再びの福島`浄土平`へ。

再び、福島県の磐梯朝日国立公園の一角、”浄土平”に行ってきました。もう何度も行っておりますが。

コースは、以前の記事と同様のショートコース。

ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=14d24cd207f04d4a54834da979d7545f
距離:66.1km
獲得標高:1600m

朝5:30に起きて、ウェザーニューズの天気予報で全国の天気を確認。福島周辺の天気が良さそうだったので、eki-netで6:40の東北新幹線やまびこを予約。30分で用意して東京駅から新幹線に乗り込みました。東京駅がたまたま近いため、当日朝に天気が良いのを確認してから即座に対応できるので便利です。

浄土平に福島市内から上がっていく磐梯吾妻スカイラインが先日冬の閉鎖から開放されました。(*5/10までは夜5時~翌朝7時までは夜間閉鎖)Facebookの浄土平ビジターセンターの情報より、高湯側から浄土平まではノーマルタイヤ(自動車)での走行可能という情報を仕入れていたので、天気さえよければ自転車で上がれると予想していました。

福島駅周辺は実に暑く20度位あり汗ばむ程度。しかし浄土平は5~6度になるためその寒暖差に対応する格好だけは気をつけて出発。結果的には、上下長袖なのは言うまでも無く、ウインドブレーカーとハーフのシューズカバーを持っていったのは良かったです。あとはクラフトのインナーを別で持っていったので浄土平で着替えたのも良かったかなと。

相変わらず良い登り坂で気持ち良い事限りなし。始めての方は高湯付近の清水ドライブインで最終水補給などは忘れずに(過去の記事を参照)→2014/04/19編集。この清水ドライブインの自販機が撤去されていました。もう少し登ったところの、`旅館高原荘`の駐車場にはありました。

磐梯吾妻スカイラインの魅力は、なんと言っても森林限界を途中で超えてきて広がる大パノラマの絶景。

20130505_jyododaira1超綺麗です。1300mを越えたあたりから一気に気温がスーっとしてきます。

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超絶景。この雪渓は見事の一言。テンションあがりまくり。

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吾妻小富士。皆さん上っています(簡単に上れます)人が写っていますね。
*全部の写真はクリックすると拡大。

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硫黄ガス吹き出しエリア。あんまり止まってはいけません。何せ綺麗で写真を撮りたくなりますが。

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浄土平到着少し前に1500mを越えます。この辺りは暴風で極寒でした。

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何という素敵な道で。

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浄土平到着。GWの天気が良い日だからでしょうか?駐車場は満車で少し渋滞に。自転車は関係ないので、やはり自転車で来るべきでしょうね(笑)

今回は距離も短く、獲得標高も少ないのでTREK Superfly Elite (2012)で。相変わらず素晴らしいバイクで。

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さて、浄土平には公営のレストハウスもありますが、オススメはこの写真の(レストハウスと天文台の間にある)民営の”ななかまど”さん。平日は別の仕事をされている方たちが、週末などにこのお店を経営しています。浄土平に上った際に、このななかまどが空いていたら是非お立ち寄りください。

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たまこんにゃくや、きのこ汁、きのこ蕎麦など大変美味しいです。ご主人の”佐藤”さんという方が大変親切にしてくれて、行くたびにお話し相手になってもらっています。

是非行った際には、宮下なり、spacewalkerなり名乗り出て貰えれば何か良いことがあるかもしれませんよ。去年も何人かブログを見てきたというお客さんがいたそうで。

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吾妻小富士。駐車場に車を止めて、皆さん徒歩で上ってゆきます。さっと上れます。私はロードシューズだったので上りませんでしたが、ドライブで行く際には是非。上のすり鉢状の形状は実に素晴らしいです。SPDなどのMTB系シューズの方は、ななかまどさんあたりにバイクを預けて置いて上ってみるのも良いかと思います!

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さて、浄土平から更に上がって行きます。磐梯吾妻スカイラインの最高標高点へ。更に標高があがるので雪の回廊が見えてきました。かなり天気が良いのでどんどん溶けていますがそれでも2.5m以上はある箇所がまだまだありました。開通直後に来ると面白そうですね。

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こんな感じ。

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さて、最高標高点1622mに到着しました。この奥に看板があるのですが雪で埋もれています。

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今日も実に素晴らしい乗り味でした。下りは良質なディスクブレーキとサスペンションがあると超面白いですな。この位の長さの下りをロードバイクのキャリパーブレーキで降りてくるのはなかなか指も痛くなって萎えるのですが、ディスクなら指一本のクリックで完全停止ができるので何せ面白いです。少なくともスピコンで来たら私の実力ではこの坂を安全に下りてくる自信がありません。

現地の人によるとGWの中でも今日が一番天気が良かったのこと。やはり天気を見てから出発するのは確実ですね。距離は短かったですが、絶景に出会えて気持ち良かったです。是非皆様、浄土平へ足をお運びくだされ。雪渓が残っている今が良い機会ですよ。

Garmin Fenixでの飛行機の日本上空軌跡を記録してみた。

モスクワ→成田に飛行機で帰る際に、Garmin Fenixを窓際席でGPS Onにし飛行軌跡を記録してみました。窓からですと空の半分しか見えませんが、十分に4つのGPS衛星は捕捉できるようでバッチリ動きました。GPSは、人工衛星の技術なので正に専門分野ではあるのですが、飛行機くらいの高い高度や、速い速度では、いろいろな大人の事情で値が出ないかな?と思ったのですが、全く問題なく動作しました。もっとスピードが出てくると、それこそ大人の事情でGarmin Fenixも値を出してこなくなると思います。

