2012/06/03 : 浄土平に再度いってきたので別記事をアップ。つべこべ言わずに福島県の”浄土平”には行っておけ。
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先週末の土曜日は、輪行ツーリングに行ってきました。
東京駅→福島駅:東北新幹線(やまびこ)輪行
ツーリング:福島駅~磐梯吾妻スカイライン~浄土平~猪苗代湖~隠津島神社~羽鳥湖~新白河駅
新白河駅→東京駅:東北新幹線輪行
ルートラボ(コース修正版):http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=dd177a39bab4c042ae49f45a352cc7d5
走行距離:155km
獲得標高:2450m
相変わらずのGoogle Earthによるマップ。クリックすると拡大。
福島駅を出て、西に向かい10キロほどで磐梯吾妻スカイラインに入り山登りです。頂上付近に浄土平が。
その後、猪苗代に行って、南下し新白河駅に向かいました。
今回の峠は、2つ。
1つ:磐梯吾妻スカイライン
2つ:隠津島神社の峠
今回はこの辺りを走りました。
さて、結論から言うと、”磐梯吾妻スカイライン~浄土平は最高に素晴らしい所でした”。
いつも通りダラダラ解説。
新幹線やまびこ。始発です。長野新幹線そっくり。鉄道に詳しくないのですが同じ車体なんですかね??
さて、新幹線輪行ですが、手荷物料金で別料金(250円程度)かかる場合があるので、ご留意を。
自分用の備忘録に。車内マップ。
なんつー、手抜き写真。とりあえず福島駅到着。
ここは、先日の福島原発への放射線測定で来たところです。参考:東京日本橋から福島第一原発周辺まで車で放射線計測をしてきた(その1)
前日の福島市付近の放射線量は、約1.0μSv/h程度。やはり高いです。
私が計測しに来たときも既にヨウ素は落ちきっていたので、セシウムがメインの今、直ぐに落ちることはありません。
福島駅を西に走り、約10キロほどで山登りが始まります。写真にあるように磐梯吾妻(ばんだいあづま)スカイラインを上っていくわけですな。
中学生・高校生たちももちろん、何も違和感なく普通に生活しています(あたりまえか)。土曜日でしたが部活の行き帰りでしょうか、ジャージ姿の学生が多かった気がします。
スカイラインを上っていく途中は、とにかくこのような果実の直売所が多かったです。あまり本件に関しては述べませんが、難しい問題です。
さて、登りがはじまりました。毎回、始めていく峠の上り坂は、道や勾配が分からないのでとてもワクワクします。
どのくらい激坂なのか、どのくらいクネクネしているのか、頂上には何があるのかなど。
上のスカイラインはどうやら先月くらいまで有料だったらしく、今は震災の影響でしょうか?今年の11月くらいまで無料開放しているようです。
登りは体感で5~6%くらいが続いていく感じでしょうか。一部で標識にも出ているのですが11%区間があり、なかなかタフで面白い登りです。
女性ライダーが1人降りてきました。チネリ乗りでした。この峠を1人で下ってきたので、もっと早く来て登った帰りなのでしょうね。おそらく地元の方でしょう。
いろは坂よりは勾配きつく、楽しめる登りでした。
写真に分かるように天気は悪かったです。天気予報では、曇りで降水確率0だったので、このツーリングコースを選んだのですが。
とりあえず、登りはじめはこのくらい森に囲まれた道を上がってゆきます。
磐梯吾妻スカイラインの有料道路の料金所。今は無料開放しており、交通量調査をしていました。この時点で既に結構登ってきています。
ここからスカイラインなのか、よくわかりません。
このコースの面白いところは、こうやって標高が書いてあるところです。
福島市はそれほど標高が高くないので、この時点で800m位上がってきたことになります。
どんどん霧がでてきました。少し肌寒くも。
途中、このような柱が所々立っています。地元新聞社(?)の福島民放社が選定した観光・眺めの良いポイントらしく、ここから風景を見ろよというポイント。
曇り+霧で福島市が全く見えません(笑)
さて、途中でつばくろの谷という休憩ポイントがあります。道の駅ではありません。トイレはありますが、自販機はありません。
このスカイラインを上がるときには水分確保は十分に気をつけてくださいね。あまり自販機が途中にないので。
こんな霧が酷い状況なのに、なぜか人が立っていて交通整理をしていました。車は殆ど通っていないのですが。
霧が酷くて、下界はおろか、目の前の橋(不動沢橋)すら先が見えません。
不動沢橋。先が見えない。
霧なので、逆にフォトジェニックな被写体に(笑)。クリックすると拡大。壁紙に使えそうですね。
何枚かの写真はクリックすると拡大します。
標高1200m。登っている感が伝わりますかね?
1200mを越えたあたりから一気に風景が変わりました。写真の先に見えるように今まで森に覆われていたのが、いきなり木がなくなりそうな様相です。
高い木はなく、いよいよ登ってきた感じです。
もうここまで来るといちいち載せてもしょうがないのですが、一応。
もう同じような写真ばかりですが、述べたいことは、だんだん背の高い木が少なくなってきて、山の地肌が見えるようになってきました。
森に囲まれていた道が、一気に風景が変わりました。超綺麗で、写真を撮りまくってきたのですが、載せるのが大変なのでパス!
こんな感じで、背の高い木は完全になくなりました。荒野という感じ。写真の上の方に雲があり、その雲の向こうに街が見えています。
そうなんです。火山なんですよ。硫黄臭いです。火山性ガスが出ているので、車の方は停車してはいけません。
って、自転車は?って感じですが。気にせず止まって写真をとったり、マッタリと。
もう。ここは本当に綺麗でした。写真の中程にこれから走る道がジグザグに走っているのがわかりますでしょうか?
