* 2012/06/01 : DRAGONが大成功の内に地球に帰還したので、システムの公開をストップ致します。以下は、残骸。
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*追記:本システムは、NORADによる最新の軌道情報によって軌道計算をしています。一方でこの情報の更新が数時間に1回ですので、現時点でのISSとDragonの実距離よりだいぶずれているようです。その点をご理解ください。
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米国の民間ロケットベンチャーSpaceX社が、Falcon9ロケットを使って国際宇宙ステーションとドッキングするDragonを打ち上げました。
打上自体は大成功しました。素晴らしいです。”民間衛星開発ベンチャー”を起業している私としては、衛星をいくら安く作ってもロケット打上費が高い現状ではプロジェクト全体の予算がなかなかコストダウンできません。その為、SpaceX社の様な民間ロケットベンチャーの成功は、嬉しい限りです。とはいっても、Falcon9ではなくFalcon1をもっと上げて欲しいのですが・・。
参考1)ファルコン9 – Wikipedia
参考2)ドラゴン(宇宙船) – Wikipedia
今までスペースシャトルが、国際宇宙ステーションへ人と物資を運んでいたのですが先日引退してしまいました。他にもロシアのプログレス補給船、日本のHTVなどがあるわけですが、今回米国の民間会社であるSpaceXが、ファルコン9というロケットを使ってドラゴンを打上げ、そのドラゴンが物資を運んでまさに国際宇宙ステーションとドッキングしようとしています。
ドラゴンはファルコン9ロケットから切り離され、現在国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングすべく、軌道を近づけて接近中です。
そのリアルタイムの2つの追いかけっこをGoogle Earthで表示するシステムを作りましたので公開します。時速28800km同士のドッキングをどうぞご覧ください。
まぁ、何年も前から公開しているシステムに、今回ドラゴンの軌道情報を追加しただけの物ですが。
2012年5月23日のお昼現在は、以下の図の様にDRAGONがISSに少し遅れて接近している状態です。
Google Earth (Windows版 or Mac OS X版)がインストールされていれば簡単に見られますのでお試しください。
ISSとドラゴンがGoogle Earth上に随時移動しながら表示されます。
(スマホやタブレット版のGoogle Earthでも表示は出来ると思います。しかし随時更新ができない?かもしれません)
◆今回開発したシステムを使っている様子。Google Earth上に現在の(リアルタイム)の2つの宇宙機が表示されている。
◆使い方。
(1)(最新版の)Google Earthを起動する。
(2)「下図の様に」上記ツールバーの”追加(A)”>>”ネットワークリンク”を選択する。
(3)下図の様に設定する。
・名前(何でも良い):ISS – Dragon
・リンク:(2012/06/01:リンク削除)
(*私のiPhone 4s / Androidで上記のリンクをクリックしたらGoogle Earth iOSアプリが起動し表示できました^^)v 先にGoogle Earthをインストールしてくださいね)
・”更新”タブの、”実行間隔”=定期的に変更し、4秒程度に設定する。この秒数毎に表示が更新される。
・設定後:OKボタンを押す。
(4)無事表示されているはずである。
まぁ、突貫工事で作ったシステムですが、ドッキングに向けて、2つがどんどん近づいていくのでお楽しみに。
********** 追記 *************
同じようなシステムを追加で開発しました。人工衛星が群になって地球を回るA-TrainコンステレーションをGoogle Earthに表示するシステム。