Garmin Fenixをご存知なければ→参考:このブログのGarmin Fenixの記事検索

*留意:Garmin Fenixは原理的にGPS受信機なので電波を発信することはありません。よって、飛行機の計器に影響を与えることは皆無ですが、離陸時・着陸時などそういう原理的に電波を発していませんが、GPS受信機をOnにすることに関しては、一応ご留意とご配慮を。またFenixは無線経由でのデータアップが出来ない(USB接続のみ)ので、とにかくFenixから電波が送信されることはありません。

モスクワ→成田便の日本上空付近の飛行データ
KMLファイル(Google Earth用):
https://www.spacewalker.jp/kml/201212152100_su260.kml
*Garmin ConnectでダウンロードできるKMZ(KML+ZIP)ファイルは、高度が地表に落ちる様になっており(自転車なりランニングなりトレイルはそれが普通なので)、飛行機のような何千mにも達する場合は少しデータの修正が必要です。修正の仕方は、この記事下部の”参考”を参考にしてください。
*飛行軌跡だけど見やすくするには、Google Earth左側のサイドバーにある、今回のKMLファイルの部分を展開し、”Track Points”の左にあるチェックを外せば、赤い線だけになります

上記のKMLファイルを実際にGoogle Earthで見るのが面白いと思いますが、何枚かスクリーンキャプチャを。クリックすると拡大。

su260_1

su260_2

su260_3

su260_4

こんな感じ。実に面白いです。どの辺飛んでいるとか、パイロットは飛行経路をほとんど修正していないとか、いつも成田に下りるときに見える九十九里浜のあたりが再現できたりと。また、成田空港内でツラツラ長い距離を走らされている感じもわかりますね。

altitude_profile_2

高度プロファイルも表示できます。今回は新潟上空を越えたあたりからスタートしましたが、巡航は約10000mのはずなので、既に高度を少し下ろし始めていたのがわかりますね。この高度プロファイルの出し方は、下を参照してください。Trackを右クリックすると出せます。(図はクリックすると拡大)

altitude_profile_1

旅先での散歩の記録、ランニングの記録も含め、Garmin Fenixはバッテリーの持ちも良いですし面白いですね。アスリートならずとも持つべきガジェットかなと思いました。

◆参考:Garmin ConnectからダウンロードされるKMZファイルの編集の仕方

1)Garmin Connectから該当のアクティビティページに行き”エクスポート”-> “Google Earth”でKMZファイルをダウンロード

2).kmzファイルの拡張子を.zipに変更し解凍(*kmzは、kml(テキスト)をzip圧縮したファイル形式です)。中のdoc.kmlを別の任意のフォルダに移動。テキストエディッターなどで開く。

3)多量にある<Placemark>の中の<Point>を”相対地上”指定にする。

kml_edit_point2
KMLファイル中に<Placemark>が数多く存在するはずである。その中に<Point>があるので、紫色下線のように<altitudeMode>relativeToGround</altitudeMode>を全ての<Placemark>について追加する。つまり、
検索ワード:<Point>
置換ワード:<Point><altitudeMode>relativeToGround</altitudeMode>
という感じで、一括置換すれば、KML内の全Placemarkに対して追加できますね。

4)赤いラインが引かれる”Track”線を”相対地上”指定にする。

kml_edit_point1
KMLの最初の方に、赤色下線で示した<name>Track</name>というタグがあるはず。
その下の方を、紫色下線の様に編集する。
・<tessellate>を、1→0に変更
・<altitudeMode>relativeToGround</altitudeMode>を、図の位置に挿入

5)保存。保存したファイル(kml)をダブルクリックすればGoogle Earth上に高度も適切に表現されて表示されるはず。

6)(補足)仮に多量にデータがあり、Google Earthでの表示ができない場合は、kmlファイルをzip圧縮して、.kmzの拡張子に変更し開くと、表示される可能性がある。

Garmin Fenix + GPSiesによるウクライナでの朝ランニング

本業の出張でウクライナのドニプロペトロウスクに来ていますが、治安も良さそうなので毎朝ラントレしています。ドニプロペトロウスクは、旧ソ連のもと共産圏の国なのですが、最近、いろいろな分野で外資が参入しているからか、町が綺麗になり、活気づいています。クリスマスイリュミネーションはもちろん、若者たちは夜町に繰り出し、スマホ片手に楽しそうに生活しています。

自転車好き的に気になったクリスマス・イリュミネーション。自転車のモチーフ。しかし、この町に自転車は皆無でして、一般人はまず自転車に乗りません。若者が公園で集まってMTBやBMXをスタイルとして乗っているだけで、市民の足としての自転車は皆無です。なのでこの前輪大きな自転車のイメージなのか・・・。すくなくともロードバイクは見たことがありません。石畳が多くパヴェ的でもあるのですが、そこらじゅう落とし穴的、10cm級のくぼみがたくさん(道が崩壊している)あるので、ロードバイクだと走りにくいかもしれません。MTBが多いのもわかる気がします。ブランドは、ほとんど見たことないLook Like (フランスLOOKではなく)MTBのフルサスが多いのですが、一人だけSpecializedの29erのフルサス(アルミグレードの方)を乗っている人がいておっ?となりました。この町でディスクホイール履いたTT/Triバイクで爆走すれば目立つこと間違いなしですが、道が悪すぎてスピードが出せないかも。

