Googleの背景の件の訂正

1つ前のエントリーGoogleの背景を黒くすると750メガワット時節約できるに関してですが、訂正です。全くもって恥ずかしい。

まず、世界規模で使われているGoogleの背景を変えるというセンスが面白くて鵜呑みにして公開してしまいましたが、もう少し考えてみることにしました。

エントリー内でリンクを貼ったページで紹介されていた消費電力の比較

例:
白の背景:約74ワット
黒の背景:約59ワット

この数値ですが15ワット差が少しおかしいかと思いました。実はこの数値は、Monitor Energy Information @ Energy Starを参考にしているようです。
結論からいうと、この数値はブラウン管ディスプレイの数値かと思われます。今主流の液晶ディスプレイは白も黒も結局バックライトで光らせているため消費電力はほとんどかわりません。疑問に思い、一応シャープのアクオスサポートセンターに問い合わせたところ、やはりほとんど変わらないようです。

エンジニアにもかかわらず、あるある大事典の納豆のように、技術的な検証をしないままウェブに載せてしまいました。

・Googleの背景というセンス(ワールドワイド・マーケットで考える)
・少しでも環境保護を考える
・未だブラウン管は存在しうる。

という点を大切にしながらも、単純に公開してしまった点は反省しうる内容です。

Googleの背景の件の訂正」への6件のフィードバック

  1. >一応シャープのアクオスサポートセンターに問い合わせたところ

    きっとびっくりしたでしょうね。w

  2. shumaくん>

    サポートセンターからエンジニア@亀山(?)につないでもらいいろいろ確認しましたが、やはりほとんどかわないとのことでした。少なくとも上記の例でいう30%程度落ちることは無いかと思われます。

    何かWEB2.0の空理論と実働が組み合わさっていない今のネット社会を示しているような気がしました。

  3. わざわざといあわせたんですか!!すごい〜〜
    ブラウン管と液晶ってブラウン管の方がきれいなんですよね?

  4. wakabaさん>

    やはり気になったので亀山(?)のエンジニアと直接話しました。

    ブラウン管と液晶は単純には比較できないですが、ブラウン管が綺麗ですね。昔、ブラウン管のアナログハイヴィジョンは極めて美しかった記憶があります。ただ、液晶の今後には期待ですね。

  5.  どうも、お久しぶりです。
    液晶ディスプレイの場合、液晶分子に電圧加えて黒を表示するという原理なため、むしろ消費電力上がるかもしれませんね~。(バックライトの消費電力の方が圧倒的なので、差は出ないと思いますけど。ちなみにバックライトに使ってる蛍光管は明るすぎて直視出来ないそうです。w)
     そのサイトによれば、世界全体では25%もCRTディスプレイが使われているようなので、やはり効果はあると思います。

  6. Maeno氏>

    途上国には日本を初めとする先進国からのお古のブラウン管ディスプレイがNGOなどから多量に輸出されています。時間の問題かと思いますが、しばらくは効果があるかもしれませんね。

コメントは停止中です。