六本木ヒルズ けやき坂 クリスマスイルミネーション

既に風物詩となりつつある,六本木ヒルズけやき坂のクリスマスイルミネーション(Illumination:イリュミネーション?イルミネーション?カタカナ表記は難しい).六本木ヒルズの公式ホームページでは,けやき坂イルミネーション [SNOW & BLUE]”という名前が付いているようです.

六本木ヒルズ・Roppongi Hills:クリスマスイルミネーション Artelligent Christmas 2005

ちょうど六本木ヒルズの近くを通る機会があり,2台のカメラ(ハッセルブラッド,EOS Digital)と大型三脚とレリーズ,露出計に水準器,ゼラチンフィルターに,長時間撮影用風よけ傘をたまたま持っていたので撮影してきた.たぶん,現像待ちのハッセルブラッドによるフィルム写真は大いに期待できるが,とりあえずディジタルで撮った写真を掲載する.夜景写真はとても好きなのだが,六本木ヒルズは明るすぎて,暗闇と照明のコントラストがつかない.また人と車が多くて,すっきりした夜景写真にはなかなかならない・・.今年は,青い照明がついているけやき坂の木の葉っぱがとても汚く(今年の紅葉はどこにいっても汚い),イマイチな感じだった.時間にあまり余裕がなく,なかなか良い構図の写真が撮れていない.

全ての写真はクリックするとオリジナルサイズで表示できます.

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Sigma 15mm f/2.8 Fisheye (25:9 trimming) : クリックすると拡大
テレビ朝日の解読不明の数字の角を魚眼レンズで.パノラマ風に25:9でトリミング.

ディジタル一眼で撮影しているとつい同じ構図でぱしゃぱしゃ撮ってしまう.必然的にあまり考えていない写真が量産されるわけだが,まだ腕がイマイチである手前,数を打って得ることも多い.数枚とった同じ構図を選んでいる様子↓.ディジタルの利点は,各画像に絞り値,シャッター速度などが表示されること.初心者には良い練習になる.

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Canon DPP(Digital Photo Professional)による画像選び

六本木ヒルズのタワーからレジデンス側に渡る橋からけやき坂と東京タワーが良く見える.

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EF 24-70mm F2.8L USM + Fuji CC-30M : クリックすると拡大

車が多すぎてなんとも道のあたりが騒がしい.ゼラチンフィルターを用いてM(マゼンダ)側に,色補正を掛けている.ここをPhotoshopでなく,アナログでフィルターするのはとても面白い.

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EF 24-70mm F2.8L USM + Cross : クリックすると拡大

今度は輝度の高い光がクロス型に光るクロスフィルターを使ってみる.写真を始めた頃,こういうフィルターが楽しくてしかたがなかったが,今使ってみてもやっぱり楽しい(笑

写真をみてもわかるように,東京タワーには,”地デジ”の文字が表示されていた.地上波デジタル放送の宣伝かとおもうが,はっきりいって勘弁してほしい.12月も終わり頃になると”2005”あたりにかわるかと思うが,まさか地デジとは思わなかった.

世田谷公園からの空を最も良く観ている人

毎朝5:45 – 6:30までジョギングをしている.なぜその時間か?それは,6:30にラジオ体操が世田谷公園であるからである.脂肪が燃焼を始める20分以上のジョギングということで30分くらい以前は走っていたのだが,最初の20分は意味がないと聞くと,10分しか脂肪が燃えないのは悔しいということで,いつのまにか45分走ることになった.早朝6:30の世田谷公園は壮観である.おじさま,おばさまたちが100人以上すっと集まってきて,持ちあったラジオでラジオ体操をやっているのだ.私は明らかに最年少であるが,1日1回は体の全ての筋肉を緊張させようという理由で”全力”ラジオ体操をやっている.”全力”ラジオ体操とは,ラジオ体操と同じ体操なのだが,指先の伸ばしっぷり,ジャンプの高さ,回転スピード,全て全力なのだ.