さて、iPhoneはじめ、若者はスマホを使っている様で、街中に3G網は飛んでいます。しかしDocomoの海外カケホーダイは適応外国であり、いくら請求されるかわからんので、基本ホテルのWi-Fiしか使っていません。スマホのマップ(iOS6マップが底辺なのをおいといて)が使えないので、朝ラン時に迷子になる可能性がゼロではありません。そこでGarmin Fenix(参照:このブログのGarmin Fenix関連記事)の活躍です。もちろんおなじみルートラボは日本国外は使えないので、世界でおなじみのGPSsiesで、ホテルから適当なルートを作成し、Garmin FenixにGPS Route exportします。実際に使ってみましたが、まずホテル前でGPSを補足し、NaviをOnにすれば、インストールしたルートでNaviしてくれるので、道も間違わず、ランペースなどの基本的なGarminのロギング機能は使えてきわめて便利です。Garmin Fenixの海外旅行(+朝トレ)の便利さは素晴らしいですね。海外旅行では必須の腕時計と言えます。散歩するのにもロギングしておけば、あとで歩いた道の軌跡がわかりますし、時計はGPSで合うので時差も考えずに100%正確ですし、バッテリーも持ちますし良い腕時計ですな。

とりあえず今のところ5キロちょっとのショートコースですが、仕事に影響が出ない程度に距離を伸ばしてゆこうとおもいます。一方で雪が降っていると予想されたたため、雪でも走れて、それなりにフォーマル(笑)に見えるホーキンスのブーツ的スポーツシューズで来たのですが、この靴ではさすがに走りにくく足が痛いです。氷点下の気温ですが雪は舞っている程度で積もってはいません。経由のモスクワは大雪だったのですが。とりあえず雪が積もらないことを祈りつつ走ろうかなと。現地の人も朝ランはしていて、うす暗い中でも女性一人で歩いていたりと治安は良さげです。あと犬の散歩が多く、そういう姿は日本に近い感じです。もう4日間バイクに乗っていないのでそろそろ乗りたくて仕方がないのですが、とりあえずランで心拍だけは上げるようにしています。

Garmin Fenix 初期衛星捕捉遅延問題その後。

さて、普段使いの腕時計として使っているGarmin Fenixですが、GPSをOnにして衛星からの電波を受信し、位置決定をするまでの”初期捕捉”時間が遅いという問題に関して、以前ブログで触れました。

参考:Garmin Fenixの新ファームウェア(v2.9)が公開と初期捕捉遅延問題について。

Forerunner 610が、都内のビルで衛星からの電波をかなり遮られている状態でも、さっと(30秒以内)で初期捕捉が完了するのに対して、Garmin Fenixは、下手をすれば5分経っても初期捕捉が完了しないことがあります。

前のブログで、GPS Onを”できるだけ空の視界がひらけた場所”で行うということで、ちょっとしたコツを紹介しましたが、それを3週間程度毎日使っていて、更に傾向が分かりましたので、追加報告。

1)Garmin Fenixの”Start GPS”は、必ず空の視界が十分に開けたところで行うべき。
2)Garmin Fenixは、”Start GPS”から50秒~60秒までの間は、最後に位置を決定できた場所や、衛星の(それなりに新しい)軌道情報、現在の時刻などを用いて、初期捕捉を早く完了する”早い”サーチを行っている様です。つまり、私の様に朝(出勤)、夜(退勤)時にシティーサイクルに乗りながら計測記録していますが、前日夜に家に着いたときの情報をおそらく記録していて、全世界ではなく、東京の自宅付近だと仮定して、位置決定計算をするわけです。この辺りを工夫することで、計算量が圧倒的に減るので初期捕捉が早く終わるわけですね。50~60秒の時に、Fenixのタイマーを見ていると、表示が一瞬固まります。その際に、位置が決定できていればOK。決定できない場合は、この”早い”サーチから、もっと計算処理がかかる計算に切り替わっているような気がします。
3)つまり、この”Start GPS”から1分間、良好のGPS電波状態を保ってあげるのがFenixの初期捕捉を明確に早くするコツです。この間、移動するのもあまり良くない傾向です(Forerunner 610はどんどん移動していても初期捕捉しちゃうのですが・・・)
4)視界の悪い場所で”Start GPS”してしまうと、1分間で位置決定ができず、いろいろ処理の重い(?この辺りは推測ですが)捕捉をはじめるのか、全然位置が決まらなくなります。酷い時は5分経っても初期捕捉が終わらないということがありました。

Fenixを1ヶ月以上使ってきて思うことは、
・初期捕捉を工夫すればとりあえず1分で完了できるので、Forerunner 610よりは面倒だけど、このデメリットはある程度許容できる。本来の使い方である山トレイルなどのGPS電波良好の環境で使う分にはおそらく全く問題ないと思われる。
・FenixのGarmin ConnectへのアップロードがUSBのみというのは、まぁ大して面倒ではないです。どちらにしろバッテリー充電で帰宅時に繋ぐわけですし。
・時計自体がやや大きいので注意が必要です。女性ではさすがに大きすぎるのではないかなと。
・ランニングの計測、バイクの計測をちゃんとやり、普段使いをしたいのであるならForerunner 610。初期捕捉はコツなんぞ使わなくても圧倒的に早くすぐ出発ができます。そしてバッテリーの減りも早い(笑)。つまりGPS Onでのバッテリー時間が約4~5時間でトレーニングが終わるスポーツの方なら、良い普段使いの時計だと思います。
・Fenixは、あくまでトレイルや登山、散歩などがメインの人が有効かなと。おそらくランニングやバイクの人はあまり想定されていないかと思われます。バッテリーも持ちはとても良いので、やはり(長時間)歩く人系かな。よって、旅好きの人にはお勧めです。旅先でずっとGPSをOnにしておけば、歩いた軌跡が残せて面白いですね。(その辺は今の時代はスマホの領分かな)
・ランとバイクと(+スイム)をトレーニングとして使うなら文句なく910XT。しかしどうもランニング時のペース表示がおかしい気はする。
・当たり前だけど、Forerunner 610, 910xt, Fenixは全て用途が違う製品なので、上に書いたような内容は至極当然のことで、適材適所で使ってくださいな。あくまで、トレーニングや移動記録を常時したい+普段使いもしたいという私の個人的な要求の視点から述べたものです。普段使いの時計にGarminお勧めですよ。時間も電波時計なんて比較にならない精度で正確ですし、610, Fenixは、日付・曜日も出るので便利です。高級な時計も素敵ですが、絶対に正確な時計も本来の時計の機能として素敵です。

