週末に銀座にふらっと出かけたときは、野の花「司」で茶花を買うことが多くなりました。利休曰く「茶花は、野にあるように」とのことですので、本来茶花なんぞ野から採って`入れたい`のですが、東京のマンションに住んでいる現状の環境ではかないません。
そこで家で小さい鉢に椿を育て始めました。なかなか茶花に使える椿まで成長するのは難しそうですが、とりあえず椿がどんな感じで咲くのか毎日見届けたいと思います。その椿を待っているといつまでたっても入れることができなそうなので、司の近くを通ったときに季節の野花を買ってきて、茶花の練習をしています。
今後茶の湯を進めていくのに茶花は苦戦しそうです。フラワーアレンジメントのレッスンに通っていた時も洋花を生けるのに相当苦戦しましたが、茶花はまたちがって大変です。とはいえ、茶花が酷いと床が締まらないので少しずつ試していきたいと思います。
丁度、椿と同じ色の主菓子を買ってきましたが、黒の縁高だとはえますね。懐紙に取る時に黒文字で刺してしまうのがもったいない(ので手で取った(笑))
今年もほぼ毎日家稽古ができました。いつも深夜で半分寝ながらの場合も多く、もっと集中してやらんといけないなと。しかし、寝ぼけている時にまた発見があったりと。稽古=古きを稽う(かんがう):まさに勉強になります。
巳年も`名残`惜しくなってきました。この蓋置きも十二年後にまた使えるかな?
師走になり、基本的にはこの蓋置きを使っていました。茶席にて、茶碗拝見でも、亭主に戻して、もういちど茶碗の名残を楽しむなど、茶の湯の`名残`の感覚はとても好きです。
茶の湯を始めて1年以上経っているので、その時その時思う`茶の湯`について、また書きたいと思います。きっと毎年見返すと茶の湯の見え方の変化が楽しめるかもしれません。