エプソン品川アクアスタジアム|水族館

天気が良いのに、家でプログラムを書いて過ごすのは悲しいということで、品川プリンスにあるエプソン品川アクアスタジアム(水族館)にチャリンコで行くことにした。日曜日に水族館はモーレツに混んでいると予想していたが、予想通りだった(苦笑)。今回の目標はイルカショーの写真を撮ること。感想としてはやはり難しかった・・。

・高速なイルカに合焦(ピントあわせ)させる。
・塩水がかかるわけには(カメラ的に)いかないので後ろの席から撮る→望遠レンズ
・暗い会場で速いシャッター速度を確保しなければならない(望遠レンズであるため遅いシャッター速度では手ぶれが起こる。イルカが速いので遅いシャッター速度では被写体もぶれる)

こういう厳しい条件であったため、かなり苦労した。ファインダーを覗いているとイルカがプールのどこから飛ぶか予想できないので、両目をあけながら水面下のイルカの動きを追いかけて飛ぶ前から連射モードと追従AF(オートフォーカス)モードで撮る。撮れた写真を見てみると、かなりの写真がピントが来ておらず、演技前半はシャッター優先の設定シャッター速度が少し遅く被写体ブレも多発していた。イルカショーはかなり難しい。使っている機材は合焦スピード、連射性能、手ぶれ補正機能などほぼ最強の機材であり、この機材で写真がへぼいのは確実に腕の問題である。機材が良いから気が引き締まるのであるが、ピントが来ていないなどの凡ミスはそろそろ減らしていかないと機材が可哀想になってくる。

さて水族館の感想.イルカのショーはとてもマイクパフォーマンスも含めとても魅せ方がうまく感動した.あれだけの人々を子供達も含め感動させられる魅せ方は本当に勉強になる.宇宙の魅せ方を本当に良く考えないとエンジニアのエゴになるなと思った.それにしても魚の姿を見ていると泳ぐために極めて最適されており,汎用的なデザインを選んだ人間の進化を疑問に思ってしまう.泳ぐための魚のデザイン,飛ぶための鳥のデザイン,走るためのチーターのデザインなどに対して,重たい頭を二本足でバランスを取りながら歩く人間のデザインは明らかに不自然だ.重たい物を上に向けている,このデザインは遺伝子的に宇宙に行くことが目標とされているんだろうなと超自己中心的に思ったりした.

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dysonのハンディクリーナー!

新宮下家の掃除機事情は過去に述べた(掃除機選択遍歴)様に数が増える一方である.過去に述べたように深夜番組の意識レベルが低い時間帯で踊らせれて買ったスウィヴェルスウィーパー(swivel sweeper)は一向に奮わない.ハウスダストの印象的なCMに踊らされて買ったダスキンは一定の効力を上げているものの,ただの洗濯サービスつきモップで毎月1000円払うのはいかがなものか?そんな折り,ある情報サイトで見かけてしまった.

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dyson root 6 “吸引力の変わらない,ただひとつのハンディクリーナー”

*11.1日本発売(海外では,149.99ドルで販売)

これはどうなのだろうか??バッテリーで5分しか持たないのが気になるが,ちょっと試してみたい気がする.とりあえず発売後に電気屋にいって試してみよう.とにかく納得のいく掃除機がそろそろ欲しいところだ.ダイソンを使っている方がいらっしゃいましたら使用レポートなど教えて頂ければと思います.

素晴らしい写真「時をこえて」

明治安田生命の「時をこえて」というCMが放送されている。小田和正さんの楽曲「たしかなこと」に載せて、人々の日常を写した素敵な写真が何枚か紹介されるCMである。あまりに素敵な写真が多くて、プロの作品かな?と思っていたところ、このCMのウェブを見てみると、写真コンテスト[MY HAPPINESS フォトコンテスト]で選ばれた素敵な写真を公開しているとのこと。フォトコンテストは今年で3回目らしく46000点もの作品から選ばれた写真のようだ。まず、このCMをご存じない方は今年、去年、一昨年全てのCMがウェブで見られるのでご覧になってほしい。音楽も素晴らしく、可能であれば音楽付きでご覧になっていただきたい。