***

本ブログのGarmin Fenixの別記事は、”garmin fenix 検索“。

Garmin Fenixの新ファームウェア(v3.1)が公開と初期捕捉遅延問題について。

2012/12/07追記:新ファームウェア Ver3.0が公開されました。初期GPS捕捉の改善は項目に含まれていませんね。610になれちゃうと、遅くて仕方がないのですが・・・。
2013/01/18追記:ver3.1ファーム公開。

******** 以下本分 ************

Garmin Fenixに新ファームウェア ver 2.9が公開されました(2012/11/01)→3.1

fenix software version 2.90 as of November 1, 201
http://www8.garmin.com/support/download_details.jsp?id=5809

新たに”Indoor Training”というのが追加されたようです。
http://garmin.blogs.com/softwareupdates/2012/11/getting-fit-with-fenix.html
なにやら、室内でFoot Podみたいなデバイスをつけて動くのでしょうか。私は全く使い道がありません(笑)

v2.9になり、各部の修正が入りましたが、衛星の捕捉問題の改善は今回含まれていません。

衛星の捕捉問題に関しては、前の記事をご覧ください。
参考:Garmin Fenix その後の雑感。

ここで少し述べているように、GPS On (start)してから位置が決定されるまでの時間が、Forerunner 610, 910XTに比べて圧倒的に遅いという問題です。

その後、いろいろな場面で試してみたところいろいろ分かりました。コツは、(他のgarmin製品も同様で基本的な話ですが)、「GPSをOnにする時には、十分に空視界が確保されているところで行う」というものです。

前日に使っているのであれば、ほぼ最新のGPS衛星の軌道情報は持っていますから、Onにする時刻から、おおよそ見える衛星は推定できるはずです。しかし、ビルなどの影で空が狭くGPSからの電波が届かない場合、Fenixとしては、この時間ならこの衛星が見えるはずなのに、電波が入ってこない→ユーザーはGPS Offの間に長距離移動した?などと判断し、今受けている電波だけ(見えている衛星だけ)で新たに位置計測のアルゴリズムを回し始めます。これがFenixは特に遅い。というわけで、日本橋のビルの間でも交差点など少しでも空が広いところでOnにすれば、それなりに衛星の電波が受かるので、0からリセット計測ではなく、それなりに早く決まる傾向があることがわかりました。上記のアルゴリズム云々の話は、原理を考えての推測ですが、まぁ、この3週間の利用を見る限り、電源Onの場所を気にすれば初期捕捉の時間は短縮できそうです。

この問題はgarminに報告しても良いかもしれませんね。自然豊かな、ビルにも囲まれていない環境で開発・テストしている場合、そもそもこの現象を把握していないかもしれません。

さて、Fenixですが、やはりGPSを明確にOFFにできるのが610よりは良いですね。610は、GPSをオフに強制的にできないため、バッテリーに影響がありますし、時間が経ってGPSがオフになるときにアラームがなり、映画館などで困ります(笑)。610とFenixはそもそも用途がちがいますが、日常腕時計として見たときには両者一長一短ありそうです。

2012/11/28 追記:この記事の続報を書きました。Garmin Fenix 初期衛星捕捉遅延問題その後。

 

Garmin Fenix その後の雑感。

Garmin Fenixを2週間ほど使ってみました。

参考前記事:Garmin fenix : GPS”常用”腕時計。

2週間使っての雑感。

1)日常生活の腕時計としては、全く問題ありません。GPSをOnにしたタイミングで極めて正確に時計が合うため、1秒としてずれることがなく、現時点で最高精度の腕時計であることは間違いありません。曜日、日付も常に出ているので”今日何日だっけ?何曜日だっけ?”の確認も問題なくオフィスでも活躍です。機能面重視の時計としてみた場合、バッテリーの持ちも含め良い時計だと思われます。

2)ベルトがしょぼい。各種スポーツやトレイルなどを想定しているため、ベルトは防水を考慮し、樹脂で安っぽく、交換可能なもの。ここに高級感を求めてはいませんが、あまり良い物ではございません。他のGarmin腕時計はみんなそうだけど。質感は910xtのベルトに近い柔らかいもの。

3)操作系: Forerunner 610にあった非常に反応が悪いタッチパネルは排除され、ボタンをベースに操作。動きは機敏でストレスはなく、操作に関して不満はないかなと。

4)大きさ:そもそも大きい時計に違和感を感じないため問題はありませんが、Forerunnerシリーズと比べると特に厚みに関して大きいので、気になる人は気になるかもしれない。