そんな生活を続けている内に1人のおじさまを見つけた.そのおじさまは,世田谷公園のシンボルである噴水の塔を手前にとらえ,その後ろに広がる世田谷公園の空を毎朝写真を撮っているのである.最初は,たまたま噴水と空を撮っているのかな?と思ったのだが,この4ヶ月間毎日同じ構図で写真を撮っている.実は最近わかったことなのだが,そのおじさまは,世田谷公園から見える朝焼けを定点撮影している写真家だったのだ.毎朝時間が変わってくる朝焼けに合わせて,全く同じ構図でカメラを構え,空を観て,空を撮っているのだ.同じくその後はラジオ体操もまざってやっており,その回りの人の話しぶりからしても,どうやら有名人のようだ.そのおじさまは,4×5(4inch x 5inchの大きさのフィルム)の大判カメラを使って定点撮影をしている.ちょうど始めたばかりの大判カメラで疑問が何点か生じていたので,今日話しかけてみることにした(以前も何回か話してははいたが・・) 今日はその会話を通して感じたことを紹介したい.

そのおじさまは,写真雑誌ではなく,美術雑誌(油絵,水墨画,写真など,美術全般)に写真作品だけではなく,世田谷公園の定点撮影でのエピソードなども踏まえコラムとして掲載されるほどのすごい人だった.個人で写真展もやっており,その招待状の写真は,世田谷公園の空の雲が,冠を被った天女のような形をしており,そこに鳳の形をした雲が近づいているような綺麗な写真だった.そう,世田谷公園の空を単純に撮っているのではなく,朝焼けの色と,不思議な形の雲を追いかけている写真家なのだ.

今日は,ちょうど撮影のタイミングにお話をうかがうことができ,実際の撮影中も1つ1つ解説してくれた.雲の動きは空好きのミヤシタでさえも気が付かないほど,細かく感じ取り,ここがぱっと消えるとか,ここの雲がすっと移動するとか,本当に雲を生き物のように楽しそうに表現した.朝焼けの綺麗な色がでるのは1日でたった数分.その瞬間を毎日毎日そういう目で狙っているのだ.その刻々と変わる雲を,撮影に作業が多い4×5(大判カメラ:フィールドタイプ)を手際よく撮影していく.おじさまは,私と同様で完全な自己流写真家である(私は写真家じゃないけど・・).作品展をやるときに,誰に師事したのかと聞かれるのが一番頭に来るらしい.写真は師匠で決まるものではない.確かにそうだ.そしてその通りに,おじさまの写真は高く評価され,雑誌に今月も掲載されている.

このおじさまを通して,写真の見方をまた教えられた気がする.一番感じたことは,写真を追いかけずに待っていること.定点で毎日5分程度の時間を,良い光・良い色・良い雲が出るまで待ち,その瞬間を残しているのだ.逆に私なんぞ,どんどん前に出ていって,くだらない写真を連発している.決定的瞬間のとらえ方が,おじさまの受動的と,私の下品な能動的とで対称的だと思った.能動的な写真も絶対に良い写真は撮れると思うし,そういうタイプのプロの写真家もいると思う.しかし,私は”時間軸がない”のに,その空間だけでなく時間を残せるところに魅力を感じて写真をやっている以上,何となくおじさまのようなスタイルに憧れを感じてしまった.

写真家という地位を確立した写真家集団マグナム・フォト(MAGNUM PHOTOS).その創立者には,有名なロバート・キャパ(Robert Capa R)アンリ・カルティエ・ブレッソン(Henri Cartier-Bresson)がいる.カルティエ・ブレッソンは,今でこそ普通に使う言葉であるが,”決定的瞬間”(The Decisive Moment)という言葉を初めて使った写真家である.カルティエ・ブレッソンは,全ての場面に決定的瞬間は存在し,「その瞬間は,こちらから望んではいけない.向こうからやってくるのをつかむ.それを待つ.」と言っている.そうブレッソンも”待っている”=受動的なのである.写真なんて人を真似てもしょうがないのだが,テクニック・写真技法を真似るのではなく,そんなスタイルは真似てみたいと思った.
一方,ロバート・キャパも素敵な言葉を数多く残している.自分がその中で好きなのは,「写真を芸術と言っている奴は,素人である」という言葉.プロの厳しさなどを述べたものであるが,やっぱり今みたいに自由に楽しく写真を続けるためには,素人のほうが良いなと思っている.

