立春の家稽古の御菓子と`独楽`の文様

節を分けて立春になりました。暦の上では春(春分)に向かって暖かくなっていくはずですが、今日は一日寒かったですね。
今週の家での茶の湯の稽古の御菓子たち。今回も会社の近所の御菓子処`さゝま`さん。

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干菓子:うぐいす(鳳瑞=ほうずい)、下萌(打ち物)、猫柳(合わせ種)

うぐいすがとてもかわいいですね。下萌(したもえ)とは、草の芽が地中から出始めるころを表現したもの。下から草・土・雪の三食になっています。今週の茶花はピンクネコヤナギなので、合わせ種も丁度良い感じ。

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主菓子:桜餅(道明寺)、下萌(時雨)、梅が枝(練切)

桜餅は、道明寺が個人的には好みです。
下萌は干菓子と同じ三層構造。主菓子の方が趣ありますかね。
梅が枝は調べてみるといろいろエピソードがありそうです。

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この萩焼も貫入が良い感じに入ってきました。

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独楽の棗。

最近「日本のかたち」や「日本の文様」という本を見つけまして古来よりの日本の様々な`形`・`文様`を通して、その美しさに感銘を受けておりますが、この独楽=コマも好きな模様の一つです。回転するコマを表現したものですが、「仕事が回る」「お金が回る」などおめでたい文様とのこと。こういった文様にもそれぞれ意味が掛けられているところが日本の素敵なところですね。

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