5)GPS精度。まあ、そこそこ。特別問題もなし。

6)とにかく衛星の初期捕捉が遅い。しばらくGPSをOnにしないと衛星の軌道情報が古いため初期捕捉が遅い場合があるのはGPSとしては常識。問題はそれではなく、前日使ったような状態であってもGPS On(Start)してから、初期捕捉完了するまでの時間が、他のForerrunnerシリーズなどと比べても明らかに遅い。これは、普段の徒歩、自転車など全ての移動を記録している私からすればかなりストレスフル。参考までに、前日GPSをOnにして軌道情報はほぼ最新である前提で、空も開けた場所で、初期捕捉が完了するのに最低90秒、遅いときは4~5分掛かることがあります。これはファームウェアで何とか改善してもらいたいです。(コツとしては、中途半端に空の視界が狭いところでOnにするのは良くないようで、開けたところでOnする方が捕捉完了が早い傾向です。この傾向は他のgarmin製品にも言えますが)

写真の通り、本日の出勤には、Forerunner 405CX, Forerunner 610, 910XT, Fenixの4つを左右2つの腕に付けて出勤しましたが、初期捕捉完了のスピードは

(早)Forerunner 610, 910XT, 405CX, Fenix(遅)の順番でした。しかも、Fenix以外は久しぶりなので衛星の軌道情報は古い状態からの捕捉なので、Fenixが如何に遅いかわかります。610に関しては圧倒的で、おそらく30~45秒程度で捕捉完了。これは素晴らしい。

7) Power2MaxのパワーメータとANT+経由で接続できない。

今回の雑感(というより最近思うこと)

・Fenixのバッテリーの持ちはすばらしい。腕時計としても機能十分で使える。しかし初期捕捉が遅いのが難。これはファームウェアで改善するのかわかりませんが、少し気になるところ。2分弱までば良いだけの話だけど。

・610はタッチパネルの操作は酷いのですが、初期捕捉の早さ、無線経由でのアクティビティのアップロード、小型化など含めて、ペース表示も問題なく、良い時計だなと思いました。Fenix発売後でも610を買う価値は十分にあると思います。携帯と一緒で毎日帰宅時に充電すれば良い話なのでバッテリーの持ちはそれほど気にしなくて良い気がします。910xtにあるようなペースラップがおかしい(なかなか改善されない)問題もありませんし、フルマラソンくらいで使う人なら、普段使いも含め610が現状良いのかもしれませんね。持っていて損はないと思います。

・要するに910xt, 610, Fenixは用途が違う腕時計なので用途に合った物を選びましょう。

・私の405CXはバッテリーフル充電で5分後に画面が真っ白で終了。610も2時間程度でバッテリー枯渇な状態です。その為にFenixに移行したわけですが、少なくとも610は用途によっては使えそうなので、Garminにバッテリー交換ができないか問い合わせてみます。交換実績がございましたら教えてください。

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2012/11/02 追記:別記事を公開。Garmin Fenixの新ファームウェア(v2.9)が公開とその他。

Garmin fenix : GPS”常用”腕時計。

注文していたGarminの新GPS腕時計 Garmin fenixがやっときました。詳しい機能は公式サイトをご覧くだされ。GPS機能は当然で、高度・気圧・電子コンパス・温度が計測できて、スマホなどと連動できます。また腕時計ですがNavi機能があるので事前にマップを登録しておけば、山歩きなどで迷うことがなくなりそうです。最高のウリは、GPSオンで、50時間持つバッテリー容量です。これはかなり魅力的。(*注意:50時間はGPSの低消費電力モードの場合)

公式サイト:Garmin fenix Outdoor GPS Watch

とりあえず、近所を軽くランニングしてきました。Runningにはもちろん問題はなし。(酷い写真ですが)写真の通り、日付、曜日、時間(秒も)表示されるので普段使いの腕時計として十分使えそうです。Forrunner 405cx -> 410 -> 610 -> 910XT -> Fenixと使ってきていますが、910xtは用途が違うので腕時計としては使えなかったので、610からのリプレースとなりそうです。610の裏面がボロボロになってきていたので、fenixの発売はナイスタイミングと言えます。

到着したばかりでまだあまり使っていないので、今後朝トレや通勤時などにしばらく使ってみてまた感想を述べたいと思います。

余談ですが、私も以前はマニュファクチュールのムーブメントを持ったいわゆる素敵な時計を持っていたのですが、ある日落としたのか盗まれたのか紛失。というわけで、腕時計にお金をかけることはやめました。そもそも同業の先輩が築き上げたGPS衛星を使った時刻合わせが何よりも正確な時計であり、それを使わない手はなく、ちょっと旅行にいった際にもGPSロギングすれば後で場所を確認するのも楽しいですし。というわけで、GPS腕時計を普段使いするのが現在人類で最も機能的な腕時計だと思っています(という蘊蓄を言って、高級時計が買えない言い訳をするわけです)

* 少なくとも今まで腕時計型garminがANT+のUSBスティックで自動アップロード(Garmin Connect)されていましたが、今回は、USBケーブルで接続してアップロードする様です。いわゆるEdge 800とかと同じスタイル。これは面倒くさいなぁ・・。できないか調査中→できなそう。だってUSBスティック付いていなかったし。

* 今朝のトレーニングでPower2MaxのANT+経由パワー取得はNGでした。Power2Maxはケイデンスも測れますがケイデンスセンサーとしても認識できず・・。おかしいなぁ。もう少し調べてみます。

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2012/10/24 追記:Fenixに関しては定期的に使用感・使用レポートをこのブログでかいています。
参考:このブログのGarmin Fenixで検索 してみてください。