少々話がずれたが,今日のおじさまの話を聞いて,おじさまの空を観る目に大変感動してしまった.おじさまは明らかに世田谷公園からの空を最もよく観て,知っている人物である.私は宇宙の道で食っていくつもりであるが,宇宙(そら)に対する違った見方を教わった気がした.刻一刻と変わる宇宙を止まって見る.そんな新しい見方を自分なりに感じた日になった.つい話し込んでしまい,今朝は脂肪が燃焼していない.

参考:アンリ・カルチェ=ブレッソン*rossa

こういう話の後にはガツンと強烈な写真を載せたいのだが,まだまだである・・.とりあえず,何か載せとこうか・・.決定的瞬間ということで,瞬間ではないが,”現在の三茶住民しかわからない”写真を(笑

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対抗ティッシュ配り

アディダス・ワン(adidas_1) 頭脳を持ったシューズ

アディダス・ワン(adidas_1)の最新版が今月末に発売される.アディダス・ワンとは,頭脳を持ったシューズであり,スニーカーにMPU(Micro Processor Unit)が内蔵され,リアルタイムで接地状況を判断しモーターでソールのクッションを動かすというもの.シューズに対して”ヴァージョンアップ”という表現は実に興味深く,遂にそういう時代になったのかなと思う.毎日早朝に45分間ジョギングをしているが,やはりアスファルトを走っているので,最近膝が痛い.準備運動や運動後のストレッチなどを十分にやっているが,やはり下がアスファルトである以上,もうちょっと良いスニーカーも必要なのかな?と思っている.今使っているのはセールで1980円で買ったものだから,あまり良い物ではない気がしてきた(ソールが薄い・・).かといってこのアディダス・ワンを使ってそれが改善されるとは覚えないけど,正直ミーハーにも使ってみたい.普段から,マイコン(MPU)をいじっているだけあって,こういう製品は大好き(笑).中身の構造をみるとモーター周りや基板の半田付けなどが,シューズメーカーらしく素人っぽくて多少心配だが,それはきっとヴァージョンアップで改善されていくのではないだろうか.こういうクッションを移動させるだけではなく,雨や湿度を感知して,通気性を変えるようなシューズもでてくるんだろうなぁ.残念なのは電池を搭載していること.走る力で発電すればよかったのに.仮に将来こういう靴が一般的になったとき(マスを獲る商品),電力問題は無視できないからこの時点で発電を考慮すべきである.

高度経済成長時期は,テレビを買うことが1つの目標であった.家にはまだ無い物を買う時代.そんな時代は過ぎ去り,テレビでいえばテレビの新機能で商品を選ぶ時代.テレビは無いわけではないから,新機能の差分だけで購買欲をかき立てるのはとても難しい.その差異の出し方が,マスコミとインフラとヴィジョンがないマーケティングでほとんど見えなくなってきた.手ぶれ補正をつけたカメラが売れれば,全社が手振れ補正開発に躍起になる時代である.こんな時代での商品開発の1つのアプローチは”個性”である(自分の意見ではなく,最近の流れ).携帯電話に関してはトップパネルの着せ替えなどのアプローチをとっているものが多い.このアディダス・ワンは,身長・体重・走り方など人によって違う”個性”に対して,シューズが考え・適応する.つまり,”個性”の極致だと思う.これはインターネットのような分散型ネットワークとにていると思った.つまり,過去のようにバカでかいコンピューターにみんながアクセスして使う時代(かっこいい商品を出してみんながそれ惚れ込んで買う時代)から,頭脳を持った小型コンピュータが集まってネットワークを形成する時代(商品がそれぞれ頭脳を持ち,使う人に適応する時代)に.表現が下手だが,アディダス・ワンのアプローチはそんなこんなで興味深く,今後の発展に期待したい.

