Mr.Orbit4公開:スマホやフルスクリーン表示に対応した人工衛星がどのように地球のまわりを回っているかを魅せるシステム

ウェブブラウザ上で、人工衛星が地球のまわりをどのように回っているか魅せるシステム (Mr.Orbit)ですが、今回Version 4にアップグレードしMr.Orbit4として公開しました。

Mr.Orbit4 : https://www.spacewalker.jp/~mrorbit

20131018_mrorbit4_blog

今回のVersion4.0から使い方ページを新たに設けました。

参考:Mr.Orbit4 – 使い方解説

◆Version 3 -> 4への新規機能として

1)マップの画面解像度(サイズ)の変更機能
マップの画面解像度をディスプレイサイズに合わせて変更できます。これはブラウザのフルスクリーン機能(キーボードF11キー)を使う事で画面一杯でマップを表示させることを狙っています。

2)スマートフォン対応
Mr.OrbitはPC/Macのウェブブラウザ(Chrome/Firefox/IEなど)のGoogle Earthプラグインを用いて表示しているため、スマートフォン(iOS, Android)などではプラグインが未対応で表示ができませんでした。一方でGoogleはGoogle EarthアプリをそれぞれのスマートフォンOS用に公開しています。そのため、Mr.Orbit4の衛星の軌道表示・衛星の観測方向表示などの機能を提供するKML生成機能を追加しました。KMLなのでもちろんスマートフォン専用だけではなく、Windows, MacOSのGoogle Earthでも表示できます。(Mr.Orbit1はそもそもWindowsのGoogle Earth用のシステムだったのですが・・)
このスマホ対応により、たとえば国際宇宙ステーションを肉眼で見る場合に、皆さんの居る位置から衛星がどの方向に見えるかを表示することができます(画面右上に方位角・仰角などが表示されています)。
衛星と現在観測位置を事前に選択してから、マップの下の`Generate KML for Google Earth App (for smartphone, PC, MacOS)`を押してください。

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iPhone 4s (iOS7) + Google Earthアプリ + Mr.Orbit4 (横にしたり、縦にしたりしてみてください)

3) 軌道線やマップ画面内にいろいろ情報を表示
マップの画面右上に衛星の位置情報、観測位置からの方向情報などを表示しました。
また、衛星が通過していく軌道線は今から100分後までの軌道を表していますが、今まで緑色一色でした。今回は、観測位置から仰角が0度以上になる箇所では、軌道線が”赤色”になるように変更しました。

*登録されている以外の衛星で表示してみたいなど要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。

Mr.Orbit3: 人工衛星がどんな感じで地球を回っているかを魅せるシステムのバージョンアップの紹介

先日バージョンアップした`人工衛星がどんな感じで地球を回っているかを魅せるシステム`のMr.Orbit2ですが、この度Mr.Orbit3にバージョンアップしました。

Mr.Orbit3 : https://www.spacewalker.jp/~mrorbit/

20131012_mrorbit3

‘旧版’の参考記事:人工衛星がどんな感じで地球を回っているかを魅せるシステム(Mr.Orbit2)の公開
*以下は、Mr.Orbit2の時の内容と前半は一緒で、Ver3に加わった内容を最後に追記しています。

◆概説

宇宙ステーションや我々が開発して打ち上げた人工衛星の軌道をウェブブラウザー内のGoogle Earthプラグインを用いて表現しています。それぞれの人工衛星の現在の位置をリアルタイムで計算して表示しています(動いているはずです)。緑の線は今から100分後までの衛星が通る軌道を表しています。たとえば宇宙ステーションでは、地上から約350km上空を回っています。こうやってGoogle Earth上で見てみると遠い星(恒星)の世界に行っているわけではなく、地球のスレスレを沿って回っていることが分かりますね。

◆使い方

1)Mr.Orbit3のウェブページ( https://www.spacewalker.jp/~mrorbit/ )を開く。Google Earthプラグインがインストールされていないブラウザではインストールが開始されます。その場合はブラウザを立ち上げなおして再度ページを開いてください。留意点として、少し重い処理を行っている関係で、稀にページの初期表示に失敗することがあります。その場合は、リロード(F5 or Ctrl + R)でページを読み直してください。Google Chrome, Firefoxを推奨IEで動かない場合は、互換モードでお試しください

