iPadでプリメインアンプの音量を遠隔制御するシステムを作ってみた。

今回のエントリーは、iPadとArduinoを用いて、部屋のオーディオ用プリメインアンプ(Denon PMA-2000AE)のボリューム(音量)を遠隔で調整する雑システムの紹介です。

不満: 私の部屋のプリメインアンプは、リモコンが付いておらずベッドに寝っ転がって音量調整ができない!
目的: iPadなどの携帯端末を使って遠隔で音量(ボリューム)の調整をする。
方法: ネットワークベースの組み込みマイコンを使ってモータを制御し、直接ボリュームヘッドを回す。

百聞は一見にしかず。とりあえず、動画を撮りましたのでご覧ください。

https://www.spacewalker.jp/wp-content/uploads/2010/04/20100424_ipadcontrol021.jpg”>超雑に開発したiPadアプリ(iPhone SDK 3.2使用)。プリメインアンプのボリュームの部分を写真で撮って、アプリの壁紙に貼っているもの。
ボリュームの部分を指でクルクルして調整するようなiPadらしいコントロールはできない
あくまで、”+” , “-“のボタンを押してボリュームを調整するという手抜き簡易プログラム。

Arduino + Ethernet Shield。
上のブレッドボードには、4chのダーリントンシンクドライバ(TD62064APG 2個入りで200円@秋月)
ギア付きステッピングモータSPG20-310(4相ユニポーラ。980円@千石)

乳頭温泉郷”鶴の湯”の魅力。心の底からおすすめの温泉宿。

先日、2回目になる乳頭温泉郷”鶴の湯”に行ってきました。

公式サイト:秋田県の秘湯、乳頭温泉郷 鶴の湯温泉

公式サイトもしっかりされているので、参照頂きたいですが、私の方でもその魅力を紹介したいと思います。回し者ではありませんが、本当に素晴らしい温泉宿で、心の底からおすすめできます。
また、過去にもブログで紹介しておりますので、興味があればそちらも参考に頂ければと思います。乳頭温泉郷 鶴の湯温泉@秋田に行ってきました @ 2009.1.2

東京からだと秋田新幹線こまちで田沢湖駅に降り、バスで”アルパこまくさ”というところまで出て、(事前に電話連絡のうえ)、そこまで鶴の湯の方が迎えに来てくれます。

今回の旅では田沢湖畔で一度バスを降り、猛烈に寒い中、田沢湖湖畔からTime Lapse (微速度撮影)で写真(動画)を撮ることにしました。

Tazawa Lake @ Akita, Japan (Full HD 60fps) from Naoki Miyashita on Vimeo.

もう。モーレツな寒さでして、この30分近い撮影の間、死にそうになりました。動画の後半で出てくるように現地のカップルたちが、この寒さの中、結構余裕な格好でとことこと歩いてきては水際まできて遊んでいます。長野出身の私の寒さ耐性は20代で消え失せましたので、あまりの寒さに倒れそうになりました。田沢湖の写真を何点か。うまく表現できていませんが、雲の合間から太陽光のカーテンが降りてきていて、”生では”相当にきれいでした。


う~む。大した写真ではないですが、実はこの撮影している場所も夏は水の上です。というわけで氷の上に立って撮影しています。


さて、またバスに乗って、お迎えポイントであるアルパこまくさに向かいます。バス停ががっつり雪で埋まっていますね。
奥の山の左側にスキー場があるのがわかりますでしょうか?あれが田沢湖スキー場で、鶴の湯はさらにその奥にあります。


結構、バスで上ってきました(車窓からです)太陽も傾いて来て、遙か向こうに先ほど撮影していた田沢湖があるのがわかりますでしょうか?


車内からなので、被写体ぶれが甚だしいですが、途中はこんな白樺があったりときれいです。


田沢湖スキー場までやってきました。一緒に鶴の湯に来た連中は、朝から滑っていた様です(宿で合流)。雪質も良かった様ですよ。
私は長野出身ですが、高校までスキーをやりすぎて、上京(18歳)以降一回も滑っておりません。果たして滑れるのか?
今はスキーよりもカメラと三脚をもってリフトで上がり写真を撮りたいです。そんなやつ見たことありますか??(できるのかな?)

