BOSEの新作のノイズキャンセリング・ワイヤレスヘッドフォン Quiet Comfort QC35を買ってみました。
そもそも家電(?)を買うのも数年ぶりで、秋葉ヨドバシで購入するのも久しぶりです。
・BOSEの最新のノイズキャンセリング機能
・ワイヤレス(Bluetooth, NFCペアリング)
・(上記機能の搭載機としては)軽い
・充電式(公称20時間、USBにて)
・もちろん有線でも使える
あたりが注目でしょうか。Sony製品でいうとMDR-100ABNあたりがプロダクトとしてはライバルでしょうか。
ヨドバシカメラ店内の騒音の中で、両機種比較して決めました。
そもそもこのブログでも
昨日、倉庫に扇風機を取りにいったら、ぽろっと箱を発見。 Parc Audioのオーディオユニットで、買ったまま全く使っていない(未使用)のユニットを見つけました。 前回と同様に使う予定がないので、お譲りします。第1弾もよろしければ、ご参照ください。 さて、今回はウッドコーンスピーカーです。 ・Parc Audio Dream Creation DCU-171W 17cmウッドコーンウーファー http://www.dream-creation.jp/product.php?product_no=9 2台セット。新品。1本分の定価で2本分=18400円 *過去にウッドコーンユニットによる自作スピーカー製作(PARC Audio)と題して同ユニットで作りましたが、今回のユニットは、予備で買って置いたユニットであり未使用です。 2017/01/28 : 現在は募集していません。 ***************************** 最近、全くオーディオ熱が下がってしまい、自作スピーカーにパワーを割けないので、持っているスピーカーユニットをお譲りします。ご興味がある方はご連絡ください。 1)ツィーター:Fountek NeoCD 3.0 Ribbon http://www.fountek.net/products.asp?id=44 2本で1.2万円。使用時間2分(笑 概説:Monitor Audio PL-100に使われていると”言われている”リボンツイーターです。 5)SEAS Prestige L22RNX/P (H1252) 8″ Aluminum Cone 2本で、1.2万円。状態よし。使用時間20時間以下。 定番のユニットメーカーSEASです。Prestageグレード。まぁ、優等生ユニットですな。 6)ケーブル・ターミナルなど 他にもいろいろあるのですが、ちょいと思い出せないので、ブログの画像などから、これある?みたいな感じで指摘してもらえればと思います。だいたいあります。倉庫に。 バッタバタで圧倒的開発が遅れている32周年記念自作スピーカープロジェクト”Rapido”のその2です。誕生日も毎年のことながら余裕で通過しました(苦笑)。本プロジェクトの過去の内容は、“Rapido”カテゴリーをご覧ください。 Rapidoは、2ウェイのブックシェルフスピーカーになる予定です。理由は、私がフロア型、トールボーイ型よりもブックシェルフ型が好みだからです。 さて、”Rapido”では、 高音部: Tweeter : Fountek NeoCD 3.0 リボン型 のユニットを選択しました。この2つのユニットは価格差がありすぎて、価格の面からすればバランスが悪いのですが、NecCD 3.0はMonitor Audio PL-100に近いユニットであること、またデータシートの性能(を信じると)を見る限りとても良い特性を示しているため採用に至りました。 さて、スピーカーユニットの性能は、T/Sパラメーター(Thiele/Small Parameters)という指標で性能を評価されることが多いです。まさにThieleさんとSmallさんが考えたものですが、何十年経った今も頼りにしている指標です。そのT/Sパラメーターやデーターシートから読み取れる性能から、パッシブなディバイディングネットワーク、すなわちフィルターの設計を行います。人間が一般的に聞き取れる周波数帯域は20Hz ~20kHz位です。この帯域を、2つのユニットで鳴らすわけですが、アンプからの出力信号を低音部・高音部に分けてユニットに入力しなければなりません。 図1で示す様に、今回は2750Hz程度のカットオフ周波数で高音・低音に分けることにします。2つのユニットの仕様をみてもこの位の周波数を推奨しています。 図1の状態から図2の様にばっつり高音・低音にカットできれば良いのですが、現実はかなり困難です。以前作った30周年記念スピーカーでは、この部分に多段タップのFIRディジタルフィルタで急激なフィルタを施しましたが、何せ音が良くない!今回は、デジタルフィルタを使わずに典型的なアナログのパッシブフィルタを用います。