2)ページが正常に開きますと、画面中央に国際宇宙ステーション(ISS (ZARYA))が表示されるはずです。さらにその宇宙ステーションのアイコンがどんどん動いているのが分かるかと思います。第一宇宙速度という時速28000kmで回っていますので、かなりのスピードで地球を回っているのが分かるかと思います。
*留意:やや重い処理をしているので衛星が動いていくはずなのに止まってしまうことがあります。その場合はページをリロードしてください。

3)”衛星の選択” : 画面上部Satellitesのセレクトボックス
国際宇宙ステーションの他に私達が学生時代に開発して打ち上げた衛星が選択できます。衛星名を切り替えると、その衛星が画面中心になるように視点が移動します。

4)”衛星と視点との距離の設定” : Range[KM]のテキストボックス
衛星の居る位置から画面の視点は”距離を離して”見えています。初期値は2000km。この数値をたとえば0kmに設定すると、画面の視点は衛星と同じ場所になり、まさに衛星から見た眺めになります。ちょうど宇宙飛行士達が宇宙ステーションの窓から見ている視点になるわけですね。

5)”視点の上下角設定”: Tilt Angle[deg]のテキストボックス
視点を地球中心(真下・鉛直方向)を0度、衛星の進行方向(水平方向)を90度として、視点の角度を変更できます。初期値は45度。4)のRangeを0kmに設定して、このTiltを0度にすると宇宙ステーションの宇宙飛行士が、地球に向かって真下に見ている視点になります。いろいろ変更してお楽しみください。

6)”画面の表示方向の設定” : Heading Angle [deg] のテキストボックス
この角度を設定すると、画面の見ている方向(水平方向)の角度を変更できます。説明が面倒なので(笑)、いろいろいじってみてください。すぐに理解できると思います。留意として後述する`Auto Heading Angle Control`モードがOnになっていると、この数値は自動計算になり変更できません。

7)自動追跡モード : Auto Trackingのチェックボックス
このチェックボックスにチェックが入っていると、衛星が画面の中央になるように自動で追跡してゆきます。しかし、あくまで衛星が画面の中央に持ってくるだけの追尾なので、衛星の後ろを追跡したい場合は後述8)を。

8)自動追跡+衛星の後ろを追跡するモード:Auto Heading Angle Controlのチェックボックス
このチェックボックスが入っていると、7)の自動追跡に加えて、衛星が進んでいく後ろを着いていくように画面方向(Heading Angle)を自動計算して追跡してくれます。この角度計算は結構気まぐれなのでチェックボックスを入れてしばらくして動いたり、たまに計算を間違えて変な方向に一度向いて戻ったり、愛嬌がありますのでアシカラズ。

◆Ver 2.0 -> Ver 3.0の変更点

9) 観測点の設定 : Your Ground Pointセレクトボックス
衛星を見ているあなたの地上地点を都道府県庁所在地として設定できるようになりました。初期値は東京都。皆さんの現在位置に近い都道府県を選ぶと、その地点から衛星がどの方向に見えるか(方位角[azimuth], 仰角[elevation], 距離[range (km)], 距離レート[range rate (km/sec)]などを表示できます。上の図に表示されている様に仰角が0度以上の時は、地上地点と衛星間に青いリンク線が描画されます。

10) 自動追跡モードチェックONの時に各種数値の表示
自動追跡モードにチェックを入れると、衛星の現在の位置(経度・緯度・高度)、速度、また、9)で設定された地上地点からの方位角・仰角・距離・距離レートなどがマップの上に表示されます。

11) 衛星のアイコンの横に衛星の位置情報を表示
衛星のアイコンの横に衛星名に加えて、経度(lon), 緯度(lat), 高度(alt : 単位km)の表示を追加しました。

◆Mr.Orbit3 まとめ
・人工衛星のスピード(時速28000km = 秒速7.9)
・地表のスレスレを回っていること
・宇宙飛行士が窓から見えている景色
・地上から衛星がどの方向を通過しているかわかる
など少しでも人工衛星が地球を回っているイメージが伝わると嬉しいかなと思っています。

人工衛星がどんな感じで地球を回っているかを魅せるシステム(Mr.Orbit2)の公開

地球の周りをグルグル回っている人工衛星ですが、どんな感じで回っているのか?イメージしやすいシステムをちょいと開発しました。最近、このブログも茶の湯ばかりですので、たまには本業も書かないとマズイということで紹介。実は、過去にも同様のシステムを開発(参考記事:宇宙ステーションからの視点をGoogle Earth上に再現 | 2007/12/13)したのですが、その時は、専用アプリケーションをダウンロードしたりやや面倒でした。今回は、Ver 2.0ということでウェブブラウザだけで見られるように改良しました。(残念ながらスマホでは動きません。またIE10の方も互換モードでないと動きません。chrome, firefox推奨

