高画質・高音質ベルリンフィルハーモニー[Digital Concert Hall]演奏インターネット配信

久しぶりに感銘を受けるインターネットサービスを見つけました。
世界最高と名高いドイツのベルリンフィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)の生演奏を、インターネットのライブ配信で見ることができます。(恥ずかしながら最近知りました)。サービス名は、そのまんまですがDigital Concert Hallです。

・映像はHDクオリティで大変美しい。H.264のHD映像です。
音声はPCM (非圧縮)で大変すばらしい。訂正:320kbps AACとのことです。とはいえ十分すばらしい音質です。
・再生はFlash Playerベースなので気軽に見られる(フルスクリーンも可能)
・生演奏は、演奏開始数時間前から会場をみていられて、臨場感もある。
・時差があるので、生で見るのは少々大変ですが、アーカイブで過去の映像も見られる。
スペックに関しては、http://www.berliner-philharmoniker.de/fileadmin/pressematerial/DCH/Flyer_DCH_09-10_ENG.pdf の14ページを参照とのこと。
・もちろん有償ですが、年チケット(シーズンチケット)が89EURで、1年間全演奏+アーカイブが見放題です。

Berliner Philharmoniker Digital Concert Hall

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ウェブのインターフェイスも極めてかっこよく、素晴らしいネットサービスだと思います。
インターネットを使って映像・音声のリアルタイム配信なんて、もう何年前からのベタなサービスですが、
やはりコンテンツの質、最新のブロードバンドを使った高音質・高画質映像があると違いますね。普通に感動致しました。

家では、ほとんど騒音がしないデスクトップPCがありまして、そのPCはHDMI経由でハイヴィジョンテレビに接続されています。
このDigital Concert Hallにアクセスし、テレビにフルスクリーンで映像を出し、音声は、光ディジタルで、AVアンプに送り、
AVアンプからプリアウト経由でパワーアンプに接続して、音を鳴らしています。もちろん生演奏にはかないませんが、
大変素晴らしい環境で、家に居ながら大満足です。サンプルで少し見られますので、まずは雰囲気を味わってみてください。かなり引き込まれると思います。

高画質・高音質ベルリンフィルハーモニー[Digital Concert Hall]演奏インターネット配信」への6件のフィードバック

  1. 素晴らしい環境で素晴らしい雰囲気を楽しまれているようで、羨望の限りです。
    こちらは、老齢期間近の経験だけは豊富なコンサートファンです。

    コメント、というよりは、お願いです。

    小生の自宅もやっと環境整備がされ、光での快適なネット接続が可能となりました。
    で、以前から視聴したかった Degigtal Concert Hall にトライしたいと思い、勉強中です。
    お手数ですが、miyashitaさんがどのような機器、接続で楽しまれているのかを、可能な限りご教授を頂けないでしょうか。

    浅学非才老齢者の身勝手なお願いですが、宜しくお願いします。

  2. turkeyさん

    拙い内容のブログにコメント頂きありがとうございます。
    とても素晴らしいコンサート経験をお持ちなのでしょうね。
    私も年に数回はコンサート会場に足を運んでいるのですが、もう少し足繁く運びたいところです。

    さて、Digital Concert Hallは、もちろん生の臨場感にはかないませんがそれでも今までのどのネット配信よりもクオリティが高く素晴らしいものだと思います。
    私の環境は少し古いので、参考程度に留めて頂ければと思います。
    おそらくご自宅に素晴らしいオーディオ環境をお持ちかもしれませんので、その環境にうまく協調されていかれるとよいかと思います。

    ■静音パソコン(パソコンの動作音がうるさいと話にならないので静音パソコンを自作しました)
    ・(参考)http://www.oliospec.com/livingsilent.html この静音PCを販売しているページを参考にさせていただき、自作PCを作成しました。細かいスペックは必要ないかもしれませんが、一応記載しておきます。
    ・CPU : E8400 コンサート再生には十分です。あまり高性能CPUだと廃熱ファンがうるさくなります
    ・Mem : 4G
    ・OS : Windows Vista 32bit (or 64bit)
    ・マザーボード:Asus P5Q-EM
    ・ビデオカード:なし。うるさいので。マザーボード上のビデオチップX4500HD を使用しHDMIで出力
    ・SSD : ハードディスクはうるさいので、SSD 80GBytesを使っています。無音です。
    ・ケース:Antec NSK2480に、2つのケース12cmファンをサイズのS-FLEX SFF21D(800rpm)に変更しました。
    ・サウンドカード(DACなど):AUDIOTRAK Dr.Dac2、Onkyo WAVIO SE-U55SX(W)、Roland Edirol UA-101などいろいろ試しました。
     以上によりほとんど無音(耳を本体に近づけないと音が聞こえない)程度まで静音PCを実現しました。

    ■ディスプレイ
     Sony Bravia KDL-52W5
    ディスプレイというより、普通の液晶テレビです。上記の静音PCからHDMIで接続しています。大迫力です。パソコンのディスプレイは使っていません。

    ■スピーカー
    1)B&W Nautilus 805
    2)自作:3ウェイ (詳しくは:https://www.spacewalker.jp/archives/category/nikolateslaproject を参照ください)。ソナスファベールのAmatiというスピーカーを真似して自作したスピーカーです。
    3)自作:2ウェイ (詳しくは:https://www.spacewalker.jp/archives/634 をご参照ください)。ウッドコーンユニットの2ウェイです。

    スピーカーは好みがありますし、きっと素晴らしいスピーカーをお持ちだと思いますので、参考程度にしてください。私個人的には、B&Wの805s, 803, Monitor AudioのGS10, GS60, Platinum PL-100, Focalの816V, 826Vあたりなんて好みのスピーカーです。