そこで、 図3は、高音部にハイパスフィルター、低音部にローパスフィルターをそれぞれ3次のパッシブフィルターを施したものです。この3次のフィルターを実現すべく、コイルやコンデンサを使ってフィルタ回路を設計します。 図5のような基板を開発します。普段FPGAの回路などを作っているので、ドが付くほど簡単な回路です。ささっと設計しました。 * コメント欄でのご指摘の通りコイルに角度を付けて配置する必要がありますね。 さて、今回のエントリーでは、Rapidoプロジェクトのユニット特性および、フィルター設計について紹介しました。 平日も週末もタスクが山積みの中、平行して新自作スピーカー開発プロジェクトをスタートさせています。ぶっちゃけ、去年の31周年記念スピーカー(ライティングレール遠隔スピーカー)は、重量が重くなりすぎてしまい、完成に漕ぎ着けませんでした。先日の自作腕時計も含めて風呂敷だけ広げる状況が続いていますが、本プロジェクトは少しずつでも平行して進めて行きたいと思います。 さて、今回の目指すスピーカーは、とにかくハイスピードで、ピリッ、ピシャッといったイメージのスピーカーです。その為、速さ(迅速)を示すエスペラント語:”Rapido”をプロジェクト名にしています。 目標のスピーカーは、先日のブログで紹介した英国Monitor AudioのPL-100です。先日のブログでも紹介しましたが、PL-100のスピード感、音場の広さは驚異的でして、何とかあの素晴らしいスピーカーに近づくものを目指して作ってみたいと思っています。従って、スピーカーとしては、2ウェイ(高音:ツィーター+中低音:ミッドウーファー)構成のブックシェルフスピーカーとなります。ユニットは既に決定しており、しかも輸入も完了しています。 ◆高音部:ツィーター:Fountek NeoCD 3.0 Ribbon ◆中音・低音部:ミッドウーファー: Accuton C173-6-096 次回の本プロジェクト記事では、2つのユニットの特性・仕様などをもう少し紹介します。まずは、記念撮影したユニットの写真の紹介。 iPhone4, iPadと調子の良いAppleですが、iPhone4発売前の熱気の裏で、しれっと新しいmacmini(MC270J/A)を発表しました。今回のエントリーでは、このmacminiを家庭用ハイヴィジョンTVに繋ぎリビングPCとして使い、高画質・高音質でとても素晴らしいオンラインのベルリンフィルハーモニーの演奏を楽しんでみようと思います。あと実際のmacminiの消費電力も測ってみようと思います。 まず、macminiが届きました。旧機種も使っていましたが、一段と薄くなり、煩わしかったACアダプターが内蔵されました。驚異的な薄さと小ささです。恐るべしapple・・・。 今回のmacminiは、机の上に液晶ディスプレイを置いて”パソコン”という使い方ではもはや面白くありません。HDMI出力が搭載されたため、むしろ家庭用のハイヴィジョンテレビに接続すべきパソコンです。いわゆるリビングPCというやつですね。早速HDMIで、Bravia (KDL-52W5)に接続して電源をONしたところ、全く問題なく1080p (FullHD)で映りました。Full HD (少し前の日本の表現でフルスペックハイヴィジョン)対応でHDMI端子を持つハイヴィジョンテレビをお持ちの方は問題なく認識すると思います。Dot by Dot表示で、若干細かい文字などは若干シャギーがありますが、少し離れれば全く問題ありません。ワイヤレスのキーボード・マウスがあれば、リビングで大型TVで見るまさにリビングPCとなります。画面も大きく大変おすすめです。 さて、私の目的は、大変すばらしいコンテンツである、ベルリンフィルハーミニーのオンライン配信サイト「Digital Concert Hall」を、このリビングPCで見ることです。大型TVで見ることで、(もちろん生演奏には勝てませんが)、臨場感も強く、素晴らしい演奏を楽しめるはずです。Digital Concert Hallに関しては私の過去のブログをご覧ください。 結論として、完璧でした。しっかりとベルリンフィルの演奏を楽しむことができています。実際には部屋のライトを消して楽しんでいますが、臨場感もあり良い感じです。 システムを少し解説します。 コンテンツ: ベルリンフィルハーモニー -> インターネットネット(オンライン:有料) -> macminiからアクセス 音声は、macminiからS/PDIFで光デジタルで取り出し、高音質でとてもお気に入りのDCD-1650SEをDACとして使い、プリメインアンプに投げています。HDMI経由でAVアンプでも音はでますが、私の持っているAVアンプでは、残念極まり無い音質で却下です(AVアンプはそもそも使っていない)。HDMIは私は映像にしか使っていません。音声は、とにかくDAC + プリメインアンプじゃないと納得していません。 