安中榛名駅~二度上峠~草津~渋峠~嬬恋パノラマライン~鳥居峠~実家ツーリング。そして2つの奇跡が起きました。

この記事は、自転車専用ブログに移行しました。

http://bike.spacewalker.jp/archives/9007

 

 

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さて、今週末は長野・群馬の山を走ってきました。途中”2回”の奇跡が起こるというおまけ付き。良いツーリングになりました。

安中榛名駅→二度上峠→長野原→草津→渋峠(国道最高標高地点)→草津戻り→嬬恋パノラマライン→上田の実家

ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=57e45f5ab9b2e27a2b4c746fcd3c14ea

距離:161.8km
獲得標高:4053m


25~34km付近:二度上峠
57~66km付近:長野原から草津に登る坂(結構キツイ)
69~88km付近:渋峠(国道292)
116~139km付近:嬬恋パノラマライン(北ルート)
140~143km付近:鳥居峠

ちなみにいつも通り写真はクリックすると拡大。


安中榛名駅前。綺麗です。天気も良かったです(この時は)


二度上峠登り中。木漏れ日が極めて美しく、道もどんどん舗装補修していて良くなっており、車も少なく、極めて峠らしい坂道で気持ち良いです。一度登るべし。
安中榛名駅から二度上峠頂上までは約30km上り坂なので、ウォームアップに最適です!


二度上峠頂上。なんだこの酷い写真は・・・。
今回は獲得標高も大きいので、ディープリムは避けて、MadoneとHyperon Ultra Two (CLI)で行きました。殆ど反則。
ちなみにハイペロンに関してはすぐ別記事を書きます。素晴らしいホイールです。

さて、ここで1回目の奇跡が。Madoneを買ったトレックストア六本木ですが、ストアのお客さんコミュニティがあり、日曜日にモーニングライドなどをたまにおこなっています。
そこで知り合ったYさんとなんと二度上峠で遭遇しました(笑)ありえん!ビックリ致しました。もちろん群馬の方ではなく、たまたま蕎麦を食べに二度上峠を登っていたと。しかも頂上ですれ違うという奇跡。


二度上峠頂上近くから見える浅間山。ちょっと雲がかかってその美しい姿が見えなかったです。


さて、二度上峠を下り、長野原まで来てコンビニで補給。今度は草津に向かいます。遙か先の山が(たぶん)これから目指す山。

ちなみに長野原から草津に登る道は登坂車線がある結構厳しい坂です。


草津に来たのでいつも通り足湯ですこし足休め。観光客が多かったです。今年既に5回目かな?


さて国道最高標高地点に向けて草津から登ってゆきます。途中のロープウェーの小屋。もちろん動いていますので、観光に使えるはずです。


途中、磐梯吾妻スカイラインと同様に火山ガスが噴き出しているエリアがあります。止まっては駄目であるという看板が。硫黄の臭いが。


下を見た様子。こんな感じでクネクネ登ってゆきます。渋峠は特別傾斜は厳しくありませんが、距離があるので足にジワジワきます。
だんだん天気が悪く(というより標高が上がってきて霧かかってきました。いわゆる山の天気)


さて、渋峠登頂完了。日本国道最高地点標高2172m。あれれ?2台?そうです、ここで2度目の奇跡が。
例のトレックストア六本木のお客さんコミュニティの知り合いの女性ローディーNさんが何と渋峠に登って一休みしていたら逆側(長野:志賀高原側)から上がってきました(笑)
もうこれにはびっくり。二度上峠で遭遇した方ももちろんお互い知っております。こんな奇跡が2度も起こるとは(笑)びっくりしまくりでした。

参考:Nさんのブログの該当記事:椰子の実通信: [自転車]国道最高地点まで

この方は私が知る限り最もパワフルな女性ローディーでございまして、私と同様に週末といえば輪行でそこら中の峠を攻めています。
女性用(WSD)のプロジェクトOneのTREK Madoneというバイクも超ハイエンドバイクです。いやはや素晴らしい。この方は、万座の方に下って長野駅に戻り(スタートも長野駅)、新幹線で帰るとのこと。
ここは東京か?っていう位、こんな場所で2人に遭遇しました。

ちなみに写真で分かるように霧で全く見えず・・。


基本的には登りだしたら止まらずに登っているので、写真は基本的に下りの時に撮っています。上は霧がかっていましたが、下がってくるとやはりある程度晴れているという。やはり山の天気はちがいますね。頂上付近は雪もあり気温も1桁台で寒かったです。ジャケットがないと下りは危険です。お忘れ無く。

この写真は右側にロープウェーが見えますね。道(ロード)の方は、このロープウェイに沿ってクネクネ上がっていきます。


さて、随分すっ飛ばしました。渋峠を下り、草津まで下りて、今度は嬬恋パノラマラインに入ります。嬬恋パノラマラインは、私が思う自転車天国道路です。ここは必ず行くべきだと思います(草津から北ルートに入るのがお勧めです)
何せ素晴らしい道で、車もほとんどなく爆走できます。


パノラマラインの両サイドは徹底的に高原野菜(とくにキャベツ)畑です。極めて美しいです。大切な事なので2度言いますが、嬬恋パノラマラインは行くべきです。


一見北海道的にも見える高原野菜の畑たち。素晴らしい道でした。

嬬恋パノラマラインに関しては、過去の記事も参考にしてください。
安中榛名駅~須賀尾峠~草津(湯畑)~天狗山~志賀草津道路閉鎖~つまごいパノラマライン~地蔵峠(湯の丸)~軽井沢:ツーリング


