宇宙ステーション見てきました!

最後まで天気がはっきりせず何人かの方にはご迷惑をおかけしました。私は予定通り竹芝桟橋までいってきました。結果から言うと国際宇宙ステーションは雲の合間からはっきりと見ることができました。多少の曇りではその光で突き抜けて届きます。その様子を写真に収めようと思いましたが・・・・・・・。失敗しました。何とも情けない話なのですが、何を勘違いしたのか3分間露出したときに適正になるように低感度、NDフィルター、絞りにセットしておいたのですが、宇宙ステーションはとてもはやく1分程度に調整しておかないととても撮れませんでした。過去に何度か成功しているのにもかかわらず、今日になってなぜか3分という数値が頭を占有し失敗にいたしました・・・。

私がなぜここまで宇宙ステーションにこだわるかというのはいろいろ理由があるのですが、やはり第一に私自身が宇宙に行ってみたいですし、宇宙が好きなんだと思います。あんなスピード(時速28000キロ)を持って飛んでいる人工物にしかも人が勤務しているというのは、なんとも羨ましくて素晴らしく、睡眠を削ってまで敢えてというのではなく、睡眠なんか削っても見に行きたいという感情です。宇宙はやはり国境などの枠組みをバカバカしくさせる高い視点があると思っています。例えると、昨日NECエレクトロニクスが発表したLSI(NECエレ、HD DVDとBD両対応のドライブ駆動LSIセット@AV Watch)があります。次世代の記憶メディアで争っているBlu-rayとHD DVDですが、このLSIはその両方に対応できるLSIです。つまり当事者は狭いヴィジョンで相手の揚げ足を取り争っているわけですが、このLSIはその争いをバカバカしくさせる高い視点(技術)です。北朝鮮が核実験を行い、緊迫なムードとなりました。政治的な政策として、世界にも類を見ない綺麗な憲法は改正させられるかもしれません。狭義的な北朝鮮との関係だけでこの綺麗な憲法を守れない(可能性がある)のが残念でなりません。宇宙の高い視点をできるだけ綺麗に伝え、バカバカしいと思えるような視点を与えられればと理想論ですが思っています。

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実は、少し画面中央上部に宇宙ステーションの奇跡が写っています。
クリックすると拡大しますので探して見てください。
実際には拡大しなくても綺麗な奇跡が見られる予定でした。失敗作です。

その後朝焼けが綺麗だったので何枚か写真を撮ってきました。

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宇宙ステーション見に行く人!(10/11 5AM)

4:00:追記
曇りで厳しいかもしれません。
一応桟橋にいってみます。

明日(10/11日)午前5時に宇宙ステーションが東京上空を通過します.
肉眼で見えます.興味のある方は連絡してくださいな.

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Image Courtesy of NASA
国際宇宙ステーション

宮下は竹芝桟橋から見る予定です.レインボーブリッジの上をステーションが通過する予定です.

10月11日
05:02:48 05:07:33 05:12:22 00:09:34 308 222 141 55.3* NVV

05:02:48 見え始め 方位角308 度(西北西)
05:07:33 最も高い 方位角222 度(南西) 仰角55.3度
05:12:22 終わり 方位角141 度(南東)
(東京での見える方向)

方位角:北を0度として時計回りに360度。つまり北0度、東90度、南180度、西270度
仰角:水平を0度として真上が90度

見方がわからなければ気軽に問い合わせてください.都内なら南の空が開けていればたぶん見えます.(もちろん晴れていれば)

携帯で簡単に方向が計算できるシステム(beta)を作りました.
パソコンはもちろん見られます.

https://www.spacewalker.jp/iss
FOMAは確認できました.Softbank, AUもたぶん見られると思います。

古い機種で文字化けが発生するそうです。その場合は下のを利用してください。
https://www.spacewalker.jp/iss/index_sjis.html

**21:34追記:

明日の天気ははっきりいって五分五分です。これ以上の判断は気象庁のデータをみても難しく運だと思います。とりあえず私は竹芝までいきますが、そこまで行って見えない可能性も完全には否定できません。私はこの状態だと判断が難しいですが、行くことにします。

レインボーブリッジの朝焼け写真

朝4時に起きて(毎日だけど・・・)、レインボーブリッジ付近の朝焼け写真を撮りに行ってきた。国立天文台天文情報センター暦計算室 により日の出時間と日の出方向を調べたところ、日の出は5:42、方向は96.9度(ほぼ東)であった。この時間に海側の写真を撮るのは非常に苦労する。東京タワーなどのランドマークはもちろん開いていないし、水上バスの桟橋なども閉鎖されている。このくらいの早朝でもレインボーブリッジを望める桟橋はコンチネンタルホテル・東京ベイの前の竹芝桟橋くらいしかない。日の出の約1時間前から夜が明け始める。そうなると4時起きだとかなりギリギリでマッハで着替えてチャリンコで出発した。モーレツな加速により何と家から13分で桟橋に到着。十分に準備することができた。

