東京ディズニーリゾートに入っている”ZED“というサーカス(といっていいのかな)をご存じでしょうか?
CMなどでも放映されていますが、カナダを本拠地とするサーカス集団”Cirque Du Soleil (=太陽のサーカスの意)”のサーカスの1つの演目が”ZED”になります。今年初めまでやっていたコルテオなど、世界中を旅しているチームと、ZEDをはじめその場所に固定されている常設と大きく二つに分かれ、世界中でその圧倒的なパフォーマンスを披露し、人々を感動させています。
他にも、キダム、サルティンバンコなど、過去に日本に来た演目をご存じの方も多いのではないでしょうか?
私はZEDをとりあえず8回見に行ったのですが、毎回、生死をかけた素晴らしいパフォーマンスに魅了され感動を頂いています。ミュージカル好きでもあるんですが、結局は一生懸命やっている人を生で見るのが好きなんだと思います。自分もがんばろうっていう気になりますし。
さて、そのシルクの1演目で、フロリダのディズニーワールドにある”La Nouba”に、なんと私のラボの後輩(つまり宇宙工学専攻の後輩)がパフォーマーとして選ばれ、まもなくデビュー致します。演目はなわとびを使ったペアの演技の様です。今年の4月頃からモントリオールで演技の研修(むしろ演技の想像と組み立てかな)を行っており、まもなくフロリダに移ってデビュー、つまり夢を叶えます。
ラボにはたくさんの後輩がいてみんな優秀な連中ですが、彼は少し異質で卒業後にエンジニアとして就職しながら、週末には縄跳びのパフォーマーとして努力し、全国各地でパフォーマンスをしていたようです。(多くのラボOBは宇宙開発系に就職しています)。その後、シルクの候補生に選ばれ、その後La Noubaに正式契約を結びました。勤めていた会社を辞め、シルクの世界に飛び込んだわけです。
彼のブログを紹介します。TONDARI-TOTTARI | nasa(funaki)の戯言
サラリーマンパフォーマー時代から、この4月からの研修期間まで随時更新されているので彼の努力と、シルクの裏側が垣間見られます。
特に今の研修期間は興味深く、衣装・メイクの裏側から、彼らに求められるパフォーマンスのプロ意識、演技構成の組み立て過程など、なかなかシルクに客として通っているだけでは分からないことばかりで面白いです。まだまだ自分でメイク(シルクは基本全員自分でメイクする)が苦手な様ですが、これも慣れては来るでしょう。
私も民間の人工衛星開発ベンチャーの起業など、かなり怪しいビジネスではありますが、好きな事を楽しくやっております。そう言う意味で、後輩funakiのシルクでのデビューは本当に素晴らしいと思いますし、心から応援しています。zedを8回見ている私からすればシルクの演技は、下手すれば命を落とす演目も多いです(実際に過去に亡くなったかたもいらっしゃるようですし)。是非怪我には気をつけて、最高のパフォーマンスを見せてもらいたいです。しかもLa Noubaのトップ演技らしく、相当緊張するんだろうなぁと思いますが、がんばってもらいたいですね。私もフロリダに足を運んでみようと思います。
皆様もフロリダに行く際には、是非足を運んであげてください。遠い東海岸でエンジニア出身の日本人が奮起しているはずです。またブログも面白いので、是非ご覧くださいな。
シルク・ド・ソレイユって、すごいね!
あれ、ベガスで見たけど超人よね。
多彩な人のご友人は、やはり多彩なのですね。
ご無沙汰です。
フロリダに行く機会があれば、是非見に行ってあげてくださいな。
私も縄跳びのパフォーマンスってどんなものか、興味があります。
シルクでも大人気の演目ということで、私も行ってみたいです。