2013年茶の湯家稽古の`今日の一服`写真集。

いよいよ年越しですね。2013年はだいたい帰宅が11~12時でその後から家での茶の湯の稽古を楽しんだ一年でした。 稽古後に釜を乾かすのが毎日大変でしたが、さすがに慣れてきました。 別のブログで毎日の茶の湯の記録を`茶記`として残していますが、そこに毎日の抹茶と御菓子を同じ構図で撮り続けました。その画像のサムネイルを紹介。やはり抹茶の緑は綺麗ですね。一日一日を思い出します。

茶記ブログ:http://chanoyu.spacewalker.jp/blog/

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来年の抱負はまた書こうと思いますが、所作の美しさの追求と、最低二回は茶事を催したいと思います。

今日の一服:2013/12/29

炉:濃茶・薄茶(二服):桑子卓飾り確認。

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`禿`写し。

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ささま`豊年`

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`椿手`:良太郎作
ささま`松葉`、`梅`

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蓋置:巳

ゆったりとした日曜日と茶の湯の稽古。

久しぶりのゆったりとした日曜日で朝から掃除をして、ゆっくりと茶の湯の家稽古をしています。今年はなんだかんだと土日の仕事も多かったしバタバタだったなぁと。

今日は、桑子卓の炉の濃茶・薄茶の棚飾りの確認(の稽古)。

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`禿`(写し)。濃茶を練るにはとても扱いやすく、利休が好んだといわれるのも少し分かってきました。

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御菓子処ささまの`豊年`。雪の多い冬を表したもの。雪が多かった翌年は豊作になるとのことで`豊年(豊年)`とのことです。ささまさんには、茶事も含め今年随分お世話になりました。会社から近くてこういった御菓子司があるのはとても便利です。

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干菓子もささまの`松葉`と`梅`。師走+新年といった感じですね。綺麗です。

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今日の桑子卓にも、蓋置きは、`巳`を使いました。名残惜しく。

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`巳`もあと三日。来年は午年で年男です。

棚飾りを一つ一つ確認できるくらいゆっくりと家稽古ができたのは良かったです。来月の稽古あたりから、炉の桑子の復習が入りそうなので、言ってみれば予習の稽古になるわけですが。

茶花と巳年の名残。

週末に銀座にふらっと出かけたときは、野の花「司」で茶花を買うことが多くなりました。利休曰く「茶花は、野にあるように」とのことですので、本来茶花なんぞ野から採って`入れたい`のですが、東京のマンションに住んでいる現状の環境ではかないません。

そこで家で小さい鉢に椿を育て始めました。なかなか茶花に使える椿まで成長するのは難しそうですが、とりあえず椿がどんな感じで咲くのか毎日見届けたいと思います。その椿を待っているといつまでたっても入れることができなそうなので、司の近くを通ったときに季節の野花を買ってきて、茶花の練習をしています。

今後茶の湯を進めていくのに茶花は苦戦しそうです。フラワーアレンジメントのレッスンに通っていた時も洋花を生けるのに相当苦戦しましたが、茶花はまたちがって大変です。とはいえ、茶花が酷いと床が締まらないので少しずつ試していきたいと思います。

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”やぶ椿”と”ヤシャブシ”

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丁度、椿と同じ色の主菓子を買ってきましたが、黒の縁高だとはえますね。懐紙に取る時に黒文字で刺してしまうのがもったいない(ので手で取った(笑))

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今年もほぼ毎日家稽古ができました。いつも深夜で半分寝ながらの場合も多く、もっと集中してやらんといけないなと。しかし、寝ぼけている時にまた発見があったりと。稽古=古きを稽う(かんがう):まさに勉強になります。

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”白玉”。黒・緑。綺麗なコントラストですね。

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巳年も`名残`惜しくなってきました。この蓋置きも十二年後にまた使えるかな?
師走になり、基本的にはこの蓋置きを使っていました。茶席にて、茶碗拝見でも、亭主に戻して、もういちど茶碗の名残を楽しむなど、茶の湯の`名残`の感覚はとても好きです。

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茶の湯を始めて1年以上経っているので、その時その時思う`茶の湯`について、また書きたいと思います。きっと毎年見返すと茶の湯の見え方の変化が楽しめるかもしれません。