横浜みなとみらい夜景

先日,横浜のみらとみらいへ写真を撮りにいってきた.ランドマークタワー展望台に初めて上がっての撮影.窓ガラスが展望台内部を反射してしまうので,本来ならレンズとガラスの間を覆う布が必須であるが,わすれてしまった・・・.そのため,冠布で代用した.これにより反射防止が不十分で一部に写りこんでいる写真がある.週末だったのでカップルだらけで,邪魔にならないように角でひっそりと大型三脚を広げて撮った.フィルムはまだ現像が上がってこないので,とりあえずディジタルの写真のみ掲載.それにしても大丈夫なのか?と思うくらい解像感がない写真になっている.最初のランドマーク展望台からの写真は窓ガラスが前玉レンズになるからそのあたりの収差かな?と思ったが,後半の地上からとった写真も解像感がない.なんか根本的に撮り方が間違っているなと思う.ちょっと上手い人の写真をもう一度見直して撮影技術を再確認しようかと思った.

(全ての写真はクリックすると大きな画像が見られます)

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EF24-70mm F2.8L USM + CCM-10

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EF24-70mm F2.8L USM + CCM-10

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EF24-70mm F2.8L USM

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EF24-70mm F2.8L USM + Cross Filter

高野豆腐

正月に実家の長野に帰ったときに,家の軒先に高野豆腐が干してあった(乾燥させていたというべきか).長野県出身というわけではないが,私は高野豆腐が大好きである.実際には”しみ豆腐”と呼んで好んで食べていたが,最近無償に食べたいと思うことがある.なにせ,しみ豆腐は東京に一人暮らしをしていると滅多に食べる機会がない.東京ではあまり一般的ではないのだろうか?もともと豆腐を寒中に野外で凍らせて感想させたものだから,東京では寒さが足りず一般的ではないのだろうか?

みそ汁の中に入れてたべたいなぁと今日もふと思った.

高野豆腐は全国で食べられているのだろうか?地方出身,東京出身の方いかがですか?

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Mozart 250th Birthday

2006年1月27日.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Volfgang Amadeus Mozart: 1756/1/27 – 1792/12/5)が生まれて250年である.つまりクォーターミレニアム(こんな言葉があるのか・・)記念の年である.250年の時を越えてこれだけ人々を魅了する音楽は本当にすばらしい.現代のような録音技術がないので,モーツァルトの言葉は,まさに彼の残した楽譜たちである.彼の演奏した音楽ではない,楽譜が250年間アーチストによって演奏され残り続けている.この感覚は,媒体が重要でなくて,本質が素晴らしいことに他ならない.

小柴,野依の両ノーベル受賞者の対談で,アインシュタインとモーツァルトはどちらが天才か?という議題があった.私は即答でモーツァルトであったが,小柴氏も同じ意見で,”アインシュタインの理論は,彼ほど早く,また1人であれだけの業績を出せるかはわからないが,他の人がいつかは発見したであろう.しかしモーツァルトは彼しかだせない音があった.だからモーツァルトは天才である”

モーツァルトにしか出せない音.それは彼が本質的に生まれつきにもっていた音なのであろうか?彼は楽譜を一切修正しないという逸話が残っている.つまり彼の頭に浮かんだ音楽を,楽譜という人間にわかりやすい表現方法で,すらすらと落としていたに過ぎない.でも彼の頭に浮かんだ音楽はなぜ250年もの間人々を魅了するのであろうか?クラシック好きなら誰もが経験したことがあると思う,”モーツァルトへの回帰”.それは,クラシックを聴いているとどうしてもマイブームというのがあり,ドイツロマンにいったり,古典にいったり,そのときそのときで好きな作曲家,演奏などに偏りがある.そんなときに,たまにモーツァルトを聴くとなんとも言えない原点に返ってきたような落ち着きと,安らぎを感じたりする.人によって違うかもしれないが,私の周りのクラシック好きは少なからずこのようなモーツァルト回帰的な印象をもっている人が多い.高校の時の音楽の先生が,「結局,みんなモーツァルトに帰ってくる」と言っていたのもまんざらではない.