明治安田生命「時をこえて」2006年度放送分(現在のCM)
明治安田生命「時をこえて」2005年度放送分
明治安田生命「時をこえて」2004年度放送分

主催者のコメントを引用すると

2006年度に放映の作品は、2006年1~3月に開催された、第3回「MY HAPPINESS」フォトコンテストの応募作品約46,000点の中から選ばれた入賞作品などから制作しました。
本当の「しあわせ」は、特別なことではなく、自分たちの日常生活の中や、すぐそばにいる人の何気ないしぐさや笑顔の中にあるということを、ふと気づかせてくれる、そんな作品になっています。

ここで紹介されている写真を見ると、私が普段撮っている写真がはっきりいってバカバカしくなる。エンジニアの端くれとしての性か、私は写真をカメラという機械が好きという点で扱っていることが多い。最高性能のレンズ、最高性能のカメラ、そして最高解像度が出るセッティング、撮り方で綺麗な地球(風景)を撮ることに興味を持ち写真を撮っていた。しかし、CMの演出のうまさももちろんあるが、ここで紹介されている写真を見ると、いわゆるピンぼけ,露出ミス、手ぶれ、明らかに解像度の悪い写真など、私が普段毛嫌いしている点を多くの写真が有していた。しかし写っている人々の表情とその瞬間はあまりに素晴らしく、吸い込まれる写真ばかりである。4万点をこえる作品からの抜粋であるから本当に素敵な表情の写真のみ選定されるとは思うが、実家に戻れば両親がバカチョンカメラで撮った何気ない写真も”同じような”写真は多いと思う.私の普段の写真の撮り方が,型にハマり過ぎて,こういう素晴らしい場面に出くわしたときに素直に撮れないのではないかという不安になる.そういう意味で数キロになる重いカメラを持ち歩くことは,更にフットワークを重くしこういう写真から遠ざかるのではないかと考えされられる.とはいってもカメラいじりは楽しいので,あまり肩をはらず良いなと思った時に素直にシャッターが切れるように,更におまけとして解像度も完璧なように写真を撮っていきたい.

OCTAVA HDMI Switch

日ごろからの不満を解消するものが米国から届いた。現時点では、あまり必要のない人が多いかもしれないが、あと1,2年もすれば多くの人が利用している(または同等機能を有する機器)だろうと思う。購入したものは、米国Octava社のHDMI切り替え機(スイッチ)である。今回のエントリーは、この商品の魅力をたっぷり紹介する(笑)。今後の地上波ディジタル(地デジ)に移行していくときに、HDMIをいずれ知ることになるので、ここで単語くらい覚えておいても損はない。

最近のハイヴィジョンテレビは、今まで主流だったアナログ信号を用いたD端子からHDMI (High Definition Multimedia Interface)に移行しはじめている。HDMIは、その名の通りHD(ハイヴィジョン)の映像および、音声(マルチチャネル対応)を1本のケーブルでディジタル転送する規格である。HDMIは、HDMI Licensing, LLCというところが規格を定めており、実際にまだ確実に規格が安定しているわけではないが、最近の動向を見ると少なくともD端子は置き換えそうな気がする。細かい規格はおいておいて、地デジ、BS/CSディジタルで一般化するハイヴィジョンは、D端子や昔よく利用していた黄(映像)、赤(音声:右)、白(音声:左)の3本線で接続する方法ではなく、映像・音声(2chステレオではなく、5.1chなどのマルチチャネル対応)も含めて1本という非常にシンプルなものに変わっていく(参考:RCA端子 – Wikipediaコンポジット映像信号 – wikipedia)

今後HDMIが普及していくのは間違いないのだが、現時点ではまだ完全に普及しているとは言い切れず少し問題がある。私の日ごろからの不満とはこの問題に起因するものである。私がワールドカップに合わせて買ったSharp Aquosは、フルスペックハイヴィジョンテレビとしてHDMI端子を備えている。しかし、そのHDMI端子が1つしか付いていないのだ。私のAquosの主な端子リストと現在の接続状態を紹介すると

Aquos端子  < = > 接続先(機器)
(1) HDMI   < = > Apple Mac mini (Intel, DVI-HDMI変換ケーブル)
        < = > 1080iアップスケーリング対応DVDプレーヤー(HDMI)
(2) D端子(a) < = > Toshiba Vardia (HDD/DVDレコーダー):D端子(D3接続)
(3) D端子(b) < = > Xbox360:D端子(D3接続)
(4) DVI端子 < = > 接続なし
(5) iLink端子 < = > 接続なし
(6) RCA端子(映像・音声) < = > 接続なし