最後の峠:鳥居峠登頂。群馬側からの鳥居峠は大した峠ではありません。

というわけで、途中2回の奇跡的な遭遇がありつつ、大方天気もよく素敵なツーリングになりました。実家に少しよって姉の姪っ子も初めて見られましたし。

渋峠は、とても景観も綺麗ですので(今更私が言うのもなんですが)是非一度は登っていただきたいですね。今日もたくさんのローディーが登っていました。 個人的には景観の綺麗さで言えば、浄土平だとは思いますが(言っちゃった)

Hyperonはやはり素晴らしいホイールでした。ホイールに関しては別記事でまとめます。

今回のツーリングは、Canon G1 Xで行きましたが、だんだん癖を掴めてきました。何せ処理が遅かったり、半押しのストロークが敏感だったり、モードダイヤルが回っている(こんな現象、いつまで続けるのかと)など駄目な部分も多いですが、ツーリングにはなかなか良い感じです。

 

またも福島県浄土平(磐梯吾妻スカイライン)にいってきちゃいました。

新幹線で行ける地域の天気予報を見ていたら、福島市に晴れマークが。というわけで、急遽新幹線に飛び乗って、またも福島県浄土平に行ってきました。前回言ったのが3週間前なのでかなりの高頻度(笑

参考(3週間前の記事):つべこべ言わずに福島県の”浄土平”には行っておけ。

一方で、午後はちょいと仕事をしたかったので、さっさと行ってこないといけません。そこで、

ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=14d24cd207f04d4a54834da979d7545f
距離:66.1km
獲得標高:1600m

という短く、獲得標高も少ないまったりコース。


さて、登り初めて少しのところに、”無散水消雪道路”というのは、2エリアあります。ここは10%越えの気持ち良い傾斜ですので、登る方はお楽しみに!


こうやってぐにゃぐにゃの道を上っていくのは楽しいですな。


空もとても綺麗でした。飛行機雲がたくさん。


”つばくろの谷”


標高1200m付近には、不動沢橋というのが”つばくろの谷”に掛かっています。ここには、レストハウス、トイレがありますが、”自販機はありません”

地図で言えば。http://goo.gl/maps/iNSG

今回は距離が短く、獲得標高も大したことがないので、TREK Superfly Eliteで行ってきました。後述しますが、やはりこのバイクは最高でした。


3週間前よりもだいぶ雪が減りましたね。次回来るときにはなくなっていそうです。

この位置から動画を撮ってみました。

という感じで360度綺麗な場所です。


タイヤが太いですし、車体重量も10kgですから、前回登った時よりも明らかに登坂ペースは遅かったのですが、だた重りを持って走っている印象とは全く異なり、とにかく登りやすく力が入れやすく気持ち良いバイクです。辛さなどは全くなくむしろグイグイ進むのが楽しいです。


さて浄土平に付きますと、中央に写真にあるようなレストハウスがあります。
キノコ汁、煮卵、玉こんにゃく、キノコご飯などが食べられます。
ここの運営は、民間経営らしく、平日は違う事業をされている方が週末上がってきて運営されています。
3週間前に来たときにお話したのですが、また来たってことで覚えていてくれていて、なんと名刺交換(笑
是非、浄土平に行く際にはこのお店で煮卵なり食べてみて下さい。その際に、ミヤシタの名前を出して貰えればと思います。何かきっと良い事があるでしょう。


買った物。キノコご飯、フランクフルト、煮卵。そして、ご主人が玉こんにゃくをサービスしてくれました^^)v
素敵な方なので是非声をおかけください。東京から始発の新幹線で来て、浄土平に登り、さっさと帰り午後は東京で会議をしているというスタイル(で3週間前も同じ状況)で気になったようです(笑


さて、浄土平は磐梯吾妻スカイライン(道路)の最高点ではありません。浄土平を越えて約1.5kmくらいの所に最高点1622.0mの看板があります。
今回はここまで登って引き返しました。
ロードバイクの場合はここから憂鬱な下りになりますが、今回は良質なディスクブレーキですのでむしろワクワクでした。
実際に約25kmの距離を下り続けるわけですが、ロードバイクですと、良質なカンパエルゴパワーでもなかなか指が痛くなり、疲れるものです。
特にカーボンリムですとブレーキが効きにくいので大変なのですが、このDeore XTのディスクブレーキは超良質でして、マウスのクリックと同程度力で指一本で完全に留められるので下りも安心。
いやはや素晴らしい事限りなしです。Superflyが素晴らしいのもあると思いますが、カーボンの29er HTは自転車として現状かなり完成系に近いですね。
(とはいえ、いつまで経っても舗装道路ばかりでこの自転車を乗っているのももったいないのですが・・)

というわけで、午後3時には東京に戻ることができ、次の予定にも問題なく間に合い、良いツーリングになりました。
浄土平は本当に素晴らしいのですが、何せ福島に来る度(震災後7回目かな?)に妙に声を掛けられるんですよね。皆様、気さくに話しかけてくれていろいろな出会いがあります。
是非足をお運びください。今回走ったコースは、風景が綺麗ですし坂もきつくないのでどなたでも登れると思います。

******** おまけ情報 **************
今回、磐梯吾妻スカイラインを初めて”下って”気が付きましたが、前回の記事で紹介した清水屋よりも上の位置で自販機を見つけました。

参考(前回記事):つべこべ言わずに福島県の”浄土平”には行っておけ。

文中で、清水屋が最後の補給と書きましたが、更に上にありました(笑


旅館:高原荘(下っている方向から撮影しているため、登っていて振り返らないとこの自販機は気が付かない)