さて、アルパこまくさに到着し、鶴の湯のマイクロバスを見つけます。鶴の湯は予約困難の人気温泉なので、普通の時間に到着すればまず他のお客もいると思うのですが、田沢湖駅に到着したら宿にお迎え予約が必要です。何時のバスに乗るのでよろしくねと。


車窓から見える最初の鶴の湯の看板。あまりに被写体ぶれが激しいので、ブログにあげるのは忍びないってことで小さい映像で。

アルパこまくさから鶴の湯までの道がモーレツでして。相当背の高い雪の壁の間を通ってゆきます。400年くらい前に鶴が温泉で怪我を癒していたという伝説が残っていて、そこから鶴の湯という名前がついたそうです。その為、治療や怪我を治すために長年愛されてきた温泉の様ですが、車が無い時代のしかも冬に怪我をした状態で行くのは危険です。温泉に癒される前に寒さと雪で逝ってしまいそうです。

さて、鶴の湯に到着です。鶴の湯は、もとよりある”本陣”(=今回お世話になるところ)と”別館:山の宿”というのがあります。私は本陣しか来たことがありません。


相当雪深いです。つららもモーレツに垂れ下がっています。ここまで山深いと”秘湯”と書かれなくても、秘湯であることは一目瞭然です(笑


雪のかまくらの中には、”水上様”と、小さい雪だるまがありました。小学校低学年くらい前までは実家でかまくらを作った記憶がありますが、最近はどうなんでしょう?
”疑惑!?”の地球温暖化らしいですし、雪が少なくて作れないかもしれませんね。


さて、ゲートを超えて鶴の湯・本陣のメインストリートです。左側が部屋と食堂、右側が各部屋がある棟です。先の方で写っているおじさまは、私を覚えていてくれました。何度も来たくなりますね。


いい感じで雪が積もっていますね。ここは私の部屋のある棟です。


先ほどのメインストリートを越えると温泉がある橋にたどり着きます。マップは鶴の湯公式サイトの温泉のページをごらんください。
この建物には、女性(専用)露天風呂と、黒湯、白湯というのがあります。ちなみに温泉は24時間入れます。

温泉の解説をここでしてしまうと、鶴の湯には、数個のお湯があります。すべて泉質が違います!
・(一番大きな)混浴露天風呂:混浴ですがまずお湯が白いのと、女性の脱衣所からはうまくお湯まで入れるので、割と女性でもいけると思います。湯船に入っていれば全く見えないので問題ないです。実際には若いカップルなども仲良く、しかもたくさん入っていました。
・女性専用露天風呂:一応上記の露天風呂は混浴なので、女性専用の露天風呂があります。男性専用はありません。
・中の湯:混浴露天風呂の手前にあります。眼っこの湯といういらしいです。眼に効くのかな?
・黒湯:ぬくだまりの湯、子宝の湯というらしいです。
・白湯:私が一番お気に入りのお湯です。美人の湯というらしいです。
・あとは、滝の湯という打たせ湯があったり、宿泊者用体を洗えるお湯など

があります。写真を少し紹介


黒の湯、白の湯の入り口です。いい感じです。


これは白の湯で、上記の写真の建物の中にあります。今回の旅では結局ここに2時間近く入っていた気がします。お気に入りです。ここにカメラを持ち込むのはかなり勇気がいります。


続いて黒の湯です。白の湯と同じ建物にあります。ここは深さも結構あり、こじんまりと入るにはもってこいです。カメラが壊れそうです。


次に中の湯の解説です。中の湯の写真は撮れませんでした。やっぱり眼っこの湯ということで眼病に効くようですね(ブログを書いていて今知った)