Mr.Orbit2 : https://www.spacewalker.jp/~mrorbit/

20131005_mrorbit2

◆概説

宇宙ステーションや我々が開発して打ち上げた人工衛星の軌道をウェブブラウザー内のGoogle Earthプラグインを用いて表現しています。それぞれの人工衛星の現在の位置をリアルタイムで計算して表示しています(動いているはずです)。緑の線は今から100分後までの衛星が通る軌道を表しています。たとえば宇宙ステーションでは、地上から約350km上空を回っています。こうやってGoogle Earth上で見てみると遠い星(恒星)の世界に行っているわけではなく、地球のスレスレを沿って回っていることが分かりますね。

◆使い方

1)Mr.Orbit2のウェブページ( https://www.spacewalker.jp/~mrorbit/ )を開く。Google Earthプラグインがインストールされていないブラウザではインストールが開始されます。その場合はブラウザを立ち上げなおして再度ページを開いてください。留意点として、少し重い処理を行っている関係で、稀にページの初期表示に失敗することがあります。その場合は、リロード(F5 or Ctrl + R)でページを読み直してください。

2)ページが正常に開きますと、画面中央に国際宇宙ステーション(ISS (ZARYA))が表示されるはずです。さらにその宇宙ステーションのアイコンがどんどん動いているのが分かるかと思います。第一宇宙速度という時速28000kmで回っていますので、かなりのスピードで地球を回っているのが分かるかと思います。
*留意:やや重い処理をしているので衛星が動いていくはずなのに止まってしまうことがあります。その場合はページをリロードしてください。

3)”衛星の選択” : 画面上部Satellitesのセレクトボックス
国際宇宙ステーションの他に私達が学生時代に開発して打ち上げた衛星が選択できます。衛星名を切り替えると、その衛星が画面中心になるように視点が移動します。

4)”衛星と視点との距離の設定” : Range[KM]のテキストボックス
衛星の居る位置から画面の視点は”距離を離して”見えています。初期値は2000km。この数値をたとえば0kmに設定すると、画面の視点は衛星と同じ場所になり、まさに衛星から見た眺めになります。ちょうど宇宙飛行士達が宇宙ステーションの窓から見ている視点になるわけですね。

5)”視点の上下角設定”: Tilt Angle[deg]のテキストボックス
視点を地球中心(真下・鉛直方向)を0度、衛星の進行方向(水平方向)を90度として、視点の角度を変更できます。初期値は45度。4)のRangeを0kmに設定して、このTiltを0度にすると宇宙ステーションの宇宙飛行士が、地球に向かって真下に見ている視点になります。いろいろ変更してお楽しみください。

6)”画面の表示方向の設定” : Heading Angle [deg] のテキストボックス
この角度を設定すると、画面の見ている方向(水平方向)の角度を変更できます。説明が面倒なので(笑)、いろいろいじってみてください。すぐに理解できると思います。留意として後述する`Auto Heading Angle Control`モードがOnになっていると、この数値は自動計算になり変更できません。

7)自動追跡モード : Auto Trackingのチェックボックス
このチェックボックスにチェックが入っていると、衛星が画面の中央になるように自動で追跡してゆきます。しかし、あくまで衛星が画面の中央に持ってくるだけの追尾なので、衛星の後ろを追跡したい場合は後述8)を。

8)自動追跡+衛星の後ろを追跡するモード:Auto Heading Angle Controlのチェックボックス
このチェックボックスが入っていると、7)の自動追跡に加えて、衛星が進んでいく後ろを着いていくように画面方向(Heading Angle)を自動計算して追跡してくれます。この角度計算は結構気まぐれなのでチェックボックスを入れてしばらくして動いたり、たまに計算を間違えて変な方向に一度向いて戻ったり、愛嬌がありますのでアシカラズ。

◆まとめ
・人工衛星のスピード(時速28000km = 秒速7.9)
・地表のスレスレを回っていること
・宇宙飛行士が窓から見えている景色
など少しでも人工衛星が地球を回っているイメージが伝わると嬉しいかなと思っています。

