金沢からの帰京に飛行機を使った。金沢は、鉄道と飛行機でほとんど時間が変わらないため、どちらで行こうか迷ったが、やはり飛ぶことが好きなので飛行機を利用した。飛行機は本当に美しく、飛び上がる時の加速感、窓から見える世界、飛んでいる時の翼などとにかく楽しい。最近は前方のディスプレイに飛行機の進行方向などのカメラ映像が流されることが増えた。今回のフライトでは、飛行機下部に着いた地上(真下)を写すカメラ画像が表示されていた。
金沢から東京までの間、やはり日本は山の国だと再認識した。山の中にぽつぽつと家が立ち、生活をしている。その中に何とも許せない下品なものが数多く見えた。今回の内容は多くの人に不快感を与えると思うが、これだけは私的にナンセンスだと思っているので、書きたいと思う。
飛行機から見えたナンセンスなもの。それはゴルフ場。この時点でかなり多くの人を敵にまわしているが、私はゴルフというスポーツとゴルフ場は全くナンセンスだと思っている。
山の中腹にあれだけの敷地と”草の生えていない”フェアウェイを作るには、どんなことをしているか想像がつくだろうか?大学で上京するまで長野の農家で育った。ウチの親父のいう”地球のひげそり”である草取りをしたことがある人はわかると思うが、雑草の生える力は凄まじい。米を作るにも、野菜を作るにも、豆を作るにも、雑草に栄養がとられないように毎週、毎週草取りをする。そんな雑草が全くなく、ゴルフボールが綺麗に転がるフェアウェイを作るには?そう、莫大な農薬である。18ホールという宇宙的に見てもあまり意味のない数字のホールの面積の木を切り倒し、農薬を膨大に撒く。ゴルフコースは山の高い位置に作られるから、その下の住民の水質汚染および、農作物の影響などその被害は計り知れない。
様々な問題に反対している人々は多い。その中で私は原子力などエネルギー面、技術面においてなくてはならないものに対しての反対は素直には同意できないが、このゴルフ場に関してはやはり反対である。だいたい、ゴルフというスポーツがナンセンスだと思っている。バスケットなり、サッカーなり、陸上なり、いろいろスポーツがあるなかで、どうもこのスポーツは頂けない。運動神経の良い友達が、社長にはわざと負けるように打っているとかいう話を聞いていても、いったいどんなスポーツだと思わざるを得ない。
10年以上前に、ウチの実家の少し上にゴルフ場が建設ということで、被害者感情で述べているというのは正直ある。しかし、なんかこのゴルフというスポーツは、スポーツマンシップとも言い難く(もちろんプロゴルファーは、素晴らしい技術だと思うが)、星への影響が甚大であることから考えても、ナンセンスだと思わざるを得ない。
Image Courtesy from NASA (クリックすると拡大)
スペースシャトルコロンビアのクルーが最後の残した写真は、日本の富士山だった。
その中腹には気持ち悪いほどのゴルフ場が広がっている。ごみ問題もあるが、このゴルフ場の多さも世界遺産にならない理由ではないのかと考えてしまう。
この年になって、同期、同年代がゴルフはじめたという話を良く聞くようになり、不愉快に思わせることを承知で一発書かせていただいた。宮里選手などの活躍も目覚しいスポーツなので、海の上に人工芝のゴルフ場を作るなり新しいクリーンなゴルフ場は提案できないだろうか?
このミミズが這った痕のような部分がゴルフ場?
たしかに、上から見るとかなり気持ち悪いですね。
SHUMAくん>
かなり気持ち悪いですよね・・.
社長の接待はバスケットとかになれば健康的でいいのですが・・(笑
スキー場にも一票
私の田舎の山も、上京直後(バブル期)にスキー場が建設され、無惨な有様です。
ひらやまさん>
ご無沙汰しております。お元気でしょうか?
スキー場も山全体を考えると大きな被害ですよね・・。
ゴルフもスキーも山を使わなくてもできる方法があればいいのですが・・。