フラワーアレンジメントレッスン(2回目)+水切り実験結果

さて、最近お花に関するエントリーばかりですが、2回目のフラワーアレンジメントレッスンに行ってきました。
今回のテーマは”春アレンジメント”ということで、とてもさわやかで透明感のある花材・資材でした(それをどーしよーと、自分のセンス次第なんだけども)
さて、早速写真で紹介していきますが、最近液晶ディスプレイを変えまして、そのカラーマネージメントが未だできておらず、写真の色(ホワイトバランスなど)が破綻気味ですのであしからず。


今回は球体の透明なガラスボールにアレンジするという超さわやかなもの。
小さいブロック形状のオアシスに、カーネーションなどを飾っておいて、ボールにいれちゃいます。


更にそこから、4本のチューリップと2本のカラーを回す(と表現すべきでしょうか・・)アレンジで、動きがあり爽快な感じになりました。
とても良い香りがしまして、部屋に飾ってあるのですがとても良い気分になります。チューリップは水抜きを先生が前日にしてくれていて、ややナヨっとなるように準備頂いていました。
それを利用してこの球体にはいるように曲げていくわけですが、なんとも力を入れすぎるとポキっといってしまいそうで、難しいものです。
チューリップは葉っぱもいろいろ利用できそうで、これからの季節、とても参考になりました。


出来た作品を黄色い羽や蝋燭などを使って装飾し、記念撮影。さわやかです。


先生や他の方のアレンジで3段重ねにしてみたり・・。フラッシュ or レフ板があれば、もうちょっと良い写真になるかもしれません。


アレンジ後、今度はケーキ+お茶が出てきました。素晴らしいケーキで、とてもおいしく頂きました。見た目も綺麗ですね。

やはりアレンジメント自体の技術はこれからで、多くの事例を重ね、センスのなさを少しでもカバーできるようにがんばりたいです。
それにしても、花好きが相当加速しており、部屋が花だらけ状態です。これから暖かくなってきて新緑の季節ですから楽しみですね。

さて、先日のブログで少し予告しましたが、”水切り”による花の経過実験に関する報告です。
(一般的に)花にとって良しとされている”水切り”ですが、水切りによる実際の効果を確認する実験をしました。
方法は簡単です。バラの状態を同じにするため、スプレーバラを用いて、水切りしたもの、空中切りしたものを、一定時間毎に定点撮影するというものです。
先日、丸の内のハナヒロにいきましたが、思いっきり空中切りをしていましたし、米国西海岸でアレンジを教わっている知人さんによると、その先生は”ぬるま湯で”というアドヴァイスもあるようで、花の延命法もいろいろです。とりあえず、結果の動画をyoutubeにアップしました。

画面右のトレイ:空中切り
画面真ん中のトレイ:水切り(水平カット)
画面左のトレイ:水切り(斜めカット)

結果は、どうでしょうか・・。かなり微妙ですが、空中切りのものは、まわりのガクの部分がかなり早い段階でポロっとなってしまっている気がします。
花の中央部は切り方に寄らずだいたい同じ感じで弱っていく感じなので、今回の実験での考察として、
”水切りをすると花の全体の寿命はあまりかわらないが、ガク・外側の花びらの持ちが良い”というような印象です。
とはいえ、かなり微妙な差であり、もうちょっとちゃんと実験してみないとわからんですな。とはいえ、水切りでも、ぬるま湯でも、栄養剤でも、LED+光ファイバーによる 光合成(開発中)でも、花に良いことは何でもしてあげたいものです。

フラワーアレンジメントに”自宅で”挑戦(復習)