(祝)東京オリンピック・パラリンピック2020。そして東京および日本がこの7年間でやるべきことを考える。

2020年のオリンピック・パラリンピックが東京で開催されることが決定しました。この決定までに相当な労力があったと思いますし、プレゼンに登壇された方、後ろで支えた方達含め、本当にお疲れ様でしたと申し上げたいです。本当に選ばれて良かったです。

さて、7年後の開催に向けてまさにこれからというわけですが、ある意味インフラが充実している東京ですと、無難な開催であれば、普通にやっていれば実現可能だとは思います。しかし、2020年のオリンピック・パラリンピックその時だけ良ければOKみたいな方針にするのはあまりにももったいないと思います。やはり、この機会をきっかけにこれからの東京、日本、そして世界へ発信する都市デザイン・日本技術・文化のモデルケースになり得る開催にすべきかなと思っています。

これからの7年間、時間にしては短すぎず、長すぎずの良い期間だと思うので、こんなのが実現できたら面白いかなというのを考えてみようと思います。面白いかなではなく、”やる”と思わないと何も実現しないですね。

●`omotenashi`ではなく、`おもてなし`の再考。

今回のプレゼンでも使われた`おもてなし`という言葉。同じく世界でも(国連などでも)使われているらしい`mottainai`(もったいない)などの言葉。日本の言葉を横文字で表現するのは良いのですが、その`おもてなし`というのを日本人は知った気になっているのではないかなと。かく言う私も例外ではなく、茶の湯の世界に触れ、何となく日本の文化を知った気になっていた自分に気が付きました。横文字になったイマイチよく分からない`omotenashi`ではなく、本質的に日本的に美しいおもてなしができるように。それはきっとド派手な演出ではないはずです。

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●日本の伝統文化のまず我々の認知と事業維持

(これは言われなくてもやるかとおもうのですが、)おそらく開会式は着物でしょうし、和太鼓なり祭のテイストで行われるでしょう。そういう演出プロデューサーが、一部の有名な日本の文化を採用して外国に見せるのではなく、この機に我々日本人がちゃんと日本の多くの文化を勉強し認知し、良い物を見極める目(+五感)を育て、その文化(事業)を維持するにはどうすれば良いか考えたいものです。ユニクロのような安価大量消費・捨て文化の一部をちゃんと見直せるように。もちろん、それは日本食文化も含めて。
茶の湯を初めてから国内様々なところに訪ねていますが、そこで感じるのはとても良い文化があっても、それをうまく表現することに苦心しており、結果後継者も育たず困っている場面に出会します。東京にはピンからキリまでコンサルと呼ばれる職業の方が実に沢山いるようです。その一部の方達には自分の事業を3年間休んで地方に飛んでその能力を活かしてこの問題に取り組んで欲しいと思います。都内の狭いところで、例えば一つのITシステムを導入させるのに優秀な連中が切磋琢磨して凌ぎ合っているより、ごっそりその頭の使い先をシフトさせてもらいたいです。国の支援・法律などで、彼らにそういう時間を作らせることができないでしょうか。とはいえ、東京で使っているような何でもロジカルに考えすぎると、また掴みにくいのが日本文化なのですが(笑)。いろいろな物を手に持って見てみないと分からない(写真では伝わらない)世界があることを知って欲しいですね。漆・塗の文化なんて角度があるので写真ではその素晴らしさが伝わりません。

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●電力システムの見直し

今回の招致運動でも毎度質問されていましたが、3.11の福島第一原発の処理は難しい問題です。少なくとも3.11から2020年までの約10年で原発を収拾させるのは絶対目標に掲げたいですね。まだまだ第一原発の建屋はテントが掛けられたままで中は手つかずです。あまりの高線量に人が近づけませんから、作業は困難を極めますが、山側からどんどん水が流入していて、最近の漏れも含め、ゆっくりやっているわけにはいきません。2020年をリミットと位置づけて何とか収拾させ、もし事故が起こった場合にどのような構造になっていると収拾させやすいのかなど、設計にまでフィードバックできるようにしてもらいたいですね。世界にある既設・新設原発に向けて少しの修正で改善できるかもしれません。

また、この会場・施設・運営には、直流ネットワークに挑戦してもらいたいです。電力の地産地消とでもいうのでしょうか、電力を遠くから送電するのは無駄が多すぎてもったいないです。風力、太陽電池などのローカルで発電でき、それを一度交流に変換してまた熱にする様な無駄な熱・電気変換を最小にする電力マイクロネットワークを一地域でも実現させて世界に発信してほしいです。すくなくとも晴海・有明・お台場地域はそういう特区にしても良いと思うんですけどね。

