福島の先達釜(せんだちがま)を偶然通りかかる。

GWの後半に一日暇が出来たので、日帰りで福島の浄土平に自転車で行ってきました。

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興味があれば、自転車ブログの該当記事へ : `再びの福島`浄土平`へ。` @ spacewalker.bicycle

さて、福島駅から浄土平へ上がっていく磐梯吾妻スカイラインの麓に今まで気が付かなかった看板に気が付きました。”先達窯”。同スカイラインは何度も自転車で上っていますが、茶の湯を始める前は、”窯”という漢字に全く感心がなかったので、おそらくその看板が視界に入っても脳内処理されなかったのでしょう。今回は登り始めの際に気が付いたので、下ってきた後に道をそれで、”先達釜”に行ってみることにしました。

場所は、Google Mapsで http://goo.gl/maps/6RTjd このあたり。

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ふくしま 先達窯(せんだちがま)工房
ご主人のご厚意で自転車を柱に立てかけさせてもらいました。

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工房の隣にはギャラリーがあり、そこで販売しています。工房の少し奥に”先達山”という山があるらしく、そこでカオリナイトという鉱石が取れるらしく、その鉱石で作っている”磁器”(陶器ではない)。基本的には普通のテーブルウェアが多いですが、写真の右奥の棚に抹茶茶碗や、皆具など茶道具の作品(商品)もありました。釉薬もカオリナイトを使っているらしく、こだわりの色がとても綺麗でした。桜色の淡い曜変天目の様な感じといえば伝わるかな。いわゆる伝統的な陶器の抹茶茶碗にはない風合いだったので面白いかなと思いました。今回は、自転車で移動中でしたし、持ち合わせもなかったので購入はせずに窯を後にしました。

別の方のブログでも紹介されている記事を見つけたので、ご興味があれば。ご主人の人柄が分かる写真も掲載されています。
先達窯 @ ためにならないブログ

ご主人には窯の事、茶道具に関する事、鉱石に関することなどいろいろ教えて頂きました。また浄土平には定期的に足を運ぶと思うので、次回も寄ってみようと思います。この`窯`という文字への反応もそうですが、茶の湯に限らずに広く見聞を持っているとどこにいっても発見と楽しみがありますね。

 

今日の一服:2013/05/07

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抹茶:丸久 小山園 八重の寿(日本橋高島屋厳選)
主御菓子:千奈利 三瓢子(さんびょうし)

茶碗:竹絵 茶碗 仁清写
薄茶器:柳蒔絵 朱 中棗 荒井正春
茶杓:常使い
蓋置:青磁
水差:青磁
建水:青磁
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋
棚:桐丸卓 利休好写 桐木地

点前:薄茶、丸卓、一つから入飾り

抹茶を丸久小山園へ。

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再びの福島`浄土平`へ。

再び、福島県の磐梯朝日国立公園の一角、”浄土平”に行ってきました。もう何度も行っておりますが。

コースは、以前の記事と同様のショートコース。

ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=14d24cd207f04d4a54834da979d7545f
距離:66.1km
獲得標高:1600m

朝5:30に起きて、ウェザーニューズの天気予報で全国の天気を確認。福島周辺の天気が良さそうだったので、eki-netで6:40の東北新幹線やまびこを予約。30分で用意して東京駅から新幹線に乗り込みました。東京駅がたまたま近いため、当日朝に天気が良いのを確認してから即座に対応できるので便利です。

浄土平に福島市内から上がっていく磐梯吾妻スカイラインが先日冬の閉鎖から開放されました。(*5/10までは夜5時~翌朝7時までは夜間閉鎖)Facebookの浄土平ビジターセンターの情報より、高湯側から浄土平まではノーマルタイヤ(自動車)での走行可能という情報を仕入れていたので、天気さえよければ自転車で上がれると予想していました。

福島駅周辺は実に暑く20度位あり汗ばむ程度。しかし浄土平は5~6度になるためその寒暖差に対応する格好だけは気をつけて出発。結果的には、上下長袖なのは言うまでも無く、ウインドブレーカーとハーフのシューズカバーを持っていったのは良かったです。あとはクラフトのインナーを別で持っていったので浄土平で着替えたのも良かったかなと。