場所: http://goo.gl/maps/p5QF

というわけで、清水屋で釣り銭なり売り切れなりのトラブルがあった場合はここもチャンスです。これから暑くなるので水分補給は忘れずに
(実際には、もっと下の登りはじめで水を買っておいてもコースプロファイルを見ても最後まで登って行かれます。一方で初めて登る方などは、是非水分補給を忘れずに)

 

 

 

台風一過のお台場。良い天気でした。

なにやら、コンパクト台風やら、スピード台風などという意味の分からん名前が付けられている台風4号が過ぎ去っていきました。

昨晩の夜は帰宅時に相当に雨風にやられましたが、起きたらスッキリ。まさに台風一過。西風(南風)が強く残っていましたが、青空が綺麗な天気でした。
よって、朝トレ時に一度出かけましたが、戻ってディジタル一眼レフ(EOS 5D Mark II + EF35 F1.4L USM)をもってお台場に出発。


水平が出ていないという手抜きっぷり(笑
お台場にあるEVERGREENのコンテナ港は非常に巨大です。今日はたまたまなのか台風の影響なのか、Everが付く船がいませんね。


こっちは水平が出ているな。ちゃんと撮らんと・・。


遙か先に全く人が入らず閉鎖になった船の科学館跡。(縮小営業中)。あの内容では子供達への訴求力はないかな。かといって、じゃぁどうすればの対案も思いつかないんだけど。


今日のお供はTREK Superfly Elite (2012)。
朝トレ出発前のストレッチで左足首にやや違和感を感じ、今日はまったり流しにしました。というわけで、行き先もショートコースのお台場でバイクはMTBにしました。


グリップをErgonにした以外”ど”ノーマル状態ですが、そもそも変えるべき所がほとんど皆無の素晴らしい自転車。

(正直カーボン29erを他に乗ったことがないのと、MTBなのにオンロードばかりで走っているのでテキトーな事を書いていますが)
車体はでかいですが、小回りなどハンドル回りは全然突っかかること無く、極めて操作しやすいバイクです。
特質すべきはBB回り(BB95)で、盛大に盛られたカーボンのBBですが、重さは感じないけど、確かに固まりがあるようなBBで、トルクを掛けた時の反応が実に素晴らしい。いろいろ自転車に乗ってきましたが、Superflyで初めてBB回りの設計は重要だと感じました。他は”普通”か、”酷いか”くらいの印象しかBB回りに感じたことはありませんでしたが、SuperflyのBBは”良い”と感じています。ぐっと踏んだときに(普通でなく)すっと進む印象をうけるのは、先述したBB回りに”固まり”みたいな感覚があるから。それが金属の重量物質の様な物ではなく、”軽い”固まりなので、ぐっと受け取り、すっと進む。この感じがまぁ、何せ素晴らしい(いわゆる与えたトルクの予想よりもバイクが少し前にいく感じがする。よよよ先に行かないでみたいな)。タイヤが太いしロックアウトしているとはいえサスペンションフォークがあるので振動吸収性が良いので乗り心地が良く、強烈にすっと進むBB回りに、車体はでかくても全然大回りというような感じを受けない回しやすいハンドル周りと、全てのバランスが絶妙で実に素晴らしいバイク。

このBB周りの進む感覚はMambaでは得られないので、(車体重量差も十分一因になると思いますが)、Superflyに乗るととても気持ち良いです。ちなみに車体重量は10kg程度。ホイールがBontrager Race Liteで若干セコイアッセンブリなので、これをENVE 29er チューブラーにして、それこそXTRにコンポを換えれば9kgくらいになるとは思います(やりませんが)

ちなみにTREKユーザー以外の方は、Bontragerブランドを全くご存知ないかと思います。私も以前そうでした。正直言えばTREKはともかくBontragerブランドはダサいので使いたくないなと思っていました。しかし人間は慣れるもの(笑)。TREKを使い始めるとBontragerに違和感がなくなるので不思議です。さて、Bontragerのプロダクトラインの考え方をご存じない人の為にちょっと紹介。

トップ:RXXXL (Race XXX Lite) : 最軽量を狙った完全レースモデル。れーす・とりぷるえっくす・らいと と読む。
2番目:RXL (Race X Lite):その次。シマノで言えばUltegraや、DeoreXTみたいなもの。れーす・えっくす・らいと と読む。基本的には、Superfly EliteはRXLの製品群でアッセンブリされている。(米国には、Superfly Proというモデルがあってこちらは、RXXXLの製品群でアッセンブリされている)
3番目:RL (Race Lite):その次。れーす・らいと と読む。Superfly Eliteは、Deore XT + RXLなので基本セカンドグレードのアッセンブリのはずですが、ホイールだけRLなんですよね。なんでかね。
という、豆知識でした。

s-worksのstump jumper carbon 29あたりもおそらく素晴らしいとは思いますが、何か機会があってSuperflyを試乗できる機会があれば是非また試して頂きたいです。(Superflyの今年モデルは完売らしいのですが・・・)

こんなに面白いバイクはありませんね。しかーし、いつもオンロードで乗っているという残念な状況に。とにかく早く山に持って行ってあげないと。


お台場のクレーン群は見ていて気持ち良いです。
風が超強くて水面は荒れていました。


台風一過といっても、雲一つ無いという感じではありませんでした。風も残っていましたし。
しかし、あの大雨から数時間後にこれだけ晴れるのは面白いですね。