撮影場所は、竹芝桟橋 – Google Mapsである。撮影場所から分かるように桟橋は南向き(レインボーブリッジ)方向であり、日の出は東から上がるので、写真の左側からの夜明けである。

今回の写真はいろいろな方法で撮影をしている。
・標準撮影:標準
Fuji CC-30M(ゼラチンフィルタ)によるマゼンダ側のシフト:紫っぽい写真
・Fuji CC-30M+白熱電球ホワイトバランス:青っぽい写真
の3種類の表現をしている。

レインボーブリッジ朝焼け

レインボーブリッジ朝焼け

レインボーブリッジ朝焼け

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レインボーブリッジ朝焼け

レインボーブリッジ朝焼け

レインボーブリッジ朝焼け

レインボーブリッジ朝焼け

レインボーブリッジ朝焼け

レインボーブリッジ朝焼け

レインボーブリッジ朝焼け

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東京タワーを詳細に見る

 台風のような大風が吹いた昨日とは打って変わって、今日は鮮烈な青空が広がった。こうなったらチャリンコで写真を撮りに行かない手はない。ということで、家を出発し東京タワーを横目に見ながら皇居・江戸城を一周してきた。皇居・江戸城の写真は後日公開するとして、赤羽橋に差し掛かったとき、綺麗な青空をバックにした東京タワーがとても綺麗だったので、その写真を公開する。東京タワーは、東京のランドマークとはなっているが、もともと日本電波塔株式会社がその名の通り様々な電波を送る塔として機能している。そのため東京タワーには良く見てみると多くのアンテナなどいろいろくっついているのがわかる。今回、比較的解像力の高いレンズで撮った3連続スティッチ写真を公開する。下の写真は縮小してあるが、クリックすると2206 x 7320ピクセルの大きな画像が開くので、興味のある人は等倍で見てみて欲しい。東京タワーの先端など私も肉眼ではわからなかったが、今回の写真でどうなっているか見ることができた。展望台の人もよく見える。

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赤羽橋から見る東京タワー(クリックすると3枚スティッチの拡大写真が表示)

 ここからは写真の少しテクニカルな話。今回の写真はEF100 F2.8 Macro USMで撮影してきた。この100mmのマクロレンズは、MTF曲線(EF100 F2.8 Macro USM MTF曲線)を見ると数値的にかなり良い性能のレンズである。私の持っているレンズでは、このレンズが数値的にも、経験的にも解像力があるので、今回このレンズを利用した。しかし、もともと皇居周りが目的であったことから三脚を持っていかなかったため、三脚、レリーズによる完全固定撮影ができていない。さらにMCプロテクターを外すのを忘れてしまった。その2点を考慮すればもっと解像力のある写真が望めたと思う。絞りはF8程度に絞っているので、レンズ的には一番良いあたりで撮れていると思う。

更に、今回は新兵器を導入している。

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ソニーのGPS-CS1Kである。大したものではないが、電池を入れて電源を入れておけば、数秒に1回位置データを内部メモリに記録しており、あとでPCに取り込むことができる。写真のEXIFの時間と比較して、その位置データをEXIFに追記してくれるシステムである。今回公開している東京タワーの写真にも一応位置データをEXIFに埋め込んでおいた。実際取得した位置をGoogle Mapsで表示したところ全然不正確で愕然とした。原因をこれから調べないといけない。写真のマッシュアップに役立つかと思って買ってみたが、いろいろ面倒なのでやはりカメラにGPSくらいはつけて欲しい。

Google Code Search

GoogleがGoogle Code Searchを開始した。あんまりグーグルの宣伝ばかりしているとまんまと戦略の思う壺であるが、これは便利なので紹介する。

googlecodesearch.jpg

名前の通りプログラムのソースコードを検索するページ。検索には正規表現が使える。Advanced Searchを使えば、C++言語でGPLベースというような絞りこみができる。少し使ってみたがこれはかなり便利である。便利ではあるが、Googleの本来のページ検索と同様で、ソースコードに信頼性はない。情報過多による情報信度の低下は免れないが、それもコピーペーストではなく、ざっとコードを見渡してから利用すれば参考になるし、上述のようにGPLなどライセンス下におかれたものなら素敵なコードも見つけることができると思う。