せっかくだから雨センサーも追加して,路面情報をネットで集計し,リアルタイムピンポイント天気などをやればいいのに.(どこかの地域で,タクシーのワイパーの稼働状況を集計して同じようなことをやっているらしいが・・).個人情報漏れまくりだけど.

あ,ちなみに35000円前後.

参考:adidas adisas_1

参考:ITmedia +D LifeStyle:考える靴「アディダス・ワン」が進化

参考:ITmediaアンカーデスク:ゴールドのかかとを持った考える靴「アディダス・ワン」

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日本の宇宙探査機”はやぶさ”

地球から離れて,地球以外の惑星(水星,金星,火星,木星,土星,など)や彗星,小惑星などを探査することを,深宇宙探査(しんうちゅうたんさ)という.この分野はNASA JPL(ジェット推進研究所)が圧倒的に有名(ボイジャー(土星,天王星,海王星),パイオニア(木星),カッシーニ(土星),スピリット(火星ローバー)など)だが,日本も負けてはない!

日本の宇宙機関であるJAXA(Japan Aerospace Exploration Agency): 独立行政法人宇宙航空研究開発機構は,はやぶさとよばれる宇宙探査機を開発し,2003年5月9日に打上げています.はやぶさのミッションは,”イトカワ”と呼ばれる直径約360mの小惑星[*1]までイオンエンジンという最新鋭の宇宙機用エンジンを使って近づき,なんとその小惑星にタッチダウンして土を採取し,また地球まで戻ってくるというとんでもないもの.2年以上イオンエンジンを吹き続け,既に小惑星イトカワに到着しています.その小惑星にタッチダウンして土の採取を明日(or 明後日)行います.小惑星から土を持って帰ってくるのはもちろん世界初.世界中から注目されています!(日本のマスコミはあまりとりあげていないけど・・・)

興味のある方は,JAXAの太陽探査のページ(はやぶさ)をご覧ください.

タッチダウンのCGもあります.

また,今日のはやぶさなどで最新情報が参照できます.

このはやぶさのプロジェクトマネージャーである川口先生は,我々の衛星開発でも非常にお世話になっており,プロの立場から,厳しい目で設計の甘さなどを指摘して頂いています.ウチのラボのOBも二人川口研究室で仕事をされている関係で,このはやぶさのミッションはとても親近感があり,注目しています.みなさんも,是非注目してみてください.

地球から2億8000万キロ離れ,光の速度でも16分掛かる距離で,日本が作ったはやぶさが無事土を採取してくれることを願っています.

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JAXA小惑星探査機はやぶさが撮影した小惑星”イトカワ” 2005/11/15撮影
提供:独立行政法人宇宙航空研究開発機構

*1: 小惑星:太陽系を構成している天体のうち,地球・火星などの惑星ではなく,太陽のような恒星でもなく,ハレー彗星のような彗星ではない,小さな天体.太陽系には1万個以上見つかっている.

松屋の食券販売機

かなりの頻度で利用している松屋(株式会社松屋フーズ).吉野家と並び牛丼で有名な松屋は,都内だけでなく全国でもよく見かけるようになった.松屋は良く使うからこそ,今まで何度か松屋フーズに要望(クレームではない)をしてきている.

(1)食券兼領収書の取り扱い:食券を出して,店員がすぐ切り離して領収書だけ残していくのはおかしい点.この話は長くなるので省略.

(2)いつも食べている”ハムと目玉焼定食”のハムに添加物が入っているのではないか?という点.

(3)食券販売機(トーヨーアルファネット・旧トヨコムエンジニアリング)の食券および釣り銭を取り出すトレイの設計が良くない点.

以上3つの点に関して,過去に松屋およびトヨコムに問い合わせている.今回のエントリーは,質問の回答をはぐらかされた(1),(2)ではなく,(3)の食券販売機の話である.

松屋の食券販売機は,食券が出るトレイと,釣り銭が出るトレイを共有にしており,食券と釣り銭が平板のトレイ上にまざって出てくる.それを取るのがとても取りにくいのだ.片手で財布を持っているため,もう一つの手で真っ平らなトレイ面(金属)の上にある食券および,数枚の釣り銭を取るのがとても取りにくい.この点に関して,突っ込みが細かいという意見も多いかもしれないが,ここはあえて突っ込みたい.