先日のブログで、横浜の山手で行われたフラワーアレンジメントのレッスンに行き、生まれて初めてアレンジメントに挑戦したことを紹介しました。
今回は、”自宅で”挑戦です。先日のレッスンでは、アレンジメントに必要な花材はもちろん、吸水スポンジ(いわゆるオアシスと呼ばれているもの)や箱、リボン、箱を入れる袋、ワイヤーなどの資材まですべて揃っていた状態でした(当たり前ですが)。アレンジメントのレッスンですから、もちろんどのようにお花を生けるか?を教えてもらうのですが、自分で同じものを再現できなければ、人にもプレゼントができません(部屋にも飾れないし)。というわけで、自分で資材・花材を揃えて、下手ながらも自分で、自宅でやってみることにしました。そうなれば、前回のレッスンで先生が事前にやってくれていた気がつかないご苦労も発見できたりと更に経験は膨らみます。家電でも、パソコンでも、カメラでも、食器でも、洋服でも、ゴルフクラブでもそれぞれの趣味の世界には、買う場所、物・人が集まっている場所、安い場所などがあるわけで、(例:ゴルフクラブならjypers, カメラならebay, レモン社, パソコンなら秋葉原・・みたいな)それをまず探し出すのが楽しいのですよね。

とりあえず、レッスンでは先生が資材・花材のリストをホワイトボードに書いてくれていたので、その名前からググり開始。吸水スポンジ(オアシス社のレインボーフォームなど)は、rakutenはじめ、すぐに見つかって購入できたのですが、そのアレンジしたスポンジを入れる箱などがなかなか見つからない!先生に聞くのが早いのですが、あきらめたらそこで試合終了なので、日比谷花壇に足を運び、店員さんに聞いてみることにしました(=結局聞いているから同じなんだけど)。それによると、お花屋さんたちは、四谷にある”東京堂”というところで、業務用の資材・花材を仕入れているとのことを教えてもらいました。ところがその東京堂が土日はやっていないことがわかり(業務用なので・・)、土日しか動けない私にとっては致命的でした。結局、レッスンの先生に質問(試合終了なのですが・・)ところ、浅草橋にシモジマというお店があることを教えてくださり、早速チャリンコで向かうことにしました。

シモジマに到着しますと、アレンジメントに使える資材(リボン・PPフィルム・箱・箱用バッグ・ワイヤー・オアシス・ラップ用紙など)がモーレツな品揃えでして、相当感動しました。そのような素敵な品揃えにウキャキャしているおっさんは私だけで、お客さんは女性ばかりでした。レジでもお仕事関係ですか?みたいな事を聞かれましたし。さて、シモジマで、箱なり栄養剤なり、フィルムなりを買い込んできました。これで資材は揃ったわけですが、次の問題は花材です。麻布に住んでいた頃にお世話になっていたAND ONEさんは、遠すぎて気軽にいけないですし、丸の内のHANAHIRO CQ、日比谷花壇などももちろん素敵なのですが、アレンジメント用に買うのであれば1本1本が高すぎるということで、やはり地方から通販にしようかなと考えています。この辺はまた調査ですね。一方で有楽町の無印良品の1Fに安価なお花コーナーがあり、質ははっきりいって良くないのですが(無印クオリティです)、とはいえ綺麗に咲いているお花なのでいろいろ買ってきて、自宅で試しています。

バラの直販・直売サイト・業者で素敵なお店をご存じでしたら是非教えてください。

結果が出たらまたこのブログで紹介したいと思いますが、いわゆる枝を水の中で切る”水切り”ですが、水切りをした方が良いと教わりましたが、本当に効果があるのかはやってみないことには、ただの知識になってしまいます。そこで、同じ花の状態だと考えられるスプレーバラのバラ達を空中切りと、水切り、水切り斜めカットなどいろいろな条件を試して、長期間耐久試験を行っています。家に帰ってきた時(=寝る前)と、起きたときに定点撮影をしてきているので、パラパラアニメを作れるかと思います。途中経過ではやはり水切りの効果はあるような印象です。その試験が終わった後は、先日のブログで紹介した、LEDによるネット・メール・Twitter連動 AND 花の気持ちを考えた光ファイバー装飾システムを使って、光によって少しでも光合成が促進し、花が元気になるのか?確認しようと思っています。装飾だけではなく、花に優しいシステムとなれば良いのですが。

