抹茶:上林春松:祖母昔(ばばのむかし)
御菓子:御菓子処さゝま:草包み(雪平):くさつつみ(せっぺい)
茶碗:黒樂 佐々木昭樂作
薄茶器:柳蒔絵 朱 中棗 荒井正春作
茶杓:銘なし
水差:銘なし 黒
釜:銘なし しきの 糸目筒釜 小
建水:銘なし 唐津(風)
毎晩の茶の湯の家稽古ですが、今までお茶菓子確保に苦労していました。平日は帰宅が遅いので、銀座・日本橋界隈の御菓子司に寄っている時間がありません。そこで日曜日に3日分くらい買って、火曜日・水曜日あたりはカピカピ(乾いた)の残念な主菓子を頂いていました。水曜日以降は、干菓子か羊羹などの日持ちする御菓子にしたり、セブンイレブンの和菓子を代用したり(笑)。
ふと考えてみると、先日の日本橋や銀座で呉服屋を探している際に、御菓子司を頻繁に見かけました。今までも変わらずそこにあったわけですが、私が興味がなかったので素通りして気が付かなかった訳ですね。私の興味外へのアンテナを貼らない姿勢は反省しなければなりません(毎度のことながら)。そこで、会社近くの御菓子を検索していたらすぐ近くに見つけました。
(iPhone4sしかカメラがなく残念な写真ですが・・)
御菓子処さゝま
公式サイト:http://www.sasama.co.jp
何とまぁ素敵な店構え!何度も通過している場所でしたが、存在すら気が付いていませんでした。昭和4年創業、今の場所・スタイルになったのは昭和9年かららしく、公式サイトでは、その時より”茶道に使用できる和菓子を目指し現代に至って居ります”とのこと。素敵すぎる。普通の和菓子屋さんではなく、いろいろな茶事・茶会に茶菓子を提供している老舗のお店でした。
入り口の暖簾も素敵ですが、素敵なのは写真右側の床です。(床と言って良い物か・・・)
先週、このお店を見つけたのですが、もちろんその時と茶花は変わっていました。お店の方が茶の湯をやっておられるのでしょうね。あと”おひなさま”の主菓子かわいいですね!そういえば、上巳の節句前ですものね。
とにかくお店で扱っているのはお茶菓子のみ。私の用途を100%満足する素敵なお店がこんなに近くにあるとは・・。まさに灯台もと暗し。
店内にはまた別の茶花があったり、軸があったりと凄く素敵なお店です。三越に入っている御菓子よりも少し安めでありがたく。そして注文したのを箱に詰めてくれるのですが・・・
今回買った3つ。ささまさんはウェブでちゃんと御菓子を紹介してくれているので、後から調べるにも便利です。
・左上:菱(練切)
・左下:菜種(きんとん)
・右下:稚児桜(練切)(ちござくら)
さっそく今日買ってきたもので。稽古の励みになりますね。菱餅ならぬ菱菓子です。
今後いろいろな町を歩く際にも、キョロキョロしてこういった老舗のお店を見つけたいものです。
第九回目稽古
2013/02/23