もちろん、macminiでなくとも、同じシステムは構築できますが、今回のmacminiは消費電力が少ないため、本体からのファン音などはほとんど聞こえません。PCの動作音がうるさければオケには向かないので、そういう意味でもmacminiをリビングPCで使う、更にベルリンフィルを楽しむのはお勧めです。 さて、ベルリンフィルを試聴中のmacminiの消費電力を実測してみました。 macminiの消費電力は試聴中は26Wで、何もしていないときのアイドル時は、8~10W程度という大変小さいものでした。 2010/06/22 : 追記: B&W (Bowers & Wilkins)の最新スピーカー805 Diamondを某所で試聴する機会がありました。 さて、過去のブログでも紹介しておりますが、B&W 805シリーズの他に個人的に好きなスピーカーがMonitor AudioのPL-100です。これも2本で50万円強ですから結構高級スピーカーです。結構というのは、スピーカーの世界には1000万を超えるスピーカーも多々ありますので、その変態の世界から見れば”結構”なのです。私の様な自作スピーカー人にとってはもちろん超高級です。 個人のスピーカーの批評なんぞ、これほど怪しいものはなく、また好みもあるものですから、鵜呑みにせず是非ご自身で試聴されることをお勧めします。お金が余って、だけど高音質なスピーカーを欲しいと思っている方は、この2機種はお勧めです。ちなみに、週末少しずつ開発を進めている次世代自作スピーカーは、このPL-100を再現すべくがんばっております。今回久しぶりに試聴してまたモチベーションが沸いてきました。 今回のエントリーは、iPadとArduinoを用いて、部屋のオーディオ用プリメインアンプ(Denon PMA-2000AE)のボリューム(音量)を遠隔で調整する雑システムの紹介です。 不満: 私の部屋のプリメインアンプは、リモコンが付いておらずベッドに寝っ転がって音量調整ができない! 百聞は一見にしかず。とりあえず、動画を撮りましたのでご覧ください。 Arduino + Ethernet Shield。
2010.06.29:追記 iPhone4は使えました。 2010.06.04:追記 iPadにDockコネクタ延長ケーブルを介してND-S1と接続しました。やはり使えませんでした。 2010.06.02:追記 当然のことながらiPadははまらないので使えません。一方で、Denon DCD-1650SEのUSB接続では、iPadが使えなかったのでそもそもデジタル転送のプロトコルがiPadは変わっているのかもしれません。iPhone 3G, 3Gsに関しては、問題なく使えます。 2009.08.20: 追記 値段は15000円程度だと発表されましたね。sofmapなどで予約開始しています。 2009.08.10: 訂正(iPhoneでの動作が未だ公式サイトでも公表されていないので一部訂正しました。ONKYOに問い合わせたところ、iTouchはおそらく動作する、iPhoneに関してはおそらく大丈夫だろうけど、未だ検証中とのことです。ご購入前に対応機種を確認してください) onkyoからとても素敵な製品が発表されました。 ONKYO デジタルトランスポート ND-S1(S) :プレスリリース(pdf) ONKYOデジタルトランスポート ND-S1(S)新製品ニュース 要するにiPodからディジタルデータのまま、S/PDIFで出力できます。iPod, iTouchなどはドック用に共通のインターフェイスを備えているわけですが、そのインターフェイスが意図的にもかなり微妙です(参考:YAMAHA Universal Doc YDS10.pdf from powerplant.co.uk)。参考のPDFの7ページでドックインターフェイスのピンアサインが記載されていますが、デジタルの音声ラインが取り出せません。USB経由やTX/RX(UARTかな?)などのシリアルラインでiPodの各種制御データの信号と供に音声データを吸い上げて、音声だけ切り出す処理がなかなか素人では(ライセンス問題も含め)できない仕組みです。今回のONKYOのND-S1は、まさにこの処理をやっていてUSBやTX/RXを使って音声データをデジタルで取りだして、使いやすいS/PDIFのインターフェイスに変換して出力しています。S/PDIFのクロックに関しては、こだわってジッタの少ない回路をがんばっているようで、なかなか期待ができそうな製品ですね。 要するに、iPodに”高音質”で記録された音楽データを、デジタルのまま取り出す(トランスポート)するだけの、マニア大受け、一般の人には全く必要のない製品と言えます(笑)。 このND-S1を使った家庭用(少しマニア向け)オーディオ環境を考えて見ます。