現時点でAppleのMac miniとDVDプレーヤーがHDMIを取り合っており、見るときにテレビの裏側にまわってケーブルを抜き差ししているという最悪な状況である。Apple Mac miniはDVI端子であるため、本来は、(4)DVI端子に接続すれば良いのであるが、SharpのAquosは、DVIで1920×1080のフルスペックハイヴィジョン解像度に対応していない(最大1280×1024)。そのため、この端子はフルスペックの出力ができるMac miniには全くもって必要のない端子となっている。また、(2)のD端子(a)にToshiba Vardiaが接続されているが、テレビのHDMI端子が足りないため遭えなくD端子接続をしている。また、将来導入されると思われるハイヴィジョンビデオカメラや、Playstation3もHDMI端子で接続することを考えると、テレビ側にHDMI端子が少なすぎるのだ。

新しいAquos(10/1発売)やPanasonicのVIERAなどは、HDMI端子を2個(または3個)程度備える機種も発表されてきたが、私のAquosは1端子なのでなんとかこの問題を解決しないといけない。一方でテレビを映像と音声の出力機器と考えた場合は、1個のHDMIでも良いのかもしれないとも思っている。それはDenonのAVアンプ AVC-4320などは3つのHDMI入力と、1つのHDMI出力を持っているため、DVDプレーヤー、HDD/DVDレコーダー、ゲーム機などのHDMIをまずAVアンプに入れて、テレビに1本で出すという方法があるからである。しかしAVアンプ(HDMI端子はない)は持っているし、HDMI端子の為だけに買いなおすのも気が引ける。そこで、足りない端子を補うために、HDMIのセレクター(スイッチ)を購入することにした。

HDMIセレクターは、まだ商品の数が少なく極めて高価な機器である。最近、エバーグリーン社が、EG-HDMI301という商品を低価格で発表して少し話題になった(3ポートのスイッチで29800円)。29800円で低価格といわれるのは、この商品がでるまでHDMIセレクターといえば、GefenのHDMIが有名であり、品質も良さそうだが、ただのスイッチ(セレクター)にもかかわらず10万円を超えていた。この値段だとケーブルを毎回抜き差しするのも仕方ないとあきらめていたときに、上記のエバーグリーン社の29800円というのは低価格として取り上げられた。私もエバーグリーンを注文しようかとネットを検索していたら、米国のOctava社のHDMI Switchを見つけてしまった。だらだら書いてしまったが、結局買ったのは、このOctava社の製品である。

4 x1 HDMI switch with 4×1 Optical Audio

この商品は大変素晴らしい。エバーグリーンの3ポートを越える4ポート搭載であり、光音声ディジタル(角型、同軸)も同じく4ポート備えて同時に切り替えできる。しかも値段は299ドル(送料30ドル)とエバーグリーン社と大して変わらない。ただのスイッチで300ドルは決して安い買い物ではないが、今後のことを考えると思い切って買ってしまった。

ここで多少矛盾があることに気が付くかもしれない。HDMIはハイヴィジョン映像とマルチチャネル音声を1本で実現する規格である。にもかかわらず光音声ディジタルのスイッチが付いている必要があるのか?という点である。HDMIは確かに5.1chのドルビーディジタルやDTSおよび将来的な規格も含んだ音声に対応しているが、テレビに接続した場合、結局テレビスピーカーが貧弱な2チャネルステレオであるため、映画、ゲームなどのマルチチャネルを再生できない。つまりAVアンプに音声を渡さないとせっかくのリアスピーカーの音が再生されないのだ。この点を考えても上述した高価な複数のHDMI端子を備えたAVアンプを購入すればすべて解決なのだが、それは現時点では金銭的な面で実現できない。そこで、光音声ディジタルを同時にスイッチしてその出力を今持っているAVアンプに入力すれば、マルチチャネルの音声を再生できる。

先日のCEATECのエントリーでも記載したのだが、HDMIから入ってきたマルチチャネル音声を、Aquosの光ディジタル音声出力にマルチチャネルのままスルーし、それをAVアンプにつなぐことができれば、このディジタル音声のスイッチは必要なくなるのであるが、Aquosの光ディジタル出力は、地デジ、BS・CSディジタルの放送から来たマルチチャネルを出力するだけで、HDMIから来たマルチチャネルを出力できない。この機能は是非実現してほしい(何度もシャープにはお願いしてある)

