足の小指激しくヒット

5日前ほどに、家の部屋の入り口で、右足の小指を激しくヒットしてしまった。しかし小指をヒットしても、のほほんとニコニコ暮らせる術を既に確立しているので、今回も大して動じなかった。

詳しくは、過去のエントリー(2005/07/14 ”足の小指激しくヒット平穏術”)を参照して頂きたいが、簡単に紹介すれば,小指をヒットした日付を記録し,”いつも小指をヒットする”という気持ちから,”いかに小指ヒットが希有なこと”と勘違いし,痛さを記念に思い、平穏にごまかそうという素敵な術である.

最新小指ヒットデータベース
・2006/08/20 自宅のキッチンからリビングに移るエリアで右足小指を激しくヒット
・2005/11/04 研究室で重い机の足に右小指を激しくヒット
・2005/07/14 研究室で扉に足の小指激しくヒット
・2005/03/02 研究室(実験室)で先輩の実験装置の角に右の小指激しくヒット
・2004/07/14 研究室のシンクの角に右の小指激しくヒット

裸足で居るのは、基本的に家の中だけである。家の中をうろうろするとして、1日平均20回程度(もっとかな?)、小指ヒッターの柱、扉などを通過する。3年間で5回のヒット数であるから

足の小指激しくヒット率(打率): 5 / (20 * (365 * 3)) = 0.023%

である。過去のブログ(2005/07/14 )では、0.027%であったことを考えると、更にヒット率は低下している。これは、むしろ自分の動き方にゆとりが加わり雅な動きができているのではないかと、逆にほほえましくなり、足の痛みなど遠に忘れている。新居に引っ越し、まだ自分の行動軌跡が最適化されていない時分でのヒットであるから、今後ますます低下が予想される。この低確率は、前のブログにも書いたが、高校時代の○レ○タ○ンデーで不必要に家に帰るのが遅かった某君のヒット率(0だけど)くらい低い.そう考えると、小指をヒットした時に、”ああ~、いつもこの柱にヒットするな”と憤慨するのではなく、”こんにちは柱さん、お久しぶりのヒットですな”くらいの余裕が生まれてくる。

もともと存在していない”日本の安全神話”とか言われているエレベータ、電車、自動車、プールなど、いつでも人の命を奪いかねないものが生活には密着している。これだけの人が、毎日、これだけ行動をするのであるから、一定数の事故は間逃れない。エンジニアリングの努力により0に近づけることはできるが、0にはならないし、今のマーケティング全盛のエンジニアリングでは、0に近づける努力はできないであろう。やはり、個人が、普段の生活から想像力を発揮させて、できるだけ避ける努力をせざるを得ない。福知山線の事故のように努力のしようがない悲しい事故ももちろんあるが、小指の希なヒットは、”ヒットしないで通過している普段の生活”、”事故が起こらないで、時間通りに運んでくれる電車”、”後ろから車が突っ込んでこない歩道”、”マンホールがしっかりと閉まっている道を通過”、”地震がまだ起きていない東京”、”好きな宇宙の研究をすることができる環境”を、逆に意識するきっかけとなっている。

おすすめのディジタル一眼レフカメラ

はじめてディジタルの一眼を購入する人に(現時点で)オススメのカメラを紹介。まぁ、全くの素人の意見なので参考程度に。

ボディ
Canon EOS Kiss Digital X
理由:1010万画素、イメージセンサーのゴミ低減システム(EOS ICS)、軽い、安い、低ノイズ

レンズ(とりあえず最初にボディと一緒に買うレンズ)
純正にこだわらない人:Tamron SP AF17-50mm F/2.8 XR DiII
理由:安い、明るい、軽い

純正にこだわる人:Canon EF-S 17-55mm F2.8 IS USM
性能は良いが、将来性を考えるとあまりオススメとは言い難い。
理由:高画質、明るい

とりあえず始めるなら、タムロン(tamron)のレンズが最適だと思う。

ちなみにEOS-1が重いので、今回のEOS Kiss Digital Xはかなり興味あり。

今の地球写真をお見せします!