さて、もっとも注目の”混浴露天風呂”ですが、普段は人気のお湯でまずだれか入っています。そこにカメラを持っていって写真を撮るのはかなりのチャレンジャーです(無理です)
と思っていたら、出発の翌朝、定期的に行われている露天風呂の掃除がありまして、そのタイミングで写真が撮れました。
おじさまのいる場所が一番深く、写真の右側まで普段はお湯が張っています。お湯はおじさまの足下のお湯です。白いのがわかりますよね。
おじさまの右側にある大きな岩が隠れるくらいまでお湯を張っている状態です。想像してください(笑)
ここに、宿泊者がのんびーりとゆったあぁりと入っています。星も見えたりして、もう最高です。最上です。完璧です。
上記でも解説しましたが、お湯がこのくらい乳白色ですので、混浴とはいっても全く見えないので女性でもGOです。


おじさまとは反対側の様子。右の建物が男性用の混浴露天風呂に入る様の脱衣所+中の湯があります。女性はさらに奥の建物で着替えて、今は砂利が見えていますがそこまで露天風呂のお湯がありますのでお湯に入りながら”かがんで”入ってこれるシステムです。

さてこのブログを書いているときのBGMが、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番です(ベタですが)。今第三楽章です。やばいです。
と、話はそれましたが、メインストリートの方に戻ります。


軒先には、高野豆腐が(長野では染み豆腐)掛かっていました。カラフルです。左には干し柿もありますね。ちなみに私は柿が食えません。


鶴の湯のデフォルト電灯です。LED電球も魅力ですが、趣といえばこのデザインですな。

さて、温泉も最高ですが、鶴の湯の魅力は食事です。


一風呂浴びて、食堂に皆で向かいました。ちなみに今回は6人での旅です。まずはこんな状態で待っていてくれています。
この写真の右上の部分は・・・・


いろりです。最高です。素晴らしいです。川魚が焼かれていました。もちろん我々用の6匹です。
魚を食べ終わった後にこの上にフックがありまして、メインであります、”山の芋鍋”が掛かります。
しかーし、前回もそうだったのですが、あまりのうまさに写真を撮るのを忘れました・・・(苦笑

というわけで、食事は相当に最高です。まさに秋田の田舎料理を堪能でき、腹一杯食べられます。東京では、いや最近では、味わえない感動です。

食事を終えた頃には空は真っ暗で、メインストリートに変化がありました。両サイドに雪がせり上がっていましたが、その中にろうそくが灯してありました。


クリックすると拡大します。

とても素晴らしい空間と光で感動致しました。寒いですが三脚を使っての撮影です。


こんな感じで雪を掘った中にろうそくが灯してあります。


逆サイドの写真です。ちょうど正面が食事を取ったところです。

さて、時間が前後していますが、


私の部屋の建物がある廊下です。


思いっきり散らかってしますが、部屋の様子です。同部屋の方(6人のうちの一人)は、スキーをやってきているので、荷物が多くて大変そうでした(私もカメラが重くて大変でしたが)
部屋に入る前に写真を撮っておくべきでした・・・。

食事をした後は、温泉にだらだらだらだらだらだら入って、一泊二日でしたがのべ4時間くらい入ることができました。相当にリラックスできました。


そして、次の日。とても天気も良くて気持ちが良かったです。


メインストリート(とずっと言っていますが、公式にはそんな横文字の名前が付いているわけではありません)です。


メインゲートです。


鶴の湯のバスが来てしまいました。超リラックスな旅もここで終了です。

2回目でしたが、やはり最高の温泉と料理とおもてなしでした。心の底からリラックスできました。私の名前を覚えていてくれたご主人はじめ、現地の方たちの暖かいお出迎えは本当にうれしいものです。
先日紹介した、近代的なリゾートスパホテル”arcana izu”ももちろん素敵でしたが、やはり田舎出身の私にとっては圧倒的に好みはこちらです。
ちなみに冬は暖房費が別途かかりますが、暖房費込みでも食事付きで1万円を切っておりますので、大変リーズナブルです。

1回目に行ったときは一人旅だったので、夕飯は同じく一人旅の方たちと囲炉裏を挟んでいろいろお話しました。そこに来ていた女性は、既に日本中の温泉を200湯を超えていましたが(その時温泉巡りの単位が湯(とう)であることを知った(笑))、そんなプロから見ても鶴の湯は最高らしく定期的に来てしまう温泉とのことです。多くの温泉・旅雑誌、テレビでも特集を受けたりしていて、予約は相当に困難ですが、心よりおすすめできますので、是非鶴の湯に行ってみてください。何しろ、あまり温泉が好きじゃなかった私が一気に改心しましたので、相当のインパクトでした。ゆっくりされたい方は是非。

