今朝の朝トレは、久しぶりにMadoneで。後半土砂降り。
朝トレはSuperflyで出ることが多いですが(気楽+高負荷のため)、たまにロードバイクに乗ると軽くて気持ち良いですね。
さて、DuraAce 9100も機械式はそろそろ発売。長年切望していたディスクブレーキに関してもDuraが12mm axleで指針を示したことで、ほぼフレームの規格も固定。
一年後の2018年モデルで、各社ディスクブレーキフレームが出そろうと思うので、今から楽しみです。
このTREK Madone 6 SSL (2011年モデル)もだいぶ型落ちですが、まだまだ全然元気で調子が良いです。
月: 2016年9月
今日の一服:2016/09/28
今日の一服:2016/09/19
Canon EOS M5が発表。EOS M~M3ユーザーからの視点。(デモ機を触って)
* 2016/10/06追記:Sonyからα6500が発表されました。EOS M5より早い発売の可能性あり。これは、ちょいと相手にならないかもしれませんね。ミラーレスのレンジは、α6000系とFujiのX-T2の争いですね。
Canonより、新型ミラーレスカメラ(EOS M5)が本日発表されました。
キヤノンのディジタルカメラは、歴代EOS-1D Mark II -> EOS 5D Mark II -> EOS M -> EOS M2 -> EOS M3と使ってきています(つまりどんどん小型カメラに移行している)ので、そういった経験も含め、今回の新EOS M5をどう考えるか、ダラダラ書きたいと思います。
このブログの写真、また自転車ブログ( spacewalker.bike )の方の写真もこの数年の写真はほとんどEOS Mシリーズによる撮影です。
また、EOS M3などでの撮影手法・RAW現像手法等でも少々概説動画などを公開しています。 (参考:
* 公式サイト http://cweb.canon.jp/eos/lineup/m5/
ちょうど銀座での買い物ついでにデモ機を触ってきました。結論から言うと、M3(M, M2含む)に比べて劇的に基本性能は上がっていますので「Canonユーザーには」良いカメラだと思いました。
価格的には、Sony α6300と同程度、少し上の価格で、Fujifilm X-T2がありますので、APS-Cミラーレスとしては各社競っていますね。
また、iPhone7などRAWで撮影できるスマホも増えてきているなか、こういったミラーレスカメラ、更に大きなディジタル一眼レフを持つ意味を考えるきっかけにもなりますね。
1)AFの改善
M5の一番のウリはDual Pixel AF搭載のAF速度の改善と合焦時の精度の向上かと思われます。実機(デモ機)を触って、相当な数のAFを確認したところ、EOS M3 (M1, M2はもちろん)より劇的に改善していることは明らかでした。またAFのポイント(枠)が小さくなったのも大きいですね。かなり高速化は実現されていました。ただ被写体によってはどうしても合焦しないことがありました(迷いだしたときの挙動はM~M3と一緒)。ちょうど`EOS`と書かれた文字の部分なので合焦しやすい場面かと思いますが、何か「あわない」ポイントというのがあるようです。デモ機なので発売までには改善するかもしれません。
AFスピードをあくまで主観的に10点満点で表現すると
EOS M, EOS M2 : 1点
EOS M3 : 2点
EOS M5 : 7点
α6000 : 9点
α6300 : 10点
このくらいの感覚かと思います。私は風景撮りなのでM~M3のAFで不満はありませんが、お子様など動きの速い被写体では、AFは使い物にならなかったので、M5になってやっと他社並みに追いついたという感じでしょうか。EOS 1Dx Mark IIがあそこまで精度が良いのになぜMシリーズは手を抜いていたのか疑問でしたが、DualPixelなどの技術を転用して普通程度には改善していました。
2)電源スイッチの改善
Power On/Offが明確な切り替え物理スイッチになったので、これで確実な電源On/Offが実現できます。起動も速くなっていました。これはメリットしかありませんね。M~M3は、起動が遅かったので電源On/Offに失敗(入れたとおもって画面が出ないのでもう一度押して、結局Offにしていまうなど)がありましたが、今回の改善で無くなりそうです。
3)タッチ&ドラッグAF
EVFを覗いている時に、消灯している背面液晶のタッチパネル部を指でなぞってAFポイントを動かす機能です。これはとても良かったです。良いアイデアですね。他社も追従するかもしれませんね。
私は既にEVF (OVFも)を覗いて撮影するというスタイルを排除しているので(M3でも外付けEVFを全く使っていない)、EVFを使うことが最近なくなっていたのも原因でしょうか?覗いている時に鼻の頭が液晶に触ってしまい、上記の機能でAFポイントが動いてしまうことがありました。キヤノンの説明員によると、右手で触っている時には鼻のタッチは検出しないと説明していましたので回避策はあるのでしょうね。少なくとも私は何度か発生していました。
スマホではAFポイントをタップして合わせ、撮影するというのが直感的で当たり前です。M3でも背面液晶でタッチ&撮影していた私としては、このタッチ&ドラッグAF機能は良いアイデアだとは思いますが、それほど使うような気がしません。M5でもほとんどが背面液晶モードで撮影すると思います。
番外)OVF/EVFの必要性 第八十九回目稽古2016/9/18 | 風炉・台天目
顔の前にカメラを持ってくるのはカメラを安定させる、そして人間の今見ている世界(視点)に近いという意味で長年愛用されてきているのはわかりますが、今はそういう時代なのでしょうか?
手を伸ばせば高い位置から撮影できるし、床に近づければ犬の視点でも撮影ができる。OVF/EVFの除く撮影スタイルは、人間の顔が行ける範囲なので、かなり撮影環境の制限がされていると思わざるを得ません。
EOS M5でEVFが遂に搭載(内蔵)になったと賞賛の声が聞こえますが、やはり書いている人は往年の一眼レフ(OVF)に慣れたユーザーばかり。そういう古い世代の声を聞き入れてM3まで良かった小型ボディを排除し、大型化してしまったM5は実に残念です。私としてはDualPixelAFのAF向上、4K動画撮影可能で、M3程度のサイズ、EVF不要のEOS M5 compactあたりを発表してほしいです。カメラの軽さと小ささはそのまま機動力になりますので、旅先にも気楽に持っていかれます。往年の一眼レフから比べればまだ小さいのでぎりぎり許容範囲でしょうかもしれませんが軽いに越したことはありません。高画質のFujifilmのXシリーズにEOS-Mは小型コンパクトのAPS-Cミラーレスがウリだったのにどんどんあちら側に寄って行っているので心配です。
*ただし、Leica M-systemなどはやはり違うもので、あれは撮影も楽しむカメラなのでレンジファインダーは付いてしかるべきだと思います。EOS-M5などの価格帯でパシャパシャ撮るカメラという位置のカメラで今更EVFが必要なのかという提言です。とにかくライカは別格(笑)→参考:
第八十九回目稽古2016/9/18 | 風炉・台天目
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