以下のエントリーの実験は無事成功しました。ありがとうございました。

*************

明日2006年8月25日午前10時頃から、リアルタイムの地球画像(写真)を皆様にお届けします。昨日7月25日行ったものを再度行うわけですが,画像を見るページをパワーアップさせました.

JAXA(宇宙航空研究開発機構)の人工衛星マイクロラブサット1号機に搭載されているカメラが地球(宇宙)の写真を撮り、すぐに皆様にインターネットを通して配信する実験を行います。

詳しくは、

マイクロオリーブ 実験写真のリアルタイム配信実験

をご覧ください。午前10時という明らかにお仕事中、お勉強中の最中かと思いますが”今”の地球を是非お楽しみください。

今回のシステムのバージョンアップにより極めて重いシステムとなっています.ウェブブラウザにかなり負荷が掛かりますので,重くてもご了承ください.1万人近くがアクセスしますので,システムが落ちたらごめんなさい.

↓今回の写真例です
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夜景写真の撮り方

夜景写真を撮ることはとても難しい.私はそのほとんどが失敗に終わるのだが,やはりある程度撮り方はあるようだ.全くもって基本的なことではあるが,夜景と撮るアプローチを少し紹介したい.

夜景写真のポイントはいろいろあるが,一番写真に影響するのは2点である.その2点を中心に紹介する.

[1]手ぶれを起こさない
[2]ガラスの反射を写さない

[1]手ぶれを起こささない:全く当たり前の事だが,写真(露出)は,フィルムまたはイメージセンサー(CCD/CMOS)の感度(ISO)と,レンズの絞り,シャッター速度の3つの要素できまる.夜景は昼間に比べて多くの光を集めるのに時間がかかるので,シャッター速度はどうしても長くなる.そのため,[1.a]より短いシャッター時間で光を集めるか,[1.b]長いシャッター時間の間カメラを絶対に動かさない努力をしなければならない.

[1.a] 短いシャッターで写真を撮るためには,[1.a.1]明るいレンズを使う,[1.a.2]感度の高いカメラ(ディジタルカメラ) or フィルム(フィルムカメラ)を利用する.

[1.a.1] 明るいレンズであるがこれはいろいろな事情で難しい.コンパクトのディジタルカメラなどはレンズを選べないし,最近のカメラ事情でレンズを気にして買っている人はあまりいないのではないだろうか?また仮にレンズ交換式カメラであっても,実際には深い被写界深度を得るために絞り込むので,この明るいレンズ条件というのは,シャッター速度改善にはあまり寄与しない.

[1.a.2] 感度の高いカメラ or フィルムを利用する:これはかなり有効である.ディジタルカメラでいうISOという感度を上げればそれだけシャッター速度を短くすることができ,短い時間で写真を撮れる.しかしここには問題がある.感度の高いディジタルカメラも,フィルムも共通でノイズが多い.特に暗闇(暗部)の高感度ノイズは極めて汚いので,むしろ夜景には低感度モードで撮影したい.ちなみに宮下は,ISO100で撮っている.

[1.b] 撮影中に絶対にカメラを動かさない努力.[1.a]でも述べたように明るいレンズでも絞って使うし,ノイズを減らすために低感度で撮るので,やはり夜景にはカメラを動かさない努力がとても重要である.[1.b.1] 三脚を使わない場合と[1.b.2]三脚を使う場合がある.

[1.b.1] 撮影中に手ぶれを起こさせないためには三脚を使うのが良いに決まっている.しかし,三脚をいつも持ち歩いているわけにもいかない.

[コンパクトディジタルカメラの場合]
カメラを持たずに適当な台にでも置いてセルフタイマーで撮る.ど基礎ではあるが,もし手持ちで気合いで撮っている人がいたら是非試してほしい.セルフタイマーを使うのも重要で,シャッターボタンを押した瞬間のブレを防ぐためである.ここでマニュアルモードがあるカメラなら,ノーフラッシュで,低感度(ISOを一番下げる)状態で撮ると最も高画質が狙える.

[1.b.2] 三脚を使う場合:できるだけ大きくて重い方がよりブレないが,展望台で三脚を広げるのは,”最初”恥ずかしい.