モーツァルトの音.私は彼が希有な人間であったことは認めるが,実はもっと宇宙的に希有というか,むしろ自然な人間であったのではないかと思っている.モーツァルトが人間に分かるように楽譜として残した曲たちは,実は宇宙の音ではないかと思っている.この100億年を越える我々が住んでいる宇宙が,何か一定のリズムをもって形成されており,その宇宙から生まれた星,その星から生まれた人類が心地よいと感じる音楽は,人間という限られた才能から生まれた音楽ではなく,宇宙のリズム,宇宙の音そのものではないか?

佐治晴夫先生というとても素晴らしい宇宙理論物理学者がいる.先生は,「太陽から吹く風の音」として宇宙の音を聴かせてくれる.何ともいえない不思議な音で,この音は,人間の心臓の鼓動,子育てに慣れた母親が赤ちゃんをあやすときのリズム,そしてモーツァルトの音楽とほぼ同調するということである.先生は,NASAのヴォイジャー計画に参加し,NASAの地球外生命体研究のスタッフであったりする.

モーツァルトだけではなく,数百年の時を越えて世界中の人々を魅了する音楽は,宇宙の視点からみれば,宇宙の音に近い音楽であり,それを自然に表現できた作曲家たちだと私は思っている.だから,録音技術で”彼”の演奏が残っていなくても,廃れることなく人を魅了するのだ.人は,彼らの音楽に魅了されてはいるが,実はただ我々全ての人類,生物,星がもっているリズムに同調しているではないかと思っている.夢の様な話ではあるが,よっぽど自然な話だとも思っている.何億年もあるリズムを従って動いている宇宙から生まれた人間がそのリズムに近い音に心地よさを感じないはずはない.

現代の音楽は,録音技術だけは非常にすぐれた環境を得ている.この現代の音楽を100年後にまた残すのは容易ではない.残す技術が豊富だから”残す”ことが難しいのだ.残すためには,アーチストの頭にあるどこかで聴いたようなちっぽけなセンスに頼るのではなく,宇宙,宇宙の音,宇宙のリズムに目を傾け,自然と表現するほうがよっぽど残せる可能性がある.少なくとも毎週新曲を発表しているようなビジネスライクなものなど残るはずはない.その簡単なアプローチが,現代でいうカヴァーだ.クラシックはいわゆるカヴァーが前提であるから,自信がない作曲家はクラシックを現代ヴァージョンにカヴァーすればとりあえず売れると思う.ジュピターが売れたのは,自然現象である.もし売り出し中のアーチストがこの記事を見ているのであれば,オススメカヴァー曲を紹介したい(笑).ラフマニノフのパガニーニの主題による変奏曲の第18変奏.知っている人はコテコテというが,普通にこのメロディーに歌詞つけて歌唱力があれば,ある程度売れると思うがいかがだろうか.

モーツァルトの歴史をたどるのは本当に面白い.幼少時代にマリーアントワネットに会ったときのエピソードなど想像してみるだけでわくわくする.彼のような思いついた曲が全て宇宙の音に同調してしまう人間はたぶん定期的に生まれている.しかし,当時の封建社会のようなサロン文化がなければ,なかなかその才能を開花させることができないのではないだろうか?と思ってしまう.各世紀で,宇宙の音を表現できる優れた作曲家が現れることを期待したい.

モーツァルト好きの方は大変愚問である好きな曲を挙げてもらえるとありがたい.ケッヘル氏がまとめただけでも600曲近くあり,どれもが素晴らしいモーツァルトにおいて,好きな曲という質問はやはり愚問である.では,最近聴いたとか,最近好きな曲程度でオススメがあれば.

私も先週何回か聴いたCDを挙げておく.