ちなみに、ここでのマニアとは、PureAU (Pure Audio : ピュア・オーディオ)マニアと呼ばれる、とにかく高音質の音楽再生を目指すマニアで、CDを1000枚以上余裕で持っている人を指します。ちなみに、私もこのマニアに足の小指だけ踏み入れていると思っておりますが、何せ金がないのであまりPureAU機材に投資ができず、自作オーディオに向かった亜流派です。 まず、PureAUの世界は怪しい製品が大変多いです。ビックカメラなどで、隅っこに追いやられているPure AUコーナー(ピュアオーディオ、セパレートコンポ、ハイエンドステレオなどと書いてある)は、若者を見たことがほとんどありません。私(=もちろんおっさん)でもかなり若手の方で、40~50歳位のおっさんたちがスーツを着て(会社帰りに)立ち寄っているのをよくみかけます。最近、若者撃退に15kHz以上のモスキートノイズを用いている様ですが、あの現象でも分かるようにおっさん化が進めば進むほど聴力は衰えていきます。なのでおっさんの耳なんてもともと期待できないことをまず認識することがPureAUの世界には必要です(笑)。よくkakaku.comなどの口コミで、”私はこの世界に入って短いので耳が肥えていないのですが”みたいな書き込みを見つけますが、耳は衰える方向しか進まないので、全然臆することはありません。”耳は肥える”ではなく、”好きな音をする「スピーカー」”を見つけるのがPure AUの魅力だと私は思っています。後述しますが、そこそこ良いものを買えば、データソース、D/A変換、プリアンプ、メインアンプは、十分に高音質・高性能な物を購入できます。人間が”おっさんの衰えた耳では特に”聞き分けられない部分まで追求したものを買う必要はありません。とにかく、音は、スピーカーと部屋の形を考慮したセッティングで全然かわりますから、スピーカーより前段に金を掛けるよりは、自分が好きな音のスピーカーを見つけてそちらに投資すべきです。 さて、PureAUのマニアは、(私も含め)機材ばかりにこだわってほとんどCDなどの音源を持っていないという人が多数います。これは写真ではなくカメラ(機材)が好きというマニアに似ています。所詮趣味ですから写真を撮らなくても、CDを聞かなくても機材だけで満足できる変態も多いので、それはそれで良いかと思います。私もその傾向があるので気をつけなければなりません(苦笑)。とはいえ、普通のPureAUマニアは1000枚なり1万枚なりすばらしいCDなどの音源をお持ちです。1万枚というのはマニアではよく聞く話ですが、1枚60分とすると、24時間ぶっ続けで聞き続けて416.6日掛かるわけですから注意が必要です。そういう意味では100枚~1000枚くらいの人が本当に音楽好きな人なのかもしれません(独断と偏見です)。さて、その多数毎あるCDは、そろそろCDプレーヤーで聞く文化を減らしていく時代に突入しました。先のブログ(avexの”microSD”による楽曲販売について、ナウイのか考える。)でも述べましたが、音声データ(2ch音声データ)程度の容量を、12cm円盤でモーター回転+非接触で読み込むのは明らかに時代遅れで、面倒です。BD, DVDなどは容量の関係でまだまだ回転円盤は必要ですが、音声に関しては、やはり大容量ストレージで管理し、ディジタルストリームで適切に処理すべきだと思います。そういう意味で、今回のOnkyoのND-S1は一つノードとなる良い製品だと思います。 ここからND-S1を使ったシステム例を考えてみます。 1)データソース管理(音源ソース管理):RAIDを組んだ(故障を考慮した)大容量NASに高音質形式でCDからデータをインポート。宮下家は約600枚のCDを80% AAC 320kbps、10% Apple Lossless、残り10%はなぜかMP3で保持しており、合計で40Gbytes位です。CDからのインポート作業は時間が掛かるものですから人生に1回だけにしなくてはなりません(笑)。しかもHDDもNASも安いですから、AACなら256kbps以上、Apple Losslessなど高音質設定にしておきます。 2)データソースを、iPod Classicなり、iTouchなりに移動。iPod classicは120GbytesのHDDなので容量は大きいですが、HDDなのでデータが飛ぶ(消える)可能性があるので、そういう意味でも1)の大本はRAIDを組むなり、Blu-rayなりで確実に管理すべきです。人間の耳には関係ないですが、iPod ClassicはHDDのモーター回転でのノイズが乗るため、iTouchなどのフラッシュメモリータイプが良いかもしれません。ここまできたら病気です。 3)デジタルデータのトランスポート:ここでONKYOの新製品ND-S1が使えますね。iPodからS/PDIFで音質劣化なくディジタルデータでトランスポートできます。 