20060810_nightshoot_all.JPG

[2]ガラスの反射を写さない
夜景を撮る機会は,高いビルなどの展望台が多いのではないだろうか.東京にある数ある展望台でガラスを通さず夜景を撮れるところは極めて少ない(少なくとも私は知らない).そうなると,照明のある展望台からガラスを通して夜景を撮らなければならない.照明はガラスに展望台室内を映りこませるので,それが写真に写ってしまう.これは夜景撮影にとっての天敵である.

[2.1] 偏向フィルター(PLフィルター)を使う
偏向フィルターによりある方向の映りこみを防ぐことができるが,様々な照明が多い展望台において,偏向フィルターでは完全に反射を防ぐことができない.

[2.2] 反射防止布を使う
積極的な反射の解決として,レンズとガラスの間を布でふさぎ,外光を防いでしまえば良い.そこで自作で反射防止布を作る.

20060810_nightshoot_cover.JPG

このような光を通さない布を買ってくる.

20060810_nightshoot_cover2.JPG

布の真ん中に穴を開け,ひもをその周りの通す.このひもを縛ることで穴径を調整し,レンズの胴体に縛りつける.また,布のサイドに吸盤(100円ショップで購入)を縫いつける.これで,レンズから窓まで外光を防ぐことがことができる.

20060810_nightshoot_without_cover.JPG

反射防止布をつける前.

20060810_nightshoot_with_cover.JPG

反射防止布をつけた状態.この布をつけて夜景と撮るのは,”最初”勇気がいるが,もうここまで来たら完全装備でやってしまったほうが中途半端よりもよっぽど良い(?).

20060810_nightshoot_lensneck.JPG

こんな感じで,レンズ周りもしっかりと縛って外光が入り込まないようにする.

では,夜景の撮り方をまとめる.

1. 撮影場所を選ぶ:オススメは浜松町の世界貿易センタービルディング (平日).人が居ないので3時間は余裕で居座れる.東京タワーと六本木ヒルズが同じ方向に見える数少ないスポット.

2. 三脚をしっかりとたてる

3. フィルム・イメージセンサーの感度を下げる:ノイズ対策のため三脚がある場合は,シャッター時間が長くなくても低感度で挑む

4. 絞りを最高画が得られるように適度に絞り込む.大判カメラは,アオリを使って被写界面をコントロールする

5. 反射防止布を使って,外光を防ぐ.

6. レリーズまたは,セルフタイマーを使ってシャッター押し時のブレを防ぐ

7. 撮影

これで夜景はある程度撮れる.これ以上の高画質を得るためには,まずその日の気候を考えなければならない.晴れすぎていても微妙で,足繁く通うしかない.世界貿易センタービルディングなら,電話をすれば展望台のおじさんがその日の空のヌケを教えてくれる.行く前にチェックするのも良いと思う.

当たり前だが,この撮影方法はデート中には使えないと思うので注意が必要だ.断然一人の撮影をオススメする.私が撮影していると,後ろを通るカップルにコソコソなにか言われているが,そんなもの”最初”しか気にならない(笑) とにかく中途半端にやらないことがポイント(?)である.

それと,”2人が写っていながら後ろの夜景が写るように撮ってください”とかいう,無理な注文を,一人で上記の方法を実践して撮っている人間に頼まないように.

ゲド戦記

ゲド戦記の原作者Ursula K. Le Guinが,映画「ゲド戦記」についてコメントを述べています.

原文:http://www.ursulakleguin.com/GedoSenkiResponse.html

日本語訳(とても表示に時間がかかります):http://hiki.cre.jp/Earthsea/?GedoSenkiAuthorResponse

はっきりいって原作者も今回の映画は快くおもっていないようですね.

Yahoo Japanのユーザーリビューは,http://moviessearch.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id324031/.ネットにリビューは批判がつきものですが・・・.

では,私の意見ですが正直いって酷い映画でした.とにかく脚本が酷すぎて話になりませんでした.ジブリという期待をもっていったのも悪いのかもしれませんが,昔のラピュタ,ナウシカのようなドキドキ・ワクワク感なぞ全くありません.是非,父宮崎駿さんでこの映画は見たかったと思いました.