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GREAT PIANISTS Series
Clara Haskil ASIN: B00000DBUA

クララ・ハスキルという女流ピアニストは大好きである.ピアノは正直いって男性の楽器だと思う.クラウディオアラウなどの演奏を聴くといつもそう思うが,クララ・ハスキルの演奏を聴くと女性らしい演奏は本当に素晴らしいとほっとさせられる.クララハスキルは,アルゲリッチのような演奏とはちがって,女性らしい,女性ならではのやさしいピアノを聴かせてくれるピアニストである.クララ・ハスキルはご自身でも無理な曲は決して弾かなかったので,モーツァルトの協奏曲に関してももちろん全曲の録音など残っていない.彼女が,彼女の思うピアノを弾ける曲だけ録音に残している気がするのだ.250年の時を越え,モーツァルトも会ったことがない,ハスキルの演奏を聴き,音楽の偉大さと,宇宙に関係があるなという確信と,あとはもうちょっとおいしい紅茶が手元に欲しかったなぁと思い,今日も研究に向かう.

Michelangeli plays J.S. Bach Busoni Chaconne

HMVのサイトをみていたら,とんでもないCDを見つけた.

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Arturo Benedetti Michelangeli 10-cd Box

私が愛してやまないピアニスト,アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(Arturo Benedetti Michelangeli)のライヴ盤のCD10枚セットが,なんと1900円・・・・.信じられん・・・1枚190円・・・.世の中どうなっているかわからん・・.人によって価値観はもちろん違うのはわかるが,ミケランジェリのCDが一枚190円は全く信じられない・・・.

しかも,Vol2も発売が開始されて,早速注文を行った.

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Arturo Benedetti Michelangeli 10-cd Box Vol.2

ミケランジェリは,イタリアが生んだ大マエストロであり,その完璧主義者・わがままぶりは有名で,CD録音,ライブともにキャンセル続出のピアニストであった.しかし,それはただのわがままではなく,彼のピアノに対する完璧を求める姿勢からきたものである.ミケランジェリは高校のピアノマニアの担任から紹介されたピアニストで,モーツァルトのKv.488を聞いたのが最初だったと思う.もうその時の印象は今でも鮮明に覚えており,こんなとろけるような綺麗で美しい音を聞いたことがない!!と.それからミケランジェリは大好きなピアニストの1人となり,今まで彼の少ない録音を見つけては聞いていた.

今回のCDセットは,私のようなミケランジェリを心から愛している人間にとって,その安さに彼の最高の演奏が低評価ではないのか?と逆に悲しくなってしまう.とはいっても,買いやすくなり,その素晴らしいピアノが少しでも人に伝わるのは何よりも嬉しい.完璧なまでのテクニックと,音の美しさを是非興味がある人は聞いて欲しい.

このCDセット(Vol.1)には私の好きな,バッハ作曲・ブゾーニ編曲・シャコンヌ(Johann Sebastian Bach: Chaconne from Violin Partita No.2 in D minor, BWV 1004(trans. Ferruccio Busoni)が入っている.友達からシャコンヌの楽譜を頂いているのだが,いつまで経っても練習に踏み切れなかったが,やはりこの曲はいつかは弾きたい.原曲の無伴奏バイオリンのシャコンヌも素敵だが,このブゾーニ編曲のピアノ曲をミケランジェリ盤で何度聞いたかわからない.本当にすばらしい曲と演奏に涙が出てくる.このCDセットに入っているシャコンヌは,1973年録音のもので,実は私が今まで持っていたのとは違う演奏でこれまた新鮮であった.録音状態は悪いが,そんなものミケランジェリの音の美しさには通用しない.録音状態がわるくても,モノラルでも,伝わる音がある.

ショパンのバラードやスケルツォなどが好きな方は,是非ミケランジェリ盤で聞いて欲しい.ホロヴィッツ・ルービンシュタインなどとはまた違ったすばらしいショパンを聴くことができる.

支離滅裂な文章だが,CDの録音状態など全く関係なく,時間を超えて伝わってくる魂のピアノに,ミケランジェリに限らず多くの人が感動してくれたらいいと思う.