しかしこのまま何でもGoogleとなっていくのは人類としてオリジナリティの面での進歩がなくなっていくと思う。何でも過去の遺産にこだわることが人間に慢性化したときに非凡な人間の出現も減ってくる気がする。子供たちへの影響は甚大だと思う。まず夏休みの自由研究はGoogle禁止の法律はいいかもしれない。過去に結果がわかっていてGoogleに載っている結果であっても、自分自身が疑問に思ったところから課題をみつけ、自分の方法で実験をし、不完全でも自分の力で結果を出す練習をしていかないと、Googleの知識(データベース)以下の人間で埋め尽くされてしまう。

Web OS

Googleよりも先に実現しているWeb OSともいうべきStartforce
興味がある人は是非ご覧あれ。すばらしい技術力を持っています。Googleに買収されないように、がんばってほしいです。

残念なことは、startforceのページのトップが、”オンラインストレージ上でファイル共有 | Web2.0デスクトップ | スタートフォース”・・・・。ちょっと視点が悪い・・・・。その視点だとGoogleに食われてしまうなぁ。もっとよいキャッチフレーズを考えてほしいです。

とにかく現状としてウェブの限界に行っているので是非試してみてください。素晴らしいです。

あとWeb OSとしては、YouOSEyeOSというのもあるようですね。

CEATEC 2006に行って来た

幕張メッセで3日間行われているCEATEC 2006に行って来た.ファッション系なら東京ガールズコレクション,カメラならフォトキナ(日本じゃないけど・・),車なら東京モーターショー,漫画(アニメ?)ならコミケと同じ感じで,家電,IT,情報通信に関する日本最大の展示会と言えばCEATECである.CEATEC初日の10/02に早速情報収集を兼ねて幕張まで行って来た.今回のエントリーでは見てきた新規技術の一部の紹介と個人的見解を述べる.興味のない方には極めて退屈な内容である.

内容に入る前に,CEATECに行った感想として,コンパクトディジタルカメラは必須であることを再認識した(持っていない).今やCEATECはメーカーのクリスマス商戦を控えたモーレツな宣伝場所であり,新製品のプレゼンには綺麗な女性達がついている.もちろん私は興味がないのだが,その人たちの写真を撮りに来ているカメラ小僧が多い.つまり調査,情報収集の為にディジタル一眼レフを持っていったのだが,外見明らかに連中と同じに見えてしまう(笑)内心一緒にしないでと思っていたが,昨日ほどコンパクトディジカメで目立たない努力が必要と思ったことはない.

さて,今回の収集目的はいろいろあるが,とりあえず思いつくものだけ列挙する.

Full HD TV(Full High Definition TV: いわゆるフルスペックハイヴィジョンテレビ)の新製品情報と画質の比較

・HDビデオカメラ(いわゆるハイヴィジョンカメラ)の各社方向性
 ハイヴィジョンビデオカメラを購入しようかなと思っていて(もちろん風景撮り),今規格で揺れているカメラをしっかりと見極めエンジニアに質問する.

Blu-ray, HD DVDの動向

・新規デバイス,素材,素子などの調査

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CEATEC 2006 入り口

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まず,このCEATECにあわせて参考出品されたPanasonicのAVCHDのハイヴィジョンビデオカメラ.正直言うとこの製品を見るためにCEATECに来たようなものだったりする.AVCHDは,5月にSony, Panasonicで提唱されたハイヴィジョン撮影を可能にするビデオカメラ規格である.(AVCHDの例:普通のDVDディスクなどにMPEG2ではなくMPEG4 AVC/H.264で書き込み,8cmのDVDなどでもハイヴィジョン映像を30分程度撮影可能:参考:Sony Handycam – HDR-UX1 ).このAVCHDのカメラがソニーからHDR-UX1, HDR-SR1と発売されているが,PanasonicがSD(SDHC)カードにAVCHDで書き込むビデオカメラを発表した.先のPanasonicの発表では,ビットレートが9Mbpsという悲しいスペックだったのでもっと上げられないか質問したところ,13Mbps程度でも撮影可能らしいとのこと.また,11月にでるBlu-ray DIGAでの再生はもちろん問題ないという話だった.とりあえず,ハイヴィジョンカメラ購入を考えている私としては,Panasonicの製品,仕様を確認できたのは大きかった.後述するSony製品,Canon製品と比較して個人的な見解を後に述べたい.

