TREK Mamba XT (2012)を1年乗って。

今日は朝から雨ということで、降る前にお台場方面へ朝トレ。雨が降ってきても良い様にTREK Mamba XT (2012)で出発。

お台場の観覧車。もう久しく乗っていませんが、最近お客さんは入っているのですかね?ダイバーシティもどうみても失敗ですし、お台場に人がいないのですが。

2012年モデルの29er HT MTBである”TREK Mamba”を、コンポを全てDeore XTに、ホイールもXT相当、フォークをG2オフセットのFox Factory Float 32 RLC 100mm、ハンドル・ポスト回りをカーボンに、そしてPower2Maxのパワーメータークランクに換装してあります。つまりフレーム以外は全て置き換わっています。そこにDHバーを取り付けて700x38cのブロックタイヤを履かせて朝トレ用に用いています。去年の10月中旬から使い始め現時点で1年1ヶ月程度使い、走行距離は6800kmを越えたところです。Mamba関連の記事は、

最初の記事 ”トレーニング用MTB: TREK MAMBA XT 2012”から始まって、Mambaカテゴリーにまとまっています。

朝トレコースではそれほど起伏もないので、12kgの車体質量もそれほど気にならず、むしろトレーニングなので重いのは問題ありません。とにかくDeore XTの”質”がよいので走行感は非常に満足しており、変速性能は言わずもがな、ブレーキも実に素晴らしいです。外部の資料には載っていなかった気がしますが、現行のXTRとXTでは、XT(XCモデルにおいて)の方が制動力が強く、つまり制動力だけでいえばXTが最も効くブレーキです。ブレーキの素性が良いと自転車全体で質があがった気がするので、重要なパーツですよね。Mamba 2013のカラーは(オレンジのもの)なかなか格好いいので、もし購入される際にはXT or XTRのブレーキ+ローターだけは是非換装くださいな。

コンポも良し、ホイールもデザインは底辺ですがハブはそれなりに良いシマノホイールなのでドライブトレイン回りは実に良く動き、特別不満はありません。フォークはせっかくのRLCフォークなのにいつもロックアウトで走っているというもったいなさ・・・。つまりMambaはかなりのエントリーバイクではありますが、換装すべき部分を抑えればとっても良く走るバイクだと思っています(あたりまえ)。先日の記事”若洲の綺麗な朝焼けと冬期朝トレ用バイクのこと。”でも書きましたが、これから寒くなってくると体が硬くなるので、こういったエントリーMTB(部分的に良い物に換装する)で冬期トレーニングをするのも良いかなと思います。

ローラーを持っていないので(導入する予定もなし)、雨の日の朝トレはこのMambaで行きます。大雨でもディスクブレーキなのでリムブレーキよりはちゃんと効きますし。なので毎回泥だらけになるので、基本的には掃除をしておらず(よくないことですが)。その辺りの気楽さもあって、いろいろ使い勝手が良いです。写真のフォークも汚れていますね。

スピコンのポジションに慣れてしまったので、今となってはMambaのDHバーは遠すぎて違和感があるのですが、それでも、DHバーを付けて走るのは気持ちが良いものです。あまりストップ&ゴーが多かったりカーブが多い地域の方は厳しいかもしれませんが、若洲・お台場の直線道路系に比較的に簡単に出られるのであれば、DHバーは有効かもしれません(見た目が格好いいかはおいておいて)

これから本格的な冬になり、既にシューズ先防寒カバーなどを導入していますが、今冬もこのMambaを中心に朝トレを続けてゆきたいと思います。

若洲の綺麗な朝焼けと冬期朝トレ用バイクのこと。

毎朝同じ時間にトレーニングをしていると、時期によってトレーニング時間が朝焼け時間になります。まさに今はその時期で、5:30に家を出ると若洲なりお台場に着く頃に太陽が上がってきて非常に綺麗です。


(どうもEOS Mはハイライト側に粘りがないなぁ・・。ダイナミックレンジがやや狭いのかな?)

さてこの時間に朝焼けですからどんどん気温も下がってきています。実家の長野をはじめ、雪国から比べれば相当大したことはないですが、それでも冬は東京でも寒いです。昨年の朝トレも氷点下の時期などは辛かった記憶があります。まず、体がストレッチをしてもあまり柔らかくならないですし、防寒対策をしてもなかなか体温が上がらず関節も痛みやすいです。また指先も冷たいので、ブレーキタッチもやや大変です。とくにコルク+カーボンリムだとブレーキ制動力も弱いので、寒い日は大変です。

そんな寒い時期のトレーニングといえば、MTBとクロス(シクロクロス)でしょうか(それを言いたかっただけなんだけど)。タイヤが太いので振動吸収性は明らかにロードバイクよりも良く、体がカチンコチンの冬期には体に優しく、フラットバーはその形状的にハンドルを切る方向にトルクが掛けやすく(つまりハンドルを切りやすい)、ディスクブレーキなので指を下ろせば完全に止められ(良質ディスクブレーキに限る)、路面摩擦・車体質量が大きいので同じ距離でも高い運動負荷がある、などどう見ても冬期にはお勧め。