一方,アニメといえばディズニーの”カーズ”はとてもおもしろく良くできていました.それにしてもPIXARのアニメーション技術は先を行きすぎていますね.本当に素晴らしかったです.話の展開はベタですがお子さまはもちろん,大人も含め十分に楽しめる映画といえると思います.

自分の仕事と人の命までの距離

このブログでも何度か紹介しているshumaくんのブログで衝撃的なエントリーがアップされた.

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怒りを抑え、目を逸らすな @ Shuma’s Blog “Salon des Cent”

写真はそのブログで紹介されていたものを引用させていただいた.
レバノンに侵攻しているイスラエル軍によって亡くなった生後10日の子供である.
是非,Shumaくんの記事を読んで頂きたい(上の写真をクリックすると飛ぶ)

この戦争に関しては知識の豊かなshumaくんのブログに譲るとして,今回は命繋がりで”自分の仕事と人々の命までの距離”について扱いたい.

先日プールの吸い込み穴のフタがはずれ小学生が吸い込まれ命を落とす事故が起きた.大変悲しい事故でありプール経営者,管理(運営)者,国(法の整備)など誰が悪いのか?という責任のなすりつけあいを行っている.ここで誰が悪かったのかを糾弾するつもりもないし権利もない.しかし失われた女の子の大切な命を本当に大切にするためにも,我々はこの事故に関してしっかり考えなければならないと思う.

プールの監視員(バイト?)は,外されたフタが何のフタか分からなかったらしい.仮に吸引口のフタだと分かったとしてもどのような行動をするかを教わっていなかったということである.この問題が発生した後,経済産業省の調査で全国約2000カ所を越えるプールで不備が見つかり対策を施すとのこと.これでプールの事故はしばらくなくなるだろう,そしてそれでめでたしで良いのだろうか?

私も含め自分のしている仕事がどのように人の生活,そして命に繋がるか,どのくらいの距離があるかをこの事故を通して考えてみなければならないと思う.プールの監視員は,ただのバイト感覚もしれないが,自分の判断の誤りで平気で人が死ぬという”人命に最も近い仕事”の1つだ.そういえばエレベータの整備士も,ガス機具のサービスマンも,飛行機の整備士も,普段事件なんて起こらない片田舎の少女の水没死事故を捜査する警察もみんな命にとても近いところで仕事をしている.ここまでは他人を批判じみて書いているが,私の宇宙開発の仕事もそうだ,設計が悪ければ人命を奪うこともあるし,技術転用されれば殺戮兵器になるかもしれない.

少なくともこういう悲しいニュースがあらゆる媒体で届くようになった時代に,”へぇ~”で終わらせてしまうのは理性や言語もって現象を記憶できる人類としては進歩がない.次は,ワンマン電車の自動扉の整備不良で人が挟まって亡くなる事件が起こるかもしれない.アルバイトに任せていた消毒の仕方が悪く集団食中毒が起こるかもしれない.トラブルが起こるとそれを防ぐ法律を作ることしか国なんてできない.その法律に従って作業マニュアルを作ることしか経営者にはできない.一個人が,最大限の想像力を働かせて人々の命までの距離を再認識し,アルバイト・社員なんて関係ないその仕事をするプロとして法律,マニュアルを越えた行動をしなければならないと思う.全業種において一人ずつ死人が出ないと対策講じられないのであれば,そんなものはシステム(コンピュータ)に任せれば実現可能であり,人類である価値がない.

同じように仕事だけではなく,地震が起きたときに何をするか,火事が起こったときに何をするか,起こってから行動しないようにあらゆる事に想像力を働かせて生きたいと思っている.

