人工衛星がどんな感じで地球を回っているかを魅せるシステム(Mr.Orbit2)の公開

地球の周りをグルグル回っている人工衛星ですが、どんな感じで回っているのか?イメージしやすいシステムをちょいと開発しました。最近、このブログも茶の湯ばかりですので、たまには本業も書かないとマズイということで紹介。実は、過去にも同様のシステムを開発(参考記事:宇宙ステーションからの視点をGoogle Earth上に再現 | 2007/12/13)したのですが、その時は、専用アプリケーションをダウンロードしたりやや面倒でした。今回は、Ver 2.0ということでウェブブラウザだけで見られるように改良しました。(残念ながらスマホでは動きません。またIE10の方も互換モードでないと動きません。chrome, firefox推奨

Mr.Orbit2 : https://www.spacewalker.jp/~mrorbit/

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◆概説

宇宙ステーションや我々が開発して打ち上げた人工衛星の軌道をウェブブラウザー内のGoogle Earthプラグインを用いて表現しています。それぞれの人工衛星の現在の位置をリアルタイムで計算して表示しています(動いているはずです)。緑の線は今から100分後までの衛星が通る軌道を表しています。たとえば宇宙ステーションでは、地上から約350km上空を回っています。こうやってGoogle Earth上で見てみると遠い星(恒星)の世界に行っているわけではなく、地球のスレスレを沿って回っていることが分かりますね。

◆使い方

1)Mr.Orbit2のウェブページ( https://www.spacewalker.jp/~mrorbit/ )を開く。Google Earthプラグインがインストールされていないブラウザではインストールが開始されます。その場合はブラウザを立ち上げなおして再度ページを開いてください。留意点として、少し重い処理を行っている関係で、稀にページの初期表示に失敗することがあります。その場合は、リロード(F5 or Ctrl + R)でページを読み直してください。

2)ページが正常に開きますと、画面中央に国際宇宙ステーション(ISS (ZARYA))が表示されるはずです。さらにその宇宙ステーションのアイコンがどんどん動いているのが分かるかと思います。第一宇宙速度という時速28000kmで回っていますので、かなりのスピードで地球を回っているのが分かるかと思います。
*留意:やや重い処理をしているので衛星が動いていくはずなのに止まってしまうことがあります。その場合はページをリロードしてください。

3)”衛星の選択” : 画面上部Satellitesのセレクトボックス
国際宇宙ステーションの他に私達が学生時代に開発して打ち上げた衛星が選択できます。衛星名を切り替えると、その衛星が画面中心になるように視点が移動します。

4)”衛星と視点との距離の設定” : Range[KM]のテキストボックス
衛星の居る位置から画面の視点は”距離を離して”見えています。初期値は2000km。この数値をたとえば0kmに設定すると、画面の視点は衛星と同じ場所になり、まさに衛星から見た眺めになります。ちょうど宇宙飛行士達が宇宙ステーションの窓から見ている視点になるわけですね。

5)”視点の上下角設定”: Tilt Angle[deg]のテキストボックス
視点を地球中心(真下・鉛直方向)を0度、衛星の進行方向(水平方向)を90度として、視点の角度を変更できます。初期値は45度。4)のRangeを0kmに設定して、このTiltを0度にすると宇宙ステーションの宇宙飛行士が、地球に向かって真下に見ている視点になります。いろいろ変更してお楽しみください。

6)”画面の表示方向の設定” : Heading Angle [deg] のテキストボックス
この角度を設定すると、画面の見ている方向(水平方向)の角度を変更できます。説明が面倒なので(笑)、いろいろいじってみてください。すぐに理解できると思います。留意として後述する`Auto Heading Angle Control`モードがOnになっていると、この数値は自動計算になり変更できません。

7)自動追跡モード : Auto Trackingのチェックボックス
このチェックボックスにチェックが入っていると、衛星が画面の中央になるように自動で追跡してゆきます。しかし、あくまで衛星が画面の中央に持ってくるだけの追尾なので、衛星の後ろを追跡したい場合は後述8)を。

8)自動追跡+衛星の後ろを追跡するモード:Auto Heading Angle Controlのチェックボックス
このチェックボックスが入っていると、7)の自動追跡に加えて、衛星が進んでいく後ろを着いていくように画面方向(Heading Angle)を自動計算して追跡してくれます。この角度計算は結構気まぐれなのでチェックボックスを入れてしばらくして動いたり、たまに計算を間違えて変な方向に一度向いて戻ったり、愛嬌がありますのでアシカラズ。

◆まとめ
・人工衛星のスピード(時速28000km = 秒速7.9)
・地表のスレスレを回っていること
・宇宙飛行士が窓から見えている景色
など少しでも人工衛星が地球を回っているイメージが伝わると嬉しいかなと思っています。

今日の一服:2013/10/05

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抹茶:星雲@山政
御菓子:御菓子処 さゝま 養老(羊羹)

茶碗:黒
茶入:定一 肩衝茶入(伊予すだれ緞子)
茶杓:常使い
蓋置:竹
水差:峡月作 染付山水
建水:青磁
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋

点前:濃茶(一人)、平点前。水次あり、拝見あり。

今日の一服:2013/10/04

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抹茶:星雲@山政
御菓子:御菓子処 さゝま 稔りの秋(練切)

茶碗:黒
茶入:定一 肩衝茶入(伊予すだれ緞子)
茶杓:常使い
蓋置:竹
水差:峡月作 染付山水
建水:青磁
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋

点前:濃茶(一人)、平点前。水次あり、拝見あり。

今日の一服:2013/10/03

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抹茶:園 松雲の昔(雲鶴相当?)@扇
御菓子:御菓子処 さゝま 秋日和

茶碗:赤楽 昭楽
茶入:定一 肩衝茶入(伊予すだれ緞子)
茶杓:常使い
蓋置:竹
水差:峡月作 染付山水
建水:青磁
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋

点前:濃茶(一人)、平点前。水次あり、拝見あり。

今日の一服:2013/10/02

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抹茶:園 松雲の昔(雲鶴相当?)@扇
御菓子:御菓子処 さゝま 高尾

茶碗:昭楽 黒楽
茶入:扇 大棗
茶杓:有馬山
蓋置:竹
水差:峡月作 染付山水
建水:青磁
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋

点前:薄茶、一服、平点前、拝見あり、水注ぎなし

今日の一服:2013/10/01

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抹茶:園 松雲の昔(雲鶴相当?)@扇
御菓子:赤坂青野 赤坂もち

茶碗:亮太郎 椿手
茶入:定一 肩衝茶入(伊予すだれ緞子)、赤柳中棗
茶杓:有馬山
蓋置:竹
水差:峡月作 染付山水
建水:青磁
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋

点前:濃茶(一人)、平点前。水次なし、拝見あり。

今日の一服:2013/09/30

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抹茶:園 松雲の昔(雲鶴相当?)@扇
御菓子:赤坂青野 萩

茶碗:昭楽(黒)
茶入:定一 肩衝茶入(伊予すだれ緞子)、赤柳中棗
茶杓:常使い
蓋置:竹
水差:峡月作 染付山水
建水:青磁
釜:佐藤浄清作 風炉釜 尾張筒釜 観世水地紋

点前:濃茶(一人)、平点前。水次なし、拝見あり。
点前:薄茶、平手前、一服、拝見あり、水次あり

茶室を借りて初茶事

某茶室を一日借りて初茶事を催しました。茶の湯を初めて今月でちょうど1年。このような未熟な状態で茶事など論外ではございますが、今自分が出来るレベルでやってみるという茶事という趣旨で行いました。客は同世代で茶の湯(流派も違う)を嗜むお友達を呼んで。

この一年、茶の湯の稽古はもちろんですが、全国中の茶の湯に関する場所、寺、塔頭、窯元、各美術館などに足を運んでみると、調べれば調べるほど新しい事柄がでてきてしまい、まさに英英辞典を引いて出てきた単語がまた分からず引き直すみたいな状態です。そのため`ここまで出来たら茶事をやってみよう`と思っているといつまで経ってもできなそうなので、その時点できるレベルでと考えた次第です。

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当日は天気もよく秋晴れ。茶事のテーマは月見と初秋に関わるものにしましたので、まさに秋らしい気候で素晴らしい天気でした。茶室を予約し道具組などの準備を始めたのがちょうど二ヶ月前くらい。茶道具なんてほとんど稽古用の物しか持っていないので、素敵な道具組にはなりませんでしたが、それでもテーマに沿って(理由をこじつけ)、道具組した経験はとても勉強になりました。

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軸の長さが長すぎて下に付いてしまっていたり(笑)、いろいろな失敗も重ね、全てが勉強になりました。それこそツッコミ所満載だと思いますが、少しずつ精錬してゆきたいと思います。

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借りた茶室なので、茶懐石を作ることはかなわず、懐石弁当を出前で取りました。量が多くて失敗(笑)。それだけでは買ってきただけになるため、母親自家製の漬け物(きゃらぶき、ししとう、梅、奈良漬け)を送って貰いました。弁当も素敵ではありましたが、やはり買ってきた物なので何も語れません。一方で実家の漬け物だと、小さい頃から食べて育っているのと、母親が畑から採ってきて毎年漬けているものなので、そのことに関して語ることができますよね。やはりできるだけ自分でつくったものを今後増やして行きたいです。

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御菓子は、いつもお世話になっている御菓子処`さゝま`さんの主菓子と干菓子。事前に注文しておいて、当日朝に受け取って茶室に向かいました(茶道具と供に)。

ちなみに柿の方(求肥)が`秋日和`でまさに色が変わりつつある初秋といった趣で当日にぴったりでした。楓の方も色が変わりつつある練切です。

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つくばいで清めて席入り。袴の着付け等も何度も練習したので慣れてきました。露地草履ではないのですが・・・。

正式な茶事とはとても言えるレベルではありませんが、今回の経験を通して道具組、各種予約などの準備、当日の道具運び、茶事次第、点前、片付け等何から何まで初めてでとても勉強になりました。先生の茶事・茶会では行けばほとんどが終わっているのですが、やはり早くからご準備されてそういった環境になっているわけで、自分でやってみると勉強になりますし先生の大変さもわかりました。今回の反省点・失敗点も多いので次に同じ事を繰り返さないように洗練させて行きたいです。

今回来て頂いたお友達も皆さん準備・片づけなどにお手伝い頂き、そしてお点前も交代でして頂いたりと実に楽しい時間となりました。薄暗い茶室で、湯気が立った釜、音(釜の音だけではなく、近所の小学校の合唱まで)、紅葉がわずかに始まった日本庭園、そして濃茶を皆で頂くなど、全てが美しい世界で茶の湯の魅力をまた感じる事ができました。