4)D/Aコンバーター(DAC):ここはあんまりヘボいと、ちゃんと人間でも聞き分けられる程度にノイズとして検聴されるため、良い物を使うべきです。DACは、100万円を超えるものもありますが、私はそこまで必要はないと思います。CDを直接聞きたいことも多いでしょうから、CDプレーヤーでS/PDIFを外部入力できるものが適任かと思っています。そういう意味で、DENONの新製品である、DCD-1650SEは素敵な製品だと思います。CD/SACDは十分に再生できますし、S/PDIFの外部入力を持っています。更にiPodから直接読み込めるので、実はこのCDプレーヤーを買ってしまうとND-S1は要らなくなってしまいます(笑)。ただ、DCD-1650SEは、iPodから”デジタルデータ”で引っ張ってきているかウェブからは見えません。あり得ない話だとは思いますが、アナログで引っ張っていたらとても残念なのでこの辺は確認が必要です。少なくともND-S1はデジタルで取り出せますので、ND-S1 + DCD-1650SEの組み合わせなら劣化なくD/Aまで持って行けます。 5)プリメインアンプ:アンプは、1万円の物から、数百万するアンプまで非常にたくさんあります。私は、オーディオの科学さんと全く同意見で、10万円程度の最新のプリメインアンプを買っておけば、人間の検知できるレンジでは十分に高性能なアンプだと思います。20Hz~20kHzの可聴域を人間の検知以下のレベルのひずみでフラットに増幅するなんぞ、高周波でこれだけ携帯なり通信なりやっている時代にとっては余裕な事だと思います。そういう意味で、たとえば、DenonのPMA-2000SEあたりのアンプで、必要十分だと思います。PureAUのマニアからすれば突っ込みどころ満載かと思いますが、少なくとも私はこのレベルの製品とそれ以上の製品をブラインドテストで聞き分けられる自信はありません。 6)スピーカー:このブログはOnkyoのND-S1が素敵という解説のブログですが、実は個人的にとても気に入っている(気になっている)スピーカーがありまして、それを紹介したかったので、こんなシステム例まで紹介しています。 英国 Monitor Audio PL-100 Platinum このスピーカーは本当に素晴らしいです。ペアで55万くらいするのでとても購入できませんが、いつか欲しいなぁと思っているスピーカーです。お金に余力のある方で、よく分からんがいい音の出るスピーカーが欲しいってことなら、PL-100はとてもオススメです。とはいえ先述の通りPureAUは自分に好みのスピーカーを見つけることが目的ですから、是非店頭で聞いて頂きたいです。本当にハイスピードスピーカーで解像度が高く気持ちの良いスピーカーです。私の好みでトールボーイスピーカーはあまり好みではなく、音がすっと軽く・早くでるブックシェルフのスピーカーが好みです。私も好んで使っているB&W 805もブックシェルフで、スピード感のある良いスピーカーですが、PL-100は全く違うアプローチで、もっと高速な気持ちよいスピーカーです。PL-100は自作では迫れないなぁって思ったスピーカーの一つです(いつか挑戦するかもしれませんが、PL-100についているトゥイーターが絶対に入手できない)。ちなみに昨年作った30周年記念スピーカーも音の傾向が違いすぎて比較にはなりません(圧倒的にPL100が上です(笑))。実はある方からオススメのオーディオシステムを紹介してくれといわれまして、ここで紹介したシステムを紹介しました。個人的な好みを押しつけてはと思いましたが、とても気に入って頂いたようです。 さて、話もずれ、個人的な好みも含めた極めて雑談ブログとなりましたが、お使いのiPodに入っている素晴らしい楽曲を、素晴らしい音で再生させるためにも、ND-S1から始まるような素晴らしい再生環境を整えてみるのはいかがでしょうか? ここで1枚高音質の録音された素敵なCDを紹介。 YO-YO MA plays ENNIO MORRICONE ”海の上のピアニスト”などの映画音楽の巨匠であるEnnio Morriconeさんと、ヨーヨー・マさんのコラボアルバムです。 懲りずにまた開発している31周年記念スピーカー開発の続報です。 1)スピーカーユニット選定 * 密閉型スピーカー: スピーカーの箱には、完全に密閉されている密閉型スピーカー(学校の音楽室にあるようなスピーカーとかで多いですね)と、裏面などにがっつりと穴が開いたスピーカー(位相反転型スピーカー=バスレフ型スピーカー)など多くの種類があります。現代のスピーカーはほとんどが穴(ダクト)の開いた位相反転型で、その穴でうまく低音を共鳴させて、密閉型よりも低音を拡大する方法をとっています。今回のスピーカーでは、内部が狭くて、そのダクトがうまく使えないため密閉型にならざるを得ません。低音の音圧だけ見れば密閉型は不利ではありますが、逆に低音側が自然に音圧が下がるというなめらかさもあります(説明が難しいですが) 2)Bluetooth受信機は外に出さざるを得ない? 3)フロントバッフルの設計 31周年記念スピーカーのCAD図 とりあえず、こんな感じでほぼ設計は終わりました。部品もほぼ揃っているので週末にコツコツ組み立てです。内部があまりに狭いので全部入るか心配になってきました(そういう意味でBluetooth受信機を外に出すには少し嬉しかったりしています)スピーカーユニット譲ります(第2弾):ウッドコーン。