最近バスに乗ることがとても少ないので現状はどうなのかわからないが,高校まで過ごした長野の片田舎のバスで使われてた運賃箱付属の両替機ですら,今回の平板トレイよりもずっとスマートな設計のトレイが使われていた.運転手の横にある運賃箱には両替機がついていて,細かいお金が無かったときにこの両替機で両替をして運賃を支払うシステムである.そのトレイは,バスを降りる時,荷物と財布を持って,しかも立った状態で両替機から出た硬貨をスマートに取れるものであった.ご存じの方も多いかと思うが,トレイの底は丸形になっており,更に指ですくいやすいように筋が2,3本入っていて,片手で全ての硬貨を取れるデザイン設計である.この設計はそれほど難しいものでも,大発見のものでもないかもしれない.しかし想定される客の状況を考えたときに,エンジニアの気持ちが伝わるやさしいものづくりである.もう数十年も前にこんなデザインは存在していた.

しかし,今まで松屋で採用されていたトヨコムの食券販売機は,ただ平板のトレイに釣り銭がだらだら滑りおちてくるだけものであった.トレイが小さければまだ良いのだが,無意味に広いトレイに硬貨が散らばり,それを1枚1枚取らなければならなかった.想像に難くないが,片手で2,3枚の硬貨を手の中で抑えながらもう1枚を拾うのは結構面倒くさい.こんな事を思ったのでトヨコムに問い合わせ(たぶん3年くらい前)たが,検討いたしますという返事をもらっただけだった.

そんな問い合わせをしてからも,松屋に行くたびに(同じデザインの食券機は松屋以外にも多いのだが・・),設計悪いなぁ・・と思いつつ生活をしていたところ先週,松屋三軒茶屋店で食券機がリニューアルされた.それはトヨコム改めトーヨーアルファネットのBT-V212であった.なんとこの機種は,釣り銭トレイに上記の丸底筋入りトレイを採用し,とても取りやすくなっていたのだ.私の問い合わせメールが役にたったのかはわからないが,この会社が新機種において,このような良いものづくりをしたことがやけに嬉しかった.最近,資源が無い国の癖にマネーゲーム的ビジネスがはやっている.それはそれで経済的に重要なことだとは思うが,もう少しものづくりを考え直すべきでは?と思うことが多い.そんな中で,コストがやや高くなっても,釣り銭を取るという最低限の機能を実現するだけでなく,とりやすさをちゃんと考慮した優しいエンジニアリングはとても大切だと思った.

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美味そうなものばかり@宮島
Hasselblad 501C/M + Carl Zeiss Planar 80mm C T* f/2.8 + Kodak E100VS

あなたの脳タイプチェック

dairaさんのウェブで紹介されていたあなたの脳タイプチェックを試してみました.

社長になれる度数88% ”連想型展開タイプ”らしいです.
質問内容から推測される結果ではありますが,何となく当たっている気はします.こういうテストを受けると,だいたい,一匹狼,自由人人生,創造系みたいな結果なので,社交性が薄いのかしら?と思ってみたり.興味があれば,お試しあれ.

●あなたの頭脳タイプ <Ca型>

あなたは第一に形に強い。ひとつの形から次々に連想したり、組み合わせ て新しい形をつくり出したりする能力にたけています。したがって芸術系、中でも美術・造形・デザイン系の仕事であなたの豊かな発想を生かすことができます。
企業においては商品開発・企画部門でその能力が必要とされます。Aaタイプの人の情報とBaタイプの判断力を借りてプロジェクトチームを作ればあなたの発想力は最大に発揮されること疑いありません。

[相性判断]
◇あなたは今会社やグループの右腕または左腕になれる方でしょう。それとも実質的には社長さんや代表なのだけれども、一代目や誰か他の人が頑張っておられて少々目の上のたんこぶと感じておられるかも。そんなあなたをひと回り大きくしてくれるのはBa、Daの人達でBb、Bc、Db、Dcの人達も支えとなってくれるでしょう。
◇Aaタイプの人の情報とBaタイプの判断力が鍵