では、商品の写真を紹介。

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4×1 HDMI + 4×1 TOSLINK/Coax(角型と同軸両方対応:すばらしい) スイッチ
しかもリモコン付き。今回は同時購入で、4本のHDMIケーブルを購入した。ケーブルの品質はあまり良いとはいえないがかなり格安であった。ディジタル転送なので理論的にはちゃんと接点していれば劣化は少ないだろうと仮定。

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Octava社は、HDMIスイッチのみであれば、5×1 HDMIスイッチという製品も売っている。私もHDMIは多くても困らないのでこの商品を狙っていたのだが、音声切り替えが唯一付いている4×1のものにした。つまりこのリモコンはこの会社の製品共通のものであり、5番まで切り替え番号が付いている。なんともせこいがしょうがない。

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表側。デザインは良くない。

スイッチ自体は非常に軽く、金属も重厚感がなく極めて華奢である。しかしまだまだ高価なHDMIセレクターという商品を考えた場合、それはしょうがないとあきらめられるほどの内容だと思っている。Octava社によると日本での販売実績はほとんどないということで、敢えて写真までとって紹介することにした。同じようなことを考えている人がいたら参考にしてほしい。エレコムあたりが作ってくれればきっと一気に値段がさがると思う。おそらく、1年後には同じ仕様で10000円程度で出回っているのではないだろうか?

このスイッチ導入により以下の接続になる

Aquos端子  < = > 接続先(機器)
(1) HDMI + 4×1 HDMIスイッチ
  < = > Apple Mac mini (Intel, DVI-HDMI変換ケーブル)
  < = > 1080iアップスケーリング対応DVDプレーヤー(HDMI)
  < = > Toshiba Vardia (HDD/DVDレコーダー)(HDMI)
  < = > Playstation3 or ハイヴィジョンビデオカメラ(将来)

(2) D端子(a) < = > 接続なし
(3) D端子(b) < = > Xbox360:D端子(D3接続)
(4) DVI端子 < = > 接続なし
(5) iLink端子 < = > 接続なし
(6) RCA端子(映像・音声) < = > 接続なし

このようにずいぶんすっきりする。PS3とビデオカメラですでに足りないような気がするが、まずこの2つを買うか分からないということと、DVDプレーヤーと、HDD/DVDレコーダーは将来Blu-rayレコーダーが来ればひとつにまとまるので4端子で問題ない。Octavaはそれを見込んで(?)4×1にのみ音声切り替え機能をつけたと勝手に解釈している。

マカーニカレー

カレールゥでカレーを作るのにも飽きてきたので、National Azabu Super Marketにカレーソースを買いにいってみた。今日買ったのは、英国Sharwoods社の”Sharwood’s Makhani Cooking Sauce “(570円 420g 3~4皿分)というインドカレーソース。マカーニカレーとは、インドのバターチキンカレーらしい。レシピも何にもなく、鶏肉を一口サイズに切ってバターで炒めて、このソースを入れるだけの超簡単料理。しかし味はかなり美味しかった。このSharwoods社のカレーソースは5種類あったので、順々に試してみようと思う。

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Sharwood’s Makhani Curry

東京ディズニーシーに

行ってみたいと思った。まず、このPVを見て欲しい。


MISIA – “Sea of Dreams”
(もうじき消される気がするが・・・)

全くもって素晴らしい。映像と歌でまさに夢の国(海?)という感じがする。ネズミには全く興味ないが、映像を見る限り単純にもディズニーシーは素敵な”被写体”ではないかと思ってしまった。言うまでもなくディズニーリゾートなんぞ政治的に1回行ったことがあるだけである(友達の誕生日のサプライズで午後6時にシンデレラ城になぜか友達がみんな集まっているというイベント)
個人的に是非ディズニーシーの写真を撮りに行きたいのだが、果たしていつもの三脚+でかいカメラを持って撮影することは可能なのだろうか?ディズニーマニアの方やシーに行ったことある人がいましたら教えてください。また1人で写真を撮っている人間なぞいるのでしょうか?

