部屋で茶道のお点前を練習する際に、フローリング床にい草の上敷(いわゆるゴザみたいな薄いもの)を使っていました。しかし薄すぎてフローリングの上ですと正座が痛くて仕方がありませんでした。また直ぐに波打ってしまって、茶筅がその波で立たずに倒れてしまったり。何か良い方法がないか調べていたところ、フローリングの上にさっとおける”置き畳”というものを見つけました。今回注文したのはいろいろなカスタマイズにも対応していただける”琉球畳製作 琉球畳どっとこむ”さんにお願いしました。
参考:琉球畳製作 琉球畳どっとこむ 公式サイト
琉球畳どっとこむさんでは、い草の種類、畳のサイズ、厚み、内部にクッションを挟むなど実に細かくカスタマイズが可能です。今回は、京間(本間)の一畳、厚み15mm、引き目でお願いしました。
写真左下が部屋のフローリング。そこに2枚重ねの置き畳があることがわかります。
なぜ2枚重ねか?実は、私の注文が悪くて届いた畳の表面が”目積”(細かく目が詰まっているもの)でした。茶道のお点前では、一般的な”引き目”でないといろいろ不都合があるので、その旨をお店に相談したところ非常に丁寧に対応して頂きました。まぁ、詳細は避けますが、ご配慮頂き2枚重ねになっています(笑)
さて厚みですが、注文は15mmにしました。あぐらをかいたり、頻繁に置き畳を移動するなどの方はこの15mmで良いかと思いますが、茶道の場合はもうちょっと厚くても良いかなという印象でした。1枚目が届いた時に30mm位の厚さにオーダーすべきだったか・・と思ったので、今回の紆余曲折で結局2枚重ねで30mm。ちょうど柔らかさも良い感じです。とりあえず、洋室の一角に1畳だけ畳が来ましてとても良い感じです。隣にサーバーなどが動いていて、畳を一歩下りたら全く”和”でもないのですが・・・。
銀座三越のB2にお抹茶を買いに行きましたら、京菓匠 鶴屋吉信の季節の生菓子が少しだけ売っていました。いままで閉店間近に行くことが多かったのでいつも売り切れだったのですが、今日は何とか購入に成功。
参考:京菓匠 鶴屋吉信
右:”吉祥椿”(焼皮製 粒餡):六弁の椿。新しい年を迎える紅白のおめでたい椿の意匠。
左:”庭小槌”(こなし製 粒餡):雨の日、庭に実をつけた千両。千両を小槌(宝)にみたてて。
とても素敵です。季節の生菓子は、先日の笹屋さんもそうですが、見て楽しく、食べて美味しく、そして季節を感じて素敵な御菓子ですね。今まで浜離宮なり、六義園なりの茶室に行ってお抹茶と共に出されても速攻で食べてしまっていましたが、最近はいろいろ細部までみたりと楽しくなってきました。
さて椿。とても大切な花ですがやはり素敵ですね。
目的のお抹茶。今日は、一保堂茶舗の丹頂の昔(たんちょうのむかし)と縁の白(えにしのしろ)。両方とも表千家用(?)のお抹茶。一保堂茶舗のお抹茶の表千家用(?)のものは、九段階でさっぱり系からコクがある系に分類されています。先日購入した今昔(いまむかし)が比較的さっぱり系で、今回はそれに対して二段階ずつ”コクがある”お抹茶を選びました。また同時に点てて比較してみようと思います。
(それにしても写真が酷いですね。銘柄を記憶するという意味で、とりあえず写っていればいいやと)
置き畳が来たことで、写真を撮るのがとても”楽”になりました。今まで波立って(シワが寄って)、い草の目がヘロヘロになっちゃっていたのですが、置き畳にしてスッキリ。部屋の面積的にこの一枚(一畳)しかおけませんが、畳がある空間はとても良い感じです。
それにしても今日は寒いですね。ご体調お気を付けください。
置き畳というキーワードでたまたま見つけて、素敵な記事読ませて頂きました。
畳の良さが前面に出ていてとても嬉しく思います。
こちらこそ本当にありがとうございました!!!
この度はありがとうございました。
個人的には3cmくらい厚みがあった方が良いかなと思っていたので二枚重ねでちょうど良い感じです。
また同じように茶道のお点前用に置畳みを購入するお客さんがいらっしゃいましたら参考になればと思います。