さて、今回は、LED装飾システムはまだ間に合っていないので、無印で買ってきた花たちの試験に使わなかった残り物で普通にアレンジです。四角い箱にオアシス社のデラックススポンジを切って(オアシス切りはカッターで十分だけど、今回はオアシス社の専用カッターを買ってしまった・・)、フィルムを巻いてさくさくとアレンジです。途中経過ではありますが、水切りの効果は確実にありそうでしたので、同じく無印で買ってきた洗面器につけながら切ったりと狭い部屋でバタバタやっておりました。あとネットで見かけたのですが、オアシス社のスポンジは不燃らしく、環境的にNGといっている方達もいるようですね。


箱を斜めに使ってハート型を目指したのですが、よくわかんないですな。


何も考えていない感がでておりますが・・・・

とりあえず、一番重要なアレンジメントのセンスはこれからですが、資材・花材を自ら揃え、自宅で復習ができました。やはり自分でやってみると、レッスンとは違った経験がたくさんできますね。下手ですがアレンジした2つの箱は部屋に飾ってあってとても綺麗に咲いています。今までの買ってきてそのまま花瓶に飾っていた花たちとは(もちろんそれも良いですが)、違った感じで綺麗です。また、昨日ふと立ち寄った家具屋でも、この箱はアレンジに使えそうなど、新しい視点が出てきたことも少しの進化でした。

Lumix DMC-GF1で微速度撮影(Time Lapse)動画を撮ってみるテスト。

このブログでも何度か紹介している微速度撮影(Time Lapse)による動画生成ですが、その撮影は、EOS 5D Mark II+純正タイマーリモートコントローラで撮影したものでした。
今回は、巷で大人気の(?)Panasonic Lumix DMC-GF1を使って微速度撮影をすることにしました。
GF1はミラーレスですので、1回の撮影で千枚以上の撮影をする微速度撮影には向いているかもしれません(クイックリターンミラーの動作がないため)

GF1で微速度撮影するには結構な難点な課題があります。
GF1では、一定間隔撮影(インターバル撮影)をする方法が公式にはない
ことです。

微速度撮影では、1秒に1回とか、2秒に1回という間隔で長時間撮影し続けます。Panasonicは、GF1, GH1, G1, L1などで使えるリモートコード(いわゆるレリーズ)=シャッターリモコン(DMW-RSL1)を発売していますが、このリモコンは、シャッターを押す(+半押し)ができるだけで、インターバルタイマー撮影はすることができません。また、GF1にもそのような機能はありませんから、公式では撮影ができないわけです。

一方で、DMW-RSL1はよく見てみると4極のφ2.5mm ミニミニプラグを使っています。このプラグは、マルツなどで普通に売っています。(4極ミニミニプラグ MP-425)
この3極目と4極目がリモートシャッターに使うピンです(一番径が太い根本が4極で、次が3極です)。シャッターボタンを押すとこの抵抗値が変わることがテスターで計って確認できました。

抵抗値(3極目と4極目の間の抵抗)
1)シャッターを押していない=40kΩ
2)半押し=5.3kΩ
3)シャッターを押し込む=2kΩ

と、抵抗値の変化をカメラ側で検出しシャッターコントロールをしていることがわかりました。
微速度撮影では、とりあえず焦点(ピント)は、風景なのでMF固定でOKですので、1)と3)の2つの抵抗値を一定間隔で切り替えればインターバル撮影が可能になります。
純正のシャッターリモコンが死ぬほど高いので、単純なレリーズ(タイマーなし)として作りたい方もこの情報で1000円以下で作ることができますね(ヤフオクに安くうっている業者がありますが)
* 自己責任でお願いします。これによってカメラが壊れても責任は負えません。抵抗値や原理などをお調べになってご対応頂ければと思います。

 