スピーカーユニットをお譲りします。スピーカーユニットをお譲りします。(その1)→現在は募集していません。
これだけの高性能ユニットなので、是非2度目の人生を歩んでほしいなぁと思いまして。部屋に眠っているのもかわいそうで。相当破格な値段(市場の半額以下)に設定しているためこれ以上割引は致しません。
http://www.seas.no/index.php?option=com_content&task=view&id=114&Itemid=136
Supra Classic 2.5 (13AWG)が、100フィート(30m)あります。未使用。 8500円くらいかな。
Supra Classic 1.6 (15AWG)が、20フィート(6m)あります。内部配線用に買ったけど使わず。安くて値段が付けられず(w 2.5に興味のある方に一緒につけます。
WBT-0702.01-B 1個
WBT-0702.01-R 1個
WBT-0530.05 1枚:このプラグ+プレートセットで、10000円くらい。“Rapido” 自作スピーカープロジェクト: その2: ユニット特性SPL、フィルター設計など
あれだけ好きだったクラシックは大学学部時代位からあまり聴かなくなりました。理由は私の好きなマエストロは録音が古く、その頃の録音をそれなりにちゃんとしたオーディオシステムで聴くと、音が悪すぎて気持ち悪くなってしまうからです。そういう意味では現代のクラシックの演奏を聴けば良いのですが、最近はヴォーカルを含むJazzばかりで、気合いを入れて聴くというよりはBGMとして聴くといったスタイルです。
そういうスタイルですと、どうもトールボーイなどで聴くのは重すぎて好きになりません。ブックシェルフ型のスピーカーをピリっと慣らす方が心地よく感じています。
中・低音部:Mid Woofer : Accuton C173-6-096
Accutonは、高性能ユニットメーカーとして相当有名です。超高級スピーカーなどでScanSpeak, SEAS, AudioTechnologyなどと並んでよく採用されるユニットメーカーです。NeoCD 3.0が高能率のユニットですので、能率が高いミッドウーファーを選択しました。それがC173-6-096です。海外から納品されて空中で鳴らしてみましたが、ピリっと軽くとても良いユニットである印象です。
図4: コイル・コンデンサは、デンマークのJantzen Audio製を採用しました。日本ではあまり売っていないメーカーで、売っていたとしても下位グレードの物です。今回採用した物は、Superior Z-capシリーズというもので、Jantzen Audioでは上から2番目のグレードです。トップのZ-Silverシリーズは、さすがに高すぎてとても買えません(1本5000円!!!)。Jantzenは、海外通販+円高効果でうまくやればかなり安く購入できます。Jantzen Audioは本当に品質が良く、このコンデンサも外装がつるつるで綺麗です(音には関係ありませんが・・・)
開発がかなり遅れていますが、これからスピーカーの箱(エンクロージャー)の設計です。はやく仕上げないと・・・・。(無謀)新自作スピーカー開発プロジェクト”Rapido”スタート
このユニットは、実際にMonitor Audio PL-100に載っているものに極めて近いユニットです。海外のサイトの自作スピーカーフォーラムを参照すると、このユニットのもう少しスクリーニング(改良も?)したユニットが実際にPL-100に使われているようです。中国製(=だめなわけではない)で安価なユニットで本当に大丈夫が不安ですが、PL-100狙いということで、採用しました。
かなりミッドウーファーには奮発しました。というのは、PL-100を聞いたときにもちろんツィーターのリボンも鮮烈だったのですが、何よりも亀の甲羅の様なミッドウーファーの圧倒的なハイスピード感と広がりでした。あのミッドウーファーは本当に感動的で何とか同じユニットを使いたいと思うのですが、あのユニットはMonitor Audioの内製でとても購入できません。そこで、Audio Technology, SEAS, Scan-Speak, RAVEN, RAALなどと並んで、ハイエンドユニットメーカーであるAccutonのミッドウーファーを採用しました。このユニットもとても能率が高く、ハイスピードな印象であると仕様表から推測して採用しました。実際に納品後、床置きで鳴らしてみたところ大変素晴らしい音をしており、少なくともB&W Nautilus 805のミッドとは違った、特に広がりを持っている印象です(あくまで個人的な感想)新macminiをリビングPCとして使い、ベルリンフィルハーモニーを高音質で楽しむ。