例えば、カーボンエントリーロードバイクに乗っていて、コンポを良い物に替えると外したコンポが余る。またトップモデルのカーボンフレームを買うと、またフレームが余る。そうなるとその余ったコンポとか、余ったフレームで、”サブロードバイク”と称するバイクを組み上げたりしていませんか?そう、私もそうでした。しかし良いロードバイクを持っているのに、明らかにグレードが下のフレーム・コンポのロードバイクなんかあったってまず乗りません。だって乗っていてつまらないし、明らかにダメなので。しかし、そんな乗らないセカンドバイクにちょこちょこパーツを買ってきたりして無駄なことをしていませんか?そう、私もそうでした(笑)。これは完全に無駄遣いです。良いロードバイクがあれば、ヘボイロードバイクはまず乗らないので、そんなものにお金を掛けるなら、ジャンルを替えたバイクに投資すべきです。(ロードバイクには差があるということを体感を持って知ったという意味では無駄ではなかったのですが)。セカンドロードバイクを用意するなら、メーカーが違うトップモデルでも揃えないと、せっかくのツーリングに、まずそのバイクを持っていく気にならないと思います。MTB、クロス(シクロクロスね)、TT/Triバイクなり。ジャンルが違えば、多少グレードが低くても楽しく乗れます。私は車がないので、このSuperfly Eliteも山に繰り出せていないという情けない状態ではありますが、このバイクはロードを走っていても”超”面白いです。ロードバイクに還元できることも多く、上記の理由で冬期には体にも優しくお勧めです。

これから冬期のトレーニング寒くて大変ですが、ロードバイクの効かないブレーキで、カチカチのバイクに乗るより、MTBなりクロスなりのマッタリ”高負荷”、安全バイクをご検討されてはいかがでしょう。29er HTのアルミバイクでブレーキだけDeore XTあたりに交換するだけでも超面白いと思います。

若洲でCervelo R5 VWDに遭遇。

今朝もいつも通り若洲に朝トレ。だいぶ涼しくなってきました。風も強くなってきて、風向きは北風。そろそろ冬支度ですね。去年の冬と同様氷点下に近い朝トレも近づいてきました。

朝トレの時間にちょうど日が昇ってくるようになり、空気も澄んでいるのか(?)、朝焼けが綺麗でした。Superflyでゴーゴーと気持ち良く走っていると、若洲橋で見慣れた方が写真を撮っておられました。

新車のCervelo R5 VWDをちょうどシェイクダウンしていたZeroさん( Zeroから始まる自転車日記 )でした。最近、よく若洲でお目に掛かります。先日、お会いした時にのっていたコルナゴCLXから、R5 VWDにフレームチェンジされたとのことです。Cerveloのヒルクライム・万能用フラグシップフレームですね。素晴らしい。ちょうど一眼レフを持っていたので、各部写真を撮らせてもらいました。それにしてもシックでかっこいいですね。クリックすると拡大。

2012/10/12追記:Zeroさんがこの遭遇に関して記事を公開しました。
”【cervelo R5 VWD】ニューバイクをシェイクダウンしました!高画質でヌラヌラ\(^o^)/”

Boraもブラックレーベルですし、バランスよくカッコイイですね。やはり私はBora80くらいはブラックにするべきだったと後悔。それにしても速そうです。

さて、同じスピードプレイペダルでしたので少し乗らせて頂きました。実際1kmすら乗っていないので、そんな経験で感想を書いてはいけません(以下の内容はシカトしてください)。ただ少し乗らせて頂いた感覚だと、BB周りがすごく良くて、スルッとクルっと回っちゃって、前に出られる感じを受けました(月並みな表現で恥ずかしいですが)。というよりこの感覚はいろいろなバイクに乗った中でも珍しい傾向で不思議なフレーム(というよりBBまわり)ですね。Madone, Superfly, SpeedConceptでトレックのBB90などの極太カーボンBBが最強だと思っていましたが、R5に乗らせて頂いて、細くて芯があるBBも良いなぁと感じました。正直、距離を乗っていないのと、ポジションを出して乗っていないためこれ以上無責任な事は書けず。

(追記) と思ったらこのBBの不思議な感覚は楕円じゃないのか?と思い始めました。というわけで、BBの体感として細いというのは実感できましたが、進む系の感覚は楕円による感覚の可能性もありますゆえ、少ししか乗っていない状況での上記の感想は無視したほうが良さそうです。

フレーム全体の反応に関しては、Madone 6.9 SSL, BMC SLR01よりは線が細くて、堅めの傾向にあるのはまちがいなく、Ultimate CF SLXと堅さのレンジ(あくまでレンジ)で言えば近い感覚かなと思いました。フレームは細身で芯がしっかりしていて反応が良い感じのなか、タイヤがVittoriaのCorsa Evoなので乗り味はマイルドで良いですね。バランス良いセッティングですね。

各社フラグシップフレームってどのメーカーもちゃんと作り込んでいて良いですよね。どのメーカー乗ってもそう思います。やはり、ちゃんとエンジニアと工場のおじさま、おばさまが適正な給料をもらってモチベーションをもってちゃんと作る。こういう丁寧な物作りは大切ですし、ちゃんと乗り味、見た目、信頼感などに反映されてきますね。素敵なバイクを見させて頂きました。