恵比寿と代官山を散歩

ちょうど恵比寿に用事があったため,散歩がてら代官山まで歩くことにした.今日は青空もとても綺麗で気持ちがよい.写真をやっていると妙に空の色が気になる.いままで空=青というイメージから,よりグラデーション感覚で空を見るようになった.

用事はすぐに終わり,ある写真展会場に向かって歩く.

本城直季「small planet」展 at (g)
ギャラリー (g)
期間:2006年4月12日(水)~5月12日(金)
開館時間:12:00~19:00
東京都渋谷区恵比寿西1-31-12-FLEG2F
電話:03-5728-1711 担当:原田
開館時間:12:00~19:00
休館日:不定休
◎代官山駅より徒歩5分

別参考サイト: 【写真展リアルタイムレポート】本城直季「small planet」、「クリテリオム67」

今,ちょっとしたブームになっている写真家本城さんの写真展.本城さんの写真は,世界をミニチュア化してしまう写真技法で有名な方で,先日写真集「small planet」を発売し,今回ギャラリー(g)にて写真展を催している.写真の中でいろいろなものがミニチュアになっていて,とっても綺麗で,かわいく,素敵な写真なので,お近くの方は代官山などの散歩がてら足を運んで欲しい.

ギャラリー(g)の下には,ドイツのガラスメーカ ZWIESEL (ツヴィーゼル)のショールームがあった.ZWIESELは,30年くらい前から日本で販売をしていたが,昨年になって株式会社ツヴィ-ゼルージャパンを設立したらしい.知り合い社長さんの誕生日に何か・・と探していたが,とても良い感じだったので,ZWIESELの白ワイン用デキャンタにしてみた.手作りのもので価格も割とリーズナブル.作りもとてもよかったので,6月に控えている引っ越し後にZWIESELで食器などをそろえてもいいかなと思ってしまった.

やはり恵比寿,代官山あたりの散歩は素敵なお店が多くて楽しい.

20060421_ebisu1.jpg
パパが話に夢中でつまんな〜い
EOS-1D Mark II + Carl Zeiss Makro-Planar 60mm f/2.8 T* (MMJ) + RAW (DPP 2.1)

Google Calendarスタート

Googleカレンダーがやっとスタートした.

http://calendar.google.com

google アカウントを持っている人はお試しあれ.GmailのAJAXは実装の予想がつくけど,このカレンダーの実装は予想がつかないほどすごい・・・・.作った人はかなりのプログラムスキルだと思う.Mac OS XのiCalのデザインを完全に模倣しているが,AJAXでこの動きを実現するのは相当すごい・・.

子育てをする方へ・・・必見

最高に素敵な写真が掲載されているウェブログを紹介したい.特に近い将来子育てをされるであろう同世代の方たちには特にお勧めである.下にリンク先を貼っておくが,おそらく一度リンク先に飛ぶと素晴らしすぎて,私のウェブログには帰ってこないであろう.

カメラと一緒にパリでお散歩*

アリアちゃんというとてもとてもかわいい娘さんを,パパさんが写真を撮り日常の出来事とともに綴っている.”アリア”ちゃんという素敵なお名前だが,ご両親とも日本人のご家族で,現在にパリにお住いとのことである.

アリアちゃんのページを見ると,いつも”写真”ではなく,”カメラ”の話ばかり書いているこのブログが悲しくなってくる.物作りが好きであるという性と,写真のセンスのなさをごまかすためであるのだが,やはりしっかりと撮って上手くなりたいと心から思う.

アリアちゃんのページが素晴らしいのは,もちろんアリアちゃん,奥様,そして素敵なパリの町という最高のキャストが揃っているという点は見逃せない.しかし,そのキャストをここまで素晴らしい写真に引き上げているのは他ならぬパパさんの写真センスと技術である.たぶん,私のセンスでは同じ被写体でもあのような素敵な写真にはならないであろう.

アリアちゃんの写真レベルとまではいかなくとも,大切なイベント,成長過程など綺麗に写真を残せることに越したことはない.現在,携帯電話でもカメラが付く時代で,カメラ=高価というイメージは存在しない.手ぶれ補正云々などいっているが,適当に撮っても,”それなり”の写真が撮れるため,写真の最低限のテクニックすら覚えようとしていない現状に問題があると思っている.

アリアちゃんのページを見て,”こんな写真を撮りたい”と少しでも思った方.一眼レフを買って,時が来るまでに腕を磨いておきましょう(結局カメラ斡旋なんですが・・・).一瞬しかない大切な時を残せるのが写真.その写真をぶれていたり,暗かったりしたら,将来子供さんが悲しみませんか?アリアちゃんは大きくなったら本当に喜ぶと思うんですよね.あの写真のようにパパさんがアリアちゃんをよく”見て”いるのですから.

