(連絡です:先日の記事の写真・カメラレッスンにご参加予定・興味のある方は、spacewalkerphoto@gmail.com にメールを送っていただけますか?準備が整いましたら連絡先として使わせていただきます)
さて、腕時計をなくしてしまった(未だ発見されず)ことからはじまった、腕時計自作プロジェクト”Brakhorloĝo“ですが、スイスから直輸入したムーブメントが到着しました。実はかなり前に到着していたのですが、手元のタスクでテンパっていて、なかなか開発も亀コース(=遅い)でございます。
とりあえず、購入したのは前の記事でも紹介したETAの安価なムーブメント”ETA 2824-2″のゴールド版です。自動巻のムーブメントです。
仕事の合間の息抜きに、ムーブメントの写真だけ、まず公開。
クリックすると拡大。写真はEOS 5D Mark II + EF100 F2.8 Macro USM, RAW, ISO100, DPP, 三脚+レリーズ(リモートケーブル)+ミラーアップ撮影です。
本当は、結構腕時計に関して調べたので、少し書きたいのですが、追々書いてゆきたいと思います。
クオーツショックにより、スイスの老舗時計メーカーは、統廃合を繰り返しています。各ブランドは独立して生き残ることは少なくなり、大きなグループ単位でブランドを存続させています。上記で紹介したムーブメントメーカーETAなどを有する、スウォッチグループや、それこそ高級ブランドの多くを有するリシュモン(Richemont)グループなど、大きいグループが現在10個くらい存在しているようです。グループ単位で、ムーブメント会社は統一して、そこからグループ内にOEM供給するなどして、コスト削減をはかっているようです。たとえば、リシュモングループの所有ブランドは、Richemont公式サイト(Our Business)をご覧いただければ、豪華なブランドが並んでいるのがわかります。更にグループ内のムーブメント担当メーカーを調べていくと、スイスのある小さな村に多くが集まっていることがわかったりと、調べてみるととてもおもしろいです。たとえば、Richemontのムーブメントを担当している(全部ではない)Val Fleurierは、その名の通り、フルニエ(Fleurier)という村(町?)にあるようで、そこにGoogle Mapsで調べてみると、数百メートル離れたところに、Parmigiarni Fleurierがあったり、BOVETがあったりと、地理的にもとてもおもしろそうな場所です。更に調べてみるとフルニエ村の時計メーカーは、FQF(Fleurier Quality Foundation)などの団体でお互い協力しているようで、クオーツショック以降でしょうか、切磋琢磨しあって、ブランドを維持しているようです。
と、だらだら書いてしまいました。次は上記のムーブを組み上がった頃に紹介したいと思います。