そこで、ディズニーシーの写真撮影のために一緒に行ってくれる人、カップルを募集します(笑)。もちろんお二人の素敵(になるかわからんが・・・写真の腕が・・・)な写真を撮りますし、プリントして差し上げます。私としてはPVに出てくるような船などを”超高解像度”で撮ることに興味があります(笑)。そんなお馬鹿企画につきあってもらえる人(カップル、その他大勢)が居ましたらお気軽にご連絡ください( go2seaofdream@gmail.com )

横浜夜景と宇宙ステーション

今日は、ある電子回路系のセミナーに参加するため横浜に行って来た。宇宙ステーションの通過時間が午後6時頃だったので、セミナー後家に帰ってきていては間に合わない。そこで、セミナー終了後、みなとみらいに向かい、そこで宇宙ステーションを見ることにした。もちろんその計画を朝の時点で考えていたので、セミナーには三脚と20キロのカメラセットを持っていった。偶数の人々が多い中、カメラとセミナーテキストで30キロを超える荷物で汗をかきながら撮影場所に向かった。撮影ポイントは、宇宙ステーションが通過する北側が開けている場所。

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そう赤煉瓦倉庫の北側の広場。海に面しており北側が開けている。しかしレインボーブリッジは遮られ、レインボーブリッジ上方に宇宙ステーションという構図は不可能だった。山下公園にすべきだったと後悔したが荷物が重すぎて移動する気が起きなかった・・・。

宇宙ステーションが通る午後6時、近くの人にも躊躇無く声を掛け宇宙ステーションを見てもらった。これだけ高い仰角で天気が良い日は3ヶ月に1度程度しかチャンスがない。もちろん写真を撮った。

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国際宇宙ステーション
EF17-40mm (17mm) F4L USM, ISO100, F22, 30sec, RAW

30秒露出で撮影した。やはり横浜は町の光が明るすぎて、30秒も開くと少しずつ光を拾ってしまい、真っ暗な中に白い軌跡という写真にはならない。

宇宙ステーション撮影後、みなとみらいの写真を少し撮ってから帰った。

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30秒程度開いて撮影している。分かりにくいが実はジェットコースターが撮影中に通過するように撮影している。レールの少し上にコースターが通過したラインがあるのがわかるだろうか。

やはり横浜を撮影するには車が必要であることを実感した。荷物が重いなか歩く距離が長すぎる。

宇宙ステーションが見えます!(19日18:00)

明日(10/19 18:00頃)、宇宙ステーションが日本各地で見られます!

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Image Courtesy of NASA

最新のギャラリーは、NASA STS 115でご覧下さい。

時速28000キロ、地上から350キロ上空を飛んでいる宇宙ステーションを是非ご覧ください。東京地方は晴れなので、たぶん見えるのではないでしょうか?しかも今回は早朝ではなく夕方なので、ちょっとお仕事帰りにでもご覧になってみてください。

携帯電話で見る方向をリアルタイムで計算するシステムを公開しています。前回から少しパワーアップし、東京だけでなく日本各地の地点での計算ができるようになりました。

10月19日 午後6時の通過予定(東京)
18:01:00 見え始め 方位角232度(南西)
18:05:46 最も高い 方位角318度(北西)仰角67度
18:10:35 終わり 方位角46度(北東)

方位角:北を0度として時計回りに360度。つまり北0度、東90度、南180度、西270度
仰角:水平を0度として真上が90度

https://www.spacewalker.jp/iss
FOMAは確認できました.Softbank, AUもたぶん見られると思います。

古い機種で文字化けが発生するそうです。その場合は下のを利用してください。
https://www.spacewalker.jp/iss/index_sjis.html

私は、横浜で仕事なので、三脚とカメラを持って仕事に行く予定です。仕事後、山下公園あたりで写真を撮る予定です。

iPodを音楽以外に利用する

iPodを音楽だけに使うのはもったいないと思ったので、iPod nano (第1世代)にLinuxを入れてみた。(Linuxとは、Windows XP, Mac OS XなどのOS(Operating System)の1種である)。iPodは中にARMベースのMPUが入っておりLinuxには親和性の高いハードウェアと言える。iPodにLinuxを入れた理由は3つある。

1)ある”お馬鹿”実験のために必要:後日紹介
2)iPodでテトリスなどいろいろなゲームを楽しむ
3)宇宙ステーションの軌道計算をiPodにやらせてみる

1)は後日紹介するとして、2)も出回っているiPod linuxPodzillaをインストールすればあらかじめ何個かゲームは入っている。iPod linuxのページを見ていたらiPod nano用は公開されていなかった。そのため普通のiPod用のコードを参考にしてnano用にipl(Initial Program Loader)回りを書いていたら、当たり前のようにnano用を公開している人がいたので、開発を中止し素直に利用することにした。uLinux kernel, Userland, Podzillaを入れとりあえずLinuxが動くiPodはあっさりと実現した。

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iPod nanoでテトリス

iPodに随分前から出回っている”iPod Linux”を入れてみたという内容では面白くもなんともないのでいろいろ遊んでみることにした。とりあえず自分でアプリケーションを書いてみることにする。