2009年の古い記事ですけど、昔このブログでも書いています。
参考:人類として最も進化した”住み方”を考える。完全自家発電自給自足ハウスモデルの提案。

また電力に関わりますが、ボストンの町並みが綺麗なのは一時あった電線を全て地下に埋めたからだと思っています。電線が飛び交って、窓から白シャツとパンツが干してあるのもアジアっぽいですが、そのあたりは脱却して、ちゃんと電線を地下に埋めて欲しいです。毎年2~3月の予算使い切りで綺麗な道路を無駄に掘り起こすのであれば、予算使い切りは全て電線の地中埋めに使うみたいな流れになれば良いのですが。

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●首都圏交通ネットワーク+スマート避難システムの構築

東京の交通網は正に網の目です。網ですから、どこにでも行き渡っている様に見えて、それが各種利権の縦割りでそれが有機的に結合できていません。機械的に編み目になっているだけです。東京メトロと都営地下鉄の`馬鹿の壁`がやっと撤廃される様ですが、JRも含め東京の駅を三次元的に見てもっと最適な接続を再検討していただきたいです。パラリンピックも開かれるのでバリアフリーはもちろん、日本語が分からない外国人がきても100%絶対に迷わず最適(+ちょっと遊びで観光ができる)交通ネットワークシステムを作って欲しいですね。
東京に限らず日本のバスの路線図って最悪だと思っています。例えば”何系統の何とか神社行き”とかって地元の人しかわからないですよね。全部のバス停がバス停の看板には書いていなかったり、バス停の自体が見つからなかったり。正直バス会社は路線図作成に努力が足りないと思っています。日本人でも分からないのですから、外国人がわかるはずがありません。地下鉄・鉄道・そしてタクシーとの垣根を越えて実にスマートな交通システムを確立してほしいです。たぶんそれができるようになると、まもなく発生する首都圏直下地震のスマートな人輸送にも使えると思うんですよね。網を貼っていれば魚がひっかかるわけではなく、戦略をもって交通網を見直したいものです。スマホ利用前提でも良いと思いますし。
それに関連して、首都高整備など道路見直しも出てくるとおもいますが、真っ先に日本橋の上の首都高を撤廃してほしいです。高度経済成長時代の第一回東京オリンピックで突貫工事でつくり、今回成熟した第二回の東京オリンピックで撤廃したみたいなストーリーがよろしいかと思います。日本橋在住としては、日本の道路基準に空が無いのは悲しすぎます。

●首都圏のビル風・アスファルト照り返しの異常な暑さへの対策

上述の電力システムの見直しに近いのですが、熱い熱いとエアコンを入れて、室外機の熱風をまた別の部屋でエアコンで冷やして・・・という繰り返しでは熱くなるばかりです。今まで原発を好き勝手に建設できた時代は、都心が要求した電力をまかなうように原発を増発すれば良い話でした。3.11以降もう一度節電意識を高め、とにかく首都圏から電力を要求しない体制を作らなければなりません。
首都圏からの電力は地方から相当な電送ロスをもって運ばれ、何かの電化製品を通して熱に変わるわけです。この暑さは(一時的な)異常気象もあるわけですが、まず東京で電力→熱変換をさせない意識を高め発熱を激減したいものです。細かい話でいえば、DC/DCコンバーターなんてこの最近は変換効率で90%近いです。PCに代表されるようにちょっと使わなければスリープに入る技術も成熟しました。この最新の電力変換デバイスとこまめなスリープ機能を電力食い虫の工場の各施設に(国の支援も使って)導入をはかり、たとえば旋盤などの工場機械も直ぐにスリープに入って電力が落ちるなど、徹底的に省電力化をはかりたいですね。全ての工場機械にスリープ機能は必須みたいな法整備が必要かと思います。たぶん旋盤などの機械まで導入すれば世界でも売れるはず。
あと、アスファルト・コンクリート・ビルの壁の素材など、もう少し光学的(α・ε)を考えた材料を導入してもらいたいですね。面積に効いてきますから、今後建設するビル・道路などは、最先端の素材で作り替えていけばいずれ大きく違いが出てくると思います。自転車は走りにくくなりますが、自動車道では、アスファルトと草をゼブラ的な道を作ってみるとか・・・。

*****

ダラダラ書いてしまいましたが、2020年の期間中だけ乗り切る開発ではなく、7年後以降のスマート東京(次世代東京)になるように意識を変え、そしてそのモデルが世界に発信し、そのモデルに関わる産業が儲かるようになればと願うばかりです。たとえば、今の日本の緊急地震速報なり水道システムなんて世界で十分に売れると思います。私もエンジニアの端くれとして技術面では努力と、茶の湯を嗜む面から本当の日本の美・文化に向けて情報を発進して行きたいと思います。

 

(久しぶりに)足の小指を激しくヒット!