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11月に発売されるPanasonicのBlu-ray DIGAの展示はもちろんおこなっていた.この写真は,Blu-ray Videoを再生させている状態である.言うまでもなくとても綺麗な映像だった.エンジニアさんの顔は晴れ渡っていて,死ぬほど頑張った感じが伝わってきた.確かにテレビがこれだけ発展し,全ての番組がハイヴィジョン放送で始まっている現状を考えると少し遅れた感じもするが,素晴らしい製品を作ったと思う.まだまだ安価とは言えないが,この機種から始まって低価格化も進んでいくと思う.分野は違うが同じエンジニア(端くれ)として死ぬほど苦労したことが目に見えてわかるので賞賛すべき製品だと思う.
ここのエンジニアさんには,先ほどのAVCHD規格のビデオカメラで撮ったSDカードの再生を念のため確認したがもちろん問題ないということだった.しかし気になるのは,AVCHDはMPEG4であり,Blu-rayにコピーする際劣化なくコピーできるのか質問するのを忘れてしまった.Blu-rayは,採用コーデックにMPEG4 H.264 AVCをサポートしているが,今回のDIGAはMPEG2での記録であるため,AVCHD > Blu-rayの過程でMPEG4のデコード,MPEG2のエンコードが行われるのではないかと思っていたが,質問を忘れた.また別途質問してみようと思う.
更に,他社ではあるがSony製のビデオカメラで実現している普通のDVDディスクにAVCHDで書き込んだメディアを再生できるか?という質問に,ソニーが素直なAVCHDで書き込んでいれば再生できるとのこと.ここは会社がまたがるので難しい問題であるが,何とか再生を実現してほしい.SDカードが対応しているのでAVCHDのデコードエンジンは搭載されているため,要するに再生できるように作り込むかだけの問題である.

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PlayStation3

PS3も数多く展示してあった.60GBytesの上位モデルの値段はやはり不明で気になるところだが今回もわからなかった.PS3の周りにエンジニアがおらず質問できなかった.私としては,SACD(Super Audio CD)の対応を表明しているPS3だが,どうやってSACDのデータをAVアンプなどに転送するのかを聞きたかった.光ディジタルで転送されても,AVアンプ側がほぼ対応できないし,HDMIにでも載せるのだろうか.このあたりを質問したかったのだがエンジニアが見つからなかった.

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PlayStation3でSonyのハイヴィジョンビデオカメラUX1, SR1より作成されたAVCHD on DVDの再生デモ.かなり綺麗でした.一般家庭でこのクオリティで映像が残せるのはすごい時代になったと思う.お子さまなどが生まれる,生まれたなどの人は是非このクオリティでお子さまの成長を残してあげて欲しい.その頃は,結婚式で定番の成長スライドショーに使うプロジェクターもハイヴィジョン対応になっているから,あと20年もすれば極めて美しいの成長過程映像が結婚式で流れることになるだろう.

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Sharpのブース.もちろん主力製品のAquosをメインに押し出していた.Panasonic VIERA, Sony Braviaなど,各社素敵なハイヴィジョンテレビを出しているが,やはり”個人的に”Aquosより綺麗なテレビは現時点ではないと思った(再認識).第2亀山工場の説明など全く玄人好みのコーナーもあったがその品質管理の徹底さがすばらしかった.さすが99.999%を越えるノードット抜け精度を保っていることだけはある.ほとんど芸術的な技術だと思った.ちなみに下の写真は,Sharp製のBlu-rayドライブの試作品である.まだ発売には時間がかかるようだ.

10/1に発売した最新のAquosでも搭載されなかった以下の項目を再度エンジニアにお願いしてきた.やはり以前お願いメールを送ったが実現しなかったようだ.

・HDMI経由で入った5.1chをAquosからの光ディジタルにスルーさせる
・HDMI x3以上ほしい
・DVI端子でのフル解像度サポート(現在は最大1280×1024)

特に3番目は重要である.なんでDVI端子をもっているのにフル解像度に対応していないのかは少し理解できない.私のMac MiniはHDTV対応のVideo Chipを積んでいるのでフルスペックの解像度でMac OS, Windowsが動作する.今はDVI -> HDMI変換ケーブルを使っているが,DVIで繋げればHDMIを消費しなくて良い.私のAQUOSは旧モデルのためHDMIが1つしか付いていないため,現在DVDプレーヤのHDMIとMac miniからのHDMIを抜き差ししているという悲しい状況である.そういうのもあってHDMI端子はたくさん欲しいのが2番目の要求であった.

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HD DVDのブースでは,Xbox360に増設できるHD DVDプレーヤーが展示されていた.2万円程度で11月下旬発売とのこと.Xbox360を持っている私としては購入するか悩ましいところだが・・・

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Apollo 13(HD DVD)を見た瞬間,HD DVDプレーヤは必要だと認識した(笑)

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うちの研究所も研究成果を発表していた.