ここで参考程度にクロス開発環境を少し紹介する。参考:iPod programming

・Cygwin (vi, GCC, SVN(Subversion), CVSあたりを入れる)
・ARMベースのToolchainsは、gnuarmから自分で構築するより、素直にipod linuxで公開(iPod Linux Toolchains)されているものを使う。

以上である。あっという間にC/C++言語ベースでiPod用のソフト開発ができる。

まず定番のHello Worldを動かす。

ソース(test.c)は極めてシンプルに。

#include <stdio.h>

int main(int argc, char **argv)
{
printf( “Hello World!\n” );
return 0;
}

これを、ARM用にコンパイルする。
$ arm-elf-gcc -o helloworld test.c -elf2flt

作成されたバイナリファイル(helloworld )をPodzillaのファイルブラウザから指定すれば実行できる。極めて簡単。

POSIX系のAPIやC++なども利用できるかやってみたところunistd.hのsleep関数などやSTLなども概ね利用できた。

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iPod nanoに”Naoki Miyashita”の名前を1秒周期で表示しているところ。

さて、下準備ができたところで人工衛星の軌道計算をiPodでやらせてみようと考えた。理由は、先日宇宙ステーションの可視方向を携帯で計算するシステムを紹介したが、(1)サーバーサイドシステムであるため、携帯圏外では利用できない、(2)携帯というネットに接続できる端末なのにスタンドアロンプログラムなんていうナウくないプログラムは書きたくない、(3)iPodは持っているのに、携帯をもっていない極めて稀な人もいる(のか?)。以上の3点の理由のためにiPod用の軌道計算プログラムがあっても良いのではないかということで作ってみた。

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結果としては、現状では失敗であった。画面でわかるように衛星の仰角・方位角などの値が表示されていない。原因は、iPodの浮動小数点演算に起因しているようだ。iPodに搭載のARMは、FPU(浮動小数点ユニット)が搭載されていない。そのためdouble, floatなどの浮動小数点演算を扱うことができないが、コンパイラが多くのコードを吐いて実現できるはずである(iPod programmingにもfloat, doubleは使えると書いてある)。しかし私のiPod nanoでは、軌道計算ほど複雑ではない単純な四則演算もまともに通らなかった。かなりの計算量がある軌道計算において浮動小数点が使えないのは致命的でなんとかこの問題を解決しなければならない。もう少し調査して解決したら追って報告したい(だれも興味ないと思うが・・)
このソフトウェアはスタンドアロンであるため、基本的に圏外や携帯を持っていない人でも気軽に軌道計算ができる一家に一台のシステムである。しかし、衛星の軌道要素を更新しなければならない。その仕組みとして下の方法を検討している。本当はこの部分を作って楽しむ予定だったのだが、思わぬ小数点問題で立ち止まってしまった。

・ヘッダ部などの体裁を整えたダミーのMP3ファイルを作る。そのファイルは音楽データではなく、実体は最新のTLE(軌道要素)を含んでいる。
・iPodをパソコンとつなぐ→iTunesが立ち上がる
・iTunesは、そのダミーMP3ファイルを音楽データだと勘違いしiPodに同期アップロードする。
・軌道計算ソフトは、同期された最新のTLEを含むMP3ファイルからTLE部分だけ抽出し、最新の軌道要素を用いて軌道計算する。

この方法により充電のためにiPodをパソコンとつなぐ度に最新のTLEがiPodに取り込まれる。もちろんTLEを公開しているNORADから定期的にダウンロードしMP3のダミーファイルを生成するプログラムが必要であり、そのプログラムをスタートアップ起動に設定しておけば、この部分も自動化できる。ここまでやりたかったが、先述の通り浮動小数点で進まなくなってしまったので保留である。

iPodにテトリス、オセロなど多数のゲームを含んだLinuxを入れたい方は連絡くだされば入れますよ。

(今度の木曜日夕方また宇宙ステーションが東京上空を通過しそうである。今日の夜にまた紹介します)

レインボーブリッジ

レインボーブリッジを変わった方向から撮ろうと、海沿いに自転車でずっと走ってみた。しかし海側は貨物船の積み卸しなどで全く近づけず、写真を撮れる場所などほとんどなかった。そのため、2時間程度自転車で走ったにもかかわらずろくな写真が撮れなかった。う~む。やはり東京で良い場所を探すのは難しい。

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