平日も週末もタスクが山積みの中、平行して新自作スピーカー開発プロジェクトをスタートさせています。ぶっちゃけ、去年の31周年記念スピーカー(ライティングレール遠隔スピーカー)は、重量が重くなりすぎてしまい、完成に漕ぎ着けませんでした。先日の自作腕時計も含めて風呂敷だけ広げる状況が続いていますが、本プロジェクトは少しずつでも平行して進めて行きたいと思います。
さて、今回の目指すスピーカーは、とにかくハイスピードで、ピリッ、ピシャッといったイメージのスピーカーです。その為、速さ(迅速)を示すエスペラント語:”Rapido”をプロジェクト名にしています。
目標のスピーカーは、先日のブログで紹介した英国Monitor AudioのPL-100です。先日のブログでも紹介しましたが、PL-100のスピード感、音場の広さは驚異的でして、何とかあの素晴らしいスピーカーに近づくものを目指して作ってみたいと思っています。従って、スピーカーとしては、2ウェイ(高音:ツィーター+中低音:ミッドウーファー)構成のブックシェルフスピーカーとなります。ユニットは既に決定しており、しかも輸入も完了しています。
◆高音部:ツィーター:Fountek NeoCD 3.0 Ribbon
このユニットは、実際にMonitor Audio PL-100に載っているものに極めて近いユニットです。海外のサイトの自作スピーカーフォーラムを参照すると、このユニットのもう少しスクリーニング(改良も?)したユニットが実際にPL-100に使われているようです。中国製(=だめなわけではない)で安価なユニットで本当に大丈夫が不安ですが、PL-100狙いということで、採用しました。
◆中音・低音部:ミッドウーファー: Accuton C173-6-096
かなりミッドウーファーには奮発しました。というのは、PL-100を聞いたときにもちろんツィーターのリボンも鮮烈だったのですが、何よりも亀の甲羅の様なミッドウーファーの圧倒的なハイスピード感と広がりでした。あのミッドウーファーは本当に感動的で何とか同じユニットを使いたいと思うのですが、あのユニットはMonitor Audioの内製でとても購入できません。そこで、Audio Technology, SEAS, Scan-Speak, RAVEN, RAALなどと並んで、ハイエンドユニットメーカーであるAccutonのミッドウーファーを採用しました。このユニットもとても能率が高く、ハイスピードな印象であると仕様表から推測して採用しました。実際に納品後、床置きで鳴らしてみたところ大変素晴らしい音をしており、少なくともB&W Nautilus 805のミッドとは違った、特に広がりを持っている印象です(あくまで個人的な感想)
次回の本プロジェクト記事では、2つのユニットの特性・仕様などをもう少し紹介します。まずは、記念撮影したユニットの写真の紹介。
ついにプロジェクト始動ですね。完成を楽しみにしています。
実はあの後、私もリボンを使ってみたくなってNeoCD1.0を買ってみました。
3.0よりリボン面積が少なく、プラスチックフランジの安物です。fostexのFE126Eを
ミッドに使ってDCX2496で3wayにしてみました。クロスを試して見たところ、
3.5kクロス 論外、 4.0kクロス ちょっとリボン臭い
といった感じで4.5kクロスとしています。
3.0なら3kクロスがなんとかイケるのではないでしょうか?
カタログデータ通り水平指向性は素晴らしく、軸上から外れても高域がさほど落ちません。
ドームに比べると少し音が薄い気もしますが、解像度も高く、細かい音が聞こえてきます。
オーディオに詳しい知人に聴いてもらったところ、リボン臭さもなく、midとのつながりも
問題無しとの事です。ただハイエンドオーディオで言う空気感はなく、ボーカルが一点に
纏まりません。これは部屋とセッティングが悪く(リビングなのでどうしても壁際に
置いてしまう)、さらに安物AVアンプとDCX2496のせいだと思われます。
中国製リボンツィータ侮りがたしです。
前回のコメントはありがとうございました。
ちょっと現在タスクが多すぎてどうしても、優先度が下がってしまいますが、なんとか作り上げたいと思っています。
(集中してやればいいことなんですが・・)
3.0もスペックを見る限りかなり指向性が広いですよね。ソフトドームなどでは考えられない広範囲ですよね。
この辺はとても期待しているところです。
また随時報告してゆきたいと思います。