相変わらず良い登り坂で気持ち良い事限りなし。始めての方は高湯付近の清水ドライブインで最終水補給などは忘れずに(過去の記事を参照)→2014/04/19編集。この清水ドライブインの自販機が撤去されていました。もう少し登ったところの、`旅館高原荘`の駐車場にはありました。

磐梯吾妻スカイラインの魅力は、なんと言っても森林限界を途中で超えてきて広がる大パノラマの絶景。

20130505_jyododaira1超綺麗です。1300mを越えたあたりから一気に気温がスーっとしてきます。

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超絶景。この雪渓は見事の一言。テンションあがりまくり。

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吾妻小富士。皆さん上っています(簡単に上れます)人が写っていますね。
*全部の写真はクリックすると拡大。

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硫黄ガス吹き出しエリア。あんまり止まってはいけません。何せ綺麗で写真を撮りたくなりますが。

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浄土平到着少し前に1500mを越えます。この辺りは暴風で極寒でした。

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何という素敵な道で。

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浄土平到着。GWの天気が良い日だからでしょうか?駐車場は満車で少し渋滞に。自転車は関係ないので、やはり自転車で来るべきでしょうね(笑)

今回は距離も短く、獲得標高も少ないのでTREK Superfly Elite (2012)で。相変わらず素晴らしいバイクで。

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さて、浄土平には公営のレストハウスもありますが、オススメはこの写真の(レストハウスと天文台の間にある)民営の”ななかまど”さん。平日は別の仕事をされている方たちが、週末などにこのお店を経営しています。浄土平に上った際に、このななかまどが空いていたら是非お立ち寄りください。

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たまこんにゃくや、きのこ汁、きのこ蕎麦など大変美味しいです。ご主人の”佐藤”さんという方が大変親切にしてくれて、行くたびにお話し相手になってもらっています。

是非行った際には、宮下なり、spacewalkerなり名乗り出て貰えれば何か良いことがあるかもしれませんよ。去年も何人かブログを見てきたというお客さんがいたそうで。

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吾妻小富士。駐車場に車を止めて、皆さん徒歩で上ってゆきます。さっと上れます。私はロードシューズだったので上りませんでしたが、ドライブで行く際には是非。上のすり鉢状の形状は実に素晴らしいです。SPDなどのMTB系シューズの方は、ななかまどさんあたりにバイクを預けて置いて上ってみるのも良いかと思います!

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さて、浄土平から更に上がって行きます。磐梯吾妻スカイラインの最高標高点へ。更に標高があがるので雪の回廊が見えてきました。かなり天気が良いのでどんどん溶けていますがそれでも2.5m以上はある箇所がまだまだありました。開通直後に来ると面白そうですね。

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こんな感じ。

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さて、最高標高点1622mに到着しました。この奥に看板があるのですが雪で埋もれています。

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今日も実に素晴らしい乗り味でした。下りは良質なディスクブレーキとサスペンションがあると超面白いですな。この位の長さの下りをロードバイクのキャリパーブレーキで降りてくるのはなかなか指も痛くなって萎えるのですが、ディスクなら指一本のクリックで完全停止ができるので何せ面白いです。少なくともスピコンで来たら私の実力ではこの坂を安全に下りてくる自信がありません。

現地の人によるとGWの中でも今日が一番天気が良かったのこと。やはり天気を見てから出発するのは確実ですね。距離は短かったですが、絶景に出会えて気持ち良かったです。是非皆様、浄土平へ足をお運びくだされ。雪渓が残っている今が良い機会ですよ。

今日の一服:2013/05/05

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抹茶:山政小山園 小倉山
主御菓子:伊勢屋 餡だんご

茶碗:赤樂 佐々木昭樂作
薄茶器:独楽塗 中棗
茶杓:常使い
蓋置:七種蓋置 栄螺 (さざえ)
水差:唐津風
建水:曲建水
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋

今日の一服:2013/05/04

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抹茶:山政小山園 小倉山
主御菓子:新宿・曙橋 いちご生クリームどら焼

茶碗:唐津風茶碗
薄茶器:独楽塗 中棗
茶杓:常使い
蓋置:七種蓋置 一閑人
水差:竹絵
建水:唐津風
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋
棚:桐丸卓 利休好写 桐木地

