本日朝のニュースで、野田首相が”10分間1000円”のクイック散髪(床屋)を利用している映像が流れました。そのニュースの解説では、”あらためて庶民派をアピールした”と報道していました。
“ドジョウ”会見が話題になり、謙虚で庶民派をウリにしている野田総理ですが、国のトップが、”10分間1000円”の散髪をアピールするのはどうなのでしょうか?
もちろん、もともと借金まみれ、世界から干された円高、震災の復興資金などを考えると底辺の財政状況なのはわかりますが、”10分1000円”の散髪は、まもとな美容師さんたちを苦しめます。
もちろん散髪の費用を抑えるのは必要だと思いますし、この1000円業者を否定する必要はありませんが、美容師さんたちはこだわりを持ってカットをし、技術面・芸術面・トークなども含めサービスとして、プロとして生活をしているわけです。1000円業者がテキトーだとは述べませんが、10分でベルトコンベア的にカットしていくのを国のトップが自身の庶民派のアピールとして利用するのは違うと思いました。
(とりあえず入った床屋に対して、マスコミが勝手に庶民派をアピールしたと報道している可能性もあります)
もし髪型なんぞ気にしないし、庶民派をアピールするなら奥様にバリカンでカットしてもらえば良いと思います。完全にデフレ状態で、価格破壊ではなく、”価値破壊”まで起こっている日本の現状は結果的に自分達を苦しめます。
私個人としては、野田さんはそれなりに期待できるかな?と最初思っていましたが、元財務相で、増税派の首相がさくっとこういう行動をしてしまうと、かなり心配になります。金が滞るような政策をしそうですね。庶民派のアピールは、官僚達が挙げてくる、必要でもない予算申請を断じて”庶民”根性で拒否することだと思います。ご自身は、4000万近くもらうわけですから、レクサスのトップモデルを買うくらいの経済回しをしてもらいたいです(それはやり過ぎか)
* 繰り返しになりますが1000円業者さんを否定するつもりではなく、もちろん節約で利用するのは良いと思いますが、首相がアピールで使うのが問題と思うのです。
不況で質素倹約しちゃうのは江戸時代からの名残なのか、DNAが囁くんでしょうねぇ。
例えば高額製品限定(できれば国産限定)で消費税免除でもすれば、
ズレた政府による偏った再分配を心配することもなくなると思うんですが、、、
所得税・消費税を上げたところで、機能していない腐ったシステムにお金が投入されるだけな予感。
不況で質素倹約しちゃうのは、もう国民性というか、DNAにすり込まれているのでしょうね。
確かに国産・高額商品は免除など、何でも消費税一律はナンセンスですよね。
実際には、必要でもないような下らん提案をそこら中から上げてきて、それを切れれば良いのですが、切れないんでしょうね。
今回の首相のこの行動は、今後の日本の経済をせこい、金の回らない経済にしそうで、相当ヤバイのではないかと思いました。