水無月の茶会デビューと`古染付と祥端`@出光美術館と`やきものが好き`@根津美術館

茶会で亭主デビューしてきました。

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今回は薄茶の平手前と板東とお運び、そして一番下っ端なので外など動けることは全て。始めてのお点前はやはり緊張しました。袴裁きも慣れておらず立ち上がるときに引っかかりそうになったりと(笑)。とりあえず点前止まってしまうことなどはありませんでしたが、個人的には今ひとつ。単衣の着物を仕立ててくれた方もお客さんとして入っていたのでもう少しかな。

先生のご配慮(?)で、二度亭主役をさせていただくチャンスを頂きました。二回目は随分雰囲気も慣れ、ゆったりとお点前をすることができました。いつも一緒に稽古をしているお友達(茶の湯の先輩)が板東に入ってくれたので、それも安心材料の一つ。

板東役も二回させてもらいとても勉強になりました。二回とも小学生の女の子(違う子)。とってもかわいらしい着物でがんばっていました。袖を引いてあげたりと板東の機転は茶会の流れを制しますね。

今回のお茶会は、それぞれ手伝わさせてもらった各部において勉強になること多かったです。こういう場を数をこなして、所作を間違えないのは当然として、美しい所作へとシフトしてゆきたいものです。

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さて、出光美術館で「やきものに親しむX 古染付と祥瑞 ―日本人の愛した〈青〉の茶陶」を見てきました。

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いわゆる中国景徳鎮窯の青花磁器が中心なのですが、その内、何が`古染付`で、何が`祥端(しょんずい)`なのか解説とともに実際に見ることでよくわかりました。この出光美術館すごいですね。とても勉強になりました。

茶の湯の先生のご自宅での稽古で染付の水差を使う事が多いのですがいつも涼しげで良いなぁと思っていて興味が沸いていたので、今回の展はナイスタイミングでした。古染付の`虫食い`なぞ正に日本的なセンスですね。

さて、その後に根津美術館

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根津美術館「やきものが好き、浮世絵も好き」展

出光美術館に先にいって古染付・祥端を学んでおいてちょうど良かったです。根津美術館では、中国・朝鮮それぞれの青磁・白磁・青白磁が多数展示されており、同じ青磁であっても中国・朝鮮では全然違うのでその違いがよく分かりました。また、景徳鎮でもいわゆる日本での`古染付`ではない青花が多く展示されており、”いわゆる日本からオーダーされて作ったものではない”青花を見ることができました。描かれている絵など結構違いがあった気がします。

今回、この2つの美術館をこの順番に見られたことでいわゆる`染付`に関して理解が進み大変勉強になりました。東京でも良い展示会が多いですね。

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