何年前かに終わったかと思っていた恵比寿ガーデンプレースのバカラのイルミネーションが復活していた。ちゃんと名前がついていて、”Baccarat Eternal Lights 2006“というらしい。フランスのクリスタルブランドバカラ(Baccarat)の巨大なシャンデリアが中央に輝き、元々綺麗なガーデンプレースを更に豪華に演出している。
バカラのシャンデリアは確かに素晴らしい。しかし周りの人の声も含めて問題がある。写真にも写っているように、シャンデリアに近づけないように、直方体のガラスで囲っており、そのガラスを支える柱(横に渡している柱)が邪魔でシャンデリア全体を綺麗に写すことができない。なぜそんな横渡しの柱構成になってしまったか決定できる証拠写真がある。
問題の横渡し柱
証拠写真
これを見て気がつく人も多い(?)だろう。そう、このガラスを支えている柱は、アルファーフレームシステムである。この写真や実際に大きさを見てきたところ柱の幅は約8cm、つまり、M8シリーズ(アルファーフレームシステム)である。このシリーズの一番ベーシックタイプで大きいものは、AFS-8080-8という型番らしく、長さが15mm ~ 3000mmと書いてある。つまり3m以上長い柱が無いのである。そのため、高さで10mを超える美しいバカラが、3mの長さの柱で結合されているため分断されてしまう。その3m毎に横渡しの柱があるという構造である。確かに横渡しの柱がある構成の方が剛性は高いが、芸術性を考えると他の部材なり特注なりで一枚ガラスでバカラが見えるように工夫してほしい。何ともそれができなかったのが残念である。
本日はありがとうございました。
あの箱は、多分シャンデリアをラッピングしたような雰囲気を醸し出そうという試みなのではないかと思います。何しろ、「ショーケースプロジェクト」ですから。笑
美的センスとしてどうなのか分かりませんが、毎日見ているとなんとも思わなくなってきます。
以下によると、アルミであれだけの強度を要する大空間を作ったのは初めてとのことですが、アルミってそんなに剛性がないんでしょうか。
http://www.ecoms-tsubomi.com/baccaratscp2006/
車なんかでも軽いことと再生が容易であるという点は強調されていますが、強度についてはあまり聞いたことがありません。
いずれにしても不思議なコラボです。
何ですか?このツリーから出る閃光は?
相変わらずやばいね
目で見るより綺麗なんじゃ?
dairaさん>
アルミは、比重が鉄などに比べ軽く、加工しやすく、展性、延性に優れるというのが特徴です(数年材料力学をやっていないので具体的な数値などは忘れがちですが)。しかし今回はアルファーフレームという既製品を使っている時点で、この業者は組み立てているだけでは?と思ってしまいました。
また、アルミとして大きな空間というのは、バカラの芸術性を考えると重要ではなく、他の材料を使ってでもなんとかせーよと思います。
しかし、確かにアルミなどの材料に関わらず一面に梁が無いのは柱そのものの座屈というよりは、平行四辺形的にずれてしまうのが感覚的には心配です。今回は3mしかないという材料的な理由で逃げていますが、せめて正面一面だけは一枚ガラスで柱なしというのは実現可能かと思います。ただ箱に納まるようなシャンデリアのラッピングというセンスであれば、技術論ではないですよね(笑
ヤスさん>
どうもです!★型に輝いているのはクロスフィルターというものを使っています。なかなか難しい被写体で、人も多く、寒く結構大変でした・・。
シャンデリアのアップの写真で心がはっとして、、暫くしてから下にスクロールしたあと、思わず爆笑してしまいました(笑)
eriさん>
写真を撮る側からすると、あの柱は全くもって邪魔でして、何とかしてほしいものです。
まぁ、そういう条件でも綺麗にとれるようになればよいのですが・・・。