茶の湯のお稽古(六回目)

今日は、茶の湯のお稽古の第六回目でした。

前回のお稽古から約一ヶ月経っているので、教えて頂いたことの記憶の多くが飛んでおり心配でした。まだ始めたばかりということで、お点前が混乱するのを避けるために、時節的には炉の季節ですが、お風炉の薄茶のお点前を教えて頂きました。家でそれなりに練習を重ねて行きましたが、何せ記憶が曖昧でしたので、随時直して頂き、記憶を定着させて行きました。流れとしては大方覚えて来ましたが、細かい所作がとても雑であることが今回のお稽古で客観的に分かりました。私のお点前の時のご指摘もそうですし、一緒に通っているお友達の綺麗なお点前を見ると、いろいろ気づかされることがあって勉強になりますね。今日ご指摘頂いた点をちゃんと覚えておいて、次までには少しでも改善するように心がけたいです。あとは、流れるような所作ですね。今は緊張していてカクカクなので(笑)

普段、人工衛星の設計なり開発をしていると、意識して記憶するということが殆どありません。PCに向かって設計し、実際に衛星を組み立てる際にはクリーンルームにクリーンウェアの格好で作業をしています。その過程で記憶するということが殆どないのですよね。そういう意味でお点前を覚える(記録)するというのは、久しぶりの感覚です。一方でお点前は連続動作ですから、あまり記憶頼りにしていると動きがぎこちなくなってしまいます。やはり体で自然に出来るように練習あるのみですね。お点前が少しずつ早くなってきたのもありますが、正座もだいぶ慣れてきました。

さて、今日の先生の茶室の床は本当に素敵でした。先生のご自宅のお庭で咲いていた”紅葉の楓”と”ホトトギス”が茶花として飾られていました。真行草でいえば”草”の茶花でした。フラワーアレンジメントは少しレッスンに通っていましたが、この茶道の茶花というのはまた違った世界で、シンプルの中に凜とした美しさがあります。許可をもらって写真を撮らせて頂きましたが、先生の床ですのでブログには掲載せず。今日の綺麗な茶花を記憶の片隅に置いておきたいと思います。

一ヶ月ぶりでしたのでお点前以外のいろいろ質問したいことが溜まっていました。昨日、銀座のもとじさんに行って、お茶席では必須である袴についていろいろ教えてもらってきました(呉服屋からのご意見を)。流派・流儀があるとのことで、袴をつくる際に何か留意点がないかを先生と確認しました(高い物はとても買えませんが、それでも安くもないので変な物をつくらないように)。これで大方方向性が決まったので、今お仕立てに出している着物があがってきましたら、また少し時を置いて袴もお願いしようかなと思っています。

復習もしておかないと。

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