技術です.ディジタル一眼レフの世界ではCanonが突出して性能が良く,この技術がコンパクトディジカメに降り初めてきているので,現時点でコンパクトディジカメで高感度特性が良いFinepixに追いつくのは間近だと思われます)

その他の機種はどうなんだ?とか何でも質問あれば気軽に問い合わせてください.

キャロットタワー展望台からの眺め

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三軒茶屋キャロットタワー展望台から北を望む
* 1: クリックすると拡大表示
* 2: 3枚合成写真です.

問題:中野サンプラザはどこでしょうか?
問題:ルミネはどこでしょうか?