映画”96時間”(Taken)を見た。

リュックベッソンさんが脚本を手がけたフランス映画“Taken” (邦題 96時間)を見てきました。
まず、96時間という邦題を付けた方のセンスに驚かされます。Takenの掴みが悪いと判断したのかもしれませんが、”96時間”というのはさすがにないと思いました。96時間という数字はこの映画において全く重要ではありません。24(Twenty Four)のまねなんでしょうが・・・。

さて、ディアドクター劍岳の感想ブログで、洋画のアクションは見ないと言っておきながら、Takenを見てきてしまいました。スピード感もあって、主人公が超強く、普通に楽しめました。

さて、Takenの感想はその辺にして、この映画では興味深い発見がありました。
六本木ヒルズの東宝シネマで見ていたのですが、隣に帰国子女だか、ハーフだかの女性が靴を脱いで足を横の席に投げ出して座っていました。投げ出していた席は私が予約した席だったのですが、空き空きだったので、仕方が無く更に隣の席に座ることにしました。

さて、この女性は、もう漫画に出てくる様なコテコテの外国人で、映画の場面場面で、Oh my god, Oh shit!, Oh my gosh, Wowなど連発しまくりでした。映画はテンポ良く人を殺してゆきますから、その度にoh, oh, ohですからうるさくて仕方がありません。脚本がベタなので、どう見てもこのキャラは途中で殺されると見え見えで、やはり殺されると、今日一(今日一番)のOh my god!が出ました(笑) その人物が映画で割と重要なキャラだったのですが、そのキャラの殺害にその女性は泣いておりました。

ディアドクターのブログで、私は邦画が好きであると述べました。それは母国語であり、更に行間を読むことが多い日本語ならではの、考えさせられる映画が好きという理由でした。しかし、隣の女性のリアクションっぷり、およびあの場面で感情移入して泣いてしまう(感動の映画じゃなく、アクションでキャラが殺されたという場面で)のを見ると、やはり英語がネイティブの方は、私が字幕で見ている洋画とは感覚が違うのではないか?という疑問が生まれました。私が仮に英語がネイティブで会ったときに、私が邦画で感じる感覚が、映画”スピード”見ても感じられるのではないかと。まぁ、そればかりは、私がもっと外国語を学ばないと結論が見えませんが、今回は、ああいう外国人もいるんだという驚きと、彼女が特別だったのか?アメリカの映画館ではみんながそうなのか?よくわかりませんが、とても興味深い体験でした。デーブ・スペクターがなぜあんなにつまらないベタなダジャレを連発するのかも分かった気がします。

そういえば、アマルフィも見てきました。アマルフィという土地は映画に全く関係がありませんでしたが、やはりイタリアの風景は素敵ですね。邦画ではアクションをやってはいけないことを証明してしまったくらいお金も掛けていて一生懸命作ったという感じでした。あれだけ豪華キャストでイタリアでやったのですから、アクションは洋画に任せておけば良いというのが分かる豪華な内容でした。ドラマの24などは1話数億掛けているのですものね。アクションは脚本・演出を含めかないませんね。

そういえば、20世紀少年の最終章も見てきました。漫画の忠実再現度は素晴らしかったです。研ナオコの役どころが最高でした。淡々と見ることができました。この映画はディジタル上映だったのですが、今後ディジタル配給が増えていくるのでしょうね。映画の始まる前にDolby-Digital, THXの宣伝がありませんでした。Blu-rayで配給されているのかはわかりませんが、ヒルズの東宝シネマズよりももっと最新の映画館では、Dolby True HD対応などが始まっているのかもしれませんね。

予告でやっていたのですが、山崎さんの沈まぬ太陽が映画化されるのですね。これは楽しみです。

映画”96時間”(Taken)を見た。」への2件のフィードバック

  1. み・見まくってますな。映画。
    毎度の事ながら、あなたのバイタリティが凄い。

  2. こんにちは。

    結構見ていますよ。移動の途中や、予定と予定の間にさくっといったりと、足繁く通っております。

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