少し前におきた某議員が予算委員会で告発した偽メール問題のことをShuma君と話したことがある.某議員は「何で辞任する必要があるか分からない」という辞任を非常に躊躇していたことに対して,「辞任じゃなく,自殺だよな」というちょっと過激な話をしたことがある(決して脅迫の意味を込めているわけではない).彼は明らかに議員という地位を失わないように必死に辞任を拒んでいた.しかし,国会議員は国の舵取りである.彼の行動によって,国民を幸せにできるし,何万人という規模で飢え死にすることだって起こりうる.1億2000万人の舵取りをしている国会議員が,しかも予算委員会というとても大切な場で,与党議員を糾弾するために予算に関する追求という本来の野党の仕事をしなかったことは,命に値する愚かな行動であると過激にも思うわけである.彼は明らかに議員という仕事と人々の命までの距離を考えたことがないと思っている.少し過激な表現を用いてしまったが,今回の自民党総裁選挙の動きを見ても,次回首相も全く期待が持てないのは言うまでもない.国の動きは常に冷静に見続けるとして,我々一個人は,人類として知恵と想像力を持って行動したいものである.

最後に,最近はジャングルジムがない小学校が多いらしい.これは,ジャングルジムで落ちた小学生が亡くなったため,PTAが危ない遊具を撤廃すべきだという抗議を受け入れ使用停止になったり撤去されているらしい.この動きは良くないと思う.過保護は良くない.普段から地震なり,車が後ろから衝突してきたり,崖崩れなり,命を一瞬で奪ってしまうものはたくさんある.プールの吸引口は大人でも吸い込まれたら助かるかわからない.しかし,ジャングルジムなど運動能力・神経である程度解決できる問題は,ジャングルジムを撤廃するべきではなく,外でたくさん遊んで能力を向上させる方向に促すべきだと思う.

ビデオ・オーディオの基礎知識

先日紹介したDVDの規格などである方から”専門用語がわからん”というご指摘を頂いた.そこで,このビデオ・オーディオあたりを知っている限りガツンとまとめようと思ったが,その量が膨大で図などを書き始めると予想以上に(予想どおりに・・・)大変で速攻で断念した.専門でも何でもない私が書くよりも,ウェブで見つかる素敵なサイトを紹介したい.

DVDの規格などをまとめているDVDフォーラムジャパンの基礎知識・技術のページ

これを一通り読めば,映画が始まる前に必ず流れるDolby Digital, THX, DTSなどの規格がよくわかり,逆にその規格を求めて映画館を選んだり楽しみも広がる(上記3規格が対応していない映画館など今時すくないが・・・)

United 93 : 衝撃でした

本日公開の映画「United 93」をあまりに見たかったので,日が変わってすぐの深夜0:30~の上映で見てきた.今,その興奮冷めやらぬままにこのエントリーを書いている.

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United 93

9.11(同時多発テロ)でマンハッタンのWTCに突っ込んだ飛行機,ペンタゴンに突っ込んだ飛行機の他に1台だけ目的地に到着せず墜落した飛行機があった.それがUnited航空93便である.フライトレコーダー,ハイジャック後に飛行機電話を使って家族に電話した内容などを元に,脚本も一切なく,俳優たちに演じさせたドキュメンタリー映画.とにかくすごい映画でした.とうぜん泣けるような映画ではなく,最後まで全身ビリビリきまくりの映画でした.昨日のヒースロー空港の閉鎖,最近の世界情勢など自分の中で様々な背景感情があったからかもしれないが,ここまで衝撃の映画は久しぶりでした.

音響が良いスクリーンで見ることをオススメします.ヒルズの映画館で言えば,Art Screenが個人的な経験では最も音が良いので,オススメです.

CMを突っ込み

5年ぶりにテレビを買って一番驚くことはCMである.大方ニュースなどはウェブ,新聞でも見られていたので,情報として全くなかったのはCMである.さすがにいつでも新発売のケンちゃんラーメンのCMはやっていないようだが,突っ込みたいCMは多々見かける.全てを今思い出せないが,とりあえず2つのCMについて

1.TOYOTA マークX : 車のCM

「俺の真ん中に俺が帰ってきた」→意味がわかりません.

2.産経新聞のアンガールズアフレコのCM

「働き蜂は1日6時間しか働いていない」というセンテンスにおいて.蜂の寿命は約1年だから,人間の平均80年と相対的に比較すれば,6時間は480時間分の重さである.あんなに小さな体で蜜を運んでいる働き蜂に対して,人間の感覚で6時間は短いと考えるセンスが実に情けない.