仕事用PCを新調。

仕事用のデスクトップPCを新調することにしました。というわけで、かなりどうでも良いエントリーです。

今まで使ってきたPC(3D Cad, ソフトウェア開発, 写真の現像, 動画の編集など用)が、だいぶ型落ちきていたので、新調することにしました。コンセプトはほどよく速くて、静かです。
学生時代は秋葉に良く買いに行って全部持ち帰ってきていましたが、この歳になると荷物が多いのは面倒で避けたいところです。
そうなるとやはり、ネット通販が中心で、PCケース、電源、液晶ディスプレイなどは通販で、それ以外のこまいパーツを秋葉で調達いたしました。
10年くらい前から全く変わらないお店も多く、懐かしさもあり、モーレツに見かけるメイドなどにびびりつつ揃えてきました。

CPU : Intel Core i7-960 (定格3.2GHz)
CPU Fan : PROLIMA TECH Megahalems Rev.B + S-FLEX SFF21E 1200rpm
Mem : CORSAIR CMX6GX3M3A1600C9 (DDR3-1600MHz 2Gx3枚組)を2セット=2G x 6 = 12GBytes
GPU : ELSA Quadro FX 4800
M/B : Asus P6T (A1)
Power : Seasonic SS-750KM (750W)
SSD : Intel X25-M SSDSA2MH080G2R5 (80GBytes) x2
HDD : Western Digital Caviar Black WD1002FAEX (1TBytes) x2 : RAID0 on ICH10R
Case : Abee Enclosure 80X (silver)
Drive : 普通のBD/DVD/CD
Monitor : NEC MultiSync PA241W (BK) + 遮光フード
Ethernet Adapter : Intel PRO/1000 PT Server Adapter (EXPI9400PT)
OS : Windows XP Professional 64bit SP2

1)CPUについて。
 CPUは、i7-860i7-930でかなり悩みました。最近、全く追いかけていなかったので新アーキテクチャなどいろいろ進化していました。そのため、CPUのクロック周波数だけで一概に速いとは言い切れないのですが、とはいえ(定格で)今更3GHz以下っていうのもないなってことで、i7-960を選択しました。i7-980Xも考えたのですが、価格が高いので今回は見送りました。半導体の製造工程を想像すれば、Intelの製品ラインナップと同様に性能に差をつけてダイを起こしているとは考えにくいです。それを考えるとi7-930とi7-960はほとんど同じもので、倍率だけ変えて出荷していることは目に見えています。とはいえ、私はオーバークロッカーではないので、定格で性能が高い960を選択しました。ほとんど同じものとはいっても、少しはスクリーニングされて良いものがi7-96oとして出荷されているのではないかと。ちなみにi7-960は、定格で133MHz x 24 = 3.2GHz (Turbo Boost時はx25 = 3.325GHz)のクロック周波数で動きます。
 一方で、あくまで安定を重視した上で10%程度オーバークロックすることにしました。仕事に使うので不安定なのも困るのと、さすがにFPGAやMPUなど回路設計をしている者としては、定格以上に電圧を上げるなどは、精神的にないなということで、あくまで定格範囲で設定しました。BCLKが166MHzまで(つまり166MHz x 25 = 4.15GHz)上がるかな?と思いましたが、CPU Coreが定格の1.225Vでは動かず断念。ということでBCLK=150MHz, 2:8, 8-8-8-20, DIMM V=1.64Vに抑えました。この設定でCPUは、3.75GHzで動いています。負荷を掛けても全コア温度が60度前後だったので、このあたりで落ち着くことにしました。まぁ、十分速いと思います。負荷が掛かっていない時は40度前後を推移していました。
 ちなみにCPU Coreに1.32位掛ければBCLK = 166MHzでも動いていました(すぐに電圧を落としましたが)
 CPU FANは結構冷えることで有名なMegahalems Rev.Bを採用しました。冷却ファンは自分で用意しなければならないので、やはり静かで風量のあるS-FLEX 1200rpmを採用しました。
 * いわずもがなですがオーバークロックは自己責任で。

