先日,日本の国家宇宙機関であるJAXAのロケット(M-Vロケット8号機)が打ち上がった.そのロケットには,我々が手作りで開発した人工衛星が載せられ無事宇宙に打ち上がった.
(厳密にいうと,メインの人工衛星を打ち上げるのに便乗して隙間に載せてもらった)
開発した人工衛星はCute-1.7 + APDと呼び,一応私がプロジェクトのリーダーとして開発してきた.鹿児島から打ち上げられるロケットを肉眼で見届けたかったのだが,私は次に説明する理由で東京に待機していなければならなかった.
人工衛星は地球を時速28000kmというスピードで回っている.自動車が平均時速60km位と考えると猛烈に速く,地球を1日15周も回ってしまう.人工衛星は打ち上げたら終わりではなく,電波を使って地上と交信し,宇宙で取得された様々なデータなどを地上に送信する.人工衛星と同時に必ず必要になってくるのは,人工衛星と交信するためのアンテナや無線機などからなる地上局と呼ばれるシステムである.つまり,時速28000kmで地球を回っている人工衛星が,たまたま東京上空を通過したときだけ,その地上局を使って交信ができる.
Cute-1.7 + APDを載せたロケット(JAXA M-Vロケット8号機)は,鹿児島県から打ち上げられ,10時間程度で,初めて東京上空を通過する.その時に無事衛星に電源が入りしっかりと動作しているかなどをチェックする意味で,私は東京に居なければならなかった.
一方で,我々の衛星開発チームの後輩が何人か記念に打ち上げを見に行って貴重な映像を撮ってきてくれた.今回その映像をパラパラアニメーションで紹介する.
打ち上げロケット:JAXA M-V-8
打ち上げ場所:JAXA 内之浦宇宙センター(内之浦宇宙空間観測所)@鹿児島県
ロケット搭載の人工衛星(メイン):ASTRO-F (あかり) 赤外線天文衛星
ロケット搭載の人工衛星(サブ):Cute-1.7 + APD
打ち上げ時刻:2006/02/22 朝6:28
Image Courtesy of earth-observer.jp
前号機の6号機は生で見てきた.そのものすごい地響きと轟音で体が震えたのを覚えている.きっと生でみた後輩たちも感動したことだろう.
すげーーー!!
オイラも本物見てみたい!
ぐっさん>
とても素晴らしいですよ.この星の重力に逆らって宇宙に飛び立つのはここまでエネルギーがいるのか?と実感させられます.音,振動,光,スピード,人類の持つ最高のテクノロジーですので,WBCで最高の技術で野球をやっているのに近い感動を覚えます.
いつかご覧頂きたいと思います.
いつか僕も連れてってね~!
宇宙旅行も期待してますよ!!
k5くん>
是非,皆様を安全に宇宙に運べるようにがんばります.ロケット技術は厳密には専門ではないですが,宇宙工学全般を民間で盛り上げ,安くて安全な宇宙旅行ができるようにがんばります!
わー!すごい!!!(>_<)
実際生で見たらすごい迫力なんでしょうね~!!
まりりんさん>
すごい迫力ですよ!!!
相当感動すると思いますよ!!
次の打ち上げは9月です!是非興味があれば!!
凄い!!!!!
私も宇宙旅行行きたいです!!
父と母の生きている間に実現して欲しいなあ~~☺☻
あかりさん>
何とか私も含めて気軽に安全に宇宙に行かれるようにがんばります.国境が意味を持たなくなる高い視点を宇宙から与えられるように.