映像: macmini -> HDMIケーブル -> Sony Bravia KDL-52W5 (1080p)
音声: macmini -> S/PDIF -> Denon DCD-1650SE (DACとして利用) -> Denon PMA-2000AE (プリメインアンプ) -> B&W N805 (スピーカー) or 自作スピーカー
音量遠隔制御: iPad (オリジナルアプリ) -> Wi-Fi -> Arduino + Ethernet Shield -> ダーリントンシンクドライブ回路 -> ステッピングモータ -> ボリューム回転
(音量遠隔制御に関しては、このブログの過去の記事:iPadでプリメインアンプの音量を遠隔制御するシステムを作ってみた。をご覧ください。
先日紹介した、Core i3-530ベースのWHSサーバーがHDD x4本とはいえ、約50Wですから、macminiは相当小さい電力で動いています。
BRAVIAで上下左右の縁がちゃんと表示されるかコメントがありましたので、写真をアップします。
結論からして、全く問題なく表示されていると思います(実際には縁が表示されない現象がどんなものがわかりません。dot by dotでちゃんと表示されています)
https://www.spacewalker.jp/wp-content/uploads/2010/06/20100622_macmini_bravia.jpg
https://www.spacewalker.jp/wp-content/uploads/2010/06/20100622_macmini_bravia2.jpgB&W 805 DiamondとMonitor Audio PL-100を試聴した感想。
Monitor Audio製PL-100も置いてありましたので、(個人的に好きなスピーカー達なので)、比較試聴してみました。
Signature Diamondを踏襲しているっぽいし(たぶん)、すごくまとまった音でした。ウリのダイアモンドツィーターですが、今までのアルミよりも高剛性・高硬度ということで、高音側の固有振動数が上がったみたいですね(資料を読む限り・・・)。自作でスピーカーを作ればわかるのですが、金属素材によって当然硬さに違いがあり、高音部(具体的には5kHzを超えたあたりから)、音圧f特が暴れ出します。ダイヤモンドを採用したことで、固有振動数の増加と、その暴れるp-pのレンジが少し下がったようですね。で試聴した結果では、ミッドの良さもあってか、とにかくしっかりと止まる。しっかりとおさまる。出るときはハイスピードで出るという感じでとても上品な音でした(この感想だと、ダイヤを採用した利点と一致しないのですが・・)。とにかく、ミッドとトゥイーターあわせて、とても良くまとまっていて、所有のNautilus 805より洗練された印象でした。素晴らしい完成度。結構差があったので、買い換えに値する進化を遂げていると思いました(高くてすぐには買い換えられませんが)
PL-100は、高音がリボンツィーターなので、そもそも高音部の音の出し方が805 Diamondとは方式が違います。また、両方ともブックシェルフで体積はだいたい同じではありますが、バスレフダクトが805は前、PL-100が後ろという違いもあります。バスレフ方式は、ヘルムホルツの共振を使って低音部を補強する方式で、現代では一番オーソドックスなエンクロージャー(スピーカーBOX)デザインと言えますが、理論的にはダクトはどこにあってもOKです。しかし、今回の比較でダクトの位置は結構重要だなと実感しました。
さて、試聴した感想ですが。やっぱりPL-100もすごかったです・・・。805 Diamondが先述の通り、中央にぴしゃっと上品にまとまる上質な音という印象に対して、PL-100はすぅーーーとぱっと広がり、だけどリボンとあのハイスピードで軽いミッドの恩恵からでしょうか、ものすごく広がるけど重くない音場という印象でした。なんでこんなに歯切れが良いのかと感心してしまいます。ミッドも本当に軽くて優秀なユニットです。正直言ってしまうと、PL-100の方が私は良い感じかな?と思いましたが、これは好みがあると思うので、是非この2本のスピーカーを比較試聴してみると面白いと思います(値段的にも良いライバルですし)。先に述べたダクトの位置ですが、やはりダクトは後ろにあったほうが音場の広がり的に良いんじゃないかと思いました。この2本はかなり高音質なレベルでの差ですので、甲乙というより好みだと思います。
