伊豆・湯ヶ島温泉のオーベルジュ”arcana izu”に行ってきました。

ふと思いつきまして、伊豆の方に温泉に行こうと思い立ちました。
そこで見つけたのが伊豆の湯ヶ島温泉にある、いわゆる”オーベルジュ”であるホテル+レストランの”arcana izu“(アルカナ イズ)

私が説明するより、公式サイトをご覧くださいな。

伊豆 オーベルジュ 高級旅館 arcana izu

土曜日になったばかりの深夜12時すぎに電話して、今日の昼行きますという予約で行ってきました。東京から新幹線で三島まで行き、そこから車なり電車で1時間くらいで、湯ヶ島温泉は、有名な修善寺温泉の少し南に位置しています。

かなーり、田舎の(いわゆる私の実家の長野の様な)ところに、いきなり現代的な入り口のホテルが見えてきます。


arcana izuの入り口です。いわゆる現代建築ですな。コンクリート打ちっ放しのような無機質感の。


こんな感じのコンクリートベースの現代建築です。現地の近所の風景とは明らかに違和感があります。


このホテルはフロントがありません。先ほどの入り口に着いたらスタッフさんたちが大勢やってきました。
担当の方につれられて直接部屋に案内され、部屋の中でチェックインです。
写真にあるような建物が2棟あり、合計でおそらく8部屋~10部屋くらいかなぁ。あるのかと思います。


部屋はこんなかんじ。全部の部屋の窓から川が見えます。ベッドにソファに、BOSEのオーディオセット。テレビなどはありません。
プロジェクターを頼めばDVDは見られるようです。Ethernetのケーブルがあったので、ネットもできるのでしょう。私はe-mobileが入ったので利用せず。


各部屋に露天風呂があります。当たり前ですが24時間入れます。チェックアウトは午後1時。なのでぎりぎりまで入ることは可能です。
湯ヶ島温泉という聞いたことない温泉でしたが、温泉っぽくはありませんでした。泉質はどうなんでしょう・・・。全く透明のお湯です。
そういうことはこだわってはいけないのかもしれません。このホテルの場合。シャワールームが前室にあるので、ここでは湯船に入るだけですな。


露天風呂からの風景です。前に綺麗な川があります。わさびが採れるくらいですから、かなり綺麗な水だと思われます。
鮎釣りをしているおっさんが、朝から川をうろうろしていたので、鮎が目的か、露天風呂覗きが目的かは不明です(笑
まぁ、おそらく角度的におっさんから風呂はのぞけません。


さて、ホテルに併設のレストランがあります。このレストランは宿泊者以外でも食べられる(?)と思います。
かなりびっくりしたのが、相当にこのレストランはおいしかったです。
上の写真のがその1コースのメニューでした。
たぶんちゃんと修行を積んだシェフさんがここで料理を任されているのだと思います。
失礼ですが、現地の方ではまずないでしょう。クオリティは相当に高く、東京の1つ星程度のフレンチよりもよっぽどおいしいと思いました。
これには結構びっくりいたしました。値段は都内のちゃんとしたフレンチのフルコースと同じ程度しますので、決して安くはありません。
現地のいわゆるレストランとは物価が違いすぎる様相です(食材は現地調達が多いんだけどね)

私のブログは決してグルメブログにはしたくないのですが(なにせそんなにうまいものくったことないし)、今回はおいしかったので、写真をぱらぱらと。

さて、そんなこんなで食事は大変おいしく、ゆったりと出来た旅でした。

このarcana izuに関する感想です。

おそらく、(特に女性)の大半はこのホテルはお気に召すのではないかと思います。
部屋は綺麗ですし、部屋に露天風呂が付いているし、アメニティグッズも(割と)しっかりしている。そして料理が朝食も含め妙に旨い。
これは人気があるホテルなんじゃないかなぁと思いました。

で、宮下はというと、そうですね・・・。素晴らしいと思いましたが、私としては合わないという感じでした。理由はおそらく、田舎の農家出身だからだと思います。
スタッフさんのサービスは及第点を出せるものだと思います。とはいえ、現地の方ではありませんでした。現地の地理もよくご存じであるわけではなく、いわゆるこのホテルに仕事できているという感じで、特別詳しい感じではありませんでした。スタッフさんだけではなく、この建物のデザイン、レストランの高級感、客層を含め、とにかくこの湯ヶ島の田舎町にギャップがありまくりの状態が、どうも同じような片田舎に育った私としては、違和感がとれませんでした(ぶっちゃけ言えば、田舎を馬鹿にしているような印象を受けてしまうのでした)

レストランは、私以外ほとんど外国人さんでした。このホテルは外国がまとめた、とある日本の優良旅館の雑誌(?)に選ばれたようで、ツアーなどのコースとしてここが入っているのかもしれません。とにかく10人以上の見た目、裕福層の外国人さんたちが食事をしていらっしゃいました。このレストランはおそらく現地の方はほとんど行かれないのではないのかと思われます。東京の資本が、この地に土地を買い、現代建築デザイナーに建物を設計させ、有名シェフを雇い、東京などからのスタッフを派遣するというモデルです。全くこのモデルは素晴らしいと思いますし、否定するつもりもありません。だから外国の雑誌でも特集されているわけですし。とはいえ、やっぱり私が貧乏性なんでしょうね。料理もおいしくリラックスできましたが、なんかこの現地と違和感のある空間に、客としている自分自身がとても違和感を感じてしまい、何とも変な気持ちでした。ホテルの周りには田畑が広がり、みなさん農作業をしていました。その姿を見ているとウチの両親・祖母・祖父の姿を思い出しますし、そういった風景にどんと割り込んでいるこのホテルに客として来ているのがなんか、農家の息子なのに足が地に着いていないようで、申し訳ないような感じでした。

この次のブログで先日(2回目)行ってきました”秋田の乳頭温泉郷:鶴の湯”を再度紹介したいと思います。私は圧倒的に今回のホテルより鶴の湯派であることを実感しました。現地の人たちが、現地の料理で、古いままの建物で迎えてくれる(しかも値段も格安)。私の場合はずっとこうなんでしょうね。やっぱり田舎が好きなんだと思います。

後半、かなりネガティブな内容になりましたが、このホテル・レストランは超おすすめです。確実に満足されると思いますので、是非興味があれば足を運んでみてください。女性は本当に喜ばれると思われます。

伊豆・湯ヶ島温泉のオーベルジュ”arcana izu”に行ってきました。」への4件のフィードバック

  1. アルカトラズみたいなネーミングですね(笑)

    確かに飯がうまそうです!!
    全室スイートっていうのは、マカオのヴェネチアンと同じですね。
    最近のリゾートの流行でしょうか?

  2. そそ。アルカノイドみたいなネーミングですよね(もうめちゃくちゃ)

    飯はちょっとびっくりしました。かなりおいしかったですよ(かなり値段は高めですが・・・)

    全室スイートですが、ヴェネチアンとは比較になりませぬ!というよりヴェネチアン泊まったことあるの??一度いってみたいなぁ。

    最近の日本の地方スパ・ホテルってみんなこんなイメージみたいですね。

  3. 久しぶりにmixiに来ました。
    写真がすごく綺麗ですよね

    実は行ってみたいと思っていたので とても参考になりました♪

  4. おお、そうなんですか!?

    料理が超おいしかったですし、とてもおすすめです。
    まず女性は満足されると思います!(もちろん男性もですが)

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