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新規デバイスなどはいろいろ面白いものがあったのだが写真はあまり撮ってこなかった.これは,ニオブコンデンサというものらしい.タンタルコンデンサに特性が近い新しいコンデンサとのこと.宇宙では一般的にアルミ電解は利用できず,タンタルか振動耐性のあるセラミックを利用することが多いのであるがこういう新素材はいつでもアンテナを張って調べていきたいと思っている.

 さて,後述するといっていたハイヴィジョンカメラの見解として,私としてはSonyのHDR-SR1が現状としては良いのかなと思っている.まず,HDV規格のSony HC3, Canon HV10は,テープの値段も安く,録画時間も長く,随分規格としてこなれてきてはいるが,いかんせん横が1440pxというのが何とも腑に落ちない(実際に見ると分かるほど画質は酷くないが・・).Canon好きとしてはHV10は魅力的な製品だが,縦型のカメラが苦手であること,HDMIが付いていないことなど次の製品に期待といった感じである.これによりAVCHD規格ということになるが,Panasonicの今回見てきた製品を冷静に考えてみると4GBytesで2万円以上するSDカードを何枚も買うことになるのは相当痛手ではないかと思う.旅行に行ったときに1日1~2時間程度撮影するとしてSDカードを4,5枚用意する必要があり,毎日ホテルに帰ったときにノートパソコンにコピーするわけだが,ノートパソコンのHDDにも限界がありちょっと現実的ではない気がする.20枚程度買えば,それだけで40万円程度になので,やはりSDカードのビデオカメラは現実的ではない気がする.
 そうなるとSonyのUX1かSR1になるのであるが,UX1は高価なDVD+DL(8cm)でやっと30分程度の撮影では同様に旅行に行ったときにコストが掛かり過ぎ,更にメディアの交換を何度も行わなければならず大変な気がする.そこでSR1という結論に達したのだが,SR1は40GbytesのHDD搭載であるので,ハイヴィジョンクオリティで4時間程度撮影できる.旅行の際,1日で4時間は撮らないだろうから十分な気がする.ホテルに帰ったら超安価な12cmDVDにムーブすればパソコンのHDDは圧縮されずに済むし,HDVテープのようにかさばらない.更に12cmDVDなら現地でもかなりの確率で購入できる.Sonyエンジニアの話だと編集なしでカメラからパソコンは10倍速程度でムーブでき,パソコンからAVCHD(DVD)のムーブも等倍程度(より少し早い程度)で行えるらしい.これなら仮に4時間たっぷり撮影したとしても,夜寝ている間にムーブしておけば次の日に備えることができる.いろいろな口コミから,AVCHDベースの編集はとても時間が掛かるということだが,それはとりあえずおいておいて,無編集の場合のムーブが等倍程度におこなえるのであれば十分に現実的な気がする.こんな理由から現状ハイビジョンビデオカメラといえばSR1であるという見解にいたった.しかし,決して安いカメラではないのでとてもすんなり購入はできない・・.

 以上まではCEATECの新製品群の話であり言ってみればミーハーな内容であるが,ある研究所の研究成果を見たときに度肝を抜かれた.敢えて公開しないが,とてもすばらしい内容でほとんど人は素通りしていたが極めてすばらしい技術を持っていた.きっと近年中に誰もが知る技術になると思う.こういう素晴らしい想像力を備えた新しい研究はやはり重要だと思う.ハイヴィジョンビデオなりBlu-rayなり,あと1,2年もすればどこのメーカーでも作ることができるようになり,売り上げの共食いが始まる.同じ分野で体力勝負するより,ここで見た全く新しい分野に目を向ける視点はやはり重要だ.日本の情けない経営戦略で技術がどんどん流出する現状を考えれば,体力勝負をこれ以上続けるのですか?と再度問いたい.やはり研究所をメーカーは再度復活させ自由に新しい発想をさせる場,機会を設けるべきではないだろうか.リソース(資源)のない国で体力勝負の物作り,また金融資本主義経済では絶対にやばい.

ピンク東京タワー

乳ガン早期発見啓発キャンペーンのイベントとして、東京タワーがピンク色に点灯された。
雨が降っている中、三脚を持ってチャリンコで写真を撮ってきた。雨の影響でレンズに水滴が付き所々ボケてしまっている。さらに水準器を忘れたため水平を出すのが困難で、Photoshopで修正するのも面倒なのでそのままアップ。

東京タワーがピンクにライトアップ

20061001_ピンクリボン東京タワー

20061001_ピンクリボン東京タワー

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