Sony α6500はRAW現像ソフトに注意が必要(解像度低下のおそれ):修正版

* 2016/12/09 修正・追記:Adobe Camera RAW 9.8が発表されα6500が正式対応しましたので再検証しました。比較画像も更新し、最後のまとめの文章を修正しました。

******** 以下より本文 ************

先週から使い始めたSony α6500(a6500 : ILCE-6500)ですが、SEL1018(E 10-18mm F4)の超広角レンズでの撮影で解像度がイマイチぱっとせず、EOS M3 + EF-M 11-22mmの方が高画質で悶々としておりました。今朝の朝トレ時の撮影ではRAW + JPEG(同時記録)にし、JPEGをPCで確認したら解像度が高くて驚きました。結論として、現時点でSonyも公式で使用を促しているCapture One for Sonyでは解像度が上がらない(適切にRAW現像できない)ことが分かりました。一方で、Sony純正のIDC(Image Data Converter)で現像したところ、カメラ内JPEG(同時記録)よりも高画質で現像できることが分かりました。さらに現時点では公式に対応していないAdobe Camera RAW(Photoshop, Light Room)に対して、EXIFをα6300(ILCE-6300)に改変し現像したところCapture Oneよりは良いですが、IDCに比べると今ひとつの結果となりました。(*12/8にCamera RAW 9.8で対応したので下の画像を差し替えました)

1) Capture One for Sony (v10.0.0.225) * レンズ補正プロファイル(Sony E 10-18mm F4 OSS(SEL1018)適用
2) Sony Image Data Converter (v4.2.06)
3) カメラ内JPEG(RAWと同時撮影) (ILCE-6500 firm v1.00)
4) Adobe Camera RAW (v9.7.0.668) *EXIFをILCE-6300(a6300), ARW 2.3.2に改変し無理矢理開いた * レンズ補正プロファイル(Sony E 10-18mm F4 OSS(SEL1018)適用

* すべて同じRAWファイルから現像しています。
* Lens : Sony SEL1018 : ISO100, F=8, 20sec, Fuji CC-M30(ゼラチンフィルター)撮影
* クリックすると拡大(元サイズファイルにリンク)

20161207_dsc01594_c1s_2048
Capture One for Sony現像

20161207_dsc01594_idc_2048
Sony IDC(Image Data Converter)現像

20161207_dsc01594_camera_jpeg_2048
RAW + JPEG同時記録によるカメラ内JPEG


Adobe Camera RAW (v9.8)現像

20161207_img_0008_canoneosm3_2048
(参考比較) Canon EOS M3 + EF-M 11-22mm : ISO100, RAW, f=11mm, F8, 30sec : DPP4 + DLO

*まとめ:

・RAW現像ソフトにより処理結果が異なることは想定しておりましたが、SEL1018に関してはかなりの差が出ていますので、現像ソフト選びは適切に選ぶ必要がありそうです。Canonの場合は、DPP4が鉄板でしたので選択肢は無かったのですが、Sony RAWの場合は適材適所(解像感、ノイズリダクション等)があるようなので、使い分けが必要な様子です。

・今回の比較では(特にSAL1018利用において)良:Sony IDC > カメラ内JPEG >> Adobe Camera RAW >> Capture One : 不良という順番でしょうか。

・この問題は、私のカメラ・レンズの個体差によるものより、SEL1018というレンズに起因する(超広角という性質上荒が見えやすい)問題でありα6000, 6300 + SEL1018でも起こっているかもしれません。

・現時点で公式で対応しているソフトウェアは、Sony純正IDC(Image Data Converter)、Adobe Camera RAW(9.8)、およびCapture One for Sonyとなりますが、3者で大幅に画質(解像度・色収差)が異なりますので留意が必要です。

・上記の結果、Capture One for Sonyはしばらく使用を控えようとおもいますが、解像感がない変わりにノイズ叩きは上手そうなので、ソフトウェア的な傾向が顕著に表れた比較なのかもしれません。

・今回の結果をみるとやはりレンズ補正・プロファイルは公式に優るものはないですね。CanonのDPP4のDLOも完璧でした。IDCのてこ入れに期待したいところです。

・IDCで現像すればEOS M3 + EF-M 11-22mmに対して大差なく、十分に使えそうな画質であることが分かりました。ISO100の画像とはいえ、α6500はM3よりも低ノイズであり流石のソニーイメージャーの底力を感じました。

・FujiのXシリーズもRAW現像ソフトがイマイチで、カメラ内JPEG出しが良いと聞きます。RAW撮影、後のPC現像というフローが当たり前となっていましたが、こういう結果を見るとカメラ内JPEGも再評価して良いのかなと思いました。

・DxO Optics Proの対応がまだなので、こちらも期待して待ちたいと思います。(公式アナウンスによると2017/2月対応)

*参考(もう必要がなくなりました):
・ExifToolによるEXIFの変更スクリプトを紹介:(自己責任で)
・# exiftool -SonyModelId=”ILCE-6300″ -FileFormat=”ARW 2.3.2″ DSC01594.ARW

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