アディダス・ワン(adidas_1)の最新版が今月末に発売される.アディダス・ワンとは,頭脳を持ったシューズであり,スニーカーにMPU(Micro Processor Unit)が内蔵され,リアルタイムで接地状況を判断しモーターでソールのクッションを動かすというもの.シューズに対して”ヴァージョンアップ”という表現は実に興味深く,遂にそういう時代になったのかなと思う.毎日早朝に45分間ジョギングをしているが,やはりアスファルトを走っているので,最近膝が痛い.準備運動や運動後のストレッチなどを十分にやっているが,やはり下がアスファルトである以上,もうちょっと良いスニーカーも必要なのかな?と思っている.今使っているのはセールで1980円で買ったものだから,あまり良い物ではない気がしてきた(ソールが薄い・・).かといってこのアディダス・ワンを使ってそれが改善されるとは覚えないけど,正直ミーハーにも使ってみたい.普段から,マイコン(MPU)をいじっているだけあって,こういう製品は大好き(笑).中身の構造をみるとモーター周りや基板の半田付けなどが,シューズメーカーらしく素人っぽくて多少心配だが,それはきっとヴァージョンアップで改善されていくのではないだろうか.こういうクッションを移動させるだけではなく,雨や湿度を感知して,通気性を変えるようなシューズもでてくるんだろうなぁ.残念なのは電池を搭載していること.走る力で発電すればよかったのに.仮に将来こういう靴が一般的になったとき(マスを獲る商品),電力問題は無視できないからこの時点で発電を考慮すべきである.
高度経済成長時期は,テレビを買うことが1つの目標であった.家にはまだ無い物を買う時代.そんな時代は過ぎ去り,テレビでいえばテレビの新機能で商品を選ぶ時代.テレビは無いわけではないから,新機能の差分だけで購買欲をかき立てるのはとても難しい.その差異の出し方が,マスコミとインフラとヴィジョンがないマーケティングでほとんど見えなくなってきた.手ぶれ補正をつけたカメラが売れれば,全社が手振れ補正開発に躍起になる時代である.こんな時代での商品開発の1つのアプローチは”個性”である(自分の意見ではなく,最近の流れ).携帯電話に関してはトップパネルの着せ替えなどのアプローチをとっているものが多い.このアディダス・ワンは,身長・体重・走り方など人によって違う”個性”に対して,シューズが考え・適応する.つまり,”個性”の極致だと思う.これはインターネットのような分散型ネットワークとにていると思った.つまり,過去のようにバカでかいコンピューターにみんながアクセスして使う時代(かっこいい商品を出してみんながそれ惚れ込んで買う時代)から,頭脳を持った小型コンピュータが集まってネットワークを形成する時代(商品がそれぞれ頭脳を持ち,使う人に適応する時代)に.表現が下手だが,アディダス・ワンのアプローチはそんなこんなで興味深く,今後の発展に期待したい.
せっかくだから雨センサーも追加して,路面情報をネットで集計し,リアルタイムピンポイント天気などをやればいいのに.(どこかの地域で,タクシーのワイパーの稼働状況を集計して同じようなことをやっているらしいが・・).個人情報漏れまくりだけど.
あ,ちなみに35000円前後.
すげぇ~!これこそハイテクスニーカーじゃない!!
流行っちゃうのかなぁ~
ちょっと履いてみたいけど¥35000かぁ。
無理だな。
k5くん>
そーなんよ.かなりハイテクだよね.昨日,ちょっとショップを覗く予定だったんけど,実現せず・・.少なくとも試着はしてみる予定です.ほしいよね~