●あなたの知能領域(考えたり憶えたりする材料 )
あなたは、ものの形・位置・方角などを材料に
『図形的にとらえ』考えたり憶えたりする能力に優れています。

●あなたの知能活動(どのように頭を働かせるか)
『拡散的思考型』
あなたは、気のきく人で、創造性があります。 一つの事柄から色々な方向に思いをめぐらした考えができる人です。 アドリブがきき、発想・アイデア連想能力に優れています。

厳島神社五重塔

宮島の厳島神社には五重塔がある.時間がないので塔の下までは行くことができず,崖(丘?)の下から写真を撮っただけだが,天気が良かったこともありとても綺麗な塔に見えた.日本では五重塔をそこら中で見かける.ウェブで調べてみると五重塔写真集というサイトなど日本中の五重塔をまわっているひともいるようだ.厳島神社の五重塔は屋根の反りが著しく,それは禅宗様式の特徴であるようだ.また,この五重塔は最近色の塗り替えが完了したらしく鮮烈な赤が特徴的だった.

ここで写真の話.こういう青空と鮮烈な赤などの被写体を見ると,どうしても撮りたいカメラの組み合わせがある.それは,ドイツのカールツァイス(Carl Zeiss)社のPlanar(プラナー)のT*(ティースター)レンズに,米国コダック社(Kodak)のリバーサルフィルム(ポジフィルム) エクタクローム(Ektachrome) E100VS (Vivid Saturation)というフィルムの組み合わせ.カールツァイスは,最近ではソニーのデジカメやデジタルビデオカメラなどで採用されているレンズとして有名かもしれない.カールツァイスは,創立当初のニコンやキヤノンもレンズ技術研修に行っているほど歴史が古く,世界最高のレンズメーカーである.カールツァイスのレンズにはそのレンズ構成により名前が決まっていて,その1つプラナーは,標準域のレンズ構成として超有名なレンズである.そこにT*というコーティングを施されたレンズは,とてもコントラストが高く,美しく色を表現する.そのプラナーを通った光が,KodakのE100VSのキャッチフレーズでもある”これまでにないあざやかさとダイナミックな色再現”というだけであって,極めて色鮮やかにフィルムに焼き付く.つまり,今回の綺麗な青空,塗ったばかりの鮮烈な赤という素敵な被写体において最高のパフォーマンスがでる組み合わせである.結局この話を書きたいだけの為に,五重塔の写真を使ってしまった.五重塔.素敵でした.

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厳島神社五重塔
Hasselblad 501C/M + Carl Zeiss Planar 80mm C T* f/2.8 + Kodak E100VS

瀬戸内海

そういえば,瀬戸内海を見たのは初めてではないか?と思った.中国地方,四国地方へ行く機会が今まで少なかった気がする.宮島へは,JR宮島口駅を降りてすぐの港からフェリーに乗って行く.対岸が見えているので乗っている時間は短いが,その間,鳥(カモメ?)が餌を求めてフェリーのまわりを旋回してくる.それにしても,鳥たちの体,飛ぶ姿は本当に素晴らしく美しい.ああも簡単に空を飛ばれると,重い固まりを打ち上げるのに苦労している今のロケットの設計はアプローチが違うのではないかと錯覚してしまう.今回の広島の旅で撮ってきたHasselblad撮影のフィルム現像が昨日上がってきた.この現像が上がってきた時のうれしさは何ともいえない.

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瀬戸内海
Hasselblad 501C/M + Carl Zeiss Planar 80mm C T* f/2.8 + Kodak E100VS

宮島

日本三景の一つである広島県宮島に行って来た.広島が初めてだったので宮島はどうしても行きたかった(写真を撮りたかった).何せ結構移動で疲れたので,とりあえず写真を一枚貼って後日紹介.ちょうど宮島に着いたとき干潮だったため,鳥居の下まで歩くことができた.天気も良く,暑いくらいの日で,修学旅行生たちがとてもたくさん来ていた.

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宮島厳島神社鳥居
EF24-70mm F2.8L USM + C-PL