今朝、風呂場(ユニットバス)に入る段差の所で、左足の小指(というより、薬指と中指)を激しくヒットしました。今回は、立ちながら靴下をはいていたら、靴下がずれバランスを崩しそのまま左足が段差に激突という素人的なぶつけ方。これは今までの小指ヒットとは傾向が違うのでノーカウントか?とも思いましたが、痛みには違いがないのでカウントで。

このブログで定期的に上がってくる同内容の記事ですが、私は2004/7/14以降、足の小指を激しくヒットしたのをカウントしデータベース化しています。

最新小指ヒットデータベース
・2012/11/21 朝、自宅の風呂場に入る段差に左足を激しくヒット(歩くと痛む・・)
・2011/3/31 オフィスで物を運んでいるときに棚に右脚を激しくヒット(流血手前)
・2007/12/26 自宅のリビングからバスルームに移動するエリアで右足小指を激しくヒット(流血)
・2006/08/20自宅のキッチンからリビングに移るエリアで右足小指を激しくヒット
・2005/11/04 研究室で重い机の足に右小指を激しくヒット
・2005/07/14 研究室で扉に足の小指激しくヒット
・2005/03/02研究室(実験室)で先輩の実験装置の角に右の小指激しくヒット
・2004/07/14 研究室のシンクの角に右の小指激しくヒット

現在のヒット率:8 / (40 * (365 * 8.333)) =  0.00657%

詳しくは、過去の記事”足の小指激しくヒット平穏術”を参照頂きたいのですが、要するに泣きそうになる位痛い足の小指のヒットを、”ああ、この柱にいつも小指をぶつける”とか思うのではなく、どのくらいの確率で足の小指をヒットしているかを定量的に評価して、如何に小指のヒットが希有であるかに驚き、むしろ痛みを有り難く思うという現実逃避プロジェクト(笑)。結局痛いんですけどね。

占いと同じで当たった時、外れた時の印象だけ覚えていて、全く外れている日は記憶に残っていない。それだけであの占いは良く当たるとか、都合良く考えちゃうものです。足の小指も”いつも”この柱・・・・と思わずに、これだけ足の小指をヒットせずに柱をすり抜けていると考えると、むしろ微笑ましく、ほんの少しだけ痛みを忘れる(気になります)

 

 

信号の遵守は、”自分の身を守る為のものではなく、他人を守る為のもの”

普段より、トレーニング、ツーリング、通勤などで自転車に乗ることが多いのですが、その数だけ町の信号・交差点に出会しているわけです。もちろん車やモーターバイクに乗っている方も多いとは思いますが、自転車で見る視点ですと、より歩行者の信号・交差点における行動を数多く目にしている訳です。そこで気がついた事を少し紹介。

信号の遵守や交通ルールを守る事は、他人に危害を与えない行動であって、自分の身を守る為のものではないということ。

信号や交通ルールを守っていれば事故が起こらないというのは、”全員がルールを守る”という性善説に立ったものであり、これだけ社会モラルが低下した現状では、その”全員が守る”という前提は残念ながら成立していません。

実を言うと、私も3年くらい前までは、あまり考えもせず信号さえ守っていればそれなりに自分の身も安全だろうと考えていました。厳密に言えば、信号を遵守することで、身が安全かどうかはあまり考えたことはなかったと言うべきでしょう。

しかし、約3年前にある事故に巻き込まれた時に明確に意識が変わりました。

私は、図の岩本町の交差点の”赤丸”の位置で、いわゆるママチャリにまたがって信号を待っていました。私は信号を遵守する人生を歩んでいますので、青に変わった後、そのまま赤い矢印の方向にスタートしたわけです。そうしたら右から青矢印の様に原付が車の左側をすり抜けて突っ込んできてぶつかり、私は左に飛ばされ転倒しました。