    ■DAC 、アンプ周り
    このあたりが難しいです。音質は、全システムでスピーカーが圧倒的に決めてしまいますが、DAC、アンプまわりが”あまりに酷い”と、ノイズなどであまり音が上げられないなどなかなか難しい問題です。ここはturkeyさんの環境構築の際には、お持ちの機器を含めよく検討された方が良いと思います(とはいってもスピーカーの方が圧倒的に音質に聞くので、DAC・アンプまわりはあくまでネットから飛んできたディジタルの音データを、どれだけ欠損なくスピーカーまで到達させるかだと思います)

    いろいろなパターンで聞いています。

    パターン1) マザーボード上のサウンドカードによるS/PDIF 光ディジタル出力 > Yamaha AVアンプ DSP-AX1900 のFront 2chのPRE OUT > Denon PMA-2000AE プリメインアンプのDirect IN > スピーカー

    パターン2) Dr.Dac2, SE-U55SX, UA-101などのUSB-DACをPCに接続し、サウンドデバイスとして利用する。そのアナログ2ch出力(LINE出力) > Denon PMA-2000AE プリメインアンプのLINE IN > スピーカー

    パターン3) マザーボード上のサウンドカードによるS/PDIF 光ディジタル出力 > Yamaha AVアンプ DSP-AX1900をDAC + プリメインアンプとして使う > スピーカー

    没A) マザーボード上のサウンドカードはノイズが酷いので、アナログ出力は論外で使えません。S/PDIFでディジタルで出さないと使いものになりませんでした。
    没B) マザーボード上のHDMIに音声を乗せられますが、HDMIは言われているように映像と一緒のケーブルでノイズが酷いです。使い物になりませんでした。

    パターン1,3は、AVアンプにDAC+プリアンプだけつかって、パワーアンプを別に回すかの違いです。今はAVアンプの性能が良く、ぶっちゃけあまり差はありません。何となく、パワーアンプを通した方が音に厚みがあるかなと思うことがありますが、私の糞耳では、最新の高S/N、低ひずみのAVアンプでも性能は十分だと考えています。

    一方でパターン2は、個人的に結構お気に入りです。

    以上だらだら書きましたが、こんな環境です。既に挙げた機器が古くなってきているので、参考程度にして頂ければと思います。具体的にご質問頂ければ私の知識の範囲でお答えはできます。
    個人的には、ディズプレイ(テレビ)は大きい方が迫力があります。PCは静かなものを選び、ディジタル(S/PDIFでもUSBでも)で出して、PCのノイズを隔離し、そこからDAC + プリアンプ+パワーアンプは程よく良いもので、スピーカーは好みのものをという流れで良いと思います(きわめてありきたりの意見ですが)

  3. 早速の丁寧なご返事、痛み入ります。

    素晴らしい知識と経験をお持ちですね。ソナスファーベルを真似られて自作されるというも凄い。小生も大昔に自作PCに挑戦してみたりしたこともありますが、所詮はアナログ人間で、デジタルは???の所があります。
    ですが、良いものを楽しもうと思うと、この位の努力をしないといけませんね。SSD内蔵自作PCは、当然かもしれませんが、目からウロコ、です。

    ちなみに、小生の現行システムは、アンプ・アキュフェーズE405、CDプレイヤー・フィリップスLHH500、アナログディスクプレイヤー(レコードプレイヤーと言った方がしっくりする世代です)トーレンスTD320MkⅡ、スピーカー・セレッションSL500(これを購入した時の別の選択肢がソナスファーベルだったかもしれません。モデル名は忘れましたが)、CDレコーダー・ヤマハCDR-HD1500、VDレコーダー・パナソニックDMR-BW830といった構成です。この他に、カセットレコーダーも健在です。ヤマハ、パナソニック以外は何れも20年物に近いですが、中々手放せません。数年毎にOHをしてもらい使い続けています。余談ですが、トーレンスのベルトを生産終了となることを予想してまとめ買いをしてあったのですが、世の中のながれなのか、ヨーロッパメーカーのポリシーなのか、現在でもメーカーからの調達は可能です。一方で、自己在庫は経年変化で役に立たなくなりつつあります。
    E405は、DACボード追加が出来る可能性がありますが、miyashitaさんのコメントから推察させて頂くと、USB-DACの方がCPを含めて正しい選択かもしれません。

    大変参考になる情報を有り難う御座いました。初心に返って勉強し直し自分の好みと環境に合ったものを考えてみたと思います。
    今後、さらなるご教授をお願いすることがあろうかと思いますが、ご容認頂ければ幸いです。

    有り難う御座いました。

  4. turkeyさん

    やはり、オーディオに関しても大変素晴らしいものをお持ちですね。釈迦に説法でした。失礼致しました。

    セレッションのSL500あたりはユニットのエッジなどはどうされていますか?イギリス製ですよね。トーレンスのベルト同様、エッジのOHも受けられるのでしょうか?それにしても素晴らしいセットをお持ちですね。

    外部からS/PDIFを入力できる最新のCDPや、USB-DACで程度の良いものがいいのかなと思います。

  5. miyashitaさんの知識と経験と実績と比較すれば小生は足下にもよれません。

    セレッションのエッジはかなりへたっていると思いますが、元々が大した耳でないのに加えてアタック音の少ない曲が好みのせいか、現在の状態でまあ満足しています。もっとも、セレッションというメーカーは消滅してしまったようなので、本当にへたったら買い換えるしかなさそうです。

    繰り返しですが、大変参考になりました。

    今後も宜しくお願いします。

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