Canon PowerShot S95撮影テスト。

コンパクトディジカメCanon PowerShot S95を導入しました。自転車でその辺りを走ってくる際に軽量で良く写るディジカメがあればいいなと思い、いろいろ調べた結果S95にしました。

候補に挙がったコンパクトデジカメは、
Canon PowerShot S95
Olympus XZ-1
Panasonic Lumix DMC-LX5

まぁ、どれもハイエンドコンパクトディジカメと分類され、ミラーレス一眼より下、普通のコンパクトディジカメより上という位置づけです。
まぁ、性能・仕様だけを見れば、XZ-1が一番でしょう。一方で店で触ったときに個人的な好みで挙動が気に入らなかったので、XZ-1はやめました(理由は細かいので書きません。良いカメラです)。
LX5は、過去にLX3を持っていたこと、また職場のカメラもLX3であることから(私が選んだのだけど)、LX5は面白くないなと。また、Silkypixがプレビュー精度が悪く個人的に嫌いっていうのもあります。Photoshop CS5 / Lightroom3で現像しても良いのですが、どうもAdobe Camera RAWは苦手なんですよね。インターフェイスが良くない。
結局S95の決め手は、EOSで使い慣れている無料RAW現像ソフト DPP(Digital Photo Professional)が使えることです。EOSと同じフローでRAW現像ができるのは大きいかなと。まぁ、コンディジなので気合い入れてRAW現像をするかはわかりませんが。
あと上記3機種では、S95が一番安価なのも魅力でした。

さて、一通り使ってみましたが、やはりいろいろコンデジは面倒です。一眼レフで物理的に回すなどの作業で出来ることが、メニューでクリックで進めていくファンクションはやはり面倒です。
あと、AE(Auto Exposure)と露出補正がちょっとバグがある気がするんですけど、コンデジってそんなものなんですかね・・。慣れていないだけなのか良くわからんのですが、まぁいいや。

とりあえず撮影テスト。まだMFが慣れておらず微妙な感じ。あとウリのF2.0ですが、やはり口径だけ無理した感じで開放の甘さは残念な感じです。

同じカメラを検討中の方は、少しは参考になれば幸いです。全ての写真はクリックすると非縮小、JPEG最高画像へリンクします。


f=6mm(135判換算28mm), 1 sec, F=5, ISO=80, RAW + DPP
(クリックすると拡大)


f=6mm(135判換算28mm), 1 sec, F=4, ISO=80, RAW + DPP
(クリックすると拡大)

絞りの違いによるボケ確認。F2とF6.3の比較。フォーカスはレンズ先端にあわせています。


f=6mm(135判換算28mm), 0.8 sec, F=2, ISO=80, RAW + DPP
(クリックすると拡大)
やはりF2だと周辺キツイですね・・。ヌケも悪いです。あと、赤リングの色がオレンジっぽいですよね。なぜこの色になったのかよく分からないのです。どうも開放時はいろいろ挙動が変です。


f=6mm(135判換算28mm), 1 sec, F=6.3, ISO=80, RAW + DPP
(クリックすると拡大)

F6.3は若干絞りすぎですが、開放(F2)よりは安定していますね。赤リングの色も正常。なぜF2の時にオレンジっぽくなったのか原因不明。

結論として、このS95は非常にバランスが良く優れたカメラだと思います。200g程度の軽量ボディという条件ではとても高性能ではないでしょうか。現状(2011年3月現在)オススメのコンパクトディジカメだと思います。

Canon PowerShot S95撮影テスト。」への2件のフィードバック

  1. S95ですね。私もチャリの時はもっぱらこれなんですが、開放F2が広角のみで、ちょっとでも望遠にするとどすんと暗くなるのと、開放時の周辺の甘さはいかにもカタログにF2と載せるためだけのスペックかなと(笑)
    あと、AFがもうちょい早いと嬉しいなと思います。

    XZ-1私もちょっとだけ触ってみましたけど、やっぱり、駄目ですね。操作性とか操作感が。

    Silkypix私も一時使っていなかったんですが、何故かS95にしてから使ってます。
    正式対応カメラでないせいか色味が変な方に転ぶんですが、それがなんだか楽しくて(笑)
    歪も補正されず素のままで出てくるのがまた面白くて使ってます。←もうアホですね。

  2. やはりF=f/Dなので、通しでF2はあのレンズ口径を考えると厳しかったのでしょうね。広角F2での画質を考えると、小がなかったのかなと思います。通しF値のレンズはどこか無理がかかる(というか実際には望遠側の設計でF値を決めることになってしまい広角側を捨てなければならない)ので、サイズを重視したのではないでしょうか。

    XZ-1は私がいままでCanon/Panaをベースに使ってきたからでしょうか、インターフェイスがどうも慣れずにダメでした。まぁきっと購入して1時間も使えば慣れるんでしょうけど(笑

    Silkypix、もちろん悪くないのですが、あのプレビューの遅さ+精度がどうもなじめませんでした。とはいえこれだけユーザー多いですし問題ないですよね。

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