ここは自転車で一度は走って頂きたいと思いました。本当に綺麗なところで、気持ち良かったです。
もう最高です。クリックすると拡大。ちなみに、画面上の方の道を右上に上ったところが浄土平です。
前の写真を逆からみた場所。こんな感じで登ってゆきます。相当気持ち良いです。それにしても写真が40mm相当(135判換算)なのでなんともこの広大な自然が表現できないってことで、
パノラマ写真を作りました。是非クリックして拡大画像を。
とはいえ、パノラマ写真職人さんからみたら底辺レベルの合成っぷりですが、まぁ雄大な風景の一部でも伝わればいいのかなと。
今回のツーリングコースは、The Bike Journal | 自転車が好きだ のNanbaさんに教えてもらったコースです。
ツール・ド・フランスを山岳ステージを見ていたときに、こんな山岳コース走ってみたいと言ったところ、このコースを紹介されました。
写真にあるように、もちろんアルプス・ピレネーとは違いますが、それでも雄大で素敵なコースでした。
磐梯朝日国立公園浄土平到着。
浄土平は大きな駐車場もあり、天文台もあり、写真のような売店もレストハウスもあり、充実しています。
ここは観光スポットなんですよね。車を止めて、後で紹介する登山なり山のトレッキングをするベースポイントなんですよね。
このお店の店員さんは本当にいい人でいろいろ教えてもらいました。福島以外から来ていたおばさんが焼きそば買いながら、”放射線は?”なんて質問していましたが、質問され慣れているのかサクサク答えていました。
どうやら、今登ってきたスカイラインでロードバイクのヒルクライムレースを計画しているみたいです。道も良いですし面白そうですね。
私ももう少し速く登れれば参戦してみたいですが、今のスピードでは話にならなそうです。
看板にピントはきてないし、女性は中途半端な体制だし、酷い写真ではありますが、浄土平から吾妻小富士に登山できます。
MTBなら登っていくのも面白そうですが、ロードバイクなのでやめておきました。
浄土平は、まぁこんな感じで良い補給ポイントです。ここが峠の頂上ではなく、もう少し登ります。ので出発。
というわけで、登頂完了。標高1622mでした。ここから一気に下るので、着替えてウインドブレーカーを着ました。
どんどん下っています。また背の高い木が出てきました。遙か向こうに見える湖が目指す猪苗代湖です。
ブレーキをかける指が痛かったです(長い下り坂で)
峠の下の方は、わかりますかね?車のタイヤの跡です。つまりDQNカーの暴走の跡です。
こんな感じの農業豊かな地域を猪苗代湖に向けて走ります。モーレツな向かい風で負荷たっぷり。
猪苗代湖到着。なんつー、酷い写真・・・。クリックすると拡大するわけですが、先の奥の方の山の上に多量の風力発電が。
次はあの風力発電がある山の向こう側に向かって走ります。平坦コースで坂がないので退屈です。
そういえば、猪苗代周辺は紫陽花満載でした。
またレンズの前玉が曇っていますね・・・。さて、山の上に風力発電があるのがわかりますかね。
写真も撮らずに淡々とはしって、前の猪苗代を越えて山の反対側に来ました。
この村(?)が本当にのどかで素敵でした。
場所Google Mapだとこのあたりです→http://bit.ly/neHqpW
私はルートラボでコースを決める際にこのコースは適当に決めたのですが、相当アタリコースでした。
大型車は越えられないのですが、峠になっているんですよ。
峠の中腹にはかなり大きな隠津島神社がありました。かなり人も集まるようでこの辺りでは大きな神社なのかなと思いました。
ちなみに、名前は一緒ですが、http://okitushima.com/ こことは場所が違う様です。関係あるのかな?
何が素敵か。この峠の頂上の激坂っぷりが良い感じでした。頂上の200mくらいが10%余裕越えの登りですごく登り心地が良い峠でした。
是非このコースは走って欲しいなぁと。
坂の様子が伝わりますかね。車一台通れるかの細い道で道も斜めって居て良い感じの峠です。
で、その頂上は、馬入峠堡塁跡というものがありました。この峠は、馬入峠というのですね。
さて、羽鳥湖まわりを目指している途中で問題が。なんと、橋が崩壊している!!羽鳥湖から新幹線の駅である新白河に向けて”白河羽鳥線レイクライン”という道を通る予定でした(最短だし)
ルートラボでもこのルートを予定したのですが、これでは進めず。まだまだ震災の傷跡はありますね。
で、ここで突然の土砂降り。さらにソフトバンク網がお約束の圏外。非常に困りました。Edge800のUUD社地図に期待して、迂回路・迂回路を繰り返して何とか帰りました。
雨さえ降っていなければ迂回なんぞ大した話ではないのですが、雨でスマホが圏外はピンチですね。皆様も震災の被害が大きかったエリアを走るときは事前に通行確認はお忘れ無く。はっきり言って危険です!
結局迂回して”58号”の山道を通って帰りました。写真の通り。狭い。カーブミラーも無いところが多く、とはいえ車も結構通っており(ここしか通れないから)結構危険です。
上で紹介しているルートラボのコースはこのコースを通るようになっています。
こんな適当な写真なら載せるのも萎えるのですが、まともな写真がなかった・・・。
とりあえず新白河駅に到着。ここから新幹線で輪行して帰りました。
福島は、”うつくしま”でした。本当に浄土平に向かう磐梯吾妻スカイラインは綺麗で是非足を運んで頂きたいと思いました。
天気が良い日に再度行きたいと思っています。