上記の動画でわかりますが、この方法でインターバル撮影をすることができるようになりました。自作のインターバルリモートコントローラとして、

・2kΩと39kΩの両端(直列=41kΩ相当)をφ2.5mmの4極ミニミニプラグの3極と4極につなげる。
・39kΩをシャッター時に短絡させれば3極と4極の抵抗が2kΩになりシャッターが切れる。
・一定秒間隔でこの動作をさせるために、今回は、イタリア製の一部でハヤっている超簡単マイコンのArduinoを用いました。マイコンなどの経験がある人なら超簡単に遊べるものです。今回は、たまたま部屋に転がっていたArduinoを使いましたが、単純に一定間隔のパルスを出せば良いので、タイマーICとボタン電池の小さな回路でも十分に実現可能だと思います。
・ArduinoのD/O(Digital Out)で一定間隔でHigh / Lowを切り替え、その出力をフォトカプラを用いて、上記の39kΩの両端をスイッチすることで、インターバル撮影を実現することにしました。
・Arduinoの電源は、USB端子経由で5V供給なのですが、外での撮影ではパソコンなどはないので、SANYOのエネループモバイルブースターを用いました。これは素晴らしい製品です。ACで充電できてUSB端子として出力できるので、このブースターとArduinoの相性は抜群だと思っています。

さて、上記の自作インターバルリモートコントローラを用いて近所に撮影に行ってみることにしました。本当はもっと青空がバックで雲が斑で流れているような時にとても綺麗な動画になるのですが、残念ながら雨で天気が悪いという状態でした。とりあえずGF1での微速度撮影テストということで、この悪天候の中に撮影テストを行いました。

GF1のセッティングは、
・連続撮影でメモリアクセスに遅れがでないように大容量で高速なメモリを選ぶ必要があります。私は、SanDiskのExtreme SDHC Class 10 32GBを使っています。RAWで2500枚くらい撮れます。結果的には2秒間隔の微速度撮影で途中止まることなく撮影し続けることができました。
・三脚は言うまでもなく必須です。
・ISO100, RAW, FullHDにする予定ですので、16:9のアスペクト比で撮りました。
・露出補正は、-2/3にしました。微速度撮影の時は、長時間撮影で太陽の変化も大きく、また途中で変えると不連続になってしまうので、露出補正はよく考える必要があります。私はハイライト飛びを防ぐためにいつも少しマイナス補正をかけて、現像ソフトでぎりぎりに持ち上げて現像しています。
・今回は、2秒に1回のインターバル撮影をしました。1秒に1回でも良いのですが、GF1はEOSなどの一眼レフに比べレリーズラグがありますので、1秒1回は(無理ではないですが、なんとなくぎりぎりな感じです)。今回は余裕を持って2秒に1回にしました。30fpsの動画にした場合、1分間の実時間が、動画では1秒になりますね。

このセッティングで、約30分間撮影しました。撮影後、RAWをJPEGに一括変換しますが、今回はLightroom 3 Betaを用いました。Silkypixでは、一括現像時にリサイズ(RAW元サイズからFullHDの1920×1080にリサイズ)ができないようでしたので、今回は使いませんでした。以下にvimeoとyoutubeにFull HD動画をアップしましたが、やはり再圧縮とビットレートの関係で少し汚くなっています。そこで、元データのMpeg4データも以下にアップしますので興味のある方は元データの動画をご覧ください。VLC Media Playerなどで再生できます。

元データ:https://www.spacewalker.jp/hdmovies/20100304_rivercity21_dmc-gf1_no1.mp4

Timelapse Test Panasonic DMC-GF1 No.1 from Naoki Miyashita on Vimeo.

次にお遊びですが、Lightroomのaged filmプリセットで変換したときの動画を下にアップします。

元データ:https://www.spacewalker.jp/hdmovies/20100304_rivercity21_dmc-gf1_no2.mp4

Timelapse Test Panasonic DMC-GF1 No.2 from Naoki Miyashita on Vimeo.

今回の撮影は、約30分間(2秒間隔)で撮影枚数は約980枚。30fpsのFull HD動画としました。マウントアダプターを介して、MC Araxのチルトレンズをつけて、逆アオリをすればおもしろい動画が撮れるかもしれませんね。

あと余談ですが、今回のタイマーリモート制御ですが、ebayで中国の業者がタイマー機能付きリモートコードを売っていますので、それを(オークションなので自己責任で)買っても良いかもしれません(使ったことないので動作保証は私にはわかりません)

2010/03/07 追記: ebayで中国製のタイマー付きリモートシャッターを買ってみました。


動作は全く問題なしでした。自作が面倒な人はこれでことが足ります。