2)メモリについて。
 今まで自作のメモリとしては、CFD Elixerを使っていました。安価ですし、おそらく問題はないと思います。今回Corsairを選んだのは、品質や保証などかなりしっかりしている印象があったからです。実際に使ってみるとメモリモジュール自体がかなりしっかりしていて(剛性が)、マザーボードに6枚差しの時点ですごくちゃんと座っているという印象でした。
 今回、少しメモリをケチってしまいましたが、まぁ十分速いので問題はありませんでした。BCLK = 150MHzで、倍率2:8 (4倍)ですから、メモリバスクロックは600MHzです。DDRですから2倍のアクセスしますので1200MHzで回しています。今回のメモリは、DDR3-1600MHz (PC3-12800)の9-9-9-24の仕様ですが、1200MHzでややクロック的に余裕をとることで、8-8-8-20でも回りました。恐らく兄貴分のメモリ(CMP6GX3M3A1600C8)を買えば、倍率2:10(5倍)=1500MHzで8-8-8-20でまわるかと思います。とはいえタイミングではほとんど優位になることはないようです。今回はMegahalemsのでかいCPUファン+12cmファンがあるため、兄貴分(CMP6GX3M3A1600C8)では、ヒートシンクがファンにぶつかるのでは?という懸念から今回の背の低いメモリ選びました。

3)GPUについて。
 3D Cadを使いますので、nVidia Quadro FX 4800です。Quadro FX 4800は、トップから2番目の製品なので定価はかなり高額ですが、安く買う方法があります。ネットオークションです。OEM品が破格の値段(市場価格の1/4程度)でぽつぽつ出品されています。勘の良い人は想像つくかもしれませんが、高価なワークステーションに付いていたものを取り外してオークション市場に出回っているようです(特に3月は多かった)。ほぼ新品です。OpenGLのスピードももちろん魅力ですが、モニタさえ対応していれば、10bitカラーに対応しています。

4)SSD/HDDについて
 CPUに投資するよりも近年はストレージがボトルネックですので、SSDは採用すべきだと思います。SSDの2本をRAID 0にしようと思いましたが、RAIDにしてしまうと書き込み性能低下を回復する各種ツールが使えないのと、ランダムアクセスはむしろ遅くなるので、2本を単品使いです。最新ファームですので、Win7のTrim対応なんですが、後述しますがOSがWin XPなのでTrimなんぞ存在しません。Intel SSD Toolboxで書き込み性能の低下は定期的に阻止する予定です。しかし、日本語のWinXPだとToolbox(v1.3)はエラーを起こします。解決策はわかっていますので、近々対応策を考えます。あと、CPUがマルチコア化しているのもあり、複数のストレージを平行で裁くのはCPU的には余裕です。CドライブがOS用SSDで、Dドライブがアプリ用SSDとなっていますが、Raid 0にするより、こうやってOSとアプリ用で分けたほうが、個人的には速いと思います。
 HDDは個人的に速度が気に入っているWD製のBlackです。sata3 (6.0gbps)に対応したHDDですが、マザーボードが対応していないため、そのI/Fは使いこなせていません。とはいえHDDはさすがにそこまで速くないので気にする必要もないと思います。RAID0にして速度を高めていますが、もちろん故障率は2倍になり、仕事用としては不安です。そこで、フリーソフトrealsyncを使って外部NASに大切なデータは自動バックアップするようにしています。ローカルのPCはあくまで速度重視という姿勢です。

5)ケースについて
 Abee製を使うのははじめてでしたが良い感じです。使っているファンがそもそも静かというのがありますが、このケースに入れている限り、今回のPCの動作音はほぼ無音です。この性能でほぼ無音ですから良いケース(ファンも)だと思います。廃熱構成は、ケース付属のファン(3つ)をそのまま採用しています。かなり静かなファンの様です。