805 Diamondをお店で見つけたときに店員さんが、”これ、やばいっす”みたいな感じでチャラく話しかけられました。サンプルが入ってきたばかりの805 Diamondをアピールしてくれましたが、どうやら新人さんの様でPL-100と比較したことがなかった様でした。私がPL-100と比較したいと申し出て、実際に店員さんも聞いてみて、”このスピーカーはんぱないっすね”と、またまたチャラく返してくれました(笑iPadでプリメインアンプの音量を遠隔制御するシステムを作ってみた。
目的: iPadなどの携帯端末を使って遠隔で音量(ボリューム)の調整をする。
方法: ネットワークベースの組み込みマイコンを使ってモータを制御し、直接ボリュームヘッドを回す。
上のブレッドボードには、4chのダーリントンシンクドライバ(TD62064APG 2個入りで200円@秋月)
ギア付きステッピングモータSPG20-310(4相ユニポーラ。980円@千石)ONKYOのiPod用デジタルトランスポート(ND-S1)が素敵→iPadはNG, iPhone4はOK
from Sony Music SICC-199
曲は美しいし、チェロは素晴らしいし、しかも録音品質もクオリティが高いです。上記の様なオーディオシステムで聞けばもちろん格別ですが、
普通に聞いても素晴らしいCDだと思います。31周年記念スピーカー開発(その2)
今回のスピーカーコンセプトに関しては、最初の記事(31周年記念スピーカー(ナウい女性用インテリアスピーカー)開発開始。)をご覧頂きたいのですが、
部屋の照明用のレール(ライティングレール)規格に取り付けられる、無線型インテリアスピーカーです。
ライティングレールから電力を取得し、音声自体はBluetoothでパソコン、iPhoneなどから無線で転送します。
スピーカー内部にBluetoothの受信機および、パワーアンプも詰め込んでいるため、スピーカーケーブルの引き回しの煩わしさがなく、
取り付けが簡単で、スピーカー用に床面積が必要ないというコンセプトです。
あたりまえの事ですが、スピーカーの音質は、スピーカーユニットの性能に大きく左右されます。30周年記念スピーカーの時は、ノルウェー、デンマークからユニットを個人輸入するほど高性能のユニットを選択しましたが、今回のスピーカーは、上記のコンセプトをまず満たすことが前提で、その中で音質の良い物という選び方になります。照明レールに設置することの一番の問題点は、質量です。照明レールは、複数の照明を付けることが前提となってはおりますが、耐荷重には限界があります。スピーカーは、内部の磁石の部分が非常に重いので、まず大きな高性能ユニットは選択できないことがわかりました。軽量・小型で高性能なフルレンジユニット(=人間が聞き取れる可聴域20Hz – 20000Hzのレンジを1本でカバーするもの:もちろん現実的には全部はカバーできない)を選択しなければなりません。最初の記事では、お世話になっているDream CreationのParc Audioのウッドコーン・8cmフルレンジスピーカーを採用する予定でいました。Parc Audioは以前私も使わせていただきましたが大変高音質のユニットです。実際にそのユニットを、自作スピーカーの殿堂コイズミ無線@秋葉原に買いに行ったところ、質量的にはOKだったのですが、8cmという小型のウッドコーンは能率が低く、また密閉型のスピーカーでは、少し厳しい感じでした。そこで、ある8cmのフルレンジユニットを店員さんと選び出し、店頭で密閉型の箱に入れて視聴を繰り返し、なかなか良いユニットにたどり着きました。
今回のスピーカーは、照明レールに取り付けるため、照明ライトの様な外観をしています(実際に照明用のケースをライト部分をとりはずしてスピーカー部品を取り付ける)。中身にスピーカーユニット、AC/DCコンバーター、Bluetooth受信機、パワーアンプ基板を詰め込む訳ですが、どうやら金属ケースにBluetooth受信機を入れてしまうとうまく電波が届かない様です。(空間なら公称10m程度は飛ぶ)。そのため、Bluetoothの受信機だけもしかしたら外に出す可能性があります。若干外観が損なわれますが、しょうがないですね・・・・。
ユニットを取り付けるスピーカー前面の板をフロントバッフルと言いますが、それを今回は木材のMDFで作ります。今回はそんなにこだわるわけでもなく、設計とも言える物ではありませんが、スピーカーユニットがはまって、さらに照明の金属ケースにはまるバッフルをCADで設計しました。その様子が下の図です(スピーカーユニット周りの黄色い部分がMDFのフロントバッフルです)。この設計図どおりにMDFを加工します。