今日の一服:2013/05/03

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抹茶:山政小山園 小倉山
主御菓子:御菓子処 さゝま 深見草(練切)

茶碗:唐津風茶碗
薄茶器:独楽塗 中棗
茶杓:常使い
蓋置:七種蓋置 五徳
水差:唐津風
建水:唐津風
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋
棚:桐丸卓 利休好写 桐木地

三渓園に赴く。

思ったより早めにタスクが終わり、午後が空いたので横浜にある三渓園に行ってきました。

公式サイト:三渓園

実業家で骨董コレクターであり大茶人で有名な原三渓の邸宅・庭園を開放した庭園で、園内には茶室が沢山あります。私は今回で2回目でしたが、前回来た際には茶の湯を嗜んでいませんでしたので、茶室としての魅力に気が付きませんでした。

(今回は写真が実に雑でございます・・・)

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20130503_sankeien2 原家の邸宅だった鶴翔閣。

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間取りを見ると`炉`が6個切ってあります(笑)どこでも茶の湯が楽しめる邸宅ですね。
こういう間取り図を素通りしなくなったのも茶の湯に興味をもったからですね。茶室の間取りを見るのが楽しみで仕方がありません。

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実に広い庭園です。客も多く、外国人も多数。

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薄茶を頂きました。今日は裏千家の先生が来て点てていました。他流の方の点前を見るのは本当に勉強になります。お裏さんは柄杓の使い方が綺麗ですね。

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重要文化財 春草廬

織田信長の弟の織田有楽斎の茶室です。重要文化財ですが、なんと貸し出ししていて、茶事を一般人でも興すことができます。いずれこんなところで茶事を開いてみたいものです。三畳台目の広さ。

織田有楽だけではなく、天皇、家康、利休などに関連する茶室・建物の移築ものが庭園内に広がっています。ただただ凄いと思うばかり。よくぞここまで集めたなぁと。

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園内は楓に包まれていて、秋もとても綺麗だろうと予想されます。とはいえ新緑の青い楓も非常に綺麗でした。

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身代り灯籠。

なんと利休が暗殺されかけたときに刀がこの灯籠にあたって命を免れたそうです(ホントかな?)どちらにしても、そういう逸話のある灯籠をこうやって持ってきているのが原三渓の凄いところです。

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これは白川郷から持ってきた合掌造り。すごい。中に入ることができます。

この園内にはそこら中に茶室があって、園内合計の炉の数はおそらく20個を越えるではないかと思うほど。いつも茶室を変えて、いろいろな客を呼んで茶の湯を楽しんでいたと想像できます。三渓は日本庭園のマニアだったようで、茶室だけではなく、この三渓園の庭園のすごさも頷けます。

過去に三渓園に来た時は(もちろん日本庭園が綺麗だったという記憶はありましたが)茶室という観点で見ていませんでした。しかし茶の湯を初めて見ると実にこの三渓園が茶の湯を中心とした生活をしていたか見て取れます。短い人生、一つのことにこだわることも重要ですが、常にあらゆる文化に”無駄だとは思わずに”アンテナを貼ることは重要ですね。とても素敵な文化・技術を無知というだけで通り過ぎてしまうのはあまりにもったいないです。これからも色々な文化・技術を食わず嫌いすることなく、興味を持って接して行きたいものです。

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今日の家稽古

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抹茶:山政小山園 小倉山
主御菓子:御菓子処 さゝま 深見草(練切)

今日の一服:2013/05/02

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抹茶:山政小山園 小倉山
主御菓子:御菓子処 さゝま 藤(求肥)

茶碗:白天目茶碗 清水焼 桶谷定一 作
薄茶器:独楽塗 中棗
茶杓:常使い
蓋置:竹
水差:唐津風
建水:唐津風
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋
棚:桐丸卓 利休好写 桐木地

今日の一服:2013/05/01

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抹茶:山政小山園 小倉山
主御菓子:御菓子処 さゝま 落し文(練切)

茶碗:萩焼 大井戸 七里庵 森田之 作
薄茶器:独楽塗 中棗
茶杓:常使い
蓋置:七種蓋置(三つ人形)
水差:唐津風
建水:曲げ建水
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