6)モニタについて
 NECの最新のモニターにしました。Displayポート経由で10bit入力が可能です。Quadro FX 4800が10bit出力に対応しているので、まだまだアプリは少ないですが今後に期待です。あとAdobe RGBに対応しているので写真現像には向いていますね。遮光フードが今月末までただでもらえます。のでもらっちゃいました。

7)OSについて
 過去のブログでWin7は割と良くできているよと紹介しておりますが、私は相変わらずXPを使っています。XP当初は叩かれましたが、Vista, 7から見るとよっぽどまともだなぁと思っています。理由は単純でただ軽いから。またスタートメニューがクラシックメニューを使えるからです(Win7は撤廃された)。今回メモリを12G積んでいますので、32bitではあまりにもったいないということで64bit版のWinXPです。きわめて快適です。

そんなこんなでPCを新調しました。スピードも割と速く、動作音もほとんど無音で、仕事に集中できそうな環境が整いました。最高にどうでも良いエントリーでした。

この内容と関係無いですが、石川遼くん大丈夫でしょうか。まぁ考えての行動だと思いますし、お節介ではありますが、最近CMなりTVに出過ぎな気がします。オフシーズンの練習不足って感じがします・・・。十分稼いでいると思うので、あと数年は落ち着いて技術を追求してもらいたいものです。

伊豆・湯ヶ島温泉のオーベルジュ”arcana izu”に行ってきました。

ふと思いつきまして、伊豆の方に温泉に行こうと思い立ちました。
そこで見つけたのが伊豆の湯ヶ島温泉にある、いわゆる”オーベルジュ”であるホテル+レストランの”arcana izu“(アルカナ イズ)

私が説明するより、公式サイトをご覧くださいな。

伊豆 オーベルジュ 高級旅館 arcana izu

土曜日になったばかりの深夜12時すぎに電話して、今日の昼行きますという予約で行ってきました。東京から新幹線で三島まで行き、そこから車なり電車で1時間くらいで、湯ヶ島温泉は、有名な修善寺温泉の少し南に位置しています。

かなーり、田舎の(いわゆる私の実家の長野の様な)ところに、いきなり現代的な入り口のホテルが見えてきます。


arcana izuの入り口です。いわゆる現代建築ですな。コンクリート打ちっ放しのような無機質感の。


こんな感じのコンクリートベースの現代建築です。現地の近所の風景とは明らかに違和感があります。


このホテルはフロントがありません。先ほどの入り口に着いたらスタッフさんたちが大勢やってきました。
担当の方につれられて直接部屋に案内され、部屋の中でチェックインです。
写真にあるような建物が2棟あり、合計でおそらく8部屋~10部屋くらいかなぁ。あるのかと思います。


部屋はこんなかんじ。全部の部屋の窓から川が見えます。ベッドにソファに、BOSEのオーディオセット。テレビなどはありません。
プロジェクターを頼めばDVDは見られるようです。Ethernetのケーブルがあったので、ネットもできるのでしょう。私はe-mobileが入ったので利用せず。


各部屋に露天風呂があります。当たり前ですが24時間入れます。チェックアウトは午後1時。なのでぎりぎりまで入ることは可能です。
湯ヶ島温泉という聞いたことない温泉でしたが、温泉っぽくはありませんでした。泉質はどうなんでしょう・・・。全く透明のお湯です。
そういうことはこだわってはいけないのかもしれません。このホテルの場合。シャワールームが前室にあるので、ここでは湯船に入るだけですな。


露天風呂からの風景です。前に綺麗な川があります。わさびが採れるくらいですから、かなり綺麗な水だと思われます。
鮎釣りをしているおっさんが、朝から川をうろうろしていたので、鮎が目的か、露天風呂覗きが目的かは不明です(笑
まぁ、おそらく角度的におっさんから風呂はのぞけません。