結果として怪我はありませんでしたが、見るとバイク配達員で、バイクの前面部も何度か事故でも起こしたことがあるのかガムテープで補修されている酷い状態のバイクでした。彼は完全に信号無視(というより信号がかなり前の段階で赤になっていましたが、そのまま行けると思って突っ込んだのでしょう)にも関わらず、なぜか”危ぶねーよ”と言ってキレている。口論になり、交差点対岸にある岩本町交番にいきました。実を言うとその交番の警官は、この口論を見ているにも関わらずぼけっと突っ立っているわけです。交番まで言って事情を説明しても、全く原付の運転手は支離滅裂な事を言っている。つまり話をしても通じない連中です。あの傷だらけのバイクを見ても普段から荒い運転をしていることは容易に想像が付きました。

あの様な運転をする若者は、今後増えてくることは間違いありません。私はこの時信号だけを見ていて、信号無視して突っ込んでくる右側方向を確認を怠りました。結果的に怪我は無かったですが、当たり所が悪ければ大けがをしていた可能性もありました。

私は町で自転車に乗っていて、子供達の信号での動きを見ていると実にしっかりと信号は守っているなぁと思っています。しかし、青になった瞬間に前進してしまう子供が多すぎて非常に心配です。彼等は全く悪くはありません。ちゃんと教えられた様に信号は遵守しているのですが、あの行動方針ですと私と同じ目に遭う可能性を否定できません。私も小学校の頃に”信号が変わったら、右を見て、左を見て”と教わった記憶がありますが、あまりキャッチーではありませんでした。そこで、明確に”信号を守る事は、自分の身を守ることではなく、人に危害を与えない為”と教えるべきだと思っています。自分の身は、信号の青ではなく、目視で確認することをちゃんと教えなければならないと思っています。またハイブリッドカーなどの台頭により、無音に近い車も多いことですから、やはり目視確認は重要と思います。

信号を守ってさえいれば、確かに事故を起こした後に裁判などになっても有利でしょう。しかし、上記の私の事故は、交番が近くであっても目撃者が少なく結局、どっちが無視したの議論になりました。その前に、お子様を亡くして裁判で何年も争って勝つことが重要ですか?裁判でどっちが悪いか否かではなく、事故に巻き込まれないことが重要です。というわけで、お子様にも、皆さん自身でも、一度意識をリセットして、身を守る事と信号・交通ルールの遵守は違うことを再認識・再教育していただきたいと思います。

****************

2012/4/19追記:ちょうどミスチルの”タガタメ”の歌詞を思い出しました。

参考:http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l0025d7.html

まさに、”子供らを被害者に、加害者にもせずに この街で暮らすため何をすべきだろう?”ですね。

◆視聴覚を活用して自らの身を守ること:被害者にならないために。
◆信号・交通ルールを守ること:加害者にならないために。

ちょっと地震が多いですね。

昨日の千葉県銚子沖の地震は大きかったですね。

先日紹介した開発中の素人地震予測システムMr.EQですが、

http://eq.spacewalker.jp

ちょっとこの1,2日は地震が多いです。1日20個@日本全国(特に千葉・茨城あたり)で越えていますね。
まだまだ予測できるレベルではありませんが、現状として今の頻度はとても高いので、とりあえず注意してみようかと思っています。
非常食でもちゃんと確認しておこうかな。

 

素人地震予測システムMr.EQの開発。その1(ベータテスト)

2011年3月11日の東日本大震災から1年が経ちました。
改めて、多くの被災者の皆様にお祈り申し上げます。

1年を迎えエンジニアとして何かできないか考えました。

震災直後は、東京に飛来する福島原発の放射線を、飛来前に予測し、リアルタイムで計測し、ネットで飛来時間を配信しました。おそらくリアルタイム計測、配信という意味では日本で最も速かったと思っています。
https://www.spacewalker.jp/rad/

その後、簡易ガイガーを車載して、福島の避難区域ギリギリまで放射線を移動計測などもしてきました。
参考: 東京日本橋から福島第一原発周辺まで車で放射線計測をしてきた(その1)

この移動計測技術は、ある移動記録型ガイガーカウンターという商品開発に繋がりました。

1年を迎えるにあたり、完全に分野違いな地震予測がなんとなくできないかを考えました。
地震は全く分野外であり全く知識もありません。地震のメカニズムもしっかりと理解していないため、そんな素人が地震予測というのはかなり無謀なものです。
一方で、昨年の3.11の二日前の3月9日は地震が多かった記憶があります。何か大きな地震が起こる予兆みたいなものだったのではないかと。
もし、何か兆候が見えて、非常食なり簡易トイレなり購入できればほんの少しは役に立つのではないかと。

