根津の御菓子司”笹屋”の生菓子と”しぶや黒田陶苑”で田中佐次郎展

先日の茶道の稽古で、”根津にある`笹屋`さんの御菓子が美味しいよ”と先生にお勧め頂きました。ちょうど大学で会議があったので、その帰りに根津駅近くの御菓子司”笹屋”さんに寄ってみました。

公式サイト:文京区根津の和菓子屋の笹屋菓子舗。

サイトがとても素敵なので是非ご覧ください。


(iPhone 4sなので写りが悪いですが)

若奥様に対応して頂き、先生の名前を出しましたらもちろんご存じでした。本来は事前に必要数・御菓子の要求を注文をしておくものみたいですね。とりあえず、売っていた季節の生菓子を2つ買ってきました。

落ち葉ですな。なんて素敵。まさかあれだけ甘い物が苦手だったのに、和菓子を買ってきて、(三脚を使って写真を撮り)、お抹茶で頂く生活をするとは思いませんでした。最近、このような和菓子が美味しくてたまりません。もちろんお抹茶があることが前提ですが。それにしても綺麗ですね。

家に持ち帰ってきて、家での薄茶のお点前練習の際に美味しく頂きました。11月はお稽古が一度しかなかったので、もう殆ど記憶が薄れてしまいました。今週末はお稽古なのでまた正してもらわないと。

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さて話は変わり先日のお話。お知り合いに誘われて渋谷にある黒田陶苑さんで現在行っていた田中佐次郎先生の展示会に行って参りました。

参考:唐津山瀬 田中佐次郎展 今週の展示会 – 黒田陶苑 (2012/11/23~27 *もう終わってしまいました)

”一楽二萩三唐津”。茶の湯の世界で、茶人達に愛されてきた茶陶の表現です。京都の楽焼、山口の萩焼、北九州の唐津焼。そんな唐津の素敵な陶器を見られるということで、楽しみに行って参りました。

正直見てもよく分からなかったのですが、田中先生が直接いろいろ解説して下さいまして、その奥深さや難しさや苦労を感じ取ることができました。やはり試行錯誤の繰り返しで、失敗を重ねて良い物ができるとのこと。我々衛星開発と一緒ですね。失敗は時間の無駄の様ですが、実は1つの選択肢を消去しているわけで、それは前進だと思っています。田中先生もむしろ滅茶苦茶な試行やったときこそ新しい物ができあがるとのことでした。あらゆるところから土を集め(その数、現在で700種類を越えるとのこと)、窯を巧みに起こして、”面白く”焼き上げて行くと。

抹茶茶碗に興味があって足を運びましたが、他にもぐい吞み、徳利など実に色が綺麗で、実力のある唐津焼の素晴らしさが(素人ながらに)分かりました。唐津の中でも山瀬という山奥に窯をお持ちとのことですが、いつか訪れてみたいです。


しぶや黒田陶苑サイトから(勝手に)引用。田中佐次郎先生 ”極光茶碗 ”

この極光茶碗は素晴らしかったのですが凄い高価な値段がついていました。しかも売却済みでした。なんと、この展示会に誘ってくれたお知り合いの同僚さんが購入されたとのこと。うーん、凄い・・。もちろん手が届く値段ではありませんが、良いものを見るといろいろ発見がありますね。

 

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