さて、ホテルに併設のレストランがあります。このレストランは宿泊者以外でも食べられる(?)と思います。
かなりびっくりしたのが、相当にこのレストランはおいしかったです。
上の写真のがその1コースのメニューでした。
たぶんちゃんと修行を積んだシェフさんがここで料理を任されているのだと思います。
失礼ですが、現地の方ではまずないでしょう。クオリティは相当に高く、東京の1つ星程度のフレンチよりもよっぽどおいしいと思いました。
これには結構びっくりいたしました。値段は都内のちゃんとしたフレンチのフルコースと同じ程度しますので、決して安くはありません。
現地のいわゆるレストランとは物価が違いすぎる様相です(食材は現地調達が多いんだけどね)

私のブログは決してグルメブログにはしたくないのですが(なにせそんなにうまいものくったことないし)、今回はおいしかったので、写真をぱらぱらと。

さて、そんなこんなで食事は大変おいしく、ゆったりと出来た旅でした。

このarcana izuに関する感想です。

おそらく、(特に女性)の大半はこのホテルはお気に召すのではないかと思います。
部屋は綺麗ですし、部屋に露天風呂が付いているし、アメニティグッズも(割と)しっかりしている。そして料理が朝食も含め妙に旨い。
これは人気があるホテルなんじゃないかなぁと思いました。

で、宮下はというと、そうですね・・・。素晴らしいと思いましたが、私としては合わないという感じでした。理由はおそらく、田舎の農家出身だからだと思います。
スタッフさんのサービスは及第点を出せるものだと思います。とはいえ、現地の方ではありませんでした。現地の地理もよくご存じであるわけではなく、いわゆるこのホテルに仕事できているという感じで、特別詳しい感じではありませんでした。スタッフさんだけではなく、この建物のデザイン、レストランの高級感、客層を含め、とにかくこの湯ヶ島の田舎町にギャップがありまくりの状態が、どうも同じような片田舎に育った私としては、違和感がとれませんでした(ぶっちゃけ言えば、田舎を馬鹿にしているような印象を受けてしまうのでした)

レストランは、私以外ほとんど外国人さんでした。このホテルは外国がまとめた、とある日本の優良旅館の雑誌(?)に選ばれたようで、ツアーなどのコースとしてここが入っているのかもしれません。とにかく10人以上の見た目、裕福層の外国人さんたちが食事をしていらっしゃいました。このレストランはおそらく現地の方はほとんど行かれないのではないのかと思われます。東京の資本が、この地に土地を買い、現代建築デザイナーに建物を設計させ、有名シェフを雇い、東京などからのスタッフを派遣するというモデルです。全くこのモデルは素晴らしいと思いますし、否定するつもりもありません。だから外国の雑誌でも特集されているわけですし。とはいえ、やっぱり私が貧乏性なんでしょうね。料理もおいしくリラックスできましたが、なんかこの現地と違和感のある空間に、客としている自分自身がとても違和感を感じてしまい、何とも変な気持ちでした。ホテルの周りには田畑が広がり、みなさん農作業をしていました。その姿を見ているとウチの両親・祖母・祖父の姿を思い出しますし、そういった風景にどんと割り込んでいるこのホテルに客として来ているのがなんか、農家の息子なのに足が地に着いていないようで、申し訳ないような感じでした。

この次のブログで先日(2回目)行ってきました”秋田の乳頭温泉郷:鶴の湯”を再度紹介したいと思います。私は圧倒的に今回のホテルより鶴の湯派であることを実感しました。現地の人たちが、現地の料理で、古いままの建物で迎えてくれる(しかも値段も格安)。私の場合はずっとこうなんでしょうね。やっぱり田舎が好きなんだと思います。

後半、かなりネガティブな内容になりましたが、このホテル・レストランは超おすすめです。確実に満足されると思いますので、是非興味があれば足を運んでみてください。女性は本当に喜ばれると思われます。

2010年春:桜。

ちょいと、伊豆の方まで桜の写真を撮りにいってきました。
が、東京よりも少し前に満開を迎えていたことと、金曜日あたりに猛烈な風が吹いたようで、もう痛み始めでした。
とはいえ、盛者必衰。衰えていく桜も綺麗ですね(言い訳。

うーん。いまいちな写真ですが、今年も桜は綺麗でした。ところで、小岩井農場の一本桜は一度行ってみたいものです。