アリアちゃんにしっかりとピントがきて,後ろの綺麗な町並みは良い感じでボケている.こういう素敵な写真は,カメラ仕組み的にコンパクトディジタルカメラ,携帯カメラなどでは撮れない(全部後までピントが合っているパンフォーカス写真になってしまう)
お子さまが生まれて,他の子供たちと並んでいるときでも自分の子供だけピントがあって,他の子はぼけるみたいな親馬鹿っぷりを是非発揮してほしいものです.

P.S. アリアちゃんの名前の由来は,CONTAX Ariaというカメラから来ているそうです.パパさんも相当なカメラ好きらしいです.あと,一眼レフだけではなく,FujiのNATURAなどでも撮られており,なんとNaturaフィルムのパッケージ写真はアリアちゃんだったりします.

P.S.2 アリアちゃんのブログはあまりの人気にサーバーがパンク状態らしく,写真の数を制限しているそうです(残念ですが・・).いま何とか改善しようとパパさんががんばっているようです.こういう技術的なことならお手伝いできるのですが・・.
今回,ブログにリンクをはりましたが,メインのページがあるようです.そちらもご覧ください.

BIENVENUE! ARIA A PARIS
*サーバの負荷の問題なのでしょうか?いろいろ工事中になっているようです・・・.

桜写真 – 2006 – #2

昨日の“桜写真 – 2006 -“に続く,2006年の桜写真の第2弾.第1弾はディジタルカメラによる写真であったが,今回はハッセルブラッドによる中判フィルムの桜写真を紹介したい.今回桜撮影に多くのリバーサルフィルム(ポジフィルム)を使用した.現像をプロラボに出し1日後ウキウキしてフィルムを取りに行った.しかし,大問題が発生.なんとハッセルブラッドの後方に装着されるフィルムマガジンが壊れた様だ.どこかから光が漏れて入ってしまい,ほとんどのフィルムの左側が白く感光していた・・.その為,多くの写真が使い物にならず,このウェブで紹介することができない.とても残念ではあるが,中古屋で買ってから一度もオーバーホールを掛けていないのでしょうがない.これを気に修理に出そうと思う.

光線漏れの失敗で使えそうな写真が少ないのであるが,このエントリーでは桜写真を使ったリバーサルフィルムの違いを紹介したい.フィルム選びはフィルムを使う醍醐味である.今回使用したフィルムは5種類.そのうちほぼ同じような構図で撮った写真があった3つのフィルムを比較する.

(1) 富士フイルム フジクローム フォルティア SP
富士フイルムの限定フィルム.桜撮影用に赤みなどを強調したフィルム.昨年発売されたフィルムだが,まだ何とか購入することはできる.ディジタル全盛の時代に限定でこういうフィルムを作ってくれるのは非常に嬉しい.極めて高い彩度で細かい粒状感.赤みが強すぎて私のような素人には扱いにくいが,桜撮影には是非利用したいフィルムである.

(2) コダック プロフェッショナル エクタクローム フィルム E100VS
私の大好きなフィルム.基本的にはこのフィルムを使って写真を撮ることが多い.VSはVivid(目の覚めるような),Saturation(色飽和度)の略からわかるように彩度の高いとっても素敵なフィルムである.このフィルムで人を撮ると人肌もとても綺麗で写真が上手くなった錯覚に陥る.

(3) 富士フイルム フジクローム プロビア100F プロフェッショナル (RDPIII)
空気,ガラス,水などの透明感を写したいときに利用しているフィルム.極めてナチュラルな色再現であり,(1), (2)のような彩度が高いフィルムに比べ,腕にごまかしが利かない.時々無性にプロビアで撮りたくなることがある.それは雑誌などで見る素敵な写真にプロビアが多く,その印象が鮮明に残っているからだ.プロビアを上手く使いこなせるようになりたいと思っている.

注意:写真を見ても分かるように左側が光線漏れの影響で白っぽくなっている.そのため,フィルムの持っている色に少なからず影響している可能性がある.

20060401_sakura2fortia800.jpg
Hasselblad 501C/M + Carl Zeiss Sonnar 150mm f/4 T* + Fujichrome Fortia SP

20060401_sakura3e100vs800.jpg
Hasselblad 501C/M + Carl Zeiss Sonnar 150mm f/4 T* + Ektachrome E100VS

20060401_sakura4rdp800.jpg
Hasselblad 501C/M + Carl Zeiss Sonnar 150mm f/4 T* + Fujichrome PROVIA 100F (RDPIII)

最後に使用したハッセルブラッドの紹介.過去の日記(ハッセルブラッドの魅力)でも書いたが,本当にすばらしいカメラである(今回マガジンが壊れたが・・・).ファインダーを覗いたとき,ピントを合わせるとき,フィルムを巻き上げるとき,一つ一つの動作が撮っていて楽しい.現在非常に中古市場が安くなってきているので是非おすすめしたいカメラである.

20060330_hasselblad1.jpg
EOS-1D Mark II + EF17-40mm F4L USM, RAW
Hasselblad 501C/M + Carl Zeiss Planar 80mm f/2.8 T* + A12 Broken Film Magazine