茶道のお稽古(二回目)

本日は、茶道のお稽古の二回目でした。先日より、表千家の茶道のお稽古をはじめました。一度見学させて頂き(参考:茶道に触れてきた。)、お稽古を始めることに決め、今日はお稽古の二回目。

”お茶”という飲み物は、ペットボトルで自動販売機でも飲める時代。そんな時代に生きていると、ほんの少しだけ見えてきた茶道の世界は、全くもって対極で、実に奥深く、素晴らしいものです。

一つ一つのお手前が実に美しく、このような世界があったのねと感動しきり。不作法者の私には、全く太刀打ちできない感じが実に楽しく、見て真似をしようと思っても何ともならん感じが実に難しいのです。

お茶の世界は一期一会。本来上記の様な写真で残すという文化はありません(厳禁です)。その時、その時のお茶には、季節など全ての要素合わせておもてなしをします。季節が止まることがないのと一緒で、その日のお茶を記録して回顧するのではなく、またその日のお茶を出すのです。

写真好きであり、人類の記憶・記録を残すことに興味がある私としては(参考:人類は前進しているのか?)、その一期一会の感覚は、不安に近い感覚もあり新鮮です。

茶道の素晴らしさはこんなブログなぞで語るものではなく、そして私なぞが語れるものではありませんが、その素晴らしい道の片鱗を垣間見ただけでもかなりワクワクしています。茶室に刀を持って入ることは厳禁です。戦国時代に大名達は皆、お茶をやり、交戦中の大名同士も刀を置いて茶室に入り、なにやら話をした・・など考えただけでもその世界の奥深しさなどワクワクしませんか?

不器用なので覚えが悪そうですが、少しずつ稽古を続けていこうと思います。せっかく着物もあるので、活用してゆきたいです。お茶の席に着物はいろいろと便利なのです。写真に写っている、扇子、帛紗など着物でないと扱いが不便であったりと。

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2012/10/01追記:親友のミホが、この記事を受けて、ミホのブログに記事を書いてくれた^^) →うっとりする話 | PHENOMENA

映画”最強のふたり”と”天地明察”

映画”最強のふたり”と”天地明察”を見てきました。

<最強のふたり>


(公式サイトから引用)

公式サイト:http://saikyo-2.gaga.ne.jp/

フランス映画ですが、二人の俳優(両方とも存じませんでしたが)の演技がすばらしく、最後まで安心してみられました。とっても素敵な映画ですので是非ご覧くださいな。実話ベースで、ご本人もどこかでちょっと登場します。黒人の青年役は、フランス国内でもコメディアンとして活躍されているそうで、演技も笑顔も素敵でした。まぁ、残念なのは、”最強のふたり”という邦題ですね。邦題って必要ないと思うんですけど。

 

<天地明察>

公式サイト:http://www.tenchi-meisatsu.jp/index.html

天地明察。沖方了さんの同名小説をベースにした映画です。主人公の2代目安井算哲は実在の人物でこの映画も史実に基づいた話です。人工衛星を開発していれば、その衛星が飛ぶ”軌道”に関する”軌道力学”は避けては通れない数学(物理)です。我々は授業(教科書)と研究と圧倒的な計算力のPCを使って簡単に扱っちゃっていますが、江戸初期はもう暦もずれまくり(日食・月食もずれまくり)でいろいろ問題が発生していたとのこと。幕府から改暦を命じられた算哲の物語で、非常に見ていて面白く引き込まれました。宮崎あおいさんの妻”えん”役も素敵でした。滝田監督は、”おくりびと”で有名ですが、この映画もまたアカデミー賞を狙っているのかもしれませんね。各場面で日本の”和”を強調した演出になっています(いやらしくもありますが)。素敵な映画ですので是非ご覧あれ。