(地元帰省)上田紬 小岩井紬工房の見学と茶の湯稽古

さて、週末日帰りで実家(長野県上田市)に帰省。特別用事はありませんでしたが、正月以来帰っていなかったので、両親はもちろん、兄の甥っ子と、姉の姪っ子に会いに。兄の甥っ子(男の子二人兄弟)と、姉の姪っ子はモーレツに大きくなっていてびっくり。やはり小さい子は半年見ないだけで随分大きくなりますね。かわいかったです。

さて、せっかく地元に戻ったので茶の湯・和物に関わるものがないかいろいろ調べて、回ってきました。

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地元上田市で有名な蕎麦屋の一つ`刀屋`で親父とランチに蕎麦を。

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(酷い写真ですが)ざるそば普通盛り。味は普通。もちろん東京の蕎麦よりは美味しいですが。こういう蕎麦も好きな人はいると思います。いわゆる田舎蕎麦ですな。個人的には`草笛`の方が美味い気がする。

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母校の上田高校前を通過。高校の正門。素敵でしょ?
上田城(上田藩主)の旧門が学校の門なのでこんなに豪華。

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さて、帰省前に”上田に茶室ないかな?”と思い、上田城+茶室で検索してみたところ、この”百余亭”という茶室+茶房を発見。上田市内のある企業が企画運営している、立礼式の抹茶を頂ける気楽な感じのカフェ(百余亭)と、ちゃんとした広間・小間・寄り付きなどもある茶室(レンタル可能)な香庵というのが上田城の近くにありました。

参考:百余亭・香庵公式サイト

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百余亭の様子。立礼式で御菓子と濃茶(+薄茶で1000円)または薄茶を頂けます@600円。
床・軸などもちゃんとあります。椅子になっているので正座なども必要なく気軽に頂けます。お客は居ませんでした。オススメです。作法なんぞしらなくても全く問題ありません。

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薄茶を頂いた後、レンタルできる数寄屋(茶室)の香庵の外観を見学。ちゃんとした茶事を行えます。いずれ茶事をやるようになって、しかも地元上田で行う場合はここをお借りすることになりそうかな。母親が茶懐石と御菓子は手作りしてくれそうだし。一般的な道具一式は無料で借りられるそうです。

さて、親父に回って貰うのはここまで。一度実家に戻り、今度は母親と出かけます。母親とは地元の伝統品`上田紬`を見に出かけました。まず、街中にある呉服屋で上田紬を見ました。なかなか良い感じで色も良し。値段もお手頃なのでいずれ欲しいなぁと思いつつ。
そういえばどこかの着物特集で見かけた上田紬の手織り工房 `小岩井紬工房`が見学可能ということだったので行ってみることにしました。

公式サイト:手織り 上田紬 小岩井紬工房

(以下の工房の写真達はクリックすると拡大。細部が見られます)

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小岩井紬工房の入り口。見学は事前に電話をいれた方が良さそうですよ。

土曜日だったので工房は止まっていましたが、見学させていただきました。丁寧に解説もしてもらい。

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説明していただいた行程を全て手織りでやっているのは本当に労力がかかる話で、一反つくるのに多大な時間がかかりそうでした。凄いの一言。

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紬糸。

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事前に予約しておけば、手織り体験できるそうです。

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いろいろ解説いただきました。

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とても綺麗でした。

さて、工房の見学後、販売している反物を見せて頂きました。男性ものも実に数多く。見せて頂いた一部の反物を写真で紹介。ちなみに先述の呉服屋で見たものよりもあきらかに手触りが違いました。

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こんな感じで実に種類も多く素晴らしかったです。紬の袷の着物が欲しいので、今回は買えませんでしたが次回お金を貯めて伺いたいと思います。紬ですので、茶会では(少なくとも亭主では)使えません。それでも最近は茶の湯以外の出歩きでも着物を着て出かける機会が増えましたので、地元`上田紬`の着流しで出かけたいものです。女性用は実に色鮮やかな反物や帯が多かったです。大島紬、結城紬ももちろん素敵ですが、是非上田方面に出かける際には、小岩井紬工房をお訪ねください(大島・結城紬に比べ手織りでリーズナブルな印象でした)。

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さて、上京して茶の湯の稽古。やはり稽古は面白いです。先に進んでいる稽古の先輩(友達)のお点前を見るのも勉強になりますし、先生が実にマニアック(という表現も失礼ですが)なので何でも教えて頂けるので実に勉強になります。Googleで見つかる情報は基本的には表層の表層だけで茶の湯の奥深さの薄皮にも及ばないので、稽古・茶会を通して少しずつ覚えて行きたいと思います。今日から新しい棚もはじまりまた飾り方の違いなど楽しめそうです。

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先日の茶会では、春慶塗の釣瓶の水差を使いました。この水差は実に気に入りました。

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