Zeiss Otus 1.4/55 どうみても良いレンズ。

Zeissが一切の妥協を排除した標準レンズ Otus 1.4/55 (f=55mm, F/1.4)を発表。今までZeissの標準域といえばPlanarでしたが、最近のED/APOレンズの多用により隅々までクッキリ来るのはDistagon配置とのこと。

News Release (公式) : http://blogs.zeiss.com/photo/en/?p=4313
ここでは、サンプルも原寸大で見られます。驚異的です。Nikon D800によるサンプルのようです。

さて、このレンズに関して少し前に発表された解説ブログ(公式)が極めて面白いので必読。

“Create a perfect picture with perfect optics”

Distagonを採用するに至った経緯などが紹介され、実際にPlanarタイプよりEDレンズ多用のDistagonは驚異的にMTFが上がっているのが分かります。(サイズも相当大きいけど)

comparison_distagon_planar

驚異的な性能ですね。標準域に最近開発の興味がないNikon, Canonの50mm付近の単焦点レンズでは大きく差がついています。Simgaの50mmも周辺部が落ちるので比較になりません。LeicaのAPO Summicron 50mm F2あたりが健闘していますが、このレンズはF1.4の開放からクッキリなので現状最強の標準レンズ(135判)ですかね。

本業で開発している人工衛星に搭載するレンズを、日本の何社かのレンズメーカーさんに依頼して作ってもらっていますが、その場合は特注なのである意味性能を追究できます(コストも掛かりますが)。一方でこのOtus 1.4/55はコンシューマレンズですし、数が出る物にも関わらず妥協を許さないレンズ開発。とても良いですね。大量消費の生ぬるい製品が多いなか、こういうレンズはワクワクしますね。EOSマウントなので欲しいのですが、4000米ドルということで簡単に手はでません。日本では売れそうですね。

*2013/10/20追記:時をあわせたようにNikonがこのレンジの新レンズを発表しました。Nikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G コーティングの向上とサジタルコマフレアを抑えることに注力し安価ながらバランスの良いレンズですね。Otus 1.4/55とはコストが違うので同等比較ができませんが、まぁ日本らしい(ニコンらしい)レンズですかね。

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