道路、地表、砂場、歩行時などの高さの違いによる放射線量調査@東京都中央区日本橋

◆このページに検索などから来られた方は”東京都中央区日本橋の放射線量計測+Twitter Bot公開。”を先にご覧ください。

◆2011/04/24追記:港区の公園でも計測してきました東京都港区の公園(有栖川、白金、芝公園)での地表・砂場での放射線測定

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先日購入しました米国Black Cat System GM-45ガイガーカウンターを用いて、今朝地下の橋、公園などに行き”高さの違いによる放射線量”を計測してきました。 と言いますのも、ネット、動画サイト、知人からの情報などで、全国各地で放射線は計測されていますが、地表すれすれと高さのある場所では放射線量が違うのではないか?という意見を頂いているからです。
3/22,3/23の東京での大雨で大気中にある放射線が地表に落ち込み放射線量が明確に増大しました。そうなると、確かに公園の砂場、アスファルト・コンクリートなどの歩行面など低い場所で放射線が高い・貯まっているのではないか?という懸念です。公園の砂場などはお子様が素手で遊びますし、その汚れた指で土が口に入るかもしれません。またアスファルト・コンクリートの高さはペットたちの高さであり、一応計測してみることにしました。

◆測定条件◆
日時:2010/04/20 朝6~7時頃
場所:東京都中央区日本橋界隈の橋および公園など
測定装置:Black Cat System GM-45 Geiger Counter Radiation Detector
放射線単位・概算:GM-45から取得されるCPM(Counts per Minute)を、Cs137にてキャリブレーションした参考サイトを元に換算する。0.00333 x CPM = μSv/h @ GM-45固有換算式。よってあくまで概算値であることに留意
測定条件:1Hzサンプリング、5分間(場所固定)=300サンプルを単純算術平均。レート量を単純算術平均で評価することには一考の余地がある。一方で明らかな増大などがあるか確認する調査であるためこの方法で代用した。
場所決定指針:全箇所、上に屋根はなく雨などが降れば直接ぬれる場所を選定。

◆測定場所◆
(1)橋の入り口にあるオブジェクトの上(橋の道路からの相対高さ156cm)*上に屋根なし

*測定時にはPCの影響を避けるためPCは下に置いた。

2)橋の入り口付近の地表「コンクリート」(相対高さ0cm)*上に屋根なし

3)橋の入り口付近の土の上(相対高さ0cm)*上に屋根なし

4)橋から公園までの歩行(顔の高さ約165cm)

5)公園のベンチの上(相対高さ約80cm)

6)公園の砂場(相対高さ0cm)*上に屋根なし

7)公園から家までの歩行(顔の高さ約165cm)
8)部屋の外のベランダ(相対高さおそらく35mくらい)

◆測定結果◆
1)橋の入り口にあるオブジェクトの上 = 平均0.288μSv/h
2)橋の入り口付近の地表「コンクリート」 = 平均0.339μSv/h
3)橋の入り口付近の土の上 = 平均0.235μSv/h
4)橋から公園までの歩行 = 平均0.193μSv/h
5)公園のベンチの上 = 平均0.251μSv/h
6)公園の砂場 = 平均0.159μSv/h
7)公園から家までの歩行 = 平均0.201μSv/h
8)部屋の外のベランダ = 平均0.184μSv/h

◆測定結果グラフ◆

Fig.1 各点における放射線量平均:場所は左から1)~8)に対応している。縦軸は、μSv/h。


Fig.2 各点における放射線量の推移。縦軸は、μSv/h。このグラフを載せた理由は、各点に明確な差が見えないことを示すため。

◆まとめ◆
・今回の調査で、各点における(地表に対する相対高さの違う測定点)明確な違いは見られなかった。
・あくまで東京都中央区日本橋界隈での結果なので、他所での傾向と一緒であるとは言い切れないことにご留意頂きたい。
・安価なガイガーカウンターの算術平均(300サンプル)であり、シンチレータ+フォトマルなどをもちいた厳密な測定値でないことにご留意頂きたい。
・一方で少しコンクリート(測定点2)が高い感じもするので、日を改めて再度計測し報告する予定。追記→この点に関してコメント欄にあるようにコンクリートに含まれる放射線同位元素の影響ではないかという指摘がございました。

道路、地表、砂場、歩行時などの高さの違いによる放射線量調査@東京都中央区日本橋」への5件のフィードバック

  1. お久しぶりです。
    詳しい計測ありがとうございます。
    コンクリートの放射線が高いのは以下のPDFにあるように
    http://rcwww.kek.jp/kurasi/page-41.pdf
    「コンクリートの建物は、宇宙線や大地からの放射線を遮る力は大きいの
    ですが、コンクリートや骨材自身が天然の放射性同位元素を比較的多く含
    むため、木造建築より建物から発生する放射線の量は多くなります。」
    とあるのでそれが原因かと考えられます。
    ご存知でしたら申し訳ありません。

  2. こんにちは!

    コンクリートに含まれる放射線同位元素が原因というのは十分考えられますね。
    情報ありがとうございます!

  3. お久しぶりです。
    計測ありがとうございます。
    参考にさせて頂きます。
    今後とも無理しない範囲でぜひお願いします。

  4. 有用な調査で、当方のホームページからリンクさせていただきました。たくさんの方から、問い合わせがあります。http://park30.wakwak.com/~weather/geiger_archives.html

  5. 匿名希望さん>

    ありがとうございます。

    ナチュラル研究所さん>

    リンク問題ございません!ありがとうございます。

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