海外に限らず町中を歩いている時は、いつもその街を良く観るようにしています。そんな些細なことはブログに書くこともないのですが、せっかくドイツ・ブレーメンに来たのですから、私が今回観た物をざっくばらんに紹介します。
1) 自転車事情を観た。
・日本と同じく、自転車の止めるところには困っている。
・街の木にチャリンコをくくりつけている確率50%
・チャリンコのカゴが後ろに着いている確率80%
・歩道と車道とチャリンコ道がちゃんと分けられている確率100%
(赤色の部分がチャリンコ道)
自動車による交通事故死者数が10000を割り久しいですが、チャリンコ絡みの死者数は増大しています。日本は歩道がない、路上駐車で狭い、その状態でチャリンコが抜けていくので、この問題は急務です。今更難しいですが、このくらい広いチャリンコ道があればその数も減っていくのではないでしょうか。
2)ブレーメン人を観た
・男性の身長の平均は178cm *宮下目測
・女性の身長の平均は168cm *宮下目測
・学生っぽい人々のジーンズ率95%
・ブレーメン人のジーンズ率75%
・日本と違って、電車を待っている人が携帯をいじっている確率3% (3%は通話。メールは皆無)
・逆に、電車を待っている人が何か食っている確率65%
・歩きたばこをしている若い女性50%
・男性が短髪95%
・トラム、車が居なくても信号を守る確率95%
3) 人々のモラルを観た
ドイツは各都市を回りましたが、各町中にはトラムと呼ばれる路面電車が張り巡らされています。驚くのは、その電車はチケットを見せる機会が皆無に等しいことです。つまり、キセルをしても全くわからない状態です。日本人のように完璧に運賃を管理しているのに慣れている卑しい国民性からは、みんなキセルするのでは?と思いますが、その疑問を持っていることすら恥ずかしいと思うくらい、皆さん、ちゃんと切符を買って誰に見せることもなくトラムを利用しています。上にも書いたとおり、彼らは車が居なくても信号を守っています。信号に関しては私もどんなに細い道でも信号を守っているため、日本人の無視っぷりに常に腹立たしく思っていますが、ドイツに来ると、この誰もチェックしないチケットのシステムと、信号を守る国民性に大変感心しています。この国民性を見ると、刑罰を重くしてモラルコントロールする日本の法制度はやっぱり間違っているのではないかと思います。政治家、経営者、法律家も法の目をくぐることばかりに目を向けるようになってしまっていますよね。本来、モラルがあり”基本は守ってくれる”という前提が無ければ法律なんて成立しないわけで、どんなに複雑にしても抜け道を考えるような状態である今、まずモラルを教えないと駄目だと思っています。一方でたばこやゴミのポイ捨てはとても多く、その辺が残念です。
4) 車・トラムの動きのなめらかさを観た。
ドイツに来て思うのは、タクシーにのっても、トラムにのっても、極めて加速・減速がスムーズでほとんど揺れないことです。今回、この理由を結構考えてみました。
トラム
・石畳は、人が何百年も歩いているのでつるつるであり、道路自体が非常に平らで滑らか。
・アスファルトも日本のアスファルトとは少し違い、細かい石が散りばめられているのか、足をズリズリしても、スルっと滑るようなつるつるである。
わかり辛いですが、正面が平らでつるつるのアスファルトです。
欧州にいくと石畳が大変綺麗な町並みが多いのですが、その石畳のほとんどは何百年も人が歩いているからか、本当につるつるです。また石畳に比べて柔らかいアスファルトも同じようにつるつるであり、この上を走る車は大変滑らかに加速します。日本の車がどんなに優秀で衝撃を吸収しても、まずこの道路から違う気がしました。どの国とは言いませんが、3月になると問題のない道路を、わざと破壊し、再度作っている現状では、アスファルトも新調されてつるつるにならないのかなと思いました。確かにタクシーの90%はメルセデスですので、その車の性能で滑らかなのかもしれませんが、恐らく大因はこの滑らかな石畳、アスファルトでしょう。
・トラム、電車のレールのつなぎ目がない
トラムも同様に非常になめらかな加速・減速をします。今度は道路のつるつるとは関係ないため、なぜか?と思いましたら、なんとレールにつなぎ目がありませんでした。ご存じの通り、日本の電車の”ガタン・ゴトン”は、レールのつなぎ目を車輪が通るときに鳴る音です。このつなぎ目に隙間が空いているのは夏の炎天下でレールが延びるのを逃がすためなのですが、なぜかトラム、またDB(ドイツ鉄道)のレールにも隙間がありませんでした。
・レールが完全に溶接されてくっついている
もちろんブレーメンにも夏・冬の寒暖差はあるので同じように伸びる問題はあると思うのですが、隙間は空いていません。特殊な金属、または寒暖差が少ないのでしょうか。このため、トラムは非常に静かで滑らかに走っています。
以上の様に、ブレーメンを初めドイツでは、大変乗り物の乗り心地が良い気がします。道のつるつるさを触ったり、電車の継ぎ目を写真に撮るなど、どう見ても怪しい行動ですが、こういう理由であの滑らかさが実現していることがわかったのは大きな収穫でした。またトラムというシステムは良いものです。日本の電車はストップの場所が厳密に決められているため、少しでもオーバーすると戻ったり大変な時間のロスが多いシステムです。トラムでは、トラムストップの場所がトラムの長さの2倍くらいあるので、止まる場所なんてテキトーです。そのテキトーっぷりが、出発・停止の効率を格段に上げていて、どんどん流れているという感じです。日本の真面目さが逆にスループットを低下している現実を見ました。鉄道業界、新幹線で良い気になっていないで、もっと考えることは多いようです。
・トラムの運転手が足を組んで余裕っぷりで運転している確率60%:逆にその余裕でも大丈夫なロバスト設計になっている。
5)ブレーメンの町並みを観た
昨日の記事でも紹介しましたが、町並みをもうちょっと紹介。
ドイツにいるのだね!お仕事お疲れ様です。
本当にヨーロッパの鉄道はしようと思えばどこまででも無賃乗車できてしまうような
アバウトな改札なのに、どこの国でもみんなきちんと切符を買ってることに驚かされるよね。
でもドイツはエコのイメージの強い国だと思ってたので、ポイ捨てが多いってのには
ちょっとショックを受けました。
ドイツがリアルに伝わってくる日記だね。次回の更新も楽しみにしてます♪
パリほどではなかったですが、ドイツもポイ捨ては酷かったですね。
東京がかなりポイ捨てに関しては綺麗になったので、この辺りは日本も誇れるのかなと思っています。
ドイツはやはり良い国でした。
ドイツでしたか!
いいなぁ☆☆
トラム・・・良いですね。
日本のように
大型トラックがスピードを出し、多く走っている道路より
ドイツの町並みは合っているように見えます。
確率・・・視点がオモシロかったです。
素敵な日記を見せていただきました。
もっと見たいです☆
トラムを見るとヨーロッパって感じがしますよね。
東京はやはり人が多すぎるのかもしれませんね。
どんな電車でも混んでいますし。
確率視点は、普段町をあるいているとそんな感じで見ています。
また足をお運びください。