やはりアポロ計画で人類は月に行っていた!(JAXA かぐやの月面写真)

月の観測をしているJAXAのかぐやですが、この度アポロ15号が着陸した地点を観測し、その形跡を発見したようです。

JAXAプレスリリース:JAXA|月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラによるアポロ15号の噴射跡の確認について
めちゃめちゃおもしろいので是非お読みください。

宇宙関係の仕事をしているとよく聞かれるのが、”アポロは本当に月にいっているの?”という質問です。今のスペースシャトル、宇宙ステーションの技術を考えると、あの時代に月に行くくらいの技術があっても技術の進歩という意味では極めて自然で、行っている(と思う)と回答していたのですが、今回はそこにもう一つ証拠を加えられそうですね。

ただ、一部ではかぐやも月に行っていないという論議があるようですね(笑
かく言う私も、かぐやのハイヴィジョン映像を見たときにあまりに映像が綺麗すぎてCGっぽいと思ったのは事実です。アポロ時代のアナログ+ノイズたっぷりの映像を見過ぎてしまい、あのノイズ感が”遠さ”を感じさせたのですが、フルハイヴィジョンの解像度で、しかも月面のど真ん中から地球が上がってくるのは、あまりに環境が整いすぎていてリアル感に欠け、そう思ったのでした。実は私の宇宙関係の知人たちも同じような感想を持って居る方が多いようでした(笑) 世界中の情報が瞬時に得られるこの時代に、あらゆる情報にリアル感を持たせるのはとても難しいと思っています。カメラを始め解像度アップが製品開発の主軸となっていますが、逆に解像度が高すぎてリアル感を感じなかったのは滑稽なことでした。

やはりアポロ計画で人類は月に行っていた!(JAXA かぐやの月面写真)」への4件のフィードバック

  1. >かぐやも月に行っていないという論議

    笑 もう何がなんだか・・という感じですね。ちょっと調べてみたら、他の星(恒星)が映像に写っていないのが怪しいということのようです。

  2. この国は、情報収集衛星(いわゆるスパイ衛星)の打ち上げで、どの軌道に飛んでいるかも簡単に公開していまうようなウッカリハチベイ的な宇宙開発なので、かぐやを月に飛ばしていないなんていう手の込んだことができるとはとうてい思えません。
    また、月光(太陽光の反射)と恒星を両方映すほど、ダイナミックレンジの広いディジタルイメージセンサーは搭載していないので、その理由は随分弱いですねぇ。
    とはいえ、こういう憶測も含め、話題になることは良いことだと思います。

  3. 「ウッカリハチベイ的」という表現が、かなりウケました。
    わが国のウッカリハチベイさが、がっつり伝わってきたさ。
    naokiさんの表現力がすごいよね。

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