Vol.1 の内容

CD1:
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K 450
・ピアノ四重奏曲変ホ長調 K 493
CD2:
ショパン:
・ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 op.35
・マズルカ 嬰ヘ短調 op.59-3、他
CD3:
シューマン:
・謝肉祭 op.9
・ウィーンの謝肉祭の道化 op.26
CD4:
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第11番
・ピアノ・ソナタ第12番
・ピアノ・ソナタ第32番
CD5:
ブラームス:
・バラード op.10
・パガニーニの主題による変奏曲 op.35
CD6:
ドビュッシー:
・子供の領分
・『映像』第1集、第2集
・前奏曲集第1巻より
CD7:
バッハ:
・イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
スカルラッティ
・7つのソナタ
ガルッピ:
・ソナタ第5番 ハ長調
CD8:
ショパン:
・スケルツォ第1番ロ短調 op.20
・ワルツ イ短調 op.34-2、他
CD9:
「ヴァチカン・ライヴ集」
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 op. 54
・リスト:死の舞踏、他
CD10:
フランク:
・交響的変奏曲
グリーグ:
・ピアノ協奏曲イ短調 op.16、他

Vol.2 の内容

CD-1:
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 op.2-3
・ショパン:マズルカ第47番イ短調 op.68-2
・ショパン:マズルカ第25番ロ短調 op.33-4
・ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ・ブリランテ op.22
・グリーグ:ゆりかごの歌 op.68-5~『抒情小品集』
・ガルッピ:プレスト~ソナタ第5番ハ長調
・グリーグ:メランコリー op.47-5~『抒情小品集』
 録音:1949年7月21日 ブエノスアイレス、テアトロ・コロン

CD-2:
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450
・モーツァルト:序曲(交響曲)K.Anh.8
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 op.54

 スイス・イタリア語放送管弦楽団
 ヘルマン・シェルヘン(指揮)
 録音:1956年6月21日 ルガーノ

CD-3:「ローマ法王のためのコンサート」
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』
・レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』

 ローマRAI交響楽団
 マリオ・ロッシ(指揮)
 録音:1960年4月28日、ヴァチカン

CD-4:
・スカルラッティ:5つのソナタ[K.11、K.159、K.322、K.9、K.27]
・シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 op.26
・ドビュッシー:『映像』第1集
・ドビュッシー:『映像』第2集
 録音:1969年5月22日、ヘルシンキ

CD-5:
・ドビュッシー:前奏曲集第1巻(全曲)
 録音:1977年4月29日 ヴァチカン

CD-6:
・ブラームス:4つのバラード op.10
・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 op.35
 録音:1977年4月29日 ヴァチカン

CD-7:
・ドビュッシー:前奏曲集第2巻
・リスト:牧歌~『巡礼の年』第1年「スイス」
 録音:1982年10月27日、シュトゥットガルト

CD-8:
・バッハ/ブゾーニ編曲:シャコンヌ
・ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 op.35
・ショパン:ワルツ第3番イ短調 op.34-2
・ショパン:スケルツォ第1番ロ短調 op.20
 録音:1988年1月15日、ブレゲンツ

CD-9:
・シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D.537
 録音:1981年4月7日、ルガーノ

・ラヴェル:夜のガスパール
 録音:1987年6月13日、ヴァチカン

CD-10:
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111
 録音:1988年1月15日、ブレゲンツ

・ショパン:マズルカ第49番ヘ短調 op.68-4
・ショパン:マズルカ第29番変イ長調 op.41-4
・ショパン:マズルカ第22番嬰ト短調 op.33-1
・ショパン:マズルカ第20番変二長調 op.30-3
・ショパン:マズルカ第38番嬰ヘ短調 op.59-3
・ショパン:マズルカ第25番ロ短調 op.33-4
・ショパン:バラード第1番ト短調 op.23
 録音:1967年6月23日、ブレーシャ

・リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
 読売日本交響楽団
 ジンドリック・ローハン(指揮)
 録音:1965年4月4日、東京