“DOOM” Dining Bar (ドゥームダイニングバー)

 三軒茶屋に住んで早4年.さすがに近所に知り合いも増えてきた.その知り合いが増えた基点となっているお店がダイニングバー”DOOM”である.2003年4月のオープン初日以来,実によく足を運んでいる.大学から帰ってくるのが夜0時~1時であったため,朝5時まで営業しているDOOMはとても利用しやすい.そろそろ3年になろうとしているDOOMについ足を運んでしまうのは,何よりもオーナーさん達が素敵だからである.

 DOOMは,オープン当初,バーテンダーのヤスさんと,和食シェフのくぼちゃんの二人で始まった.二人ともとても話しやすく,私のような1人客でも気軽に立ち寄れる雰囲気を提供してくれる.料理が食べられるダイニングバーは最近割とよく見かける.しかし,DOOMの料理は,そこらのオーナーをさかのぼれば同じ会社だったような大型のお店とは比較にならないほどおいしく,そして丁寧だ.二人のお酒を作る時,料理を作るときの姿は極めて真剣で,通い始めた時は,”なぜ料理人になったのか?”,”二人にとってこのお店は?”など,結構質問したものである.そのくらい真剣に,そしてその真剣ぶりをクールにあまり見せないように振る舞っているところがまたカッコイイ.

 昨年,DOOMの同じ雰囲気を持った姉妹店”呑喰屋・「瓢」(のみくいや・ひさご)”が同じく三軒茶屋にオープンし,DOOMはイタリアンシェフのぐっさんが入り,イタリア料理のダイニングバーとしてリニューアルした.瓢には,くぼちゃんが和食シェフとして移り,バーテンダーのケイゴくん,寿司職人の大将さん(カイセさん)を伴い和にこだわったお店となっている.瓢はまた後日このブログに紹介させて頂くが,なにせ5人とも真剣で,話しやすく,両店ともなんとも居心地がよい.

 そんな雰囲気の中,DOOMを通じて多くの知り合いができた.全員はとても紹介しきれないが,今回はDOOMネタとして,パリコレにも参加する素敵なデザイナーnoriさんのお話を紹介.「料理人も,デザイナーも,エンジニアも何かアウトプットを出すという点では同じ,しかし料理人は,この数分という短い間に完璧なアウトプットを出さないと行けないという点がとても難しい」.確かにそう思う.のエンジニアを目指している私としては,彼らのクールに振る舞いながらも真剣に料理・お酒を作る姿勢は見習わなければならず,いつも背筋が伸びる思いである.もちろん宇宙開発に手を抜いているつもりはないが,アウトプットが年に数回の我々の世界だと,つい自己満足の開発に進んでしまうことが多い.1日に何回もアウトプットを求められるお酒,料理の世界で,おいしく,丁寧な料理とそして快適な空間を提供してくれる彼らを見るたびに,自己満足ではない,世に役にたつ宇宙開発をしなければならないと思う.

 三軒茶屋に寄られましたら,是非DOOM,瓢に足を運んでみてくださいな.イケメンでクールだけど真剣な彼らが待っております.

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ドゥームダイニングバー “DOOM” Dining Bar @ ぐるなび

後日紹介の姉妹店:のみくいやひさご 呑喰屋・「瓢」 – HISAGO – @ ぐるなび

先日,DOOMの写真を撮らせて頂いた.その時の写真を掲載

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三軒茶屋 ダイニング・バー ”DOOM”

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