まだ予測などできるレベルではありませんが、2008年からの日本で起こった全地震データを管理し、傾向をグラフで見られるレベルまでシステムを開発しました。
全地震の詳細データや都道府県別のトレンドグラフなども確認できます。まずはベータシステムとして公開いたします。
仕事の片手間ですが、少しずつ形になるように進めてゆきたいと思います。本当は1年目の今日の内に簡易予測まで行ければ良かったのですが・・。情けない。

Mr.EQ | 素人地震予測システム(ベータ)
http://eq.spacewalker.jp

上記システムに行って、いろいろ確認頂きたいのですが、2008年7月以降の約10500個の地震について詳細なデータやGoogle Earth上にマッピングができます。
以下は、2011/03/11の本振のプロットした様子。

更に、システムがリアルタイムで、自動生成しているグラフを紹介いたします(このグラフもリアルタイムで自動生成されています。最新の地震データに連動しています)

グラフ1:2008年~本日までの全国で起きた地震の総数
2008年~本日までの全国で起きた地震の総数

グラフ2:グラフ1を時間微分(日単位)したもの。2011.3.9に少し跳ねているのが分かる(兆候?)
2008年~本日までの全国で起きた地震の総数の時間微分

実家から自家製味噌が届きました。そして味噌汁。

さて、長野の実家から自家製味噌を送ってもらいました。実家は大豆もお米も作っているのでこの味噌は正に実家の自家製です。何せこの味噌で育っているわけですからこの味噌がどんな味噌よりもおいしいです。慣れかもしれませんが。


今回はこの位の量を2袋分母親に送ってもらいました。


写真がどーにもテキトーなのですが、こんな感じの味噌。確か、大豆とお米を1:1で使っているとか母親が以前言っていたような・・・。


で、早速味噌汁。”おふ”、豆腐、厚揚げ、わかめに万能ネギの味噌汁。今回は昆布を前日の夜に水につけておいて、そのだし汁で作りました。
まぁ、旨いに決まっていますわな。これからの世の中を考えると、ウチの実家のようにお米から大豆・小豆、野菜を作っていることのプライスレスな価値は計り知れません。

追記:万能ネギを鍋に全部いれちゃうの?という指摘を受けました(笑

野田首相の”10分1000円散髪”の庶民派アピールはどうなのか。

本日朝のニュースで、野田首相が”10分間1000円”のクイック散髪(床屋)を利用している映像が流れました。そのニュースの解説では、”あらためて庶民派をアピールした”と報道していました。

“ドジョウ”会見が話題になり、謙虚で庶民派をウリにしている野田総理ですが、国のトップが、”10分間1000円”の散髪をアピールするのはどうなのでしょうか?
もちろん、もともと借金まみれ、世界から干された円高、震災の復興資金などを考えると底辺の財政状況なのはわかりますが、”10分1000円”の散髪は、まもとな美容師さんたちを苦しめます。

もちろん散髪の費用を抑えるのは必要だと思いますし、この1000円業者を否定する必要はありませんが、美容師さんたちはこだわりを持ってカットをし、技術面・芸術面・トークなども含めサービスとして、プロとして生活をしているわけです。1000円業者がテキトーだとは述べませんが、10分でベルトコンベア的にカットしていくのを国のトップが自身の庶民派のアピールとして利用するのは違うと思いました。

(とりあえず入った床屋に対して、マスコミが勝手に庶民派をアピールしたと報道している可能性もあります)

もし髪型なんぞ気にしないし、庶民派をアピールするなら奥様にバリカンでカットしてもらえば良いと思います。完全にデフレ状態で、価格破壊ではなく、”価値破壊”まで起こっている日本の現状は結果的に自分達を苦しめます。

私個人としては、野田さんはそれなりに期待できるかな?と最初思っていましたが、元財務相で、増税派の首相がさくっとこういう行動をしてしまうと、かなり心配になります。金が滞るような政策をしそうですね。庶民派のアピールは、官僚達が挙げてくる、必要でもない予算申請を断じて”庶民”根性で拒否することだと思います。ご自身は、4000万近くもらうわけですから、レクサスのトップモデルを買うくらいの経済回しをしてもらいたいです(それはやり過ぎか)

* 繰り返しになりますが1000円業者さんを否定するつもりではなく、もちろん節約で利用するのは